体調悪化の原因かも…【医師解説】夏によくある「胃腸トラブル」の特徴と対策
夏は特に暑さで体力を奪われやすい時期ですので、屋外では暑さをしのぐ帽子や日傘を活用し、屋内ではひざかけやカーディガンなどで冷えすぎないように工夫するのがいいですね。
脱水による便秘
暑い日には体から大量の汗が出るため、体内の水分が不足しやすくなります。水分不足は便秘の原因となるこことも。体内の水分が不足すると、腸内の水分も減少し、便が固くなるためです。また、脱水状態が続くと、体の他の機能にも影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
脱水を防ぐためには、こまめな水分補給が欠かせません。特に暑い日には、喉が渇く前に水分を摂るよう心がけましょう。水やスポーツドリンクを利用するのがいいですが、糖分が多い飲み物は控えるようにしましょう。
また、食事からも水分を摂ることができますので、スープや果物を積極的に取り入れることをおすすめします。
ウイルス性腸炎
多くのウイルスは寒くて乾燥した環境を好むので、インフルエンザなどは冬に流行ることが多いです。しかし、なかには熱くて湿度が高い夏の環境を好むウイルスもいます。こういったウイルスに感染することで、ウイルス性腸炎になる場合があります。
ウイルス性腸炎は、ウイルスが腸に感染することで発症し、激しい腹痛や下痢、嘔吐などの症状を引き起こします。