2022年10月5日 06:00
有森裕子さん×小島慶子さん対談 つらい症状に戸惑った更年期「いきなり体がほてって変な汗が大量に」「膣が帯電するような不快感」
有森:そもそも更年期「障害」とひと続きで言うから、受け取り方も“かわいそう”“大変”となる。更年期と障害は分けたほうがいい。生きていれば、女性だけじゃなく男性も通る時期なんですから。
■いきなり体がほてって変な汗が大量に出るように
小島:まさに。更年期でも症状のある人とほとんどない人がいて。生活に支障をきたすほどの症状があれば、“更年期障害”となる。更年期=みんな更年期障害で苦しむというわけではないんですよね。
有森:そう。
何が問題かというと、私たちが更年期について今まで学ぶ機会がなかったこと。女性も男性も、ホルモンが体の機能にどう影響を与えるかについて、教育で早くから学ぶべきだと思います。
小島:夫と息子2人はいまオーストラリアで暮らしていますが、向こうは性教育は男女一緒に、生理はもちろん、勃起したときにコンドームをどうつけるかまで習うんです。
有森:すごく大事です。
小島:先日も大学生の長男が、アルバイト先で一緒に働く50代の女性から「私、メノポーズ(更年期)で調子悪いからメンタル落ちてるときもあってごめんね」と話をされた、と話してくれました。有森:女性が「更年期で不調」