美肌は「菌」がつくる?1兆個もある常在菌を育成する7つの方法
ふだん当たり前のようにしているメイクやスキンケアが、実は美肌を損なう可能性があることをご存知ですか?
■美肌を作る皮膚常在菌ってなに?
というのも、美肌の秘訣はからだの「菌」を育てることにあったのです。
皮膚に棲みついている菌のことを「皮膚常在菌」といいます。これは皮膚を弱酸性に保ち、雑菌や病原体を寄せ付けないために働き、 肌の保湿にも重要な役割を果たしてくれています。
肌トラブルを防ぎ、肌環境を健康に保ってくれているのです。
■美肌を保つ皮膚常在菌がピンチ!
常在菌というと腸内に住む善玉菌や悪玉菌を想像しますが、皮膚常在菌には、表皮ブドウ球菌、アクネ菌、真菌類(カビ、酵母)などがあり、およそ1兆個の常在菌が生息しているといわれています。
表皮ブドウ球菌は、皮脂や汗を分解して弱酸性の脂肪酸をつくり出してくれ、その結果、肌の表面は常にpH4.5~6.5の弱酸性を保たれるのです。
また、アクネ菌はニキビの原因の菌といわれていますが、皮脂を分解して脂肪酸とグリセリンをつくり、皮脂膜の材料となっています。
皮脂膜は天然のクリームといわれるもので、その材料をつくるということは肌の保湿にとても大切な存在なのです。