2児の母であるシオリさんは、20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を切除する手術を受けました。婦人科受診のきっかけは生理不順でしたが、検査の際に卵巣嚢腫があることがわかり、シオリさんは妊活を見据えて切除手術を受けることに。手術前の準備を終え、手術室へと向かうときが……。 そこは異世界のようで…剃毛、へその掃除に加え、浣腸を終えたシオリさん。家族もかけつけ手術室へと向かいます。 ※手術時はオペキャップをかぶりますが、記事内のイラストでは省略しています 手術室に入ってシオリさんが感じたのは、「異世界感がすごかった」「ドラマのセットみたい」ということ。患者側からすると、手術室に入る経験というのはそれほど頻繁にあるものではないからこそ、ドラマや映画などで見る世界に入ったような感覚になるというのは、ある意味「手術あるある」なのかもしれません。また、シオリさんが思ったように、「全身麻酔をかけられた際、どれくらいまで意識を保てるのか」ということも、同じことを考えたという方も多いのではないでしょうか。手術に緊張はあれど、不安でいっぱいになるよりこうしてポジティブに捉えられると、気持ち的にはラクなのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年12月03日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。義母が圧迫骨折をしてずいぶん時間がたちましたが、まだ痛みが治まらない様子。医師からは特に何も言われていないはずですが、何かと言い訳を並べて横になってばかりいて、出かけようともしません。相変わらずわがままを言って自分で病気を治そうともせず、おまけに寝たきりになってしまうのではないかと心配するまる子さんですが……。義母が寝たきりになる心配もしていましたが、お盆を境に自分から外出しようという気になってきた義母。しかし、相変わらず他人の都合はお構いなしで、まる子さんも夫も振り回されっぱなしで……!? 待たされたのはこちらですが… 義母は自分のお弁当を、私は王子(息子)用のファストフードを買いに行きました。 そんなある日、重い生理痛のため「今日はそっとしておいてほしい」と頼むまる子さんでしたが……。義母からの要求は止まりません。 義母から病院へ迎えの要請があったある日。たまたまその日は、息子がワクチン接種の副反応で学校を休んでいたのですが、食欲はあるということでリクエストされたファストフードを買ってくると約束して出かけました。息子のリクエストは義母の苦手なものということもあって、義母は自分でお弁当を買うようです。 そのため、お互い買い出しをしてから、お店の前で10分後に待ち合わせをしたのですが……。まっっっったく出てくる気配がなく。30分がたち、さすがに息子が待っているだろうと一旦家に帰って買ったものを届け、再度戻ってきました。その間に義母から着信があり、お店に到着すると案の定ご立腹……。いや、待たされたのはこちらなのですが……? さらに別の日には、激重な生理に耐えている最中、あちこち行きたいところを言いだし、送迎を頼んできます。生理の重さは人それぞれ。同性でも、経験したことがなければつらさを理解してもらいづらいのです。義母の場合、もう忘れてしまったのかも?! ……数日で回復するから、待っていてほしいと言っても「じゃあすぐそこの……」と、自分が寄り添っているといわんばかりに要望の内容を変えてきます。距離の問題ではなく、動くことが難しいことをわかってもらえる日は来るのでしょうか……。 --------------今日もまる子さんの家は、義母を中心に回っているようです。見方を変えれば、それだけ自分の気持ちをはっきりと言えるほど、信頼されているということかもしれませんね。ともあれ、生理痛がひどいときくらいは、一日中丸まっているのを許してほしいところですが……。痛みは見た目からではわからないので、難しいですよね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター まる子
2023年12月02日無事に2人目を出産して病室でひと安心……と思いきや大量出血!? しかしそれは緩みに緩んだ骨盤底筋のせいで起こった盛大な尿漏れだったのです。1人目の比じゃなかった、私が経験した当時の尿漏れ事情とその後の対策をお伝えします。大量出血? シーツを汚した原因は尿漏れ2人目の産後2日目、まだまだ悪露が残っているなかドロッと大量に出血したような嫌な感覚がしました。下着やパジャマはもちろんベッドまで汚してしまい、かなり焦りました。 しかし、なんとそれは多少血は混ざっていたものの、出血ではなく尿! なんと排尿時の感覚がわからないほど、筋肉が緩んでしまっていたのです。1人目のときは多少トイレが近くなったかな?と思うくらいだったため、私にとっては衝撃的な出来事でした。 トイレを我慢できない!その後は少しでも我慢するとトイレが間に合わない!という状態だとわかり、赤ちゃんを残して1日に何度もトイレへ行くことに……。部屋ごとにトイレのある産院で本当によかったと実感しました。 とても情けない思いで助産師さんに話をしましたが、産後の尿漏れはよくあることらしく、自分だけではなかったことにホッとしました。しかしこのままではいけないと感じ、助産師さんに対策を教えてもらいました。 尿漏れ対策は日々の積み重ねが大切私が続けられた対策は2つ。日常的に腟に力を入れること、産後5日目ごろからはあお向けで膝を立てて腰を上げる体操をおこなうことです。赤ちゃんと一緒に横になりながら、授乳しながら……など、とにかく回数をこなすのがポイントで、慣れてきたら1回ずつの時間を延ばしていくと効果的なんだそうです。 産後6カ月がたった今では、トイレの間隔は少し短いものの、尿漏れすることはなくなりました! 妊娠中だけでなく、産後まで尿漏れに悩むなんてショックでした。しかし、産後ママなら多くの方が通る道なので、あまり気にしすぎず、地道に体操などで改善していくといいそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:小林夏希4歳と1歳の二児の母。フリーライターとして育児・インテリア・住宅関係の媒体を中心に記事執筆をおこなう。
2023年12月02日ゴロウは、妻のミサキと息子ムサシの3人家族。ムサシが生まれてから機嫌の悪いミサキ。ゴロウはそんな妻への対応に悩んでいました。ムサシが生まれて2カ月。なぜかミサキはゴロウに対して、あたりが強くて……。 産後の妻が怖い… 産後、常にイライラしている様子のミサキ。ゴロウはなんとか機嫌を良くしてもらおうと、仕事帰りにケーキを買って帰りますが、産後甘いものを控えていたミサキに怒られてしまいました。 そこで「抱っこ代わるから、少し休んでおいでよ」と声をかけたゴロウ。ミサキは目を輝かせて喜びます。 しかし、ゴロウに抱っこされたムサシは泣き止まず、20分でお世話をバトンタッチ……。 「期待した私がバカだった」ミサキの言葉に、ゴロウはショックを受けるのでした。 数日後、風邪をひいたゴロウ。心配してくれるミサキのやさしさに喜びますが、この日をきっかけに頻繁に風邪をひくようになるのでした。 なんとか妻の機嫌をとりたい夫。ミサキのために動こうとする気持ちは素晴らしいですが、なぜミサキが不機嫌なのか、肝心なことがわかっていないようです。 ミサキがどうして自分をにらんでくるのか、どうして自分にあたりが強いのか……。ゴロウは一度、ミサキの本心を聞いてみるとと良いのかもしれませんね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
