2019年6月15日 12:00
卵はもう悪者ではない!?結局、1日何個食べるのがベスト!?
しかし、2015年に発表された新しい食事摂取基準では、上限値はなくなっています。
根拠がなかったため、上限値がなくなった?
上限値がなくなった、というと、「どれだけ摂ってもOK!」と思われがちです。
ですが、今回、上限値が設定されなかったのは、
- コレステロールは体内で合成できるため、食事から摂るコレステロールの影響が少ないと考えられる
- 上限値を決める科学的根拠が少ない
という理由です。
食事からの影響が少ない、というだけで影響はゼロではないこと、根拠がなかったために上限を設定できなかった、とも捉えられます。
コレステロールはどれくらい体内で合成されている?
肝臓でコレステロールはつくられます。コレステロールの約9割は、体内でつくられており、残りが食事から摂る分です。確かに、体内でつくられる比率が圧倒的に多いですよね。
また、食事でたくさんコレステロールを摂ると、体内での合成量は少なくなり、常に一定の量に調整されています。
これからまた変わる可能性も
今後、食事のコレステロールが血中コレステロール値におよぼす影響について、はっきりとした根拠が分かった場合、食事摂取基準におけるコレステロール基準値は変わる可能性もあります。