長女を出産したときは初めての育児でバタバタしていたせいか、産後すぐに体重が戻った私。次女を妊娠したときも、産後はすぐに体重が戻ると思っていました。ところが次女出産後、3カ月経っても体重が一向に減らず、焦ってダイエットを開始しました。すると、体にある異変が起きてしまったのです。 産後は授乳の影響で体重が元に戻る?長女を出産したときは初めての育児でわからないことも多く、バタバタしていたこともあってか、産後2カ月ごろから「痩せたね」と周りに言われることが増えました。その後、産後半年くらいで妊娠前の体重に戻り、さらには妊娠前の体重よりも少なくなりました。 ありがたいことに母乳がよく出ていたので、母乳のおかげで体重が元に戻ったのかもしれないと思っていました。そして翌年には、次女を出産。また半年くらいで体重が元に戻ると軽い気持ちでいたのですが、今回は違いました。 体重が元に戻らない! 運動をスタート2人目で余裕があったからかわかりませんが、次女を出産してから3カ月過ぎても体重が元に戻りません……。「産んだあとは、自然と体重が元に戻る」と安易な考えでいたため、焦りました。とりあえず買い物がてらにウォーキングをスタート、ダイエットDVDを買って自宅で運動も始めてみました。 ところが体重が戻るよりも先に、腰を痛め、さらには肩も痛めてしまう結果に……。子育てにも支障が出そうな状況だったため、病院に相談に行くと、「産後にいきなり無理をしすぎです!」と厳しく注意されてしまいました。 焦りは禁物! ゆっくりと体重を戻そう私の場合、普段から運動習慣もないうえに、本調子ではない産後に突然運動を始めたことで体がビックリしてしまったようです。病院の先生からは、「産後、すぐに体重が戻る人もいれば、ゆっくり戻る人もいる」「体を動かすのは、もっと落ち着いてからにすること」とアドバイスを受けました。 「今は体重よりも赤ちゃんを気にしてあげて」と先生は言っていました。赤ちゃんよりも、自分の体重のことを先に考えてしまっていた……と、反省しました。それからは食事内容を見直すなどして、1年くらいかけて元の体重に戻りました。産後に無理は禁物です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※母乳を赤ちゃんに与えていると、それだけでこれまで以上に消費カロリーが多くなります。母乳はママの体の血液から作られているため授乳中に無理なダイエットは禁物です。特に赤ちゃんが生まれたばかりの時期に、増えた体重を無理やりもとに戻そうとすると、母乳の出方にも影響します。 ※妊娠中に体重が増えてしまったとしても、産後に極端に食事を制限したり、無理な運動をするようなダイエットをする必要はありません。母乳を赤ちゃんに与えていると、それだけでこれまで以上に消費カロリーが多くなります。ダイエットは、授乳期間が終了してからにしましょう。また、体重は産後3〜4カ月程度でもとの体重に戻ることを目標にしながら、授乳期間を過ごしましょう。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/きょこ著者:深田ようこ
2024年03月06日わが子は生まれたときは平均的な体重でした。しかし、6カ月健診で医師からショックなことを言われてしまったのです……。 把握していなかった現実わが子は飲めばご機嫌になるので、泣けば母乳と育児用ミルクをあげて……を繰り返していた私。よく飲む元気な子だと安心しながら過ごしていました。そして生後6カ月健診を迎え、病院へ行くと……。 子どもの体重が成長曲線の上限を大幅に超えていたのです……!飲ませている量を聞かれて答えると、医師からはっきりとした口調で「ちょっとお母さん!飲ませすぎ! 考えないと! ミルク量は今あげている量の半分にして!」と怒られてしまいました。 良かれと思って育児用ミルクをあげていたのが、良くなかったという衝撃的な事実が判明したのです……。その帰り道は自己嫌悪に陥り、かなりショックだったことを覚えています。 その後、言われた通りに量を調整。すると成長するにつれて成長曲線内に入るように。ご機嫌だからと、育児用ミルクを与え過ぎてはいけないということを学んだ出来事でした。 初めての育児は経験から学ぶことも多く、ときには失敗もするものと思ってはいました。が、健康に関することはきちんと知識をもっておくことが大事だと今は身に染みて感じています。 ※おっぱいの場合、生まれたばかりの赤ちゃんには欲しがったらあげるのが基本ですが、育児用ミルクの場合は消化に時間がかかるため、1日8回程度が目安です。生後2カ月~3カ月ごろは6~8回程度にし、生後4カ月ごろから1日5回程度を目安にしましょう。離乳食を始める生後5~6カ月ごろになったら、食材に慣らすため、離乳食のあとに授乳をします。ただし、飲む量、食べる量には個人差があるもの。気になることや不安なことがある場合は、自治体の保健センターや小児科などで専門家に相談するようにしましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:たけだ みこ
2024年01月28日私の周りには「産後はなかなか体重が戻らない」と悩んでいるママ友が何人もいます。そんな中、私が悩んでいるのは“産後痩せ”です。なかなか体重が増えないという悩みをママ友に打ち明けると……。ママ友の言葉に、解決のヒントが!?もともと少食である私は、妊娠前から臨月までの体重が+7kgほどで、医師からは「しっかり食べておなかの赤ちゃんに栄養を送ってね!」と言われていました。そして出産後、ちゃんと食べているつもりですが、私の体重はどんどん減っていきました。産後1年経過した今、妊娠前よりも2kgほど減った状態です。 瘦せ型の私は育児に必要な体力がなく、子どもの相手を満足にしてあげられないこともあり、本当に悩んでいます。インターネットで体重が増えやすい食べ物を調べたり、増量のためのサプリメントはないか探したりしましたが、なかなか健康的に体重を増やす方法を見つけられずにいました。 その悩みをママ友に打ち明けたところ、「えー! ぜいたくな悩みー!」と笑われました。しかし、そのママ友から大きなヒントとなる言葉もあったのです。それは、「あなたは食べている量が明らかに少ないよ!」ということでした。 たしかに、成人女性が摂取すべきカロリーなどをしっかりと考えたことはありませんでした。調べてみると、30歳から49歳の女性で1日2,050kcalが必要なエネルギーということが判明(※)。当時の私は、ほぼ育児用ミルク+離乳食という状況でしたが、妊娠中や授乳中の場合は、さらに付加量が必要なようです。(※)推定エネルギー必要量は、年齢・性別・身体活動レベルや、妊婦・授乳婦であるかによって異なります。 私の普段の食事を計算すると、1,800kcalほどの摂取量であることがわかりました。そこで、どうやって摂取カロリーを増やすかを考えることに。私はカロリーの低い物ばかりを食べていたわけではなく、一度にたくさんの量が食べられない体質。そのため、3食の食事とは別に、10時ごろにおにぎりを食べたり、15時ごろに子どもと一緒におやつを食べたりするようにしました。まだ始めたばかりですが、体重減少を防ぐことができています。 “産後痩せ”は私にとって切実な悩みです。悩みを人から共感されないことは悲しい気持ちになります。しかし、それでただ「悲しい」と思って終わるのではなく、そんな中でも人の意見に耳を傾けることが大切だと感じました。自分では気づけなかったことが、誰かに話すことで、解決の糸口を見つけられるかもしれないからです。 参考:厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2020年版)』 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:海原えめ
2023年10月28日ダウン症児の平均寿命は伸びているダウン症のある人は、合併症として心臓疾患を合併する子どもが多く、かつては乳幼児のうちに亡くなることも多く、10歳以上生きられるかどうか、という時代もありました。しかし、現代では乳児の心臓手術などの医療技術が発展したため、昔に比べるととても長く生きられるようになりました。厚生労働省の簡易生命表によると、令和3年度の日本人の平均寿命は男性81.47歳、女性87.57歳となっています。一方、ダウン症児の平均寿命は、60歳前後です。一般の平均寿命に比べると短いですが、ダウン症のある人の死亡時の年齢は72%が40歳以上であることを見ても、昔に比べるとはるかに長生きしていることが分かります。厚生労働省「主な年齢の平均余命」トリソミーのある方のくらしダウン症は、1866年にLangdon H. Downによりはじめて報告された疾患で、染色体異常による疾患の中ではいちばん多い疾患です。正式には「ダウン症候群」といいます。ヒトの染色体は22対44本の常染色体と性染色体の合計46本の染色体によって構成されていますが、この染色体異常により起こる疾患です。ダウン症の場合、約95%は「標準型21トリソミー型」と呼ばれるもので、21番目の常染色体が1本多いことで起こるものです。これは受精時に偶然起こるもので両親の染色体に変異はありません。また、約4~5%は「転座型」21番目の染色体の1本がほかの染色体(13番、14番、15番、21番、22番など)にくっついたことによって起こります。、そしてもう一つ、ダウン症全体の1~3%以下の割合の「モザイク型」は、2つの異なる細胞で身体が構成されています。21番トリソミーを持つ細胞と21番トリソミーを持たない細胞が一定の割合で混在しているというような状態です。上で述べたようにダウン症の原因やタイプについては分かってきているものの、ダウン症そのものを治療する方法は現在のところありません。しかし、医学の進歩によりダウン症のある人に合併しやすい疾患の治療はできるようになってきました。特に、先天的心疾患や先天性消化器疾患などの治療が乳幼児期から行われることで、ダウン症のある人の寿命は飛躍的に延びています。胎児期や乳児期などの早期にこれらの合併症を把握できるようになり、外科手術などの高度な医療を受けられるようになったためです。また、早期療育や生活改善が実施されるようになり、合併症の予防・身体の運動能力の向上がうまくいっていることも寿命が長くなることにつながっていると考えられます。「平均余命」という言葉を知っていますか?平均余命とは、「ある年齢の人々が、その後何年生きられるかという期待値」のことです。一般に知られている「平均寿命」とは、「0歳での平均余命」のことなのです。60歳の男性が、「平均寿命」が80歳だからといって、「残りの人生は20年だ」と単純に考えるのは間違いです。令和3年の簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性が81.47歳 、女性が87.57歳です。65歳男性の「平均余命」は、19.85年になっています。65歳男性の残りの人生は平均約20年になる、ということです。つまり「平均寿命」から計算した16年よりも4年ほど長生きできそうである、ということを表しています。これはダウン症のある人でも同じことが言えます。さらに、ダウン症の場合、生まれてすぐから10歳になるころまでに亡くなるケースも少なくないため、平均寿命はかなり短くなります。例えば0歳のダウン症児の平均余命は48.9歳ですが、1歳のダウン症児の平均余命は51.2歳となっています。1歳でもこんなに違うのですから、10歳を超えたダウン症のある子どもたちは、もっともっと長生きできるでしょう。参考:Causes of death in patients with Down syndrome in 2014-2016: A population study in Japanダウン症がある人の死因は、年代によって異なります。ダウン症がある人は、先天性の疾患を持つことが多いため、乳幼児期はそれが原因で亡くなる人が多いのですが、老年期になるとダウン症のない人と大きな差はありません。2014年から2016年の日本におけるデータによると、乳幼児期から18歳までのダウン症のある人の死因は、先天性心疾患と白血病・リンパ腫などが多くなっています。19歳から39歳の成人期には誤嚥性肺炎や呼吸器感染が多くなり、40歳以降により高まります。ダウン症のある人は老年期が早く、40歳からとされていますが、老年期の死因は、誤嚥性肺炎・呼吸器感染、早期発症アルツハイマー病が多くなっています。ダウン症のある人は悪性固形腫瘍(臓器等の固形のガン)になる人が少ないといわれており、悪性固形腫瘍による死亡は少ないのですが、それ以外ではダウン症のない人と死因は大きく変わりません。厚生労働省 「主な年齢の平均余命」厚生労働省 「主な年齢の平均余命の年次推移」山根希代子 「ダウン症の長期追跡と療育支援」ダウン症の最高齢と日本におけるダウン症のある人の平均寿命長くなってきているダウン症のある人の寿命ですが、最高齢はいくつなのでしょうか。現在記録されているダウン症のある人の最高齢はオーストラリアで73歳、 スウェーデンで87歳、アメリカで70歳です。長寿国といわれる日本では、その年齢をさらに上回り、ダウン症のある人の最高齢は102歳であることが分かっています。1995年から2016年の約20年間の日本のダウン症患者の経年変化における調査によると、20年間で平均寿命は飛躍的に伸び、2010年以降ダウン症のある人の3 人に 1人が60 歳以上であることが分かりました。 