2019年6月30日 16:00
化粧品は使い方も大切!品質を保つために気を付けることは?
化粧品と微生物の関係
出典:byBirth
化粧品に関係する微生物は、主に細菌・真菌と呼ばれる酵母やカビのこと。化粧品中は微生物にとってとても繁殖しやすい場所です。それは化粧品に含まれている多くの成分や水が、微生物の栄養分となるからです。
また、化粧品を使い切るには長い時間がかかります。その期間に微生物に汚染されることなく、品質を維持するのがとても重要となっています。
そこで微生物汚染が起きるおそれのあるケースをご紹介します。
一次汚染
メーカーの製造工程で発生するのが一次汚染です。原料・容器を含む原材料、製造設備や空気などの製造環境、作業者などによって微生物が製品に混入し、増殖する汚染の仕方です。
一次汚染の時点で問題が発覚した場合、法律で販売することは禁じられているので、世の中に出回ることはないので安心です。
二次汚染
消費者が実際に使用している際に発生するのが二次汚染です。化粧品が使用・保管される環境、使用者の手・指などが触れることで微生物が混入し、増殖する汚染の仕方です。
細心の注意を払って開発・製造された化粧品でも、私たちの使い方次第で菌が混入し、品質が劣化するおそれがあります。