2019年10月30日 11:00
コスパ最高の「もやしレモン」疲労回復のための健康レシピ
もやしレモンのさっぱり湯豆腐
低カロリーでダイエット食材になる「もやし」だが、栄養が豊富なことは意外と知られていない。
「もやしは、豆から発芽する際にビタミンCやアスパラギン酸など、発芽前にはもっていなかった栄養素を生み出すのです。もっとも身近な緑豆もやしのほか、ブラックマッペ(黒豆もやし)など種類がありますが、なかでも『大豆もやし』の栄養価は群を抜いています」
こう話すのは、女子栄養大学名誉教授であり、『女子栄養大学の疲れをとるもやしレモン』(エクスナレッジ)の監修者でもある三浦理代先生だ。さらに「レモン」を合わせることによって、さまざまな相乗効果が生まれるという。
「その代表格が疲労回復効果です。私たちの体内には、食べたものを分解してエネルギー生産する『クエン酸回路』というシステムがあるのですが、レモンに含まれるクエン酸は、そのシステムを動かすうえで“燃料”となり、疲労のもとである乳酸も分解します。片や、もやしに含まれるアスパラギン酸は、単体でもスタミナドリンクの成分になるほどですが、クエン酸の働きもサポートします。つまり、レモンともやしの組み合わせは、ダブルの疲労回復効果を見込めるというわけです」