trends in longevity among people with Down syndrome in Japan, 1995-2016超高齢社会における障害者施策のあり方に関する研究―日本におけるダウン症者および重症心身障害者に関するエビデンス―|茂木成美現在のダウン症の人の平均寿命は、男女とも60歳前後といわれています。日本人の平均寿命が、男性81.47歳、女性87.57歳ということを踏まえると、ダウン症の人も女性の方がやや平均寿命が長いなどあるかもしれませんが、この場合も「男女とも85歳前後」ということになります。ダウン症がある人の平均寿命は明確な男女差はありませんが、合併症の有無などによる差というものは存在しています。特に、先天性の心疾患で生まれてすぐに心不全など症状を発症してしまうと、寿命が格段に下がると言われています。逆に、10歳までに身体的に重度な二次障害が発症しなければ、寿命はぐっと長くなります。ダウン症の平均寿命が男女とも50歳代を超えているといわれる現代でも、合併症や症状の重度軽度などにより生まれて間もないうちから10歳になるころまでに亡くなってしまうダウン症のある人たちも、まだまだたくさんいるのです。ダウン症では男女の差よりも、症状の重さや合併症の程度などによる差の方がずっと大きいということです。山根希代子 「ダウン症の長期追跡と療育支援」ダウン症のある人の寿命は治療で伸ばすことができるの?ダウン症の寿命が短いのは、合併症を引き起こしやすいからといわれています。特に、一番多いのが先天性の心臓疾患です。以前は、この心臓疾患によって半分近いダウン症児が10歳以下で亡くなっていました。10歳以上生きられるかどうかというのが大きなターニングポイントとなるわけです。現在は乳児を含む小さな子どもの心臓手術の成功率が、かなり上がっているので、生存率は以前と比べて上がっています。また、ダウン症児の多くが併発するといわれている、食道閉鎖症、十二指腸閉鎖症、巨大結腸症、鎖肛、ヒルシュスブルング病などの命に係わる消化器疾患系の合併症もまた、医療の進歩により根治治療さえ可能となってきているのです。そのため、多くの人がこの10歳以上生きられるかどうかというターニングポイントを超えることができるようになり、平均寿命も延びたというわけです。また、大きな合併症ばかりでなく、筋緊張が低下し、筋肉がつくられにくいというも寿命の短縮に関わりがあるかもしれません。これはダウン症の二次障害の中ではあまり重要視されませんが、治療を受けなくても、生活習慣を見直したり運動不足を解消することが、ダウン症のある人の寿命を延ばすことにつながります。ダウン症の平均寿命が延びるということは大変良いことなのですが、それに伴い新たな問題も生まれました。長生きに伴い、乳幼児期や学童期だけでなく、青年期以降にも合併症などの治療が必要となり、その受け皿が少ないことが課題となっています。子どものころは合併症の治療のためにかかりつけ医を持ち、継続して通院していた人も、成長して治療が必要でなくなると、かかりつけ医を受診することがなくなることがあります。しかし、成長後に発症する疾患もあるため、かかりつけ医を持ち、定期的に検査をしたり、症状が見られたときには早めに治療を開始するのが理想的です。ところがダウン症のある人を成人期や老年期まで長期的にフォローする専門の体制がまだ確立されていないため、どの診療科を受診したらよいか分からないといった事態に陥るケースも少なくありません。また、成人のダウン症のある人に、アルツハイマー型認知症を発症する人がいるという事実が明らかになりました。全員に発症するわけではありませんが、40代ごろからその症状が現れる人もいるといいます。原因はまだ明らかにはされていませんが、ダウン症のある人は、異常たんぱく質が産生されやすく、かつ組織や臓器に蓄積しさまざまな障害を引き起こしやすいのです。この異常なたんぱく質が脳に蓄積することで、アルツハイマー型認知症を発症するのではと推測されています。参考:成人期を見据えたダウン症候群のある児への関わり「ダウン症候群のある患者の移行医療支援ガイド」医療の発展と共に著しく伸びているダウン症のある人の平均寿命。より良い成人期を過ごすために大切にしたい医療とのつながり医学の進歩により、ダウン症のある人が少しでも長く生きられる社会になっているというのはとてもすばらしいことです。成長してからも合併症が起きることがあることやアルツハイマー型認知症を発症する可能性が高いあるという報告もありましたが、医療とのつながりを保つことでいざというときに早めに治療を受けることができます。子どものころに治療が終わり病院と遠ざかってしまうこともあるかもしれませんが、成人期以降も定期的に検診を受けたり、気になる症状があるときには早めに受診したりするようにして、医療とのつながりをもっておくとよいでしょう。ダウン症のある人は、体の不調を言葉ではっきりと伝えることが難しいことがあります。大事な症状を見逃さないためにも、定期的に健康診断を受けていると安心です。
2023年03月01日産後、自然に体重が元に戻ると思っていたら大間違いでした。授乳による空腹から暴飲暴食、お祝いや差し入れで届く甘いお菓子など、産後は体重アップの要因がたくさんありました。そのような環境でも、私が減量に成功した方法をお伝えします。 出産直後に減った体重が2カ月で逆戻り!妊娠前の私の体重は54kgでした。出産前は62kgまで増えましたが、産後は58kgまで減りました。完全母乳だったこともあり、このまま自然に元の体重に戻ると軽く考えていたのですが、産後2カ月でまさかの62kgに逆戻りしてしまったのです。 要因は、完全母乳のせいか妊娠期以上に空腹を感じて食欲のままに食べていたこと。しかも食べたくなるのは甘いお菓子ばかりで、ありがたいことに親戚や友だちが親切心からお菓子を差し入れてくれていたのです。 それでも家にお菓子がなくなると近くのコンビニまで買いに走り、毎日のようにお菓子を摂取していました。産後2カ月は真冬で外出も控えていたので、子どもと2人きりの室内でお菓子を食べるのが一番の息抜きでした。 家に入れる食べ物の量を制限!このままではまずいと思い、対策としてまずおこなってみたのが、家の中に置くお菓子を減らすことです。スーパーやコンビニに買い物に行くのをやめ、宅配業者に1週間分の必要な食料だけを頼むことにしました。お店に行くと必ずお菓子やお総菜を余分に買ってしまうからです。 そして、お菓子を頂いたときはご近所に配ったり、夫に職場に持って行ってもらうようにもしました。手の届くところにお菓子を置かない、必要以上に食料を買いすぎないことでムダに食べる量を減らすようにしたのです。 しかし、甘いお菓子を食べることが習慣化していたため、食べないと口寂しく、毎日お菓子を食べたい欲求にかられていました。 三食、バランスよくしっかり食べる!基本的なことですが、食事は間食に頼らず3食しっかり食べました。それまでは、授乳間隔もバラバラ、家事と育児を一手におこなっているので、自分の食事は後回しになりがちでした。子どもを抱っこして過ごす日々なので、すぐ食べられるお菓子やインスタント食品に頼りがちだったのですが、なるべく朝昼晩、自分の食事時間を守るようにしました。 そして自分のために栄養バランスのよい献立も考えるようにしました。手軽な食事でも、納豆・魚の缶詰・解凍したご飯・インスタント味噌汁といった献立なら、腹もちがよかったです。栄養ある母乳を出すためにも頑張った結果、産後半年で体重を52kgにまで減らすことができました。 産後ママは多忙すぎて自分のことが後回しになりがちです。でも食事の摂取量や内容が乱れると、途端に体重が増えてしまいます。「自分の食事をどう整えるか?」を考え直すことで、体重を落としていく好循環を生み出せたのだと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小林 晴子3歳男児と1歳女児の母。前職は営業、現在は主婦をメインに時々NPO法人活動。子どもたちと遊んだり食べたりする時間を楽しみながら、仕事復帰の道を模索中。
2022年02月25日自粛中、わが家の体重計が壊れてしまいました。これは逆にチャンスと喜んだのですが……。故障は神様のお告げ?乗らないよ!!!!!(暴走)体重計が壊れてから(夫が新しいのを)ポチるまでの時間があまりにも短くて……(涙)。あ……すぐ電機屋さんへ買いに走るよりは猶予がある分、優しかった……のか……?新しい体重計が届くまでの数日間は、好きに食べさせていただくわ!(いや、今までも好き食べていたんだけど(笑))。
2021年05月29日2018年7月生まれの女の子の母、キヨさんはTwitterでゆるっと笑える育児漫画を更新中! 2話目の今回は、妊娠中に体重が増えてしまったキヨさん、順調に体重が減っていったものの、4カ月後には思わぬ結果に? 出産後の忙しさでみるみるうちに減っていく体重……。「なんて効率の良いダイエットなんだ」と思ったら……? 3カ月すぎたら増す食欲、増す体重……。妊娠中おいしかったごはんが、今もすごくおいしいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター キヨ2018年7月生まれの女の子の母。妊娠を機にデザイン会社を退職しフリーランスに。出産してから食べることが癒やし……。ゆるっと育児漫画、絵日記、イラストをツイッターで更新中!
2021年03月02日産後、自然に体重が元に戻ると思っていたら大間違いでした。授乳による空腹から暴飲暴食、お祝いや差し入れで届く甘いお菓子など、産後は体重アップの要因がたくさんありました。そのような環境でも、私が減量に成功した方法をお伝えします。 出産直後に減った体重が2カ月で逆戻り!妊娠前の私の体重は54kgでした。出産前は62kgまで増えましたが、産後は58kgまで減りました。完全母乳だったこともあり、このまま自然に元の体重に戻ると軽く考えていたのですが、産後2カ月でまさかの62kgに逆戻りしてしまったのです。 要因は、完全母乳のせいか妊娠期以上に空腹を感じて食欲のままに食べていたこと。しかも食べたくなるのは甘いお菓子ばかりで、ありがたいことに親戚や友だちが親切心からお菓子を差し入れてくれていたのです。 それでも家にお菓子がなくなると近くのコンビニまで買いに走り、毎日のようにお菓子を摂取していました。産後2カ月は真冬で外出も控えていたので、子どもと2人きりの室内でお菓子を食べるのが一番の息抜きでした。 家に入れる食べ物の量を制限!このままではまずいと思い、対策としてまずおこなってみたのが、家の中に置くお菓子を減らすことです。スーパーやコンビニに買い物に行くのをやめ、宅配業者に1週間分の必要な食料だけを頼むことにしました。お店に行くと必ずお菓子やお総菜を余分に買ってしまうからです。 そして、お菓子を頂いたときはご近所に配ったり、夫に職場に持って行ってもらうようにもしました。手の届くところにお菓子を置かない、必要以上に食料を買いすぎないことでムダに食べる量を減らすようにしたのです。 しかし、甘いお菓子を食べることが習慣化していたため、食べないと口寂しく、毎日お菓子を食べたい欲求にかられていました。 三食、バランスよくしっかり食べる!基本的なことですが、食事は間食に頼らず3食しっかり食べました。それまでは、授乳間隔もバラバラ、家事と育児を一手におこなっているので、自分の食事は後回しになりがちでした。子どもを抱っこして過ごす日々なので、すぐ食べられるお菓子やインスタント食品に頼りがちだったのですが、なるべく朝昼晩、自分の食事時間を守るようにしました。 そして自分のために栄養バランスのよい献立も考えるようにしました。手軽な食事でも、納豆・魚の缶詰・解凍したご飯・インスタント味噌汁といった献立なら、腹もちがよかったです。栄養ある母乳を出すためにも頑張った結果、産後半年で体重を52kgにまで減らすことができました。 産後ママは多忙すぎて自分のことが後回しになりがちです。でも食事の摂取量や内容が乱れると、途端に体重が増えてしまいます。「自分の食事をどう整えるか?」を考え直すことで、体重を落としていく好循環を生み出せたのだと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小林 晴子3歳男児と1歳女児の母。前職は営業、現在は主婦をメインに時々NPO法人活動。子どもたちと遊んだり食べたりする時間を楽しみながら、仕事復帰の道を模索中。
