ビューティ情報『メンタル不調にも…”マインドフルネス瞑想”の有用性、一方で「短期間で効果が出る」という指導者には注意が必要【医師が解説】』

2024年4月29日 07:00

メンタル不調にも…”マインドフルネス瞑想”の有用性、一方で「短期間で効果が出る」という指導者には注意が必要【医師が解説】

「宗教的」等、懐疑的にとらわれてしまうことを避けるためだったと山下氏は解説します。

「1970年代の初め頃、瞑想やヨガを行うと集中力が高まり、クリエイティブになることを実感したジョン・カバットジンは、その理由を科学的に証明しようと研究を始めました。結果、瞑想によって得られるメリットは、宗教でもスピリチュアルでもなく、科学的根拠のある手法だということが明らかとなり、そのことを医学界から広めるために、マインドフルネスセンターを立ち上げ、普及に努めたのです」

60~70年代にかけては、日本はもとよりアメリカでも瞑想は「怪しい」ものとしてとらえられがちだったというわけですが、博士の取り組みからもわかるとおり、その理由はひと言、「科学的根拠を示せなかったから」と山下氏は断言します。

「極端な例をあげるなら、がんになったとき、医学が発展する以前は、神社や寺に行って祈祷し、『治りますよ』と言われたら、それを信じていました。このように、神様仏様の言うことを信じていた時代から、科学的な裏付けがあるものでなければ信じられないという風潮に人々の意識が変わってきたことから、逆に宗教的なものは怪しいというフィルターがかけられてしまったのだと思います」

関連記事
新着ビューティまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.