下腹がポコッと出る原因
まずは下腹だけがポコッと出てしまう原因について触れていきましょう。下腹がポコッと出た、いわゆる「ポッコリお腹」は、開きっぱなしとなった骨盤が原因と考えられます。
骨盤が開いた状態になると、腹筋力が低下してしまうため、内臓が下垂してしまいます。その結果、下腹がポコッと出た状態になると考えられます。また腹筋力が低下して緩んだ状態になると、緩んだ筋肉を覆うように脂肪が蓄積しやすくなります。
以上のことから、下腹がポコッと出る原因として、開きっぱなしとなった骨盤が考えられるのです。
「骨盤が開いた状態」とは…
ところで「骨盤が開いた状態」とは、具体的にどのような状態を言うのでしょうか。
「骨盤が開いた状態」というのは、本来、逆三角形のような形をしている骨盤が、台形のような形をした状態です。
つまり、骨盤の下の部分が開いた状態です。
骨盤の下には恥骨と坐骨がありますから、これらが外に開いた状態です。そのため腹直筋、内外腹斜筋、腹横筋といった腹筋群だけでなく、内ももの筋肉である「股関節内転筋群」の筋力も低下した状態と言えます。
したがって開きっぱなしとなった骨盤を改善させるには、腹筋群と股関節内転筋群の筋力強化が必要…と言いたいところですが、いきなりこれらの筋力を強化するエクササイズを行っても、十分な効果が得られ難いと言えます。