2021年02月17日「低出生体重児」とは、出生時に体重が2500g未満の新生児のことをいいます。日本では約10人に1人の赤ちゃんが低出生体重児として誕生しており、さらに1500g未満の赤ちゃんは極低出生体重児とされます。わが家の現在2歳の次女は限りなく極低出生体重児に近い体重で生まれました。先進国の中でもっとも低出生体重児が多いと言われている日本。実は多くのパパやママが向き合っている問題ではないでしょうか。今回は低出生体重児について無知だった私が、次女を妊娠し育てながら感じたことや支えになった言葉、気持ちの変化などをお話します。同じような不安や悩みをもつ人達の参考になればうれしいです。トラブル続きの2回目の妊娠長女の時は妊娠発覚時から出産まで、何のトラブルもなく過ごした私ですが、次女の時は最初からトラブル続き。次女は妊娠が分かった時から小さく、数回目の健診で出産予定日が1、2週間程度後ろ倒しされました。知識のなかった私は、予定日が変わるってどういうこと!?不安に思いましたが、最終月経開始日から算出する予定日と超音波検査による赤ちゃんの大きさによって算出する予定日が変わることは時々あると説明を受けました。その後もなかなかお腹の中で大きくならない次女。私の体重は増えるのにどうして…お腹の赤ちゃんを大きくするにはどうしたらいいの…とお腹の中に赤ちゃんがいる喜びよりも心配ばかり。成長が止まってしまったら危険と言われていたので、健診の度に少しでも大きくなっていることを祈る日々でした。トラブル続きの妊娠生活からNICUでの日々「生きる力がとても強い赤ちゃんだね」初期に不正出血による流産の危機も経験していたことから、とにかく不安な気持ちが続いた妊娠初期。そんな時、友人にかけられた言葉で気持ちを切り替えることができました。事情を知る友人は「生きる力がとても強い赤ちゃんだね」と言ったのです。その言葉はストンと私の中に入ってきて、ネガティブになりがちだった気持ちをポジティブに変換することができました。「そうだ、赤ちゃんの生命力を信じて、なにがなんでも守っていこう」と気持ちが引き締まったのを覚えています。結局予定日より1か月早く出産することになりましたが、この時気持ちを切り替えられたからこそ、トラブル続きの妊娠生活を落ち着いて受け止めることができました。NICU(新生児集中治療室)ってどんなところ?低出生体重児を出産する時、生まれる前からNICUに入ることが決まってる方も多いと思います。私がそうでした。事前に説明は聞いていましたが、よく理解していなかった私は、NICUの独特な雰囲気に慣れるのに少し時間がかかりました。常に鳴っている機械音、照明を暗くした部屋、緊張感がある独特な空気感に「これからどうなっちゃうの?一体いつ退院できるの?」と不安な気持ちが高まり、NICUを経験した赤ちゃんのママブログなどを検索しまくっていたことを思い出します。NICUは24時間看護師さんや医師に診てもらえる最強の場でもよく考えたら、NICUは24時間看護師さんや医師に診てもらえる最強の場。毎日通う中で先生たちが昼夜問わず真剣に赤ちゃんに向き合う姿を見て、「とにかく今は信頼して任せよう」と気持ちが変化していきました。そして看護師さんたちは、お母さんのようにやさしく赤ちゃんたちに話しかけ、見ることができない夜の様子を教えてくれたりします。小さな娘をたくさんの人の手で育てられることのありがたさを、徐々に素直に受け止められるようになっていきました。NICUに通った1か月で長女をケアする時間がもてたそしてもうひとつ、月日が流れたから今だからこそよかったと思えることは、出産後に長女をケアする時間がもてたこと。次女は生後1か月間入院していたため、その期間は長女とゆっくり赤ちゃんを迎える準備をすることができました。それなりに赤ちゃん返りはしましたが、長女の気持ちに寄り添う時間がもてたことはとてもよかったと今は感じています。1か月で体重が2000gに、NICUを卒業生後1か月経つ頃、ようやく体重が2000gになり、無事にNICUを卒業しました。長女の時は生後1か月には4000gになっていたので、おさがりがまるで使えません。おむつもサイズが合わないので、インターネットで低出生体重児用のものを購入し、新生活がスタートしました。小さな次女サイズに合うものを探して低体重児におすすめの育児アイテム当事者になって初めて知りましたが、抱っこヒモの多くは3000g以上でないと使えません。わが家は、退院直後から長女の保育園のお迎えには次女を連れて行かなければならず、ベビーカーも不安だった私はスリングを愛用していました。スリングは赤ちゃんを入れるのに少しコツがいりますが、赤ちゃんとの距離も近く、横抱きに近い形で連れていけるので、安心して連れ出すことができました。かわいくて45サイズがあるGAPを愛用長女の時の感覚で、肌着やロンパースも60-70サイズなどを用意していましたが、2000gしかない次女には見事にブカブカ。もう少しピッタリのものを着せてあげたいというときにGAPには45サイズがあることを知りました。かわいくて、しかも小さな娘にもピッタリ着せられる、それだけでとても明るい気持ちになりました。インターネット通販で低出生体重児用のロンパースなどが販売されていますが、わが家は手に入れやすいGAPを愛用していました。まわりの視線や言葉が痛い…退院後の生活退院後しばらくはとにかくまわりの目が気になりました。すでに生後1か月経っていましたが、見かけはどう見ても新生児(もはや一般的な新生児よりも小さい)。「小さな赤ちゃんですね」「まだ生まれたばかりじゃない?」と話しかけられたり、「あら、あんな新生児を外に連れ出して…」とヒソヒソと話している声が聞こえたことも何度かありました。「気にしすぎじゃない?」と言っていた夫も、想像以上に視線を感じることを身をもって感じ、「これは気にするのも仕方がないね」と共感してくれるほどでした。「たくさん抱っこできて、赤ちゃんもママも幸せだね」そんな時、先輩ママの友人が「貴重な新生児の期間を長く堪能できるなんて最高じゃない!たくさん抱っこできて、赤ちゃんもママも幸せだね」と明るく声をかけてくれ、その言葉に本当に救われました。たしかに長女の時、新生児期間はあっという間に終わってしまい、外へ連れて出かけることに慣れてきた頃にはすでに抱っこヒモの重さはずっしり。ベビーカーを使うことも増えていました。「毎日たくさん抱っこさせてくれてありがとう」、そんな気持ちで次女と向き合えるようになったことは大きな変化でした。この2年間常に気にしていた体重のことそんな次女ももう2歳。保育園に通いながら元気に成長してくれていますが、この2年間常に気にしていたのは体重のことでした。「保育園のお昼をちゃんと食べていれば大丈夫」生まれてからずっと成長曲線を大きくはみ出していた次女。少しでも大きくなってもらうために一生懸命離乳食をあげていましたが、とにかく食が細い赤ちゃんでした。そんな次女にご飯を食べさせることがとにかく大変で、作ってもほぼ食べないことが徐々にストレスに…。しかし、1歳から通い始めていた保育園の先生に相談すると頼もしい言葉が。「保育園の給食は栄養士が考えた献立。1日に1回、保育園のお昼だけでもちゃんと食べていれば、栄養的にはそんなに問題はないですよ。お昼をきちんと食べさせることは保育士が責任を持ってやりますので、家で食べなくてもあまり悩まないでください」と言ってくれたのです。この言葉でとても気持ちがラクになりました。「好きな物だけでもOK!食べる楽しさを感じさせて」また「食に興味がない子はまず食べることに慣れること、そして食べる楽しさを感じることが大切。好きなものばかり食べて…と思わず、これだけは食べる!というものがあれば、気にせずとことんあげてもいいんですよ。まずは食べることに慣れさせましょう!」とアドバイスをいただきました。そこから長女にも協力してもらい、少し大げさなくらいごはんをみんなでおいしそうに、楽しく食べることを心がけました。次女は何も食べなくても、とにかくその場に一緒にいてもらうように。そんなことを地道に続けていると少しずつ変化が表れてきました。ごはんの時間に興味をもち、少しずつ食べ物に手を伸ばすようになってきたのです。そして少しずつ食べるようになってきた頃、事情により断乳を決行。よく聞く「断乳したら食欲が増す」はまったく食べなかった次女にも当てはまりました。今では長女より食べる時があるほど、よく食べる子に成長したので私も先生もびっくりしています。わが家はみんなでゆっくり成長しています「おおらかに見守ってあげて大丈夫ですよ」長女の時の成長と比べたり、一般的な成長と比べたりして一喜一憂していた2年間でしたが、大切なのは少しずつでも大きくなること。「お腹の中にいた時と同じで、成長が止まったり減ってしまったら問題だけど、そうでなければおおらかに見守ってあげて大丈夫ですよ」と出産をした病院の先生もいつも励ましてくれました。一般的には2歳くらいでまわりの子に追いつくことが多いと言われていたので、それが私の中でひとつの目安になっていました。気にしていた体重はいまだに成長曲線の底辺にいますが、今では体重を家で測ることすらほぼありません(笑)。歩き出すのもおしゃべりも、なんでもゆっくりでしたが、できるようになるとそこからの追い上げはすごい次女!次女と向き合っていくうちに「毎日楽しく、元気に育ってくれればそれでいい」と心の底から思えるようになりました。「よく育つものはゆっくり育つ」私が好きな言葉に「よく育つものはゆっくり育つ」という言葉がありますが、次女を見ているとまさにその言葉を思い出します。寄り道しながら、回り道しながら、ゆっくり成長する娘を、これからも焦らずにじっくりと見守っていきたいと思っています。わが家はみんなでゆっくり成長しています。<文・写真:ライターtocotocoharu>
2021年01月26日妊娠中は体重が増加するものですが、増え方のペースや数値は気になりますよね。妊娠初期はあまり気にしていなかったけれど、産院で細かくチェックされるうちに食事や運動に気をつけるようになったという方も多いのではないでしょうか。私も後者のタイプで、妊娠29週を境にぐんと体重が増え始めたことで、やっと意識して生活習慣を見直し始めました。 体重に関して無関心私の妊娠前の体重は平均値で、変化も激しくありませんでした。そのため体重計に乗る習慣がなく、体重はいくつかと聞かれても正確に答えられないくらい無関心。 妊娠がわかったときも、10kg増加に抑えるくらいは普通に生活をしていればできるだろうと軽く考えていました。妊娠初期に食べづわりでよく食べたせいか、1カ月に3kg増えた時期もありましたが、つわりが収まると体重増加のペースは緩やかになりました。 妊娠後期に体重増加のペースが倍に危機感をもったのは妊娠29週に入ってから。つわりがおさまってからは2週間に300~500gくらいの増加ペースだったのが、1kgに増えていたのです。そのころはまだ仕事をしていたので、電車で通勤したり届け物をしたり、体を動かす機会がちょこちょこあったにもかかわらずの結果でした。 さらに臨月に入るとこれまでとは比べものにならないくらい体重増加のペースが速くなると聞いていたので、今の時点でこれはマズイ……と感じるようになりました。 やっぱり歩くのが手軽普段から運動をする習慣がなかったので、いざ妊娠中にもできる運動を!と思っても何も思いつきません。マタニティヨガにも興味はあったのですが、近くにいい教室がなく……。結局、1番手軽で無理のない、「歩く」という方法で運動することにしました。1日30分が目安です。 ただ近所を歩くだけだとつまらないので、「今日は書類を出したいから郵便局まで歩く」とか、「天気がいいから河川敷を1周する」とか、その日の気分で目的地を決めて、景色を変える工夫をしました。 ウォーキングの効果があったのか、妊娠35週から出産した妊娠41週までの体重増加を3kgに抑えることに成功! トータルでは10.5kgの増加でした。その年は秋晴れで小春日和の日が多く、気持ちよく歩けたのでストレス発散にもなりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2020年06月01日もともとやせ型だった私は、厚生労働省から出ている妊産婦のための食生活指針を見て妊娠中に7〜9kg程度体重を増やす予定でした。妊娠中は自然と体重が増えると思っていましたが、仕事が立ち仕事で活動量が多かったせいか、思うように体重が増えず…⋯。今回は、私が感じた妊娠中の体重や食事管理の大切さなどをお伝えします。 妊娠中に食べる量を加減していた「妊娠中に、これ以上の体重増加はダメと言われた」という話を友人などからよく聞いていました。そのため、妊娠中は自然と体重は増えていくもので、食べ過ぎてはいけないと思っていました。体重が増えすぎないように気をつけつつ、栄養バランスの整った食事を3食摂っていたのです。しかし、仕事が立ち仕事で消費カロリーが多いせいか、妊娠8カ月でプラス4.5kg程となかなか体重が増えず…⋯。妊娠したら体重は増えると思っていたのにそうでなかったので、食べる量を増やしたほうが良いのでは? と不安になりました。 臨月でも思うように体重が増えなかった臨月になってもプラス5.5kgと、妊娠8カ月のころから体重は1kgしか増えませんでした。医師からは「妊娠中に体重がしっかりと増えないと、赤ちゃんが低体重で生まれるリスクが高くなるので、もっと増やしましょう」と言われていたので、間食を増やして体重増加するように心がけました。妊娠中は食べ過ぎもダメですが、カロリー消費量が多くてよく動く人は、間食で食事量を増やすことも大切なんだと実感しました。臨月に入ったら増えるだろう…⋯となんとなくで体重管理をするのではなく、つわりが終わったころから体重変化を気にしておけばよかったなと思っています。 低出生体重にぎりぎり入らず誕生子どもは2,575gと低出生体重児にならずに生まれました。それでも母乳を飲む力が弱くて入院中になかなか体重が増えませんでした。妊娠中に増やそうとしていた予定体重まで増えていれば、もう少し大きく生まれていたのかなと思います。仕事で活動量が多いことも分かっていたので、妊娠中は赤ちゃんにも栄養が供給されることも考え、妊娠4〜5カ月ころから食事量をしっかりと増やしておけばよかったと反省しています。 初めての妊娠でどれくらい体重が増えるのか予想がつかず、増やしすぎないことを気にするあまり、体重増加が少なくなってしまいました。妊娠中の体重管理は、妊娠前の体重なども考えてきちんと食事管理をおこなうことが重要だと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:中道麻智子一児の母。管理栄養士として給食を作っている。管理栄養士の知識を生かした記事や、初めての妊娠・出産・育児で学んだことを中心に記事を執筆している。
