入浴時の極端な温度差が「高血圧」招く?医師語るNG習慣
ほかに、室内と室外の気温差や、ストレスを受けることでも数値が上下する。また、ふだんは正常値なのに、病院で血圧を測ると数値が高く出るという人は、白衣高血圧の疑いが。逆に、病院では正常値なのに、家庭では高血圧だという人は、仮面高血圧が疑われる。これは薬を飲んで血圧がコントロールされている間に診察を受ける人に多い。
ほかに、血圧をあげてしまう生活習慣には次のものがある。
□喫煙
□入浴時の極端な寒暖差
□硬いものを食べる
□締めつけのある下着をつける
□イライラする
□肥満体形である
「煙草を1本吸うと、収縮期血圧(上の血圧)が4mmHg上がるとされています。ところが、2本立て続けに吸うと収縮期血圧に10mmHg以上の上昇が見られるのです。そして、上がった血圧はなかなか戻りません。
つまり、ヘビースモーカーは血圧の高い状態が長時間続いてしまうことになります」
急に冷たいものを飲んだり、冬場のトイレや脱衣所など、室温の低い所で着衣を脱ぐこともリスクを上げる。そのほか、女性が着用するガードルやボディスーツなど、強く体を締めつける下着なども血圧を上げるという報告があるという。
「きつい締めつけは、血圧だけでなく、内臓を圧迫して呼吸器官や消化器官に負担をかけることにもなります。