水分不足に気づいてる? 女医が教える「脱水症のサインと対処法」
ただ、注意として、アルコール飲料は利尿を促進するため、後から多くの水分が尿として失われてしまい、脱水症をかえって悪化させるリスクがあります。脱水症対策としての水分補給としては適さないので注意しましょう。アルコール飲料を摂取したあとは、水分もしっかり補うようにしましょう。
バランスの良い食事
水分だけでなく、栄養バランスの取れた食事を摂ることも予防の一環です。特に果物や野菜には多くの水分が含まれているため、積極的に取り入れると良いでしょう。
生活環境の調整
室内の温度や湿度を適切に保つことも重要です。エアコンなどを活用して、快適な環境を維持しましょう。
エアコンの冷風が苦手という方は、風向をなるべく上に向ける、風向の左右を調整して体に直接当たらないようにするのがおすすめです。
扇風機で室内の空気を循環させるのも良いですが、一方で、気温が高い環境で扇風機だけに頼ると、かいた汗が風でどんどん蒸発していくことになります。そのため、気づかないうちに多く発汗して、脱水症に陥るリスクもあります。
エアコンを上手に活用しながら、扇風機も併用してうまく部屋内の風を循環させるなどして、なるべく汗をかかずにすむように環境を調整してみましょう。