2020年02月13日長女を出産したときは、初めての育児でバタバタしていたせいか、産後すぐに体重が戻った私。次女を妊娠したときも、産後はすぐに体重が戻るなんて思っていました。ところが次女出産後、3カ月経っても体重が一向に減らず……。そのときの体験談を紹介します。 産後は授乳の影響で体重が元に戻る?長女を出産したときは初めての育児でわからないことも多く、バタバタしていたこともあってか、産後2カ月ごろから「痩せたね」と周りに言われることが増えました。その後、産後半年くらいで妊娠前の体重に戻り、さらには妊娠前の体重よりも少なくなりました。 ありがたいことに母乳がよく出ていたので、母乳のおかげで体重が元に戻ったのかもしれないと思っていました。そして翌年には、次女を出産。また半年くらいで体重が元に戻ると軽い気持ちでいたのですが、今回は違いました。 体重が元に戻らない! 運動をスタート2人目で余裕があったからかわかりませんが、次女を出産してから3カ月過ぎても体重が元に戻りません……。「産んだあとは、自然と体重が元に戻る」と安易な考えでいたため、焦りました。とりあえず買い物がてらにウォーキングをスタート、ダイエットDVDを買って自宅で運動も始めてみました。 ところが体重が戻るよりも先に、腰を痛め、さらには肩も痛めてしまう結果に……。子育てにも支障が出そうな状況だったため、病院に相談に行くと、「産後にいきなり無理をしすぎです!」と厳しく注意されてしまいました。 焦りは禁物! ゆっくりと体重を戻そう私の場合、普段から運動習慣もないうえに、本調子ではない産後に突然運動を始めたことで体がビックリしてしまったようです。病院の先生からは、「産後、すぐに体重が戻る人もいれば、ゆっくり戻る人もいる」「体を動かすのは、もっと落ち着いてからにすること」とアドバイスを受けました。 「今は体重よりも赤ちゃんを気にしてあげて」と先生は言っていました。赤ちゃんよりも、自分の体重のことを先に考えてしまっていた……と、反省しました。それからは食事内容を見直すなどして、1年くらいかけて元の体重に戻りました。産後に無理は禁物です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2020年02月10日今回は、妊娠中の体重増加と、なぜ体重管理が大切なのかについてお話しします。 妊娠中に体重が増える理由通常、妊娠すると妊娠期間を通して体重は8~12㎏程度増えます。赤ちゃんの重さが3kg・胎盤500g・羊水500g・子宮1kg・乳房や体脂肪の増加2kg・全身の血液量や水分が2kg、合計8kgは自然に増加します。妊婦さんによっては、それ以上に体重が増えることもあり、妊娠中に自然にみられる体重増加量は合計8~12kg程度となります。 妊娠中は胎児の発育や成熟のために、体重が増えることはごく自然なことです。 妊娠中の母親の糖分は、優先的に赤ちゃんへ運ばれ、赤ちゃんの脳や体を発育・成熟させます。母親はエネルギー不足になるため、糖分の代わりに脂肪を皮下脂肪としてためるようになります。皮下脂肪は、子宮の保温やおなかの中の赤ちゃんを衝撃から守る役割があります。また、出産時や産後の授乳に必要なエネルギー源にもなります。また、妊娠中は赤ちゃんへ栄養や酸素をスムーズに運ぶために、妊娠前に比べると体内の血液量は40~50%、水分量は20~30%増加します。 最近は、国内の出産年齢にある女性の体格を全体的に見るとやせている傾向にあり、妊娠中の体重増加を嫌う妊婦さんや、妊娠前からの食生活を変化させることが難しい妊婦さんも多いために、妊娠中の体重増加が不十分な妊婦さんもいます。妊娠中の体重増加量が妊婦さんの健康状態と赤ちゃんの発育状態に影響を及ぼすため、太りすぎや体重の増えすぎだけでなく、不十分な体重増加にも注意が必要です。体重の増え方には個人差があり、自分の体型に対するイメージも人それぞれ異なります。体重管理や体型の変化について気になることがあれば、担当医や助産師へ相談しましょう。 妊娠中の体重増加量の目安妊娠中の体重増加量は、妊娠前のBMI(Body Mass Index)によって区分します。出産するまでに望ましい体重増加量の目安は表のとおりです。妊娠期間を通した体重増加量だけでなく、妊娠中期(16週~)以降は、1週間当たりの増加量の目安も参考に体重管理をおこないます。 体重が増えても、脂肪なのか、水分なのか、胎児の成長によるものなのかは体重の数字だけでは判断できません。妊婦健診では、体重以外に血圧やむくみの状態、血液検査の結果などをふまえて、望ましい体重増加の範囲で経過しているか医師や助産師が判断します。 BMIの計算式=妊娠前の体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) 妊娠中の推奨体重増加量(日本肥満学会 肥満症診断基準2011)※双胎妊娠の場合、日本人のデータを用いた値はありませんが、アメリカのガイドラインの推奨値を参考にします。(参考:産婦人科診療ガイドライン産科編2017)妊娠前 BMI:18.5-24.9 →16.8-24.5kg 増加妊娠前 BMI:25.0-29.9 →14.1-22.7kg 増加妊娠前 BMI:30 以上 →11.4-19.1kg 増加 妊娠中の体重測定が大切な理由妊婦健診では、妊婦さんの健康状態と赤ちゃんの発育状態を確認するために体重測定をします。医師や助産師、看護師が正しい判断をできるように、妊娠前の体重や妊婦健診当日の体重の数値は、誤魔化さないようにしましょう。体重測定をすることで、妊婦さんは体重制限を強いられているように感じるかもしれませんが、下記の3つの理由から体重管理はとても大切です。 ①妊婦さんの体格や体重増加量によって合併症が起こる可能性や危険性が高くなる妊娠中の体重が増えすぎても、増えなさすぎても、母体と赤ちゃんの健康状態に影響します。妊婦さんの体格や体重増加量によって合併症の起こる可能性や危険性が高くなります。 妊娠前のBMIが18.5未満やせに属する場合は、胎児発育不全(FGR:fetal growth restriction)や低出生体重児(出生時の体重2500g未満)、切迫早産および早産の起こる可能性が高くなります。 妊娠前のBMIが25.0以上肥満に属する場合は、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、巨大児、児の神経管閉鎖障害が起こる可能性が高くなります。 妊娠中の体重増加が不十分な場合は、胎児発育不全(FGR:fetal growth restriction)や低出生体重児 (出生時の体重2500g未満)の可能性が高くなります。 妊娠中の体重増加が著しい場合は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を合併する確率が高くなります。また、陣痛が弱いために出産が長時間かかったり、出産時に出血多量となる可能性があります。 ②妊娠中の栄養状態が赤ちゃんの健康状態に影響するおなかの中にいる赤ちゃんが低栄養状態にさらされると、赤ちゃんの発育状態や将来的に生活習慣病を発症する確率が高くなることがわかっています。 ③妊娠中の体重増加量は母乳の脂肪濃度に影響する妊娠中の体重増加量は、母乳中の脂肪濃度に影響することがわかっています。母乳中の脂肪は、赤ちゃんの摂取カロリー(エネルギー)や必須脂肪酸(DHAやEPAなど)の供給源として重要です。産後に母乳で育てる予定であれば、妊娠中の体重増加を極端に制限することは好ましくありません。 体重管理をするコツ体重管理をするために普段の食事・運動・睡眠を見直して、改善できるところから取り組みましょう。 栄養バランスの良い食事を心がける妊娠中における栄養バランスの良い食事とは、母親と赤ちゃんの体づくりに必要な栄養素を過不足なく摂ることができる食事です。 栄養バランスを考える際に「妊産婦のための食事バランスガイド(作成:厚生労働省)」を参考にすることをおすすめします。 このガイドは主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つに分類して説明しています。妊婦が一日になにを、どのくらい食べたら良いかが示されていて、この5つのバランスを考えながら食事することで、結果的に妊娠中に必要な栄養素を過不足なく摂ることができます。 基本のイメージは、ごはん+一汁二菜の定食栄養バランスを考えるときは、彩りが豊かで旬の食材を使った定食を思い浮かべてください。基本的には、ごはん+一汁二菜の定食形式を1日3回食べることが理想ですが、体調や生活スタイルによって難しいこともあるでしょう。毎日毎食、気にするのは大変ですので、1~2週間単位で食べた食材や量をざっと振り返り、必要な栄養素が摂れているかを確認しましょう。 量を食べすぎた場合は次回から食べる順番やタイミングを変えてみる、同じ食材ばかりに偏った場合は味付けや食材を変える、食べてないと思っていても体重が増える場合は主食を食べすぎていないか確認して次回から代わりに副菜を増やしてみるなど、ストレスにならない程度に工夫しましょう。 また、朝食を食べないと、体温が上がりきれず、基礎代謝量が減り、脂肪が燃焼しにくいです。妊娠中の体調管理のためにも、朝食は欠かさないように心がけましょう。 食事について、自分で考えるのは大変、改善してもなかなか思うようにいかないときは、ひとりで悩まず助産師や栄養士へ相談しましょう。 妊娠経過が順調であれば、適度な運動やストレッチを妊娠中に適度な運動を行うことで、摂取カロリーを消費するだけでなく、心肺機能や筋力、体力の維持ができるため、妊娠中や産後の生活のために疲れにくい体づくりに役立ちます。妊娠前から運動習慣がない妊婦さんは、1日10分程度の散歩やストレッチでもかまいませんので、できる範囲から開始して継続しましょう。 妊娠12週以降で正常な妊娠経過であること、妊婦健診で医師、助産師から運動を禁止されていなければ、運動をしても良いです。妊娠中の運動については、医師や助産師、運動指導をするトレーナーから専門的な指導と助言を受けましょう。特に、高血圧、糖尿病、肥満などの妊娠中の合併症の予防と治療を目的とする運動については、主治医と相談して十分に注意して行いましょう。 早寝早起きをして、十分な睡眠をとるように心がける腸の動きは、副交感神経が優位なときに最も活発になります。副交感神経は睡眠中に優位になるので、十分な睡眠をとることは栄養の吸収や排泄を促すのに役立ちます。妊娠中の睡眠について気になることがあれば、担当医や助産師へ相談しましょう。 まとめ妊娠中の体重の変化には個人差があります。妊娠経過が順調で、おなかの中の赤ちゃんも順調に体重が増えていれば問題はありません。体重の変動や栄養の偏りが気になる、あるいは食欲のコントロールが難しい場合は、助産師や栄養士へ相談しましょう。 <参考>・産婦人科診療ガイドライン産科編2017・厚生労働省妊産婦のための食事バランスガイド・厚生労働省平成 29 年国民健康・栄養調査結果の概要・厚生労働省妊娠中と産後の食事について・厚生労働省妊産婦のための食生活指針 ―「健やか親子21」推進検討会報告書― 平成18年・日本DOHaD学会HP・昭和大学DOHaD班HP・小児保健研究 第62巻 第3号,2003(331~ 340)米山京子 妊娠中および授乳期の栄養状況が母乳成分へ及ぼす影響・Peng Y et al: Fatty acid composition of diet, cord blood and breast milk in Chinese mothers with different dietary habits. Prostaglandins Leukot Essent Fatty Acids. 2009 Nov-Dec;81(5-6):325-30 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2020年01月31日「赤ちゃんの体重が平均よりも少ない」「なかなか体重が増えてくれない…」同じ月齢のほかの子と比べて、体が小さかったり痩せていたりすると、ママは心配になってしまいますね。今回は、月齢別の赤ちゃんの体重を知ったうえで、体重が増えない原因を探っていきましょう。【監修】赤坂ファミリークリニック院長 伊藤明子 先生小児科医師、公衆衛生専門医、同時通訳者。東京外国語大学イタリア語学科卒業。帝京大学医学部卒業、東京大学医学部附属病院小児科入局。東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻修了。同大学院医学系研究科公衆衛生学/健康医療政策学教室客員研究員。2017年より赤坂ファミリークリニック院長、NPO法人Healthy Children, Healthy Lives代表理事。著書・共著に『小児科医がすすめる最高の子育て食』など。テレビ番組「林修の今でしょ!講座」などに出演中。二児の母。