自分のツラだけを気にするのは、もうやめだ。美しさより、余韻を大切にしたい
好きなところを口に出して見てもらうほうが、ずっと有意義です。
■新しいベリーショートは「かっこいい」への一歩
2019年には、何冊かの雑誌ではじめて表紙をやらせていただいたりも。モデルだけでなく、ライフスタイルをご紹介するような仕事もぐっと増えました。
その状況は本当にうれしいのに、忙しさのあまり、だんだん仕事を“こなす”ようになってしまったわたし。メディアに出られる機会が少なかったころは、一つひとつの撮影にたくさん下準備をして、全力で臨んでいました。でも、一日数本も撮影があると、無事にすべての仕事を終えることだけで必死です。
このままじゃ、わたしは確実に飽きられてしまう。お仕事を通じて、自分が消費されていくような感覚さえある。
年齢を重ねて、自分のことを好きになる方法は少しずつ身についてきたけれど、これだけじゃだめだと思いました。
そろそろ、自分からなにか変化を起こさなくちゃ。新しい一歩を踏み出さなくちゃと、気づけば、美容院に向かっていたんです。生まれて初めてのベリーショートに挑戦したのは、そんな思いから。マネージャーさんにも言わず、バッサリとハサミを入れてもらったんです。
ここまで髪が短いモデルは、そうはいません。