2019年8月2日 15:50
じつは“薬”が原因なのかも……その認知症“治るかもしれない”
お薬手帳の確認がないまま問診だけで抗認知症薬が処方されているのであれば、薬剤師か別の医師に相談してみよう。
「抗認知症薬を服用するのであれば、その前にCT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像)といった頭部画像検査と血液検査は必ず受けましょう。それらなしに正確な診断は不可能だからです。検査なしでいきなり抗認知症薬を処方されている場合は、医師に事情を聞いたほうが無難です」
もの忘れが激しくなると、自分で体調不良の原因や経緯を医師に正確に伝えられなくなるので、家族など周囲の協力も不可欠だ。
「ご自身で体調の異変に気がつかないときでも、ご家族が『いつごろからどんな症状が起きたのか』といった情報を把握してもらえると医師としては助かります」
誰にでも起こりうる認知症。気になる症状が出たときでも、“治るかもしれない可能性”を見過ごさないよう気をつけたい。
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