■赤ちゃんの体重が増えない5つの原因▼原因1:母乳・ミルクの量が足りていない赤ちゃんの体重が増えない場合、原因は複数考えられます。最初に考えられる原因は、母乳やミルクの量が足りていないこと。例えばミルクで育てているなら、その月齢で必要な量をしっかり計り、現在飲めている量を把握しておくことが大切です。基本となるミルクの量は、母子手帳にも参考として記載があるのでチェックしておきましょう。母乳中心で育てている場合、計測が難しいと思われがちですが、赤ちゃんの排せつの回数や量をひとつの目安として観察します。赤ちゃんが欲しがるたびに母乳をあげ、1カ月検診までは出産した産院にフォローやアドバイスをもらいながら経過観察をしていきましょう。さらに参考として、赤ちゃんの栄養状態や体格を数値で確認できる「カウプ指数」というものがあるので、確認してみるのもおすすめです。▼原因2:赤ちゃんがよく動く生後5、6カ月で離乳食を始めて摂取する栄養がかわってきたタイミングで、赤ちゃんはズリバイ・ハイハイをするようになります。そのため、運動量が多くなることで体重の伸びがそれまでより鈍ることはあります。母子手帳にある成長曲線のチャートに赤ちゃんの身長・体重を照らし合わせながら見守っていきましょう。▼原因3:環境生まれたての新生児は、環境によって体重に変化があります。温度や湿度の影響で、ごくまれに体重が増えにくくなるケースがあります。赤ちゃんが過ごしやすい環境は、室温が24度から28度で、湿度は40%から60%くらいです。夏や冬はエアコンなどを使用して、心地良い温度と湿度を保ってあげましょう。▼原因4:離乳食の影響離乳食が始まるころになると、その量などの影響も考えられます。生後5、6カ月ころから離乳食をスタートすることをWHO(世界保健機構)でも推奨していますが、目安の量をうまく食べられないことがあります。それが原因で栄養不足となり、体重が増えていない状況かもしれません。母乳・ミルクを先にあげてしまうと離乳食の進み具合が鈍ります。まずは離乳食、そして母乳・ミルクの順番であげて、離乳食を進めるようにしましょう。そのうえで体重の伸びが鈍る場合は、母乳・ミルクを与える間隔は気にせず、離乳食に追加してみます。離乳食が進まないときは神経質にならないで、先輩ママやまわりの人に相談しながら前向きにいろいろ工夫してみましょう。離乳食をすぐにあきらめないようにするのが、栄養不足を避けるひとつのコツです。原因5:病気の可能性もし赤ちゃんが母乳やミルクを存分に飲み、離乳食もしっかり食べているようなら、基本的には問題ありません。それでも体重がなかなか増えないとき、ぐずりがちでいつもと様子が少し違うとき、もしかしたら病気の可能性があります。考えられる病気については後半で紹介していきます。■赤ちゃんの月齢別平均体重ここで赤ちゃんの月齢別平均体重の平均値をみていきましょう。▼新生児新生児は男児2.980g、女児2,910gが平均値です。▼1〜2カ月生後1〜2カ月は、男児4.780g、女児4.460gです。▼3〜4カ月生後3〜4カ月では、男児6.630g、女児6.160gです。▼5〜6カ月生後5〜6カ月では、男児7.670g、女児7.170gです。▼7〜8カ月生後7〜8カ月では、男児8.300g、女児8.200gです。▼9〜10カ月生後9〜10カ月では、男児8.730g、女児8.200gです。▼11〜12カ月(1歳)11〜12カ月では、男児9.090g、女児8.540gになります。参照サイト:厚生労働省 「平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要)」 ■赤ちゃんの体重が増えない時に考えられる病気赤ちゃんの体重が増えない病気として、主に次の3つが挙げられます。▼肥厚性幽門狭窄症生後2週間から3カ月ごろの赤ちゃんにみられる病気です。胃の出口にある幽門筋が大きくなり、胃の出口が狭くなり、おなかの中に入ったミルクや母乳がうまく運ばれなくなります。ミルクが十二指腸まで届かずに、胃の中で停滞してしまうので、口から大量に戻すため体重も減ります。この場合は手術で幽門筋を切開し、出口を大きくすることが一般的です。▼クレチン症(先天性甲状腺機能低下症) 生まれつき甲状腺の働きが弱いため、甲状腺ホルモンが不足してしまう状態になります。発生頻度は3000人から5000人に1人とされています。この病気は月齢が進むにつれて成長や発達の遅れが顕著に出てきます。また、赤ちゃんの顔に特徴があり、まぶたが腫れぼったく、鼻が低く、巨舌になります。さらに泣き声が弱々しく、母乳の飲みが悪いなどの症状もあります。通常は生まれて5日から7日目に行う「新生児マススクリーニング検査」でこの病気を発見します。発見後、治療が1歳以降になってしまうと知的障害を残す可能性が出てくるため、早期治療が重要です。参照サイト:日本小児内分泌学会 「先天性甲状腺機能低下症」 ▼ヒルシュスプルング病先天性の病気で、腸の細胞に異常があり、便秘や腸閉塞症状を引き起こす疾患です。新生児や乳幼児ではおなかの張りが強くなり、嘔吐(おうと)する症状がみられます。幼児以降では頑固な便秘や排便障害が主で、大量の便やガスがたまります。手術が必要な場合もあり、長期的な経過観察が必要です。参照サイト:順天堂大学医学部附属順天堂医院 小児外科・小児泌尿生殖器外科 「鏡視下手術2(ヒルシュスプルング病と鎖肛手術の実際)」 ただし、これらの病気は新生児期のスクリーニング検査で見つかったり、ほかの症状(はく、便秘など)で先に気づくため、体重が増加しない・体重増加が鈍いといった症状で初めて発覚する病気ではありません。■赤ちゃんの体重が増えない時の対処法▼母乳の場合はミルクを足してみる母乳が出にくいなど、ママ側の母乳不足が原因で、赤ちゃんの体重が増えないケースもよくあることです。ママの母乳の量は個人差があるので、完全母乳にこだわらず、赤ちゃんには母乳とミルクの混合で与えてみましょう。混合で赤ちゃんに必要な量が満たされていれば大丈夫です。ただし、ミルクを追加しても母乳をあげる回数は減らさないようにしておきます。母乳の回数を減らすと、とたんにおっぱいが出にくくなってしまうからです。ミルクの量は、最初は30mlから40mlくらいをあげて、少しずつ増やしていけばいいでしょう。▼赤ちゃんがはいてしまう時は赤ちゃんはミルク・母乳をよくはきます。赤ちゃんの胃の入り口から食道は大人と違ってまっすぐで未熟なため、ちょっとしたことで逆流しやすくなっています。ミルクや母乳を飲みすぎると口から流れ出てくる、ゲップとともにはいてしまう、なんてことはよくあることです。おう吐物が乳白色や透明の場合は、ミルクや唾液、胃液などで心配ありません。万が一、緑色の場合は「小腸閉鎖症」などの腸閉塞の可能性があります。また、生後2週間から3カ月ころまでの赤ちゃんで、ミルクを飲んだ後、決まって5分以内にはいてしまう場合は先述の「幽門狭窄症」の可能性も考えられます。心配な場合はすぐに病院を受診しましょう。参照サイト:獨協医科大学埼玉医療センター小児外科 「小腸閉鎖症、胎便性腹膜炎」 ■まとめ赤ちゃんの体重が増えない場合、さまざまな理由が考えられます。ミルクや母乳の量が足りていなかったり、元気に動き回ることで単純にカロリー消費していたり。また、体重が増加しない原因のひとつに病気の可能性も考えられます。気になる症状がある場合は早めに病院を受診しましょう。生後1カ月までの間は、出産した産院で相談しましょう。その後ももらったアドバイスを参考にしながら、赤ちゃんの成長をゆっくり見守りながら、悩ましいことがあるなら地域の保健センターの保健師や、近くの小児科医に相談しましょう。参照資料:・ 日本小児内分泌学会 ・ 順天堂大学医学部附属順天堂医院 小児外科・小児泌尿生殖器外科 ・ 獨協医科大学埼玉医療センター小児外科 ・ 厚生労働省
2019年10月31日4歳と1歳のぷにぷに兄弟を育児中のゆきです! こちらの連載では次男妊娠中のお話を書かせて頂いてます。2話で1人目の時はつわりがなく、ご飯がおいしくて体重が増えたが、2人目の時はつわりで食べられなかったと書きました。▼2人目妊婦は楽じゃない! 第2話今回はそんな1人目と2人目の体重管理の違いについて書かせていただきたいと思います。■多くの妊婦さんを悩ます「体重管理」妊娠中の体重管理ってとても大変ですよね。私は1人目の時、それはもう頑張りました。1人目妊娠前はやせ型だったのですが、2話目で書いたようにご飯が美味しくなりみるみる太り、妊娠4カ月目頃には+6キロに…その時買っていた妊婦向け雑誌の体重管理のコーナーを見ては、 と、全く知らない人の体重を見ては落ち込んでいました。検診の時は…それでも「ここまでは増えていい」と言われたギリギリまで増えてしまい…、助産師さんにかる~く注意されただけで、泣きそうになるほど体重管理に取りつかれていました。結果めちゃくちゃ頑張って最終的な体重増加のリミットであった「+10キロ」で出産しました。■2人目妊娠時はというと…一方、2人目の時はというと、1人目出産後、体重管理から解放された安心感と育児ストレス、運動不足などなどで激太りし、1人目の臨月時の体重(ギリギリ標準体重くらい)で妊娠。そのため、 と思っていたのですが、つわりで痩せ、その後も胃が圧迫されて量を食べることができず、特に制限もなく、妊娠前から5キロも増えずに出産となりました。■「体重管理」については、考えが変わってきている?2人目妊娠中、以前読んでいた妊婦雑誌の新刊が産婦人科においてあり、何気なく雑誌を読んで驚きました。 たまたまかもしれませんが、私が以前読んだときには、本当にびっくりするくらいどの妊婦さんも体重が増えてなかったんです!しかし、2人目妊娠時に雑誌を見たときには、以前見たような「ほとんど増えてない妊婦さん」はいませんでした。思い返せば1人目を妊娠したころは、「体重は増やしたら難産になるから!!」とあちこちで聞いていたように思います。もちろん妊婦さんの元の体型や持病など様々な事情がある場合は、お医者さんの指示で増やしすぎないようにすることは大事だと思いますし、そうでなくとも急に体重が増加してしまうのは、母体や赤ちゃんにもよくないと思います。しかし私自身、1人目のときは雑誌や周りの風潮により、体重管理にストイックになりすぎて辛い思いをしました。だから「体重管理に対して少しゆるくなっているのかな?」という今の雰囲気に少し安心しました。私は2回の妊娠・出産を経験し「増えるときは増えるし、増えないときは増えない」ということを経験しました。1人目の時は周りと比べてしまいあんなにつらかった体重管理、また次妊娠することがあれば考えすぎないように無理をしないようにしたいです。筆者の体験談です。妊娠中の体重管理については、かかりつけの医師にご相談ください。
2019年10月10日子どもの成長は、親にとってかけがえのない喜びで、楽しみでもあります。生後間もない赤ちゃんの発育は体重で確認ができますが、自分の赤ちゃんの成長が順調なのかどうかわからないと言う声も聞かれます。ここでは、生まれて間もない赤ちゃんが順調に成長しているのかどうか、その目安となる体重について解説していきます。 出生時の体重の平均値は? 男女差はどれくらい?ここで、出生時の体重の平均と、最近の傾向を見てみましょう。厚生労働省が平成13年の出生時から1年6カ月ごとに、全国の男女の身長と体重の平均値を調べた調査結果があります。それによると、出生時の体重の平均値は、男児が3,076g、女児が2,990gとなっています。 【参考】厚生労働省「子どもの生活の状況」 出生体重について! 1カ月健診までの体重の増減の目安もチェック出生時の平均値は男児が3,076g、女児が2,990gというものでしたが、出生時の赤ちゃんの体重の幅は広く、低体重の赤ちゃんもいれば、5kg近くの巨大児と呼ばれる赤ちゃんもいます。赤ちゃんの体重を、2,500g以上と2,500g未満と分けた場合の平均値も確認しましょう。 男児で2,500g以上の場合は3,146g、2,500g未満の場合は2,173gが平均値となります。女児では2,500g以上の場合は3,068g、2,500g未満の場合は2,222gという結果でした。 その後の成長の目安になる、1カ月健診までの体重増加についてはどうでしょうか。目安としては、男児の場合3.53~5.96kg、女児は3.39~5.54kgという幅で推移しているようです。男女や個人で差はありますが、出生時より、ほぼ1,000gほど体重が増えていることが多いようです。しかし、体重の増え方は赤ちゃんの授乳状況や成長の個人差がありますし、母乳栄養と人工栄養では増加率も違います。これらの数値はあくまでも目安であり、乳児身体発達曲線を参考に、平均値内で体重が増えていれば問題ないでしょう。 【参考】厚生労働省「子どもの生活の状況」 赤ちゃんの体重が増えない! その原因と対処法は自分の赤ちゃんの体重と平均値から、成長の度合いが確認できますが、気になるのは体重が増えない場合だと思います。平均値はあくまで目安であり、成長には個人差があるとはいえ、体重が増えないことについて、その原因や対処法を探ってみることは大切です。 赤ちゃんの体重が増えないことの原因の1つに、赤ちゃん自身がしっかり母乳やミルクを飲めていないことがあります。ミルクで育てている場合は、その時期に必要な量をきちんと計り与えることが重要です。ミルクの量等に関しては、母子健康手帳を参考に考えるとよいでしょう。 