2020年12月11日 11:00
3000人の肥満救った医師が伝授!楽ヤセへの「けじめ習慣」
(写真:アフロ)
コロナ禍でリモートワークやオンライン会議が推奨され、家で過ごす機会が増えた。すっかり出不精になってしまった人も多いのでは?
「出不精は“デブ症”の元。肥満になると糖尿病、高血圧などが発症しやすく、動脈硬化が進行して、心筋梗塞や脳卒中など命にかかわるリスクも高まります。私は、『健康的に痩せる』ことを推奨しています」
と話すのは、日本では数少ない肥満・メタボリック外来で、これまで3,000人以上のダイエットを成功に導いた京都医療センターの浅原哲子医師。
「無理なダイエットは必要ありません。ちょっとした生活習慣の問題点に気付いて、それを改めていくだけで、スムーズに痩せていきます」という浅原先生に、生活習慣に潜む問題点を聞いてみた。
まず、大切なのは「生活のけじめ」だ。たとえば、食事前の「いただきます」や食後の「ごちそうさま」は、家族と暮らす人なら、ごはんを作ってくれた人への感謝を込めて、毎回言うはず。
だが、ひとり暮らしの人や、1人で外食するときなどに、きちんと手を合わせていない人が多い。
「なにも言わずに、なんとなく食べ始めると、『食事をとる』という区切りがつきません。