更年期でイライラしてしまう原因は? 医師が教える原因と対策
――自分に合う漢方は、どのように見つければよいですか?
漢方はその人の体格や体質に合わせて処方します。同じ症状でもその方にあった漢方は異なります。医師はその状態を見極めて処方しますので、ぜひ医師と相談してください。人によっては短期間で効果を感じる方もいますが、通常は少なくとも2週間から1カ月程度続けたうえで調整することが多いです。
ちなみに、漢方の味が苦手だという方が結構いますが、味が合わないというのは体に合っていない場合も考えられるので、そういった味の感じ方についても医師に伝えてください。自分に合う漢方を一緒に探してくれると思います。
――漢方はどこでも処方してもらえるのでしょうか?
更年期障害を診察する医療機関なら、漢方は一般的な治療法なので、ほとんどのところで相談に乗ってくれるはずです。ただし、心配な場合は、事前に病院のホームページで診察内容を確認したり、電話で相談してみることをおすすめします。
あとは「更年期障害?」と思っていても、実は貧血や甲状腺の病気、うつ病やリウマチ等の別の病気が隠れていることがあります。以前と違う体調の変化があったときには、全身のチェックも含めて一度はかかりつけ医に相談されることをおすすめします。