母乳の場合は計測することがあまりないので、どのくらい飲めているのかわからない場合がありますが、赤ちゃんが泣くたびに母乳を与え、排泄の回数や量も目安として観察します。1か月健診までは出産した医療機関で継続的にフォローしてもらい、アドバイスをもらいながら経過を見ていくことが必要です。また、赤ちゃんの発達具合を数値で見ることのできるカウプ指数というものもありますから、それを参考にしてもいいでしょう。 そのほか、赤ちゃんの病気が原因で体重が増えない場合もあります。まずは授乳の回数や量を確認しつつ、病院や地域での健診を受けながら、継続的なフォローを受けることが大切です。また、体が大きい子、小さい子は体質の可能性がありますので、乳児身体発達曲線に沿って成長していれば大丈夫です。 【参考】厚生労働省・生活習慣病予防のための健康情報サイト「肥満と健康」 体重が増えすぎている場合はどうすればいい? 逆に、体重が増えすぎて心配な場合もあると思います。基本的には、乳児身体発達曲線に照らし合わせて、その範囲内であれば心配する必要はありません。赤ちゃんの体重が増えすぎていることの原因には、母乳やミルクを必要以上に与えすぎている、母乳のカロリーが高い、あるいは遺伝要素も考えられます。母乳の場合はあまり気にしなくてよいといわれています。ミルクの場合は、与えすぎないように一回の授乳で必要な量を超えないようにすることが大切です。それでも泣く場合は、抱っこしたりあやしたりしながら次の授乳までの時間をあけるようにしましょう。 まとめ子育てをするなかで、子どもの成長が、順調なのかなど、何かと心配になるものです。体重や身長などの成長の度合いは、乳児身体発達曲線の範囲を目安に確認するとよいでしょう。また、医療機関や地域でおこなわれている定期的な健診には必ず参加し、成長を見てもらうこと、アドバイスをもらうことも重要です。数値はあくまでも目安であり、生まれてきた週数や体重、性別などによっても成長のペースには個人差があります。数値にとらわれすぎず、さまざまな専門家の目で見て判断してもらいながら、子どもの成長を見守っていきましょう。 【参考】厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査の概況について」「乳幼児身体発育評価マニュアル」、日本小児科学会・日本小児科学会雑誌 114巻8号「新しい在胎期間別出生時体格標準値の導入について」 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医
2019年07月20日筆者が第一子を妊娠中、妊娠初期はつわりで嘔吐していたこともあり、食欲があまりありませんでした。けれど妊娠中期になるとつわりがなくなり、食欲が止まらずについつい食べ過ぎてしまうことも……。そんな私が、妊娠中に体重を抑えるために頑張ったことを紹介します。 通勤方法を歩きとバスに替える第一子妊娠中は会社に勤めていた筆者。もともと自転車通勤でしたが、5年前に 「妊娠中の自転車は振動や腹圧がおなかの張りにつながることがあるということやホルモンバランスの変化の影響で注意力が散漫になりがちになる」 ということをインターネットで目にし、この情報が本当かどうかわからなかったものの大事をとって妊娠初期から通勤方法を変えました。 自宅から職場まではそれほど遠くなかったので車での出勤という選択肢もありましたが、あまり体を動かさないデスクワークだったため、体重増加を防ぐためにも歩きとバスで通勤することにしたのです。 ご飯をキャベツやサラダに置き換える妊娠中期に入るとつわりも落ち着き、気持ちが悪くなったり吐いたりすることはほとんどなくなりました。その代わりに食欲が増して食べ過ぎてしまうこともしばしば。白米が大好きでたくさん食べたかったのですが、欲望のままに食べるとどんどん体重が増えてしまうので、代わりにキャベツやサラダを食べて気持ちを紛らわすことに。 完全に置き換えるのではなく、脂っこい食事や外食をするときに生の千切りキャベツやサラダをご飯に置き換えることで食べ過ぎを防ぐことができました。 産休に入ったら実家の片付け仕事が産休に入ってからはついついだらけてしまうこともあったため、マタニティヨガをしたり出産の準備のための買い物に行ったりして意識的に体を動かす時間をつくりました。 いろいろやったなかで特に効果的に感じたのが実家の片付けです。結婚して家を出るときに自分の部屋の荷物をそのままにして引っ越してしまったため、いらない本や物がたくさんありました。第一子の妊娠だったため産休中にひとりの時間ができ、一気に不用品を片付け。気持ちもスッキリして、良い運動になったと思います。 妊娠初期から体重が増え過ぎないように意識して行動したことで、妊娠時に身長163cmで55kgだった体重は、出産前最後の妊婦健診で63.7kgと8.7kgの増加に抑えることができました。現在第二子妊娠中なので、今回も体重コントロールができるように頑張りたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年07月07日妊娠中は体重が増加するものですが、増え方のペースや数値は気になりますよね。妊娠初期はあまり気にしていなかったけれど、産院で細かくチェックされるうちに食事や運動に気をつけるようになったという方も多いのではないでしょうか。筆者も後者のタイプで、妊娠29週を境にぐんと体重が増え始めたことで、やっと意識して生活習慣を見直し始めました。 体重に関して無関心妊娠前の体重は平均値で、変化も激しくありませんでした。そのため体重計に乗る習慣がなく、体重はいくつかと聞かれても正確に答えられないくらい無関心。 妊娠がわかったときも、10kg増加に抑えるくらいは普通に生活をしていればできるだろう、と軽く考えていました。妊娠初期に食べづわりでよく食べたせいか、1カ月に3kg増えた時期もありましたが、つわりが収まると体重増加のペースは緩やかになりました。 妊娠後期に体重増加のペースが倍に危機感をもったのは妊娠29週に入ってから。つわりがおさまってからは2週間に300~500gくらいの増加ペースだったのが、1kgに増えていたのです。そのころはまだ仕事をしていたので、電車で通勤したり届け物をしたり、体を動かす機会がちょこちょこあったにもかかわらずの結果でした。 さらに臨月に入るとこれまでとは比べものにならないくらい体重増加のペースが速くなると聞いていたので、今の時点でこれはマズイ……と感じるようになりました。 やっぱり歩くのが手軽普段から運動をする習慣がなかったので、いざ妊娠中にもできる運動を! と思っても何も思いつきません。マタニティヨガにも興味はあったのですが、近くにいい教室がなく……。結局、1番手軽で無理のない、「歩く」という方法で運動することにしました。1日30分が目安です。 ただ近所を歩くだけだとつまらないので、「今日は書類を出したいから郵便局まで歩く」とか、「天気がいいから河川敷を1周する」とか、その日の気分で目的地を決めて、景色を変える工夫をしました。 ウォーキングの効果があったのか、妊娠35週から出産した妊娠41週までの体重増加を3kgに抑えることに成功! トータルでは10.5kgの増加でした。その年は秋晴れで小春日和の日が多く、気持ちよく歩けたのでストレス発散にもなりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年05月19日妊婦さんが気を使う事柄の1つが、体重の増加です。では妊娠中の適正な体重増加の目安は一体どのぐらいなのでしょうか。今回は妊娠中の体重増加の目安、体重増加によるトラブル、体重増加を制限する方法など体重管理について解説します。 妊婦の適正な体重増加の目安とは?妊婦さんの適正な体重増加の目安とは一体どのぐらいなのでしょうか?妊娠中の体重増加の目安は、妊娠前の体重によって異なります。 痩せ度・肥満度は、BMI(Body Mass Index:体格指数)で示され、体重と身長の関係から計算できます。計算式はBMI=体重÷(身長×身長)で算出され、以下のように分類されます。 (1)やせBMI:18.5未満(2)標準 BMI:18.5〜25.0未満(3)肥満 BMI:25.0以上 これをもとに、分娩までの推奨体重増加量の目安は、(1)の人:+9〜12kg(2)の人:+7〜12kg(3)の人:個別対応となっています。 参考:厚生労働省「妊産婦のための食生活指針」(4「妊娠期の至適体重増加チャート」について) 妊娠中の食事で気を付けること妊娠中は、お母さんに必要なエネルギーや栄養素と赤ちゃんの発育に必要な栄養素やエネルギーの両方が必要です。しかし、妊娠の時期によって、摂るべき栄養素も異なってくるため、初期・中期・末期の3つに分けてそれぞれ気をつけるべきことをお話ししていきましょう。 (1)妊娠初期:15週目までを初期と呼び、この間は赤ちゃんはあまりお母さんから栄養をもらう必要がありません。ですから、お母さんの身体に必要な栄養を摂取しましょう。つわりがひどい場合には、脱水にならないように水分だけは欠かさずにとるようにしましょう。 (2)妊娠中期:16週〜27週までは妊娠中期と言われ、赤ちゃんもどんどん育つ時期です。この時期は、胎盤ができあがるため、鉄分やビタミンなどの血液を作るための成分を含んだ食事が必要です。他にも胎児の骨格や筋肉発育のために、カルシウムやタンパク質を摂取も大切となります。この時期にはつわりもおさまってくる方も多いため、過食にならないようにカロリーの過剰にならないように気をつけましょう。 (3)妊娠末期:28週以降を妊娠末期と呼び、この時期赤ちゃんは急激に大きくなります。そのためバランスのとれた食事を心がけることが大切です。一方、お母さんは赤ちゃんが大きくなるために胃が圧迫され、一度にたくさんの食べ物を摂取しにくくなるため、少量に分けて食べる必要があります。この時期は合併症が起こりやすくなります。 過度の体重増加で起こるトラブル過度の体重増加により、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが高まります。 妊娠高血圧症候群になると子癇、HELLP症候群、常位胎盤早期剝離などを引き起こす要因となり、母子ともに生命の危険を伴う可能性もあります。また妊娠糖尿病により巨大児となる可能性も出てきます。そのほか、微弱陣痛になったり産道に脂肪がついて赤ちゃんがなかなか降りてこれなくなったりして胎児機能低下となり、帝王切開になることもありますし、分娩後、弛緩出血を起こす可能性もあります。 体重の減少によるトラブル体重増加とは逆に、体重減少が過度になることによってもトラブルが起きます。 妊娠前の体型が“やせ”と呼ばれるタイプの女性は、切迫早産、早産、低出生体重児を分娩しやすい傾向にあります。近年の日本の新生児の出生体重は減少傾向にある一方で、小児肥満が増えているというデータがあります。 妊娠中の体重増加を制限するためには妊娠中の体重増加量は、産院や医療機関によっては厳重であったり、太りたくないというダイエット志向のために、低下する傾向にあり体出生体重児は増加傾向にあるようです。しかし、妊娠による運動不足となり、ストレスなどのために食欲増進してしまうケースも見られます。 妊娠時期によって必要な栄養素や量は異なります。妊娠中期はつわりも収まり食欲が増す時期であったり、臨月になると赤ちゃんが出産に向けて降りてくるために胃の圧迫が緩和されて再び食欲が増すと言われています。 野菜などの低カロリーの食材をうまく利用して摂取カロリーを抑えた食事を心がけましょう。また赤ちゃんの成長のためにも、バランスのとれた栄養素の摂取を大前提として無理のない適度の運動もおこないながら体重管理を心がけましょう。 まとめ妊娠中の体重増加に関しては、妊娠前の体格が基本となります。妊娠前の肥満、また妊娠中の体重の過度の増加は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、微弱陣痛などを母体にもたらし、胎児側には巨大児などを引き起こします。しかし逆に、過度に体重増加を制限すると低出生体重児となる可能性もあるため、ある程度の体重増加は赤ちゃんの発育のためにも必要です。妊娠前の体型に合わせて、体重増加量を適時確認しながら食事量などを調整しましょう。 監修者:看護師 フリーライター しらいし ゆみか2008年より看護師として総合病院勤務。診療科としては主に小児科、整形外科、泌尿器科を経験。その後、派遣でクリニックや健診、ツアーナース、保健室業務、保育園、看護学校臨時教員などさまざまな働き方をし、現在はフリーランス看護師として働きながら医療系ライターとしても活動中。
2019年05月05日2018年7月生まれの女の子の母、キヨさんはTwitterでゆるっと笑える育児漫画を更新中! 2話目の今回は、妊娠中に体重が増えてしまったキヨさん、順調に体重が減っていったものの、4カ月後には思わぬ結果に? 出産後の忙しさでみるみるうちに減っていく体重……。「なんて効率の良いダイエットなんだ」と思ったら……? 3カ月すぎたら増す食欲、増す体重……。妊娠中おいしかったごはんが、今もすごくおいしいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター キヨ2018年7月生まれの女の子の母。妊娠を機にデザイン会社を退職しフリーランスに。出産してから食べることが癒やし……。ゆるっと育児漫画、絵日記、イラストをツイッターで更新中!