2023年12月01日「出産よりも産後がつらい」第7話。怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。傷口の痛みやおしっこが出ないハプニングをなんとか乗り越えて突入した入院生活2日目。2日ぶりにシャワーを浴びたしおさん。入浴後、病室に忘れ物をしたことを思い出し病室に向かっていると助産師さんに呼び止められ「すぐにナースステーションに来て赤ちゃん引き取ってください!!」と激怒され意気消沈。その後、産後のご褒美エステを終えたしおさんを呼び止め「お肌……超ツルッツルじゃん!」と。また怒られてしまうのではとドキドキしながらも入院生活を送っていました。 そんな心も体も忙しい中、「私がママだよ」と照れながらも初めて赤ちゃんに話しかけるしおさん。うれしくてちょっぴり恥ずかしいというなんとも言えない幸せな時間が流れるのでした。 そして2日目の朝、院長が病室へきて麻酔の管を取ると説明を受けたしおさん。麻酔の管を固定していたテープを勢いよく剥がされ、プチショックを受けます。しかし、夫のまさかの行動でさらなるショックが……。 フタを開けてまさかの状態にショック……!! その後の入院生活は、授乳をしたかと思えばすぐに食事の時間。そしてごはんを食べたかと思えば今度は哺乳瓶を洗い……と、目が回るような忙しさにしおさんは「負けるなしおー!」と自分へエール送るのでした。 あっという間に時は過ぎ夜に。しおさんの夫が面会へきて、ついに赤ちゃんと初対面を果たします。ぎこちなく丁寧に赤ちゃんを抱っこする夫の姿を見て「家族になったんだなあ……」と実感するのでした。そしてしおさんがリクエストをした待望のアイスを受け取るりフタを開けると、そこにはドロドロに溶けきった状態のアイスが……。形のないアイスを見た夫からは「コンビニで買ってから40分かけて車できたから……ごめん」と衝撃の発言が。気まずい表情の夫をかばうように「せっかくだし食べようかな……。」とやさしい言葉をかけるしおさんでした。 ◇ ◇ ◇ 赤ちゃんと初対面し、ぎこちないけれどもとても慎重に赤ちゃんを抱っこする旦那さんを見て感動もひとしおだったのではないでしょうか。しかし、リクエストしていたアイスが溶けてしまっていたことは衝撃ですよね。「コンビニで買ってから40分かけて車できたから……」と言われると、旦那さんの早く赤ちゃんに会いたいという気持ちと、しおさんにアイスを届けて喜んでもらいたいという気持ちが伝わり、ショックも消えも晴れやかな気持ちになりますね。退院後は冷たいアイスが食べられるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年12月01日株式会社ティーアールファーマ(本社:東京都中央区、代表取締役:春田 広嗣、以下 当社)は、産後ケア施設向けに「乳幼児用体動センサー」の無料貸し出しを行います。当社は全国で産科、保育園向けに乳幼児体動センサー等を提供しており、安全管理の強化を目指しています。本サービスは、産後ケア施設における安全対策の向上を目的としています。乳幼児体動センサーの導入により、産後ケア施設は赤ちゃんの動きをリアルタイムでモニタリングができ、より高度な安全管理が可能となります。また、助産師をはじめとする施設スタッフの方々の業務軽減にも貢献します。当社は、産後ケアに従事されるプロフェッショナルの方々の業務効率向上と、患者様への最高水準のケア提供をサポートするために本商品の導入を推進してまいります。■ビービーアラームについてビービーアラームは、新生児・乳幼児の身体の動き(体動)を正確かつ継時的にモニタリングする非接触型の体動センサーです。高感度パッドセンサーが新生児・乳幼児の体動を検知し、身体の動き(体動)の変化を音と点滅でお知らせします。【無料貸し出しの概要】提供製品 :乳幼児用体動センサー ビービーアラーム製造販売届出番号:13B3X10136000002提供内容 :各施設 1セット貸出期間 :最大6ケ月<特長>・簡単操作・コンパクトな本体・電池残量のお知らせ機能・高感度センサーパット・非接触型申込方法: 下記のウェブサイトでお申込ください 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月01日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。しかしその後、無痛分娩で使用した麻酔の副作用で、強烈な吐き気や38度を越える高熱に襲われたり、、再び陣痛のような強い痛みを感じたりして苦しんでいました。さらに、出血がなかなかおさまらないしおさんを診察するため、夜中に院長が駆けつけてくれました。危ない状況ではあったけれども「出血は次第におさまっていく」と言われたしおさんの目には、安堵の涙が溢れます。翌朝、助産師さんにミルクの作り方を教えてもらうことになり、赤ちゃんと顔を合わせます。すると、いろいろな感情がこみ上げてきて、しおさんの目には涙が……。しかし、感動していたのもつかの間。トイレに行くと、傷口が痛んで冷や汗をかいてしまいます。なんと、おしっこの出し方がわからなくなってしまったのです。助産師さんにカテーテルを使っておしっこを排出する方法もあると提案されますが、カテーテルが怖いしおさんは「自力で頑張ります」と宣言。夫が面会に来てくれたタイミングで、大量に水を飲んだせいか強烈な尿意に襲われます。夫に支えてもらいながらトイレに駆け込み、なんとかおしっこを出すことができました。あまりのつらさに家に帰りたいと弱音を吐いてしまうしおさん。 しかし、翌朝からいよいよ赤ちゃんと一緒に入院生活を送ることになって―!? 全身を鏡で見て自分に驚愕! 自分の体が思うように動かないことなどに限界を感じていたしおさん。 「うう……おうち帰りたいよお……」と思わず弱音を吐いてしまいます。 入院生活2日目。この日から、赤ちゃんが病室に移動してきて、一緒に入院生活を送ることに。さっそく、授乳をしてみることになりました。 助産師さんに声をかけてもらいながら、赤ちゃんを慣れない手つきで抱き上げ、授乳を始めるしおさん。赤ちゃんが無事におっぱいを飲んでくれて、思わず感極まり涙が出ます。 すると助産師さんが言いました。 「じゃあ今日から授乳は3時間間隔であげてね!」「大変だけど頑張って!」 大人が食事を1日3食をとるような間隔で赤ちゃんにも授乳すると思っていたしおさんは、びっくり。 もっと育児について勉強しておくべきだったと後悔します。 そしてナースステーションに一度赤ちゃんを預け、しおさんは2日ぶりにシャワーを浴びます。 鏡で自分の体を見たしおさんは、普段より何倍もおっぱいが大きくなっていることに驚き、つかの間の喜びを感じたのでした。 ◇ ◇ ◇ 初めて赤ちゃんに母乳をあげたしおさん。母乳はよく出たものの、授乳の頻度を知って戸惑ってしまったようです。助産師さん曰く、出産後、少しでもスムーズに母乳育児を始めるには、妊娠中のケアや母乳育児に関する知識を得ておくことが大切なのだそう。 しおさんが嘆いていたように、産後のママは授乳間隔が短いので寝不足になりやすく、体力的にも精神的にも大変だと思います。周りの人の理解や協力を得ながら少しでも楽しく赤ちゃんのお世話ができると良いですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年11月29日怖がりなしおさんは無痛分娩を選択し、元気な女の子を出産。その後、赤ちゃんのお世話に備えて夕食をとろうとすると、強烈な吐き気に襲われます。どうやら、無痛分娩で使用した麻酔の副作用が出てしまったよう。しおさんはその後、38度を越える高熱が出ただけでなく、再び陣痛のような強い痛みを感じます。さらに、助産師さんに産褥(さんじょく)パッドを交換してもらった際に、出血がおさまらず危険な状態であると言われたしおさん。かけつけた院長が診察をした結果、もう少し出血が多ければ緊急搬送が必要だったということがわかりました。「出血は次第におさまっていく」と言われたしおさんの目には、安堵の涙が溢れます。その夜は安静にするためそのまま分娩台の上で眠ることになったのですが、体の痛みがありまったく眠れなかったしおさん。翌朝、助産師さんに育児用ミルクの作り方を教えてもらうことになり、赤ちゃんと顔を合わせます。すると、いろいろな感情がこみ上げてきて、涙が……。 しかし、感動していたのもつかの間。トイレに行くと、傷口が痛んで冷や汗をかいてしまいます。そしておしっこの出し方がわからなくなってしまって―!? 体がおかしい… ※カテーテルとは、シリコン製の柔らかい管のこと。カテーテルを尿道に入れて膀胱に溜まった尿を出す処置のことを導尿と言います。 おしっこの出し方がわからなくなってしまったしおさん。 晩ごはんを持ってきてくれた助産師さんに、「あの……おしっこしたいのになぜか出ないんですけど……」と相談します。 すると、助産師さんはおしっこが出ない原因は水分が足りないのではないかと言いました。 どうしても出ないようであればカテーテルを使って尿を排出させる方法もあると教えてくれます。 しかし、しおさんは痛みなどを感じるのはもう嫌だから、カテーテルは使用せず自力で頑張ると返事。そして、水を勢いよく飲み干しました。 ベッドに横になると急に心細さを感じ、夫が来るのをまだかまだかと待ちます。 するとそこへ……。 「しおっ! 遅くなってごめんね」と夫が駆けつけてくれました。夫が来てくれたことで元気が出てきたしおさん。しかし、水を一度にたくさん飲んだからか、尿意を催します。トイレへ行こうと立ち上がったのですが、体に力が入りません。 今にも出てしまいそうなほどの尿意を感じたしおさんは、夫に支えてもらいながらトイレに移動し、何とかおしっこを出すことができたのでした。 ◇ ◇ ◇ 産後、思うように体が動かせなかったり、おしっこが出なかったりと不安がこみ上げてきていたしおさん。旦那さんが会いに来てくれて、とても元気が出たのではないでしょうか。心配なことがあれば産院スタッフさんに相談したり、旦那さんに気持ちを聞いてもらったりして、退院に向けて前向きに頑張っていってほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年11月28日怖がりなしおさんは無痛分娩で元気な女の子を出産。