皮膚科でのニキビ治療
実際、皮膚科でのニキビ治療には、抗生物質やディフェリンゲルとともに低用量ピルの処方が導入されています。ニキビ治療に用いられる低用量ピルには、以下のようなものがあります。
マーベロン(第3世代1相性)男性ホルモン(アンドロゲン)の作用が少ないため、ニキビの一時的な悪化も起こりづらいです。ファボワール(第3世代1相性)マーベロンのジェネリック医薬品として、同じ作用が期待できるものです。アンジュ(第2世代3相性)ホルモン量が少なく、3相性なので自然のホルモンサイクルに近い働きをします。
皮膚科では、生活背景やニキビの発症因子を十分考慮したうえで、一人ひとりの体質に合わせたニキビ治療を行います。まずは低用量ピルを処方してホルモンバランスを整え、ニキビのできにくい体質づくりをしたうえで、炎症の鎮静やニキビ跡の改善など、必要に応じた治療を施すことが多いです。
ピルによるニキビ治療はこんなニキビに有効
低用量ピルなどのホルモン治療は、以下のようなニキビや体質に効果が高いとされます。
<ホルモン治療が効果的なニキビの症状>
- フェイスラインや顎(あご)周辺に集中した赤ニキビ。