2019年04月02日気になりませんか?今の自分のお小遣いが、世の中の夫婦の平均以上か以下なのか。そこでパピマミ編集部が、夫婦のお小遣いの平均をいくつかの統計データを元に調べてみました。夫婦が自由に使える金額はいくらなのでしょうか。へそくり事情についても説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。6割以上の女性が夫婦の家計を管理している夫婦の財布の紐調査まず初めに、世の中の夫婦のお金の管理方法を見ていきましょう。2011年に行われた損保ジャパン DIY 生命アンケート「夫婦の財布の紐調査」によると、結婚年数を問わず、妻の6割以上が家計の管理をしています。夫婦それぞれでお金を管理しているのは、ほとんどの年代でも1割弱。この1割は、自分たちで割り振ったお金を自由に使っているようです。しかし数字を見ればわかる通り、8割以上の夫婦がお小遣いや家計先渡しなどでお金の管理をしています。夫婦の財布の紐調査ちなみに、アンケートに答えくださった夫婦が今の家計管理を定着させたのは、1年未満が7割以上を占めています。初めから妻にお金の管理を任せる夫婦が多いのかもしれません。夫のお小遣いは4万円!でも妻のお小遣いは?2018年サラリーマンのお小遣い調査新生銀行が会社員やアルバイトの合計2713人に行った「2018年サラリーマンのお小遣い調査」によると、昼食代を含む夫のお小遣いは、平均しても4万円を超えています。このグラフは、配偶者の金額を示しているので、青が妻のお小遣いで、赤が夫のお小遣いですので、読み間違いに注意してくださいね。夫の金額は、妻がもらっている額の2倍以上です。去年のお小遣い金額と比べても、男性は右肩上がりに対して、女性は右肩下がり。夫の方が食事に行く機会が多いのかもしれませんが、どの年代も2万円を超えていないのは寂しいところ。逆に、男性のお小遣い額は、20代と50代が圧倒的に増えています。なぜ男女でここまでの差があるのでしょうか?●お小遣い増減の大きな要因は「投資の意識」2018年サラリーマンのお小遣い調査先ほどのアンケートでお小遣いが増えたと答えた方に質問したアンケート結果です。1位は「給料が上がったから」でした。予想はついていましたが、男女ともに給料が上がったことでお小遣いも上がったようです。2位や3位には、副業や投資が入っています。お金を増やすことに成功した夫婦は、お小遣いも比例して上がっているのがわかります。節約よりも投資に目を向けているのかもしれませんね。では逆に、お小遣いが下がった夫婦の理由を見てみましょう。2018年サラリーマンのお小遣い調査こちらは、先ほどのアンケートでお小遣いが減ったと答えた方に質問したアンケート結果です。1位は、「給料が下がったから」です。2位と3位も、生活費や教育費などの負担が増えたことが原因のようです。お小遣いが下がった理由の共通点は、お金が減っているということ。お小遣いを増やした方のグラフと比べると、「お金を増やす」という意識の差が、お小遣いの差にも繋がっているのがわかります。驚き!2人に1人はへそくりがある事実2013 年夫と妻の家計管理に関する意識の違いについての調査オリックス銀行が既婚男女計500人にアンケートを行った「2013 年夫と妻の家計管理に関する意識の違いについての調査」によると、男女問わず2人に1人が「へそくり」を貯めていることが判明。妻がお小遣いを管理している夫婦が多い中、どのように夫はへそくりを作っているのでしょうか。会社からの臨時ボーナスのような大きなお金を隠して生活しているのかもしれませんね。●「へそくり」の平均は男女ともに130万円弱2013 年夫と妻の家計管理に関する意識の違いについての調査お小遣い制では、妻がお金を管理している夫婦が多いので、その分妻のへそくりが多い傾向にあります。しかし家系先渡しタイプでは、夫の方がへそくりの量が多いようです。へそくりをなくしてフラットにお金を運用するなら、共同財布タイプが一番いいのかもしれません。まとめ夫婦の平均的なお小遣い事情を紹介しました。お小遣いが上がる夫婦と上がらない夫婦の特徴がわかると、余裕のある資産管理ができそうですよね。ご自身の生活と照らし合わせて、参考にしてみてください。
2018年11月19日マタニティママのみなさん、つわりはありましたか?体重増加などの、体調管理での悩みはありませんか?一般的に、妊娠5ヶ月からはつわりがおさまってきて食欲も出やすいため、一気に体重が増えてしまう時期に突入します。わたしも現在、第三子妊娠中。毎回のことながら、妊娠中の体重管理には気を使っています。妊娠中期に急に体重が増えてしまったとしても、気をつけながら調節できるので、あまり心配しなくて大丈夫。今回は、妊娠中の体重管理についてお伝えします♪つわり後、体重が増えやすくなる?妊娠4ヶ月目くらいまではつわりで食欲が制限されたママもいるのでは?しかし、妊娠も5ヶ月になれば殆どの人がつわりが終わっているため、食欲が一気に増えてくる…とか。そのためつわり後は一気に体重が増えてしまう人が多いそうです。私も現在つわりが終わって、もりもりご飯を食べらるようになったせいか、なんと4週間で約2キロ増えてしまいました…。安定期に入ると、ウエストや腰のまわりだけではなく乳腺が発達して乳房も大きくなり、体がふっくらして脂肪を蓄えやすい体に。食べ過ぎには要注意、と思っていてもなかなか体重管理は難しいものです。何キロまでなら増えても大丈夫?自分の推定体重増加量を知ろう!私は1人目も2人目も+15㎏ほど増えてしまいましたが、体重の増加の理想は10kg前後だと言われてます。出産する病院によっては7kg程度とかなり制限する所もあるそうです。ただ、個人差や妊娠前の肥満度によっても変わってきます。みなさん、BMIって聞いたことありますか?BMI(ボディ・マス・インデックス)は、肥満判定の国際基準。BMI=妊娠前の体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で、自分のBMI(Body Mass Index)を計算してみましょう!例↓45kgで身長が158.5㎝ならば…45÷(1.58X1.58)=18.0259BMIは約18になります。【BMIの判定】18.5未満:低体重18.5 〜 25.0未満:普通体重25.0 〜 30.0未満:肥満(1度)30.0 〜 35.0未満:肥満(2度)35.0 〜 40.0未満:肥満(3度)40.0以上:肥満(4度)BMIをもとに、妊娠全期間における体重増加の目安を決められます。低体重(やせ)〈BMI 18.5未満〉…推奨体重増加9〜12kgふつう〈BMI 18.5以上25.0未満〉…推奨体重増加7〜12㎏肥満〈BMI 25.0以上〉…個別に産院に相談これをひとつの目安として、体重が増えすぎないよう気をつけましょう。わたしの実践する体重管理のこころがけは、シンプルに3つ!和食中心の食生活にいろいろ食べてきて思うのが、やはり和食中心の食生活が良いなぁということ。和食は洋食に比べて塩分や糖分、油分、カロリーが控えめなのと、和食に多いかつお節や納豆などの発酵食品は、腸の調子を整えて便秘を解消させる効果を持っています。ご飯にみそ汁、主菜、副菜といったシンプルな和食でも、満足度が高い!できる範囲で和食を取り入れた食生活を心がけています。間食は控える妊娠中でもおやつは別腹。妊婦さんだって、おやつを食べたいですよね。でも、クッキーやドーナツなどのカロリーが高いものだと、少しの量でもカロリーオーバーになりやすいので、食べる場合は食物繊維が多いものを選んで食べると、少量・低カロリーでも満足度を上げられますよ。低カロリーで食物繊維がとれる食品として寒天がオススメ。私はフルーツ(いちご、バナナ、りんご)やドライフルーツ(ドライマンゴー、プルーン)を食べてます。適度な運動って、どれくらい?運動といっても、身体に負担があまりかからない有酸素運動がベター。わたしは軽いウォーキングを1日30分程度、続けて行っています。家の近所を散歩する気持ちで歩くだけでもいいので気軽に始めやすいです。また、上の子供たちが寝静まったあと、余裕がある日にはマタニティヨガをしています。あまり太りすぎも良くないですが、逆に妊娠中の体重増加量が7キロ未満の場合には、様々なリスクがあるそう。赤ちゃんのためにもママのためにも、太りすぎず痩せすぎず、適切な体重増加をキープしていきたいものですね。体重に増加に関して不安があるママは、産院の先生に相談してみるものいいと思います!
2017年10月22日こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。モデルの高垣麗子さんが『ORICON STYLE eltha』の取材で、「最近、体重計を捨てました」ということを明かしていました。高垣さんは体重計を捨てることでスタイル維持に成功したのだとか。“ダイエット=体重計に毎日のる”と思いこんでいる女性は多いと思いますが、実は毎日体重計にのる行為が余計にダイエットを失敗させているケースだってあるのです。●体重計がダイエットのストレスを倍に『体重を記録するダイエットに挑戦していたとき、毎朝体重計にのることが嫌で仕方なかった。痩せていたらうれしいけど、ちゃんとやっているのに太っているときもあって……。ダイエットしているのに太っていたら、モチベーションがなくなり最後はドカ食いに走っていた』(30代女性/パート)『体重が増えていただけで、ダイエットのストレスに加え余計にストレスが増える。ずーっと痩せ続けるなんて無理だし、体重を見るからこそいつも続かないのだと思う』(20代女性/派遣社員)毎日体重計にのって「0.1kg太った、痩せた」ということもきちんと記録する……。それはそれでアリのダイエットなのですが、その方法は「何度も痩せたけど結局はリバウンドしてしまっている人」「ダイエットするたびに余計に太ってしまう人」には逆効果。もしダイエット中、次の日起きて体重計にのって0.1kg太っていたら……。「なんで?昨日は甘い物食べなかったのに……。何がいけなかったんだろう」と悶々と考え込み、失敗の引き金 に。ダイエットにのめり込んでしまうと“たった数kg増えただけ”だとしても、大きな恐怖を抱くことになりかねません。些細な体重の増加に気付くことって、食べ物に対する恐怖心をいっそう増大させ、それは“ただのストレス”にしかなりえないのです。少しでも太ったことで「まずい、食べちゃダメ」と思えば思うほど、食べ物に対しますます執着してしまい余計に食べたくなる という心理が働きます。人は「〜したらダメ」と思ったら、余計にしたくなるものなのです。ダイエットで成功する秘訣は“食べることに過度に罪悪感を抱かないこと”。罪悪感は我慢できない過食を逆に引き起こし、むしろ太るということに。「少々太っても大丈夫」という余裕が、長いスパンで見たダイエットには効果的。だからこそ“毎日体重計にのる”なんて、ダイエットのストレスを倍にするだけなのです。●アラサーになると“キレイ”は痩せているだけではない『30すぎて痩せすぎているとむしろ貧相。やはりほどよく肉もついたメリハリボディの方が憧れ』(30代女性/美容師)アラサーにもなってくると、キレイとは“痩せているだけ”ではありません。むしろ痩せすぎの体は老けて見える原因にも。目指すはほどよく筋肉がついたしなやかさ、凸凹のあるボディであること。つまり、アラサーを超えてからのキレイのキーワードは“ヘルシーさ” なのです。そしてそれは肌の弾力、柔らかさ。だからこそ、体重に固執しないダイエットの方が断然キレイへの近道に。1〜2kg太ろうが太るまいが、ヘルシーボディさえあれば無理に食事制限をして痩せる必要もありません。高垣さんも、「たとえ1kg増えても、姿勢を正せば痩せて見える」「カロリーや体重などの数字ではなく、見た目が大切だと思うんです」と語っています。高垣さんのように、厳しい食事制限をするダイエットからエクササイズを中心としたダイエットへ移行するアラサーのモデルさんは多く、モデルのSHIHOさんも今はヨガで体型を維持しているのだとか。特にストイックに体型維持に取り組んできたモデルさんたちも、最後に辿り着く結論は“無理なダイエットは体を壊すだけではなく、心身ともに疲弊してしまって続かない” ということを身を持って知った、ということでしょう。でも、体重計がないと自分が太ったか痩せたかわからないじゃないか、と思うかもしれません。だからこそベストな方法は、“自分のボディラインは自分の目で毎日チェックする”こと。自分の出てほしいところがきちんと出ているか、しまってほしいところがちゃんと引き締まっているか。毎日全身鏡を見てきちんとチェックしましょう。そして、「ああ、少しお腹が出てきたな」と思えば、エクササイズを取り入れたり、少しご飯を減らしたり……。そうすればたかだか1〜2kg太ったのに一喜一憂することもなく 、理想的なボディラインを手に入れることができます。体重なんてただの数字。見た目こそが大事なのです。●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)●モデル/ゆみ