その後、赤ちゃんのお世話に備えて夕食をとろうとすると、強烈な吐き気に襲われます。どうやら、無痛分娩で使用した麻酔の副作用が出てしまったよう。しおさんはその後、38度を越える高熱が出ただけでなく、再び陣痛のような強い痛みを感じます。さらに、助産師さんに産褥(さんじょく)パッドを交換してもらったのですが、出血がおさまらず危険な状態であると言われたしおさん。かけつけた院長が診察をした結果、もう少し出血が多ければ緊急搬送が必要だったということがわかりました。出血は次第におさまっていくと言われたしおさんの目には、安堵の涙が溢れます。その夜は安静にするためそのまま分娩台の上で眠ることになったのですが、体の痛みがあってまったく眠ることができませんでした。さらには……。 赤ちゃんと対面すると… ※誤)カテール → 正)カテーテル※カテーテルとは、シリコン製の柔らかい管のこと。カテーテルを尿道に入れて膀胱に溜まった尿を出す処置のことを導尿と言います。 分娩台の上で一晩を過ごすことになったしおさん。体の痛みや喉の渇きが酷く、助産師さんを呼びました。 出血も落ち着いたため、一度トイレに行こうと助産師さんに言われたのですが、自力でトイレに行く気力がなかったしおさんは、尿道にカテーテルを入れてもらい排出。 一睡もできないまま朝を迎えます。出血も落ち着いたから病室へ移動するよう助産師さんに指示をされたのですが、麻酔の副作用による吐き気と貧血が重なり、起き上がることができないしおさん。車いすに乗って移動することに。 病室に移動したしおさんは、朝食を終えて昼頃まで熟睡。 助産師さんがしおさんに育児用ミルクの作り方を教えるからと、授乳室まで赤ちゃんを連れてきてくれました。 赤ちゃんの寝顔を見たしおさんは、「ああ……。私本当に産んだんだ」といろいろな感情がこみ上げてきて、涙が溢れます。助産師さんに「大丈夫? 胎盤を取るとホルモンバランスが崩れて気持ちが不安定になるから突然涙が出ちゃう人は多いのよ!」と声をかけてもらいます。 育児用ミルクの作り方を教わったあと、自力でトイレに向かったしおさん。 力を入れずにそっと排尿しようとしますが、傷口が痛んで冷や汗をかいてしまいます。 そして、「おしっこってどうやって出すんだ……!?」と困ってしまったしおさんなのでした。 ◇ ◇ ◇ 出産後、久しぶりに赤ちゃんと再会したしおさん。麻酔の副作用や傷口の痛みなど、まだまだ体調が優れず大変な状態が続いていますが、赤ちゃんの顔を見るだけで自然と元気が出てきたのではないでしょうか。産院のスタッフさんや家族にサポートしてもらいながら、体調を回復させて、赤ちゃんと過ごせる時間が増えていくといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年11月27日怖がりなしおさんは無痛分娩で元気な女の子を出産。その後、赤ちゃんのお世話に備えて夕食をとろうとすると、強烈な吐き気に襲われます。どうやら、無痛分娩で使用した麻酔の副作用が出てしまったよう。しおさんはその後、38度を越える高熱が出ただけでなく、再び陣痛のような強い痛みを感じます。助産師さんに産褥(さんじょく)パッドを交換してもらったのですが、出血がおさまらず危険な状態であると言われたしおさん。院長が駆けつけてくれたのですが……。 私、一体どうなっちゃうの… 産後、出血がとまっておらず危険な状態であると言われたしおさん。 赤ちゃんを残したまま死んでしまうのではないかと恐怖と不安が襲いかかってきます。 しおさんの夫は、翌日仕事であるにもかかわず、「心配しなくて大丈夫だよ! 今は休めるときはゆっくり休んで……」と励ましてくれます。 目を覚ましたしおさんのもとへ院長がやってきました。 院長曰く、産褥パットの重さを測ってたところ、なんと出血量が600gだったのだとか。そしてこの産院では出血量が1,000gを超えると緊急搬送しなければいけないのだそう。幸いなことに、しおさんの場合は、これから徐々に出血はおさまっていくだろうとのこと。 「もうすぐで救急車デビューするとこだったよ!」という院長からの言葉で、自分は助かったのだと安堵したしおさん。思わず涙が溢れます。 そして、やっとベッドへ移動ができると思ったら、スタッフさんから朝までこのまま分娩台のうえで過ごすよう伝えられたしおさん。現実を知って放心状態になってしまったのでした。 ◇ ◇ ◇ 出血量が多く、緊急搬送が必要になりそうなほど危険な状態だったしおさん。徐々に出血はおさまっていくと院長から聞いてものすごくほっとしたのではないでしょうか。つらいとき、しおさんの旦那さんのように近くで励ましてくれる存在がいると、とても勇気が出ますよね。産院スタッフさんや家族の力を借りながら、体調の回復を第一優先に考え、無理せず安静に過ごしてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年11月26日怖がりなしおさんは無痛分娩で元気な女の子を出産。その後、赤ちゃんのお世話に備えて夕食をとろうとすると、強烈な吐き気に襲われてしまい……。何なの…この吐き気… ※産褥(さんじょく)パッドとは、悪露などを吸収するためのシートのこと。生理用のナプキンよりも厚くて大きいことが特徴です。 無事に無痛分娩で元気な女の子を出産したしおさん。 夫と会話をしながらリラックスしていると、助産師さんが夕食を運んできました。 しおさんは、お産で体力を使い果たしており、久しぶりの食事にテンションが上がっていたのですが、「いっただきまあ……」とごはんを食べようとすると強烈な吐き気に襲われます。 どうやら、無痛分娩で使用した麻酔の副作用が出てしまった様子。さらには38度を越える熱まで。 しかし、しおさんの体の不調はそれだけではありませんでした。 夫の手を強く握りしめていないと耐えられないほどの陣痛のような痛みを感じたのです。 呼吸が荒くなるしおさん。お股からドロッとしたものが出るような感覚がしてきます。 その後、助産師さんが産褥パッドを取り換えてくれたのですが、つけていた産褥パッドの重さを計り始めます。 そして、助産師さんは険しい表情で「しおさん……実は出血が全然おさまっていないの」「危険な状態だからしばらく分娩台で様子を見るわね」と言ったのでした。 ◇ ◇ ◇ 出産を終えてようやく食事ができると思ったら、強烈な吐き気に襲われてしまったしおさん。さらに、助産師さんから出血がおさまっておらず危険な状態などと言われたら、とても不安になってしまいますよね。 助産師さん曰く、分娩後2時間は、子宮収縮が悪くて出血が増えたり、状態が変化したりと注意が必要な時期なのだそう。すぐに対応できるように分娩室で経過を見ることが多く、特に出血の観察は重要なため、産後30分・1時間・2時間とこまめにチェックするのだとか。子育てやその後の生活を元気に過ごすためにも、しおさんの体に今起こっていることをきちんと医師に確認してもらい、安心できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年11月25日2人目を出産後、後陣痛がひどくて入院中は寝返りも難しかった私。すると、隣の部屋に入院していた先輩ママがかけてくれたやさしい言葉をかけてくれて……。この先輩ママがいなかったら、私は赤ちゃんのことを愛おしく思えていなかったかもしれません。 甘く見ていた2人目出産私は1人目の出産の際、超安産と助産師さんに言われ、産後の体の回復も時間がかかりませんでした。そのため、2人目の出産はもっとラクにできるだろうと軽い気持ちで出産に臨んだのです。しかし、陣痛が途中で止まってしまい、陣痛促進剤を使用して出産することに……。思いの外、体への負担が大きい出産となりました。 そして何よりも1人目の産後にはなかった後陣痛がひどく、部屋の中で寝返りをするだけでもうなり声を上げてしまうほどでした。産後、赤ちゃんのことを愛おしく思うどころか、「なんで妊娠したんだろう」と後悔しかけるほどつらかったのを覚えています。 隣の部屋の先輩ママが…!?出産翌日、あまりの痛みに夜中もうなり声を上げていた私を心配し、隣の部屋の方が訪ねてきてくれました。その方は私の前日に出産を終え、今回4人目の出産で私と同じく普通分娩だったそうです。後陣痛のことや、何日くらい続いたかなど、いろいろな話を聞かせてくれました。そして「後陣痛は、赤ちゃんを必死に10カ月間おなかで守った証拠だから! 痛みはあと数日の辛抱よ。その痛み、母親にしか味わえないとか、すごいと思わない?」という言葉に、私は気持ちが軽くなりました。赤ちゃんがとても愛おしく思え、思わず涙が……。その先輩ママは退院する日まで、毎日自分の赤ちゃんを連れて、私の様子を見にきてくれました。 もし、この方がいなかったら、私は自分の体調のことで精いっぱいで、赤ちゃんを愛おしく思えていなかったかもしれません。見ず知らずの私の体調まで気づかってくださった先輩ママには、心から感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:なかまる あゆみ
2023年11月24日めぐみは、夫のてっぺいと息子のゆうきの3人暮らし。めぐみは、妊娠中に飲み歩いたり友人のさえの体型をバカにしたりするてっぺいの姿を見て呆然。また、出産後も夜遅くに帰ってきて、寝ているゆうきを起こすてっぺいや、突然押しかけてきて、めぐみに向かって「母親としての自覚が足りない」などと言ってくる義母に不満を募らせていきました。そんなめぐみの不満のはけ口はSNS。面と向かって言えないめぐみは激しい口調で愚痴や不満を書き込んでいたのです。めぐみは妊娠中、母親から、祖母から譲り受けたというネックレスを渡されました。母親曰く、ネックレスは、昔、山奥のある村で男性に対して意見することはできなかった女性たちがつらさを吐き出した石を削った一部とのこと。また、「石を持ち歩けば言葉を飲み込まずに済んだと言い伝えられている」と母親。その翌朝起きると、てっぺいの顔にはいくつもの傷がありました。すると突然、ネックレスがズズッと動くような感覚がしためぐみ。首元を確認すると、つけていたはずのネックレスがありません。記憶がところどころ抜けてしまっていたのです。思い返せば、めぐみはてっぺいに強い口調で不満をぶつけるなど、自分が自分でないような気がしたり、記憶が抜け落ちていたりすることが多くなっていたのです。焦っためぐみは、何か解決策はないかと、自分の症状をインターネットで検索。すると、碇川事件というものがヒットしました。この事件は、殺人を起こした碇川裕介という男性が、事件の取り調べの際、犯行時の記憶が断片的に欠如していることが発覚したというもの。精神鑑定をおこなったところ、もう一つの人格があることが判明したのです。碇川事件が何か自分の問題を解決してくれる手がかりになるのではないかと考えためぐみは、医師の鴨居先生の元を訪れ、記憶が途切れることや、身体がもう1人の自分に乗っ取られているような感覚になることなどを話しました。そして、碇川事件を起こした犯人である碇川裕介とも面会し、自分の身に起こっていることや、母親から譲り受けたネックレスのことを伝えます。すると碇川は、めぐみが救われるためにはもう一度ネックレスを探し出し、しかるべき場所で供養するべきだと忠告。さっそくめぐみはネックレスを探し出し、ある神社を訪れたのですが……。 これは、自分を押し殺して自分に取り憑かれてしまった女性の話です。焦った私はついに… 母親から譲り受けたネックレスを供養してもらうため、インターネットの口コミが良かったある神社を訪れためぐみ。 神主さんに母親からネックレスを譲り受けてから起こった数々の出来事を話します。 実際にネックレスを見た神主さんは「ほほう……確かに強い念のようなものを感じるのう……」と言いました。確かにめぐみが持ってきたネックレスには邪悪な怨念(おんねん)がこもっていること、別の何かから身を守るためにあえて邪悪な怨念をこめてそれを身につける風習は昔からよくあることだと言葉を続けます。 めぐみは早く除霊をしてほしい、それがあなたたちの仕事だと焦った口調で主張しますが、神主さんはそんな簡単な話ではないと表情を曇らせます。 そして神主さんは言いました。 「あなたに必要なのは除霊ではなく休暇のようだ」 すぐに除霊をしてくれないとわかっためぐみは、私には時間がない、別の方に頼むから結構だと神社を後にします。 焦っためぐみは別の神社を訪れ、すぐにお祓いをしてくれるという神主さんに53万円を支払ってしまったのです。 その事実を知ったてっぺいは「俺がどんな思いして金稼いでると思ってんだよ!!」「そうやって急にしおらしくなったり暴れたり……産後で不安定だろうと思って多めにみてやってたのによ!!」とめぐみに激怒したのでした。 ◇◇◇ 神主さんが言っていた「あなたに必要なのは除霊ではなく休暇のようだ」という言葉。産後、きちんと休む暇もなく、ひとりで家事や育児を頑張り続けてきためぐみさん。体力的にも精神的にも限界であることを神主さんは感じ取っていたのかもしれませんね。 早く除霊しなければと焦るめぐみさんの気持ちもわかりますが、お祓い料のことについてはてっぺいに事前に相談しておけるとよかったのではないでしょうか。一方で、てっぺいさんは、怒るのも無理はないのですが、頭ごなしにめぐみさんの行動を否定をするのではなく、なぜめぐみさんが焦ってお金を使ってしまったのか、気持ちをきちんと確認してあげると良かったのかもしれません。どうすればめぐみさんの不安が解決できるのか一緒に話し合っていけると良いですね。バラシ屋トシヤさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター バラシ屋トシヤ
2023年11月23日めぐみは、夫のてっぺいと息子のゆうきの3人暮らし。めぐみは、妊娠中に飲み歩いたり友人のさえの体型をバカにしたりするてっぺいの姿を見て呆然。また、出産後も夜遅くに帰ってきて、寝ているゆうきを起こすてっぺいや、突然押しかけてきて、めぐみに向かって「母親としての自覚が足りない」などと言ってくる義母に不満を募らせていきました。そんなめぐみの不満のはけ口はSNS。面と向かって言えないめぐみは激しい口調で愚痴や不満を書き込んでいたのです。めぐみは妊娠中、母親から、祖母から譲り受けたというネックレスを渡されました。母親曰く、ネックレスは、昔、山奥のある村で男性に対して意見することはできなかった女性たちがつらさを吐き出した石を削った一部とのこと。また、「石を持ち歩けば言葉を飲み込まずに済んだと言い伝えられている」と母親。翌朝起きると、てっぺいの顔にはいくつもの傷がありました。すると突然、ネックレスがズズッと動くような感覚がしためぐみ。首元を確認すると、つけていたはずのネックレスがありません。記憶がところどころ抜けてしまっていたのです。思い返せば、めぐみはてっぺいに強い口調で不満をぶつけるなど、自分が自分でないような気がしたり、記憶が抜け落ちていたりすることが多くなっていたのです。焦っためぐみは、何か解決策はないかと、自分の症状をインターネットで検索。すると、碇川事件というものがヒットしました。この事件は、殺人を起こした碇川裕介という男性が、事件の取り調べの際、犯行時の記憶が断片的に欠如していることが発覚したというもの。医師の鴨居先生の元で精神鑑定をおこなったところ、もう一つの人格があることが判明したのです。めぐみは、碇川事件が何か自分の問題を解決してくれる手がかりになるのではないかと考えました。そして、碇川事件に関わりのある精神科医の鴨居先生の元を訪れます。めぐみは、鴨居先生に自分の症状を伝えました。そして、碇川事件を起こした犯人である碇川も自分と同じような症状に苦しめられていることを知り、男性に会わせてもらうことに。鴨居先生は、面会をするときには、彼と目を合わせてはいけないなどと、必ず守ってほしいというルールがあると話します。 淀川と面会しためぐみは、母親から譲り受けたネックレスのことを話し始めたのですが……。 これは、自分を押し殺して自分に取り憑かれてしまった女性の話です。必死になるあまり… めぐみは碇川に、身に着けると自分が自分でないような感覚がしたり、記憶が抜け落ちたりするというネックレスの話をします。 鴨居先生はそのような非科学的なことはありえないと言いましたが、碇川は直接的な原因とは言い難いが、何かしらの関係はあるのではないかと話しました。 碇川がネックレスの話を信じてくれたことで、感情が高ぶるめぐみ。 めぐみは椅子から立ち上がり「そのネックレス私の意識の無い時間にどこかへ隠されたんです」「私はどうしたらいいでしょうか!?」と碇川に訴えます。 すると鴨居先生は、初めに伝えておいた「碇川と目を合わせてはならない」というルールをめぐみが破りそうになっていることに気が付き、間に入って落ち着かせようとしました。 碇川は、めぐみが救われるためには、なくなったネックレスを再び見つけ出し、しかるべき場所で供養することが必要だと忠告。 家に帰るとさっそくめぐみはネックレスを探します。無事に見つけることができ一安心。 するとその様子を見ていたてっぺいが「やっと眠れるね……」とめぐみに声をかけました。 しかしめぐみは「は? 眠れるわけないじゃない……」「寝たらまたあいつが現れるかもしれない……」ときつい表情でてっぺいをにらみつけます。 めぐみは、出産後に見た恐ろしい姿の自分が、また夢の中に現れるかもしれないと感じていたのです。 そしてめぐみは、ネックレスを供養してもらえるところはないかと再びインターネットで検索。鴨居先生が碇川と面会する際に守らなければいけないと忠告した「碇川の言うことを信じてはいけない」というルールを完全に破ってしまっためぐみなのでした。 ◇◇◇碇川さんと目を合わせてはいけないと言われていたのにも関わらず、そのルールを破りかけてしまっためぐみさん。また、ネックレスを見つけて供養すべきという碇川さんの言葉も完全に信じてしまったようですね。自分が悩んでいるネックレスの話を信じてくれる人が現れたら、ルールを忘れて、相手のことを信じてしまうのも無理はないのかもしれません。みなさんがめぐみさんの立場だったら、碇川さんの言葉を信じてしまうと思いますか?バラシ屋トシヤさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター バラシ屋トシヤ
2023年11月22日結婚して一緒に住むようになった夫は、家事はほとんどせず、「家事は女性がするものだ」という考え方だと知りました。子どもを授かってからもその考えは変わらず、私がつわりで苦しんでいても、心配はしてくれるものの家事はしてくれません。出産後は慣れない育児で家事がおろそかになることが予想できたので、夫がその状況を理解をしてくれるかどうか不安を抱えていました。 妻の妊娠中の不調を見て見ぬふりする夫妊娠後期になって、おなかも大きくなり、日常の動作がしづらくなってきました。夫は変わらず口では心配してくれるものの、家事はしてくれません。手伝ってほしいと頼んでみたこともありましたが、「仕事で疲れているから」と手伝いはしてくれませんでした。 それでも、夫は家族のために頑張って仕事をしてくれていると思い、出産直前まで私はかいがいしく夫の世話を焼いていたのです。 育児・家事はすべて私任せ…その後、待ちに待ったわが子が誕生し、産後はしばしの間、実家で過ごしました。そしてわが子と共に自宅に戻ることに。夫はわが子と生活をすることを大変楽しみにしていたこともあり、始終メロメロな様子。そんな夫を見て私は幸せを噛みしめていたのですが、わが子が泣き始めるとどうしたら良いかわからず、私にすべてを任せきり。 そして、泣くわが子をあやしている私に「ねえ、夕飯はまだ?」と言うのです。「あやしているからもう少し待って」と伝えると、「わかった。待つ」と言い、不服そうな顔をする夫。夫には自分で夕飯の支度をするという選択肢はないようです。 俺の世話できないの!?の発言に驚愕それから、泣くわが子をあやしたり、授乳をしてから家事をしたりする生活が始まりました。当然、出産前のように凝った料理や頻繁な掃除はできません。手伝いもせずにその様子を見ていた夫は、「出産してからおまえのサービスが悪くなった。もっと前みたいに俺の世話をしっかりやってよ」と言うのです。 その言葉にあぜんとしてしまいました。今は赤ちゃんもいるので以前のように家事はできない、と説明すると「じゃあ、これからしばらく俺の世話をまともにできないの!? 信じられない!」と発言したのです。 力を合わせて一緒に父親と母親になろう!このままではいけないと考えた私は、根気強く、なぜ出産後は家事が以前のようにできないのかを話しました。そして、夫にも家事や育児に参加してほしい。協力して大変な時期を乗り越えたい、と言い続けました。 最初、夫は私の言葉に理解を示さず、自分の世話がおろそかになることにブツブツと文句を言っていました。しかしわが子が成長するにつれ、私が目を離すことができなくなっている様子を見て、少しずつですが家事・育児に協力的になってくれたのです。 女性は妊娠から出産という大きな仕事を経験して、母親の自覚が生まれると私は思っています。しかし、男性はその経験がないので父親の自覚が目覚めにくいのかもしれないと、今回の一件で思い知らされました。父親は赤ちゃんと過ごしていくうちに、時間をかけてゆっくりと自覚が芽生えるようです。これから、夫と意見が合わずに衝突することもあるかと思いますが、話し合いを重ね、力を合わせて楽しい家庭を築いていこうと思います。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年11月19日育児につまずき、思い詰めて心療内科を受診した私。そこで医師から投げかけられた言葉は「発達障害の疑いがある」という、私にとって意外な言葉でした。そこで心理テストを受け、結果を受け止めた今の自分の心境をお伝えします。ほかのママとどこかで比べてしまう現在、私は3歳と0歳の姉妹を育てている2児の母親ですが、上の子も下の子も出産後から両親や親戚などに頼らず、ほぼワンオペで育児をおこなっていました。孤独に育児をしていたこともあってか、ほかのママ友たちと自分を比べると「どうも私は子どもに対する愛情に欠けているのではないか」と思ってしまう自分がいることに気づいたのです。たとえば、子どもとどうやって遊べばよいか本気でよくわからなかったですし、一生懸命に育児本を読んでそのようにおこなっても、いまいち乗り気になれない自分がいたりしました。特に下の子を出産したあとの数カ月の間は、上の子に対して感情的に怒鳴るなどひどい扱いをしていたことも事実です。そんな出来事から「私はもしかして産後うつなのでは?」と思い悩み、また慢性的な睡眠障害もあって、思い切って心療内科を受診したのです。 思い切って心療内科を受診心療内科を受診したのは下の子が生後半年を過ぎたころでした。医師からの診断は「適応障害と産後うつ」そして「発達障害の疑いがある」という、私にとっては衝撃的な話でした。恥ずかしながら発達障害というワードだけは聞いたことがありましたが、詳しくは知りませんでした。早速家に帰って発達障害について調べてみたり、セルフチェックテストなどをおこなったりしました。たしかに今までの人生を振り返ってみて対人関係においてのつまずきや、職場でのトラブルなどはあったのも事実ですし、いわゆるADDやADHDの症状である「忘れっぽさ」や「衝動性の強さ」「こだわりの強さ」があったように感じました。 愛着障害と診断を受けて後日、2日ほどに渡って精密な発達障害の心理テストを受けたのですが、結果は「発達障害の所見はなし」でした。しかし、私が過去に実親から暴力などの虐待を受けたことがあるということから、「愛着障害の可能性がある」と医師から聞かされました。愛着障害とは、乳幼児期において暴力やネグレクトなどで傷を負い、適切な愛情を持って育てられなかった子どもが、社会人になったときに対人関係や仕事、そして育児などに支障が出る障害のことだそうです。医師からその診断を受けたときは、正直言って「やっぱりな」と思う自分がいました。 まさか自分が発達障害の疑いを持たれるとは思いもよらず、心理テストの結果が出るまではモヤモヤでいっぱいでしたが、発達障害やそのほかの精神疾患などについての勉強にもなりました。客観的に自分が親にされてきたことは虐待だったのだと受け止め、過去の自分と向き合うことで本当の私になれる気がしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年11月18日3カ月前に待望のわが子を出産した私。育休をとって初めての子育てに奮闘しています。残念ながら夫は育休が取れず、ワンオペ育児には不安がありましたが、近所に住む義母が手伝いにきてくれるというので安心していました。しかし、実際に育児が始まるとーー。私と娘を心配してか、しょっちゅう家にやってくる義母。ほぼ毎日やってくるので余計に疲れてしまいます。義母「ママですよ〜♡」「ママが来たよ〜!」娘をあやすとき、いつも自分のことを『ママ』という義母。ママは私なのに……とモヤっとしてしまいます。 しかも義母の子育ては危なっかしいことばかり。ミルクの代わりに牛乳をあげようとしたり、誤飲しそうな小さなおもちゃを買ってきたりと、目が離せません。 夫によると、義母は子育てを母親に任せっきりにしていてほとんど何もしてこなかったそう。それもあってか、夫と義母にはよそよそしい雰囲気を感じていました。しかし夫は、義母が頻繁にやってくることで距離が縮まったと感じているようで、義母の訪問を喜んでいるのでした。 行きすぎた義母いよいよ我慢の限界が来た私は、義母にきっぱりと「家に来るのはたまににしてくれ」と言うことにしました。しかし義母は聞く耳を持ちません。 どうやら義母は女の子が育てたかったよう。自分の子どもは男の子だったので我慢しながら子育てをしたと言います。息子の子どもとして生まれた娘は、義母にとっては待望の女の子。自分の子どもとして育てて何が悪い、と主張します。 その上、育休が終わったら保育園に預けるなんてかわいそう。娘よりもお金儲けを優先するなんて母親のすることか、と私に言うのです。もう呆れて何も言えなくなってしまいました。 限界を迎えた私は… その後も義母の娘への執着が増し、恐怖さえ覚えるようになりました。しかし夫は義母の味方。義母の非常識さを伝えても「孫の面倒を見てもらうのも親孝行だ」と言って聞きません。 毎日喧嘩になる私たち。子育てへの価値観が違いすぎて、夫婦としてやっていくのは無理かもしれないと思うようになりました。しかし義母のこと以外は良いパパ・良い旦那様である夫……。最後のチャンスと思った私は、義母と夫に「離婚を考えている」と打ち明けたのです。 私が抱える義母への不満を、ただの悪口と受け止めた夫は激怒。娘は自分が引き取って義母に育ててもらうと言い張ります。もちろん受け入れるわけにはいきません。話し合いはヒートアップ! 義母のヒステリックな声が家中に響き渡ります。 女の子のママである自分に憧れている!?「これ以上は埒があかないわ!」そう言って部屋を出て行った義母。隣の部屋で寝ている娘を連れて出て行こうとしたのです。しかし寝ているはずの娘がいません。こうなることを予想していた私は、話し合いが始まった隙に、実母に頼んで娘を実家に避難させておいたのです。 空のベッドを見てポカンとする義母。 「生後間もない赤ちゃんが寝ているってわかっていたのにギャーギャー騒ぐなんて、どうかしてます。そんな人に子育てなんて任せられません」と私。トドメに「お義母さんは、女の子のママであるキラキラした自分に憧れているだけですよね」と、ずっと言いたかったことを義母に言ってやりました。 これが図星だったのか、義母にクリーンヒット! やっと夫も納得したのか、これまでの行いを反省し、謝ってくれました。 これからは育児のサポートはお断り!孫に会いたいときには、こちらから会いにいくと決めました。これで私ものびのびと育児ができます。義母にストレスが溜まる育児よりもワンオペ育児のほうがいいと実感した出来事でした。 孫がかわいいのはわかりますが、適度な距離感は必要ですよね。特に産後はママも体を休めなければなりません。産後のサポートを超えてしまうと負担になってしまうので、必要なことはしっかりと伝えたいですね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月17日2015年の創業以来、夫婦の対話メソッド『夫婦会議』を展開するLogista株式会社(福岡県福岡市、共同代表:長廣 百合子(妻)、長廣 遥(夫))は、2023年5月より『夫婦会議』の導入が開始された、サントリーグループの社内コミュニティ「SUN-co-NEsT(サンコネスト)」とコラボイベントを開催。全4回のコラボイベントの様子を開催レポートにまとめ、公開しました。以下でイベントの概要や、参加者の皆さんの感想などをご紹介します!『夫婦会議』コラボイベント■『夫婦会議』導入の背景「一人で悩んでいた」「働く環境には恵まれているはずなのに幸せを感じることができない」…そんな切実な声に後押しされるようにして立ち上がった、サントリーグループの社内コミュニティ「SUN-co-NEsT」では、仕事と育児の両立をめざし、子どもと関わるサントリアン(社員)向けにさまざまなテーマでオンラインイベントを開催。子育て中の社員はもちろん、出産を控えた社員から子育てを卒業した社員まで男女関わらず多様な顔ぶれが揃う中、子育てやキャリアに関する悩み・ナレッジを共有し合い、一人ひとりの「育む×働く」を応援し合える環境づくりを推進してきました。こうした取り組みの中で度々話題に上がっていたのが、“対話”の大切さ。そして、Logista開発の夫婦の対話メソッド『夫婦会議』です。実際に、メンバーの一人が使ってみた口コミを通じて夫婦会議ツール「世帯経営ノート」「夫婦会議ノート」が自然とブームになっていく中、サントリアンの仕事と育児の両立に向けた夫婦の対話と協力体制づくりのサポートに繋がると考え、子育て夫婦支援として『夫婦会議』の導入を決定。「仕事だけでなく家庭でも“対話”を大切にできるサントリアンを育みたい」という思いを背景に、サントリアンにとって『夫婦会議』が当たり前になっている状態をめざし、2023年5月~7月までに、4回連続で『夫婦会議』のイベントを開催いただきました。■『夫婦会議』コラボイベントの概要第1回:夫婦の対話メソッド『夫婦会議』のすすめ~「育む×働く」をもっとしあわせに!おもしろく!~第2回:実際どんな風にするの?『夫婦会議』のリアルな始め方第3回:『夫婦会議』の体験シェア会第4回:教えて!Logistaさん!~『夫婦会議』の悩み・質問にお応えします〜※希望者には、夫婦会議ツール「世帯経営ノート」または「夫婦会議ノート」を進呈。仕事と育児の両立に向けた考え方や行動のヒントとして、1回目・2回目で『夫婦会議』の定義やポイント、基本のやり方をレクチャー。講師を務めるナガヒロ夫婦自身が直面した産前産後の危機エピソードや、先行して『夫婦会議』に取り組むサントリアンの皆さんの感想を交えながら、妊娠・産後・育児期に『夫婦会議』を行う意義を掴んでいただきました。その後、希望者に夫婦会議ツール(世帯経営ノート/夫婦会議ノート)を進呈。3回目のシェア会で出てきた「時間がない人はどうやって夫婦会議をしていけば?」「難易度が高いテーマで夫婦会議するには?」「夫婦会議に失敗した際のリカバリー方法は?」などのリアルな悩みや質問に、4回目のイベントでお答えしました。■参加者の感想コラボイベントの様子イベントには、のべ「297名」のサントリアンの皆さんがお申込みくださり、内「159名」の方がリアルタイムで参加。事後アンケートでは、「97%」の方にご満足いただきました。イベント満足度「97%」また、「夫婦間コミュニケーションを見直すキッカケになった」と答えた方は87%、「仕事や生活に活かしたい」と答えた方は92%、「これから夫婦会議をやってみたい」と答えた方に至っては100%という結果でした。夫婦会議をやってみたい方「100%」<感想> ※一部抜粋・意識的に『夫婦会議』を実施する必要があると感じました。社内にもこれだけ悩まれている方がいると知れて良かった!・夫婦関係が全ての基盤であると感じました。先人のメソッドをお借りして、果敢に取り組んでみます。まずは『夫婦会議』の共有から!・『議論』でもの別れに終わらず、その先に『対話』がある事。互いのビジョンを共有し、ビジョンを形にするためにはどうしたら良いか話し合うことが大切だと思いました。仕事の中でのコミュニケーションにも生かせると思いました!・皆さん仕事の課題解決ならお手の物!だと思うのですが、わが家と同じように産後や育児中は夫婦関係で悩みを抱えるものなんだな…と知れて、ちょっとホッとしました!・「思考のワンオペ」の話がすごく刺さると共に、夫もいろいろやってくれている部分があるなと気づきました。夫はサントリー外の人間ですが、勤め先でパタハラ(パパ社員への偏見)があり転職します。働き方やお金のことなど、『夫婦会議』で乗り越えていきたいと思います。わが家の人生にとって、すごくタイムリーに聞けて感動しています!・今まさに産後クライシスを迎えて悩んでいた中、講師のナガヒロご夫妻や、ゲストの方々が親身になって温かいメッセージ・エールをくださり、本当に嬉しく、アーカイブを見て思わず涙してしまいました。。。今回の企画に参加できて、『夫婦会議』を知れて本当に良かったです!日常会話ができる関係構築から再出発しつつ『夫婦会議』してみたいと思います。・喧嘩になることを恐れて夫婦で話し合えないことが多かった中、打開策が分かりました。諦めずにもう1度『夫婦会議』をやってみようと思いました。素敵な機会をありがとうございました!・「親の姿は子どもの成長に影響する」という話がとても響きました。子どもの前で喧嘩をすることもあるので、今後は本当に気を付けようと思います。また、『夫婦会議』を実施して互いの距離を縮めながら答えを出していきたいです!ありがとうございました。※以下URLより更に詳細な感想をご覧いただけます ■導入企業より今回のコラボ企画は、サントリーグループの社内コミュニティ「SUN-co-NEsT(サンコネスト)」さん主催で開催いただきました。「SUN-co-NEsT」 以下で、「SUN-co-NEsT」運営メンバーの皆様からのコメントをご紹介します!SUN-co-NEsT篠原 真奈 様・SUN-co-NEsT 発起人・THE SUNTORY UN!ON中央執行委員いつもコミュニティでイベントを開催する際は、参加者とチャット機能でやりとりしたり、事後アンケートで感想を募ったりしているのですが、特に今回のイベントは反響が大きく、チャットでもアンケートでも長文で感想や相談をくださる方がいたり、イベント後に「さっそく夫婦会議を実践しました!」と報告してくださる方もいて、多くの方の学びや気づきにつなげられたことが何より嬉しかったです。そして改めて『夫婦会議』の価値を再認識したイベントでした。SUN-co-NEsT服部 亜起彦 様・SUN-co-NEsT 運営メンバー・サントリーホールディングス株式会社 DX戦略部 課長延べ159名の社員にリアルタイム参加してもらい、それぞれの状況や考えに合わせて夫婦・家族の関係について考えてもらう良い機会になりました!「実際にノートを使って夫婦会議をした」という事例も聞こえてきたので、この後どんな変化が生まれるのか時間をおいて確認してみたいです。SUN-co-NEsT滝井 陽子 様・SUN-co-NEsT 運営メンバー・サントリーウエルネス株式会社 品質部様々なライフステージの方から「参加します!」のお声をいただき、よりよく生きる&働く&子育てする基盤としてのパートナーシップに対する関心の高さを感じました。参加後のコメントからも、皆様それぞれから変化の兆しが感じられました。コミュニティとして、今後もお互いに気付きを共有できる機会を創出しながら、それぞれのパートナーシップを自分達らしく良いものにしていく手助けができればと思っています。SUN-co-NEsT西澤 明子 様・SUN-co-NEsT 運営メンバー・サントリーコーポレートビジネス株式会社 経営企画部家族や夫婦間の件は、とても関心が高いことを今回あらためて実感することができました。このような企画を実施し、参加した皆様が、何かのきっかけになってくれたことと思います。主催者として参加しながら、企画の打ち合わせの時もとても勉強になり、有意義な時間となりました。今後も定期的に、皆様へアプローチできるような内容で継続していきたいと思います。SUN-co-NEsT安藤 智恵 様・SUN-co-NEsT 運営メンバー・サントリー株式会社 神戸支店(育休中)今回の計4回にわたるセミナーと座談会は、他では聞けないとても大切な学びが詰まった時間となりました。この『夫婦会議』への反響は、普段他人に話せないけれど悩みの種にもなっている方が多いからこそだったのではと思いました。夫婦関係は子育てだけでなく仕事の基盤でもあると言っても過言ではないなと思います。そこに、ここまで深く介入し具体的な解決策をご提示いただけたこと、とても感謝しています。社員の皆さんの今後の変化があることを祈ってます。■Logista株式会社よりLogistaLogista株式会社の長廣 百合子(妻)・長廣 遥(夫)です。サントリーグループの社内コミュニティ「SUN-co-NEsT(サンコネスト)」さんとの連携は、2015年の創業以来、子育て支援企業として産前産後の夫婦を取り巻く社会課題の解決に向けて『夫婦会議』を推進してきたLogistaのビジョン、「未来を担う子どもたちに、より良い家庭環境を創り出していける夫婦であふれる社会を目指す」にも通じる大切な一歩になりました。仕事と家庭の「両立の危機」や、産後うつ・虐待などの「命の危機」、産後クライシス・離婚などの「家庭崩壊の危機」をどう防ぐ・乗り越えていくのか?子どもたちが最初に触れる社会「家庭」において、親になる夫婦がどのような家庭環境を子どもたちに創り出していくのか?こうした問題を個人の問題と突き放さずに、職場からも「夫婦でキャリアを考え、対話する機会」を促進することは、「子どもたちのより良い成長」にコミットすることはもちろん、夫・妻、父・母としての自分など、仕事だけでは語り尽くせない「社員の人生そのものをサポート」することに繋がります。「SUN-co-NEsT」さんのように親同士で繋がり合える場、育児と仕事の両立の中にある大変さ・喜び・楽しさを共有しながら、互いに認めあい、学びあい、応援しあえる場は、これから更に重要な役割を担うことになるはずです。私たちLogista株式会社も、引き続き『夫婦会議』でより良い夫婦の対話とパートナーシップに、そして子どもたちの未来に貢献できるよう力を尽くしてまいります!<この場を借りて御礼を…>「SUN-co-NEsT」の皆さま、『夫婦会議』を見つけてくださりありがとうございました。全4回のコラボイベントの内容を一緒に考え創り上げていくプロセス自体が、まさに『夫婦会議』が大切にしている「対話」そのもの!最高に楽しくて、感動的な時間でした。毎回イベントではチャット欄が盛り上がり、開催後も想いのこもった感想を寄せていただき、本当に有り難かったです。「やってみなはれ精神」あふれる運営メンバーの皆さまと、この場に期待を寄せてくださった参加者のサントリアンの皆さまがいてこそ成立したコラボ企画だったと思います。「SUN-co-NEsT」さんのビジョン、子供と関わるサントリアンの「育む×働く」をもっとしあわせに!おもしろく!に向けた道のりを、この先も『夫婦会議』なりに後押しできましたら幸いです。これからもどうぞよろしくお願いいたします!Logista株式会社 共同代表|『夫婦会議』開発研究者長廣 百合子(妻)、長廣 遥(夫)■『夫婦会議』について夫婦の対話メソッド『夫婦会議(R)』『夫婦会議』とは、人生を共に創ると決めたパートナーと、より良い未来に向けて「対話」を重ね、行動を決める場のことです。自分一人の意見を通すため、相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創るためのもの。特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。『夫婦会議』は、ちょっとしたことから大切なことまで、前向きな気持ちで「対話」できる家庭環境づくりを応援します。・『夫婦会議』の詳細 ・『夫婦会議』推進プロジェクトの詳細 ・『夫婦会議』の専用ツール夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」 夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」 ■会社情報Logista株式会社URL : 代表者: 共同代表CEO 長廣 百合子(妻)、COO 長廣 遥(夫)所在地: 福岡県福岡市中央区天神2-3-36 ibbfukuokaビル5階設立日: 2015年7月7日※本件に関するお問い合わせは当社までお願いいたします。Mail: info@logista.jp TEL : 092-776-5578 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月17日夫は息子と娘が生まれたあとの計2回、それぞれ約半年の育休を取得しました。せっかくの機会なので、夫と子ども、そして私にとっても有意義な時間を過ごしたい! そう考え、私が実行したことは……。 事前にしてほしいことを共有第1子である息子の妊娠中、出産後は夫に何をしてほしいか具体的に考えました。その結果、「授乳は自分しかできない。でも、それ以外は夫にもできるはず!」という結論に。 そのため夫には「出産後の1カ月はおそらく3時間おきに授乳が必要で、それは私がおこなう。夜中も起きることになるから、昼間は合間に寝かせてほしい。そして産後1カ月間は家事をできる限りお願いしたい」とリクエスト。夫は私の要望をしっかり実行してくれました。 第2子である娘が生まれたときは「とにかく息子をたくさんかまってあげてほしい!」とお願いしました。兄妹は1歳3カ月差で、息子はまだまだ手がかかる時期。息子に寂しい思いをさせないよう、夫はほぼ毎日、朝から息子を公園に連れ出し、たくさん遊んでくれました。 お互いにリフレッシュ時間をつくる夫の育休中は、お互いに育児ばかりになって疲弊しないよう、しっかりリフレッシュ時間を取ることに。週に1回程度、一方が子どもと過ごす約半日の間、もう一方はフリータイム! 夫は主にコーヒーがおいしいカフェでのんびり読書をして過ごしたそうで、私は骨盤矯正に行ったり、おいしいランチを楽しんだりしました。そのような時間があるからこそ、日々の育児も楽しく乗り越えられました。 職場の同僚や友だちの旦那さんも育休を取る人が増えてきましたが、そこで聞くのは「ただ休んでいるだけで、“取るだけ育休”になっている」というもの。そんな話を聞くと、事前にしっかり要望を伝え、それぞれ自由時間を持ったのはよかったなと感じます。夫も育児の大変さを身に染みて感じているので、現在は私が育休から復帰して共働きの忙しい毎日ですが、協力しながら過ごすことができています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:林 ゆり
2023年11月17日わが家は3歳の娘がいる3人家族。待望の赤ちゃんが生まれ、日々一生懸命お世話をしていました。産後1カ月の里帰りを終え、自宅に帰ると娘のお世話に加えて家事もこなす日々。大変でしたが、かわいい娘の顔を見て頑張れていました。しかし、ある朝充実した日々を送っていたはずの私の目から、突然大粒の涙がこぼれたのです……。 「なんで泣けてくるの?」突然流れた涙のワケ 娘がまだ生まれたばかりのころの話です。私は娘が生まれてすぐは実家に里帰りをしていました。産後1カ月経過し、いよいよ自宅に帰っての育児がスタート。夫は日中仕事でいないので、私がしっかりしないと! と意気込んでいました。家にずっといるということで、料理・洗濯・掃除は育児の合間に私がおこない、夜の授乳も翌日仕事がある夫を起こさないように気をつける日々。 生後3カ月が経過したある朝。いつものように夫を見送ろうとしたとき、大粒の涙がボロボロとこぼれたのです。突然の出来事に、夫も私自身もびっくり。私のただならぬ様子を心配した夫は、その日の仕事を休むことに。 涙が出たことで、初めて自分自身にストレスがたまっていたことに気づきました。それまでは育児も家事もひとりでできて当然だと思っていた私。夫に迷惑をかけまいと、夜泣きの対応など一切手伝ってもらっていなかったため、まともに睡眠を取れない日々が気づけば3カ月も続いていたのです。 それから、子どものお世話と家事分担を見直すことに。夫は会社に相談し、定時に帰れるように仕事量を調整してくれました。夜は夫が家事をしてくれるので、私は休息をとることに専念。すると、2週間経つころには私の体力も回復しました。家族のために仕事の調節をし、育児を頑張ってくれた夫には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。もし2人目を出産することがあるのなら、次は育児や家事など抱え込みすぎないようにしようと思います。 作画/Pappayappa著者:中川みかん
2023年11月16日2人の娘さんを持つママ。上のお子さんはもちろん初めての子だったので、自分でもうまく対応できていなかったと思うことが多いそうです。今回は、上のお子さんが未就園児だったころの対応で、「あのときはごめんね」と思うことについてご紹介します。 口うるさく言ってしまう長女が1、2歳のころ、公園で頻繁に「危ないよ」「汚いよ」などと声をかけていました。どれぐらいが危険で、どれぐらいなら見守っていれば良いのかがわからなかったのです。なので危なくならないよう、何でも先回りして注意をしていました。 しかし、次女が公園遊びをするようになったときは、子どもが2人いるので目が行き届かなかったこともあり、あまり口出ししませんでした。次女はひとりで考えて行動し、冒険をすることからいろいろと学び、たくましくなりました。直接関係があるかはわかりませんが、口うるさく言ってしまった長女は、現在とても慎重で失敗を恐れる子です。 お姉ちゃん扱いをしてしまう次女の出産後、3歳の長女と対面したとき、体がすごく大きく感じました。この瞬間から私の中で、「長女=お姉さん」だということがインプットされたような気がします。2人目出産後は1人目の心のケアが大切という話は本で読んだり、先輩ママたちから聞いて意識はしていたのですが、どうしても「お姉ちゃんなので手伝ってほしい、我慢してほしい」と感じることが多かったのです。 歳の離れたお姉ちゃんがいる長女の友だちのお母さんが、2人に対して「まだこんなに小さいんだから」と言っていてハッとした経験があります。同じ年齢でもきょうだい構成によって感じ方が違うのだなと思いました。 先を急がせてしまう長女に対して、「ちゃんと育てなきゃ」という思いが強い気がします。何歳になっても、長女が体験することは親としても初めて体験すること。どうしても周りの子たちを参考にして、比べてしまいます。例えばもうおむつが外れた、習い事を始めたなどと聞くと、焦って長女にも「やらせなきゃ」と思っていました。 次女は長女のときの経験があるので、早めに習得させたほうが良いこと、本人がやる気が出るまで待っていたほうが良いことなど、ポイントがわかる気がします。なので次女には「先を急がせたい」と思うことが少ないのです。 2人に平等に接したいと思っているのですが、親の至らなさから長女には厳しくなってしまうことがあります。長女のほうがお下がりを使うことなく、常に新しい物を買ってもらえるなど得している面もあるのですが……。これからも長女にはうまく対応できないことがあると思いますが、私自身も勉強しながらこれらも姉妹の子育てを頑張っていきたいと思っています。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2023年11月15日次男が生まれたばかりのころ、よく泣く子でいつも抱っこをしていた記憶があります。夜はなかなか眠れなくて産後わたしはずっと激しい寝不足の毎日でした。そんなときに起きた衝撃の出来事を紹介します。 やばい、やばい、やばい! 産後の寝不足と過労によって(だと思いますが……)めちゃくちゃ怖い金縛りを体験しました。たぶん今まで経験した金縛りの中で最恐でした……。夢か現実かわからなくて、無数の手が私をひっぱろうとしてくるし、足をつかまれる感じもしました。リビングにいないはずの夫がリビングで座っている幻覚も怖かったです。 夫はこの件で、私のメンタルがやばいことに気づいてくれました。(気づくの遅いよ! 笑)産後や育児中は寝不足や疲れがたまっていくので、なかなか休めないけれど、まわりに甘えて休息をとるのは大事だと思った出来事でした。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年11月15日出産後のホルモンバランスの乱れや、慣れない育児に疲労困憊の中、父親になったという自覚がまだない夫に私は常にイライラして、ケンカが増えていく日々が続いていました。そして、ケンカするたびに家を出ていき、夜遅くまで帰らない夫に、私が伝えたことは……。 育児疲れでケンカが絶えなくなり…長女は生後間もないころ、布団に置くとすぐに泣き出し、育児用ミルクを飲むのが遅く、飲んでも吐き出してしまう、いわゆる手がかかる子でした。私はというと、頼れる身内がいないため、産後からワンオペ育児でした。そしてホルモンの乱れからなのか、ネガティブになり、帝王切開の傷は痛く、グロッキーな状態……。 出産後、病院から帰宅してすぐのころから、主におむつ替えや長女との入浴など育児を避ける夫に私がキレるという流れで、夫婦間でケンカが絶えなくなり、口論が始まると夫は家から出ていくようになりました。 育児は私だけの役目じゃない!出ていくと夜遅くまで帰ってこない夫に、私は余計にイライラ……。離婚も考えましたが、本当にそれでいいのかと思い、一度ちゃんと今の自分の心境を夫に話そうと思いました。 ケンカをした翌日に、夫に子育てがつらいこと、父親なのだから子育てに参加してほしいこと、そしてケンカのたびに妻と子どもを残して夜遅くまで出歩くのは、父親としてあまりにも無責任ではないのかと伝えました。 最初は不満げな夫でしたが、“無責任”という言葉を聞くと、少し考えたあと、「今後はいろいろと気をつけるよ」と謝ってくれたのです。 私の夫は18歳年上です。それまでは夫が年上である手前、不満があっても我慢していることが多かったのですが、このことをきっかけに不満などを言えるようになりました。長女が6歳になった今では、夫も自ら三女のおむつ替えや授乳などをしてくれるようになり、助かっています。ケンカになっても、ちゃんと夫婦で話し合い、自分の気持ちを伝えることが大事なのだと気づかされた一件でした。 監修/助産師 松田玲子著者:なか さおりイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年11月15日私が妊婦だったとき、弟の嫁である義妹も妊娠中。お互いに励ましあいながら過ごしました。しかし産後、なぜか彼女の態度がおかしくなって……。義妹は生まれたばかりの娘の顔を見て、ブサイクだと笑ってきました。しかも安直な名付けだとバカにする始末。今まで仲良くしてきたのが嘘のような義妹の態度に、私はあっけに取られるばかりでした。 生まれて10年が経ち…私の娘も、義妹の娘である姪っ子も、すくすく成長して今や小学5年生。姪っ子はとてもしっかりしていて成績も優秀。今は中学受験に向けて勉強に集中。ですが、先日は街でスカウトされ、モデル事務所に所属しようか迷っているようです。 娘と姪っ子はいとこ同士ですが、姉妹のように仲良くしています。先日は久しぶりに姪っ子の家に遊びにいきました。しかし、その日から娘はふさぎこんでいて……。 姪っ子にそれとなく聞いてみたのですが、変わったことはなかったと言っていました。一応、義妹にも聞いてみようと久しぶりに連絡をしたところーー。 義妹からのひどい仕打ち義妹は相変わらず、嫌味を言ってきたりマウントを取ったり。こちらが呆れてしまいます。肝心の娘のことを聞いてみると想像以上の答えが返ってきて、開いた口がふさがりませんでした。「うちの娘には不釣り合いだから、もう関わらないで」 そう言ったんだそうです。 義妹いわく、姪っ子にはレベルの低い人間と関わって影響を受けてほしくないとのこと。娘のことを思うと胸が痛みました。さらに義妹の悪口は続き……。「あんたんちの子ども整形したほうが良くない?」「うちの子と並ぶと悲惨だよ?」私が彼女の暴言に耐えかねて爆発しそうになったとき、私のスマホに小柄な手が伸びてきました。「お母さん最低」 じつは元気のない娘を心配して、今日は姪っ子が家に来てくれたのです。私と義妹とのメッセージのやり取りも、横からのぞいていました。というのも、これは姪っ子からの提案だったのです。自分の母親から何か言われたのではないかと真っ先に勘づいたのも、彼女でした。 姪っ子は、母親が私に対していつも対抗心を燃やし、いとこである娘のことを悪く言うのがとても嫌だと話してくれました。そして彼女は、母親に対しての思いをぶつけ始めました。 義妹と姪っ子の関係が悪化義妹の行動はすべて裏目に出ているようでした。姪っ子のテストの点数が悪いとひどく叱り、スタイル維持のために食事も徹底管理しているようです。姪っ子はもう我慢の限界だと訴え、離婚してほしいとまで言い出す始末。 そもそも義妹はなぜこのようになってしまったのか……。思い切って