水分不足に気づいてる? 女医が教える「脱水症のサインと対処法」
頭痛やめまい
脱水により脳に届く血流量が少なくなり、頭痛やめまいが起こります。
疲労感、集中力の低下
脱水症はエネルギーレベルを低下させ、疲労感や倦怠感を引き起こします。また、集中力が低下することがあります。
皮膚の乾燥
皮膚が乾燥し、弾力性が失われます。
筋肉のけいれん、つり
水分不足がひどくなると、筋肉がピクピクしたり、けいれんを起こすことがあります。また、下肢がつりやすくなったりします。
脱水症状が出たときの対処法
水分補給と塩分補給
最初に行うべきは水分補給です。水、経口補水液などを摂取しましょう。日常のこまめな水分補給はお茶や水でも良いですが、大量に汗をかいて脱水症状を起こしている場合は、電解質を含んだ飲み物で補うようにしましょう。汗を分泌する汗腺は、体内の塩分を失わないようにする仕組みを持っています。しかし、真夏など、大量に汗をかく状況ではこの仕組みが追いつかず、汗と一緒に塩分も体から失われやすくなります。従って、汗をたくさんかいたときは、水分と一緒に塩分も補うことが大切です。
経口補水液を活用するほか、食事からも梅干しや漬物などしょっぱいものを食べるのが良いですね。