2016年11月04日妊娠後期になると、大きくなった子宮の圧迫によって、初期のつわり時期のような胃のもたれやむかつきなどを感じ、食事が摂れなくなることがあります。このような場合、少なめの量を回数を分けて食べることで、体重管理をしましょう。また、臨月に入り、胎児が骨盤の中へ下がると、胃への圧迫が薄れ、食欲が旺盛になりますが、食べすぎには十分注意が必要です。中期まで体重管理に成功している妊婦さんは、1週間あたりの体重増加の目安を意識して、妊娠後期の体重の増加量をコントロールしましょう。1週間あたりの増加量は、妊娠前のBMI数値によって変わります。妊娠前の体重(kg)を身長(m)の二乗で割ったものがBMI。このBMIが18.5未満のやせ型の妊婦さんは、1週間あたりの推奨体重増加量が、0.3kg~0.5kgになります。BMIが18.5以上25未満のふつう体型の妊婦さんの場合も、1週間あたりの推奨体重増加量は、同じく0.3kg~0.5kgです。BMIが25以上の妊婦さんの場合は、個別対応になりますので、医師と相談の上、体重管理をおこないましょう。増加目安の範囲内に収まるよう、過不足なく体重を管理しましょう。みんなどうだった? 妊娠後期の「体重」の体験談ファーストフードのハンバーガーとポテトが大好物になり、妊娠中期、妊娠後期の体重管理が大変になりました。つわりの時は、とにかく甘いものが食べたかったです。体重は17キロ増え、難産になると言われましたが、出産日まで改善出来ませんでした。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日おなかの中で急速に胎児は育っているものの、妊娠初期の体重変化は、それほど著しいものではありません。つわりなどで食事が摂れず、体重が減ってしまうことを気にする妊婦さんも多い時期ですが、この頃の母体の体重減は、ほとんど胎児に影響はありません。食べられるものを、食べたいときに食べるようにしましょう。妊娠前の体重の10%(5kg程度)以上が減少した場合などは、「妊娠悪阻」と診断され、点滴などの医療措置を受けることになります。この頃は健診は4週に一度と頻度が少ないので、水分も飲めず急激に体重が落ちた場合は、健診を待たずに受診する必要があります。かかりつけ医に電話などで連絡してみましょう。逆に食べづわりで体重増加を気にする妊婦さんがいるかと思いますが、この時期はそれほど体重変化を気にする必要はありません。少量を何度にも分けて食べることが、つわり症状の軽減と体重管理の両立に効果的です。みんなどうだった? 妊娠初期の「体重」の体験談・妊娠初期、つわりで体重が減り、まわりに何か病気ではないかと心配されました。妊娠が確定し周囲に話すと、つわりがきついと男の子が生まれるよ、といわれ続けました。でも実際に生まれたのは女の子でした。・私の場合 食べづわりだったので、とにかく少しでもお腹がすくと気持ち悪くなり、吐いていました。水分やヨーグルト、小さいおにぎりなどを食べていました。体重管理はその後からでも出来ると思うので、まずは口に何かを入れて気持ち悪くならないようにしていました。4ヶ月以降は自然につわりもおさまり、食欲も出てきましたが、適度に運動したりしています。・おなかがすくと気持ち悪かったので、炭酸を良く飲んでおなかを膨らませました。体重管理で上の子の時に大変な思いをしたので気を使いました。・妊娠初期からつわりがきつく、最初の妊娠では5ヶ月目で体重マイナス9キロとなり、2回目も1ヶ月でマイナス5キロと、とにかく吐きまくりました。寝たきり生活が3ヶ月ほど続きましたが、5ヶ月~6ヶ月の頃には治まりました。炭酸飲料を飲むとサッパリするとか聞いて試しましたが、ゲップが増えただけでした。しんどかったけど、吐くのは当たり前と考えて吐きたいだけ吐きました。栄養バランスなんて全く気にせず、水分補給だけ気をつけて食べられるものだけ食べていました。産院で処方してもらった漢方薬は気休め程度に飲んでいました。・私の場合は吐き気はなかったものの、とにかく何か口に入ってないと気持ち悪くなってしまういわゆる「食べづわり」でした。とは言え、体重も増やすわけにいかない為、飴やラムネ等を常備して、つわりを感じると口に含むようにしました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠中期になると、おなかや胸が膨らみ始め、身体に脂肪を蓄えて、妊婦らしい体型になってきます。また、つわりが治まってくることで、食欲が増加する時期でもあります。この時期から本格的に体重管理が必要になります。1週間あたりの体重増加の目安は、妊婦のもともとのBMI数値によって変わります。BMIとは、妊娠前の体重(kg)を身長(m)の二乗で割ったもの。このBMIが18.5未満のやせ型の妊婦さんは、1週間あたりの推奨体重増加量が、0.3kg~0.5kgで、全妊娠期間を通じて、9~12kg増、BMIが18.5以上25未満のふつう体型の妊婦さんの場合は、1週間あたりの推奨体重増加量は、同じく0.3kg~0.5kgですが、全妊娠期間を通じての増加量は、7~12kgが目標です。BMIが25以上の妊婦さんの場合は、原則として個別対応となり、妊娠中に増える体重は5kg以内が目標となります。目安となる範囲に収まるよう、カロリーに気をつけるようにしましょう。みんなどうだった? 妊娠中期の「体重」の体験談・お菓子やアイスは体重増加阻止のため控えました。(24歳)・体重の増加が気になったので、甘いものはあまり食べないようにしていました。(31歳)・体重管理のため、トマトスープを食べていました。(29歳)・体重増加が著しく、メタボ妊婦だったので海藻やサラダをできるだけ食べるようにしていました。(39歳)・健診時に体重の増加ペースが少し急だと指摘されたので、妊娠後半はいろんな種類の野菜をとるように心がけました。あとは豆腐や豆などの植物性のたんぱく質も少し意識しました。(32歳)・ニュージーランドでの妊婦健診では、体重測定や内診がありませんでした。(31歳)・アメリカではどんどん太りなさいと言われて、体重が増えると「good」と誉められました。(35歳)・アメリカでは、体重が20キロ近く増えても医師から何も指摘されませんでした。(30歳)・アメリカは妊娠中の体重制限がなく、もっと食べろと言われて妊娠中毒症になったらしいです。(33歳)・アメリカのボストンでは、23kg体重が増えたのに怒られませんでした。(29歳)・アメリカのサンフランシスコは無痛分娩が常識で、体重制限もありません。(36歳)・助産師さんによって、体重管理について増えすぎだから気をつけた方が良い、気にしなくて良い、など言っていることが違うので困った。(25歳)・妊婦なのに体重管理等でも特に注意を受けなかったので、逆に大丈夫かなと心配になった。(32歳)・妊娠7ヶ月の時に、「お散歩とかはしなくていいから」と先生に言われた。2月で寒くて、インフルエンザが流行していたり、私自身仕事を続けていて、なんとか体重管理が出来ていたからなのかなと不思議に思った。子持ちの友達3人に話したら、やはり驚かれました。(32歳)・里帰り前の病院と、里帰り先の病院では体重管理、血圧の管理やおっぱいマッサージの方針が違ったのでどちらの方に合わせていいか悩みました。(31歳)・妊娠中期後半、体重が1ヶ月で1kg増えた際に、「1ヶ月で1kgはちょっと太りすぎなので体重管理をしっかりしてくださいね」と注意を受けた。ちなみにそれまではつわりで妊娠前より6kg痩せていました。(25歳)・妊婦の時、先生は体重のことは何も言わなかったが、助産師さんには体重管理に気をつけるようにと注意を受けた。(36歳)・里帰り出産の為、最初の病院が体重管理など、あまりサポートしてくれなかった。ここで産むわけじゃないから、適当だったのかなと思って少し残念に感じた。(32歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠中の体重管理で悩んでいるという妊婦さんは多いのではないでしょうか。体重管理は、お腹の赤ちゃんを無事に産むために、ある程度必要なこと。体重が増え過ぎないように気をつけていれば、産後のダイエットも比較的ラクにできます。私自身、妊婦時代は体重管理に気をつけて、7kg増に抑えた結果、産後13kg減らすことができ、妊娠前よりスリムになることができました。今回は、妊娠中の体重管理のポイントと注意点をお伝えします。■体重管理のポイント(1)間食はなるべくしない妊娠中はお腹が空きやすくなりますよね。しかし、妊娠中に必要な摂取カロリーは、非妊娠時のエネルギーに、妊娠初期でプラス50kcal、妊娠中期でプラス250kcal、妊娠後期でプラス500kcalだけなのです。もっとも必要カロリーが多い妊娠後期でも、たったおにぎり2つ分くらいのプラスです。意外と少ないと感じませんか?そのため、非妊娠時と同様に、間食はなるべく控えましょう。妊娠中、どうしてもお腹が空いた時は、普段の食生活で不足しがちな栄養素を取るために、果物やヨーグルトなどを間食として食べましょう。■体重管理のポイント(2)低カロリーで栄養豊富な野菜、キノコ類をたっぷりと野菜やキノコ類は、栄養豊富かつ低カロリーなので、たくさん食べても大丈夫。私は面倒くさがりなので、いつも野菜キノコ鍋をたくさん作ってそれを食べていました。野菜やキノコ類は食物繊維も豊富なので便秘改善にもなりますよ。■あくまで体重管理、妊娠中の過度なダイエットは赤ちゃんに悪影響体重管理が必要とはいえ、過度なダイエットは赤ちゃんに悪影響を及ぼします。2,500g以下の未熟児が産まれる原因のひとつとして挙げられるのが、妊娠中のダイエット。妊娠中、栄養が不足しているママは、栄養失調の赤ちゃんを産む傾向にあることが、研究結果でも発表されています。栄養失調の赤ちゃん(低出生体重児)は、さまざまな合併症を引き起こすリスクが高いうえに、成長や発達が遅れる可能性があります。これはイギリスの疫学者、デビッド・バーカー氏によるバーカー説と呼ばれるもので、「胎児期に栄養失調状態にあると、成人後には糖尿病や高血圧などの生活習慣病を発症しやすい」という報告も発表されています。将来、赤ちゃんが肥満や糖尿病になりやすくなることは避けたいですよね。そのためにも、妊娠中の食事の栄養バランスには十分注意し、偏った食事でダイエットをすることは絶対にやめましょう。赤ちゃんを安全で健康に産んであげるために、適切な体重管理をしながら、お腹の中で栄養たっぷりに育ててあげてくださいね。
2014年10月25日妊娠中は体重が増えるものとわかっていても、いつ頃、どのくらい増えていくのか(もしくは増やしていいものなのか)、なかなかイメージしにくいのではないでしょうか。そこで今回は、妊娠中の体重変化の内訳や管理の仕方について解説します。■妊娠中に増加する体重の内訳妊娠中に増加しても問題ないとされる体重は、非妊娠時のBMIの数値によって異なります。標準体型(BMI値=22前後)であれば、7~11kgくらいの増加が理想といわれています。▼妊娠中に増加する体重の内訳・胎児と胎盤と羊水で約4.5kg・子宮とおっぱいで約1.5kg・水分や循環血液量の増加分が約2.5kg・皮下脂肪などの増加分が約3kg上記の合計で約11.5kg、これが標準的なケースです。場合によっては、5kg以内の増加にとどめたほうがよいこともあります。担当の医師や助産師と十分に相談しておきましょう。ちなみに、体重増加の目安は、妊娠初期~中期は週400g、月1.6kg程度、後期は週250g、月1kg程度の増加にするのが理想です。悪阻(つわり)があけた時、クリスマスやお正月などのイベント、安静時、産休入りや里帰り中は特に体重が増えやすいので要注意。さらに、臨月になってからは体重増加のラストスパートがくることがあるので、より一層注意しましょう。■妊娠中、体重の増え過ぎは要注意だけど…妊娠中に体重が増加し過ぎると、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、帝王切開、腰痛や膝痛、巨大児、分娩の遅れなどが増えるといわれています。とはいえ、過度に体重増加を怖がることはありません。そもそも妊娠中は非妊時よりも血糖値が下がるため、皮下脂肪がつきやすい状態にあります。これは胎盤から分泌されるホルモンの影響で、糖質が母体よりも胎児へ優先的に渡るようになり、母体が主に脂肪をエネルギー源とするようになるためです。また、妊娠中の循環血液量は非妊娠時の1.5倍近くになり、体内の水分量は2割近く増加します。授乳に備えて乳房が大きくなり、お腹が大きくなるため運動量も減少しがちです。つまり、「妊娠時にある程度太るのは当然のこと」なのです。その事実を受け入れつつ、適切な運動と体重管理をすることが大切です。■妊娠中、食事日記で体重管理私の場合、食事日記をつけて体重管理をしていました。毎朝体重を測り、朝昼夕食、おやつなど、食べたものをすべて書き留めていたところ、「全然食べていないはずなのに太っちゃったのよね…」ということがなくなり、何が不足していて何が多かったのかを見てとれるようになったのです。食べ過ぎや不足分は、一日ではなく一週間単位で考えると調整しやすくなります。そして、ちょっとした合間に「ちょっと遠回りして歩く」「骨盤を動かして便秘を予防」「気分転換にストレッチをする」などの運動をすればさらによいですね。妊娠中の体重増加が少な過ぎても、お腹の赤ちゃんが低出生体重児(体重2500g未満)になるといわれています。低体重出生児は、体の機能に未熟なところが多く、合併症や感染症にかかる可能性が高くなります。体重は増え過ぎてもNGですが、増えなさ過ぎてもNGなのです。「たまには食べ過ぎても大丈夫」と自分を信頼し、ストレスを持ち過ぎないようにしましょう。長いようで短い妊娠生活、お腹の赤ちゃんと一緒においしいごはんをゆったり楽しみながら、幸せに過ごせるとよいですね。
2014年09月03日たんこんちは ボロボロゆかい
ぽこちゃんです&どんちゃんです
子育てはフリースタイル
うちの息子もこの春小学校に入学し、子どもは二人とも小学生になりました。そう、念願の…。お姉ちゃん念願の“弟とおててつないで登校”がついに叶う日がきた!!と、思っていたのですが…。■念願の弟の入学子どもたちも成長し、立派な自我が芽生え、最近では激しいケンカもするようになったうちの姉弟。しかしなんだかんだ仲良しで、娘は弟がかわいくてしょうがないし、息子はお姉ちゃんに憧れを抱いているようでした。そんな中での、息子の入学。息子はお姉ちゃんと一緒に学校へ行けるのを今か今かと待ち望んでいました。そして娘も、学校で弟と会えるのが楽しみで仕方ない様子でした。が、しかし…。そう、うちの息子は…寝起きが悪い…!!娘は声をかければスッと起きてくれるタイプなのですが、息子は正反対。どれだけ声をかけてもどれだけゆさぶってもたとえ体を起こされようが起きない!!仕方ないので、幼稚園のときは寝たままの息子を担いで階段をおり、なんとかリビングに運んでいたくらいのレベルだったのです…。 ■起きない息子すっかり自立し、自ら身支度をしてくれる娘に対して、ひたすら起きない息子…。なんとかリビングテーブルに座らせるも、朝食もゆっくり。次第に、真面目な娘も苛立ちはじめる…。「遅れるから、もう行くね!」そう言って、後ろ髪をひかれながらも登校していく娘。そんな中でやっと朝食を終え、ゆっくりトイレにこもり、着替える息子…。でも、まあ、全部ひとりでやってくれるので、とーーーーっても楽なのですが…。こうして今日も、母と二人、登校していく息子。こんな息子がお姉ちゃんと一緒に登校できるのは、もうちょっと先かもしれません。ちなみに、あまりの眠りの深さに何か疾患でも隠れているのかと心配していたのですが、休日になると…。オフの日になると、なぜかものすごく早起きな息子。オンとオフのクセが強いだけのようです。
2024年04月27日『SNSを使うトラブル』もあれば、『SNSを一切使わない』ことによるトラブルもあります。今となっては当たり前の情報共有の手段であるグループLINEは便利ですが、それを『一切やらない!』という人がいました。 どうしよう…!部活と、学校の学年委員でご一緒していたNさんの連絡手段はガラケーで電話とメールのみ。さらには「写メはパケ代がかかるのでファックスでお願いします!」という人でした。 N家にパソコンはあるけれど、Nママはほとんど使えないということで、仕方なく連絡担当の人は部活の試合や役員の仕事の連絡事項を口頭やLINEの画面をコピペしてメールに打ち直していました。 結果的にNさんの相手に疲れた周囲は次第に離れていき、連絡も必要最低限になり、当たり障りない付き合いになっていきました。 ♢♢♢スマホを持っていないのは個人の自由のため、連絡手段が他の人と異なることはしょうがないことですが、当たり前に一人だけ別対応を望むというのも少し対応に悩んでしまいますよね。スマホを持っていない人と同様にファックスがそもそも家になかったり、使えない人もいます。お互いがなるべくモヤッとせずにしたいものですが、みなさんが同じ状況になった際、どのように対応しますか? 作画/miyuka 著者:華田桜子転勤族でほぼワンオペ状態で、年子の男子2人を育てたママ。
2024年04月27日