アフターピル(緊急避妊薬)とピルとの違い
「低用量ピルと同様にホルモン剤である以上、喫煙者には血栓症のリスクは考えられますが、一度の服用で作用させるため、そのリスクは低いものと考えます」
服用が可能な年齢に制限はありません。授乳中の場合は、母乳にホルモンが移行するため、服用後の母乳は飲ませてはいけません。
緊急避妊薬の副作用
山中医師の処方してきた範囲では基本的に、副作用は見られなかったといいます。吐き気や頭痛があったり、倦怠感を抱いたりするケースはあるといいます。
「稀に、服用後に吐いてしまった場合に、薬の効果が得られないのではと心配される方もいます。たとえ吐いてしまったとしても、服用後2時間ほど経っていれば、効果は得られると考えて良いでしょう。
ただ、どのような事態であれ、服用後の心配事があれば再度診察を受け、その後の対処法について医師の意見を聞くことをおすすめします」
■原則、対面診療ですが、ネット診察と処方を開始するクリニックも
現在、日本で販売されるこの薬を入手するためには、医師の診察を受けて処方してもらわなければなりません。産婦人科であれば必ず処方してもらえるとは限らないため、急ぐ場合は先に病院のWebサイトなどで確認すると良いでしょう。