更年期でイライラしてしまう原因は? 医師が教える原因と対策
ラジオ体操もおすすめです。運動に苦手意識のある方は、掃除などの家事や階段の昇降を意識して増やすだけでも十分運動になります。更年期障害をうまく乗り切るためには、リラックスして、がんばり過ぎないこと、ストレスを溜めないことが大切です。
更年期障害の症状として、精神的な不安やうつがありますが、コロナで孤独感を感じやすい時期には悪化しやすいと思われます。そういったときに上記のような運動をしたり、オンラインでも人と話したり、趣味を楽しんだりといった気分転換を意識的にすることはとても大切です。
睡眠はただ寝ればいいというわけではない?
――睡眠に関して、気を付けたほうがいいことはありますか?
一般的な睡眠時間の目安は6~8時間ほど。ですが、「6~8時間の睡眠をとっていれば大丈夫」という話ではありません。個人差もあるので、睡眠時間の絶対的な正常な基準はありません。
大事なのは睡眠の深さ。更年期のイライラがある人は、気持ちが高ぶって眠りづらい傾向にあるので、ちゃんと熟睡できているかどうかが重要になってきます。
そのために、避けていただきたいのは、寝る直前までスマホやパソコン、テレビなどを見ること。強い光は人を睡眠に誘う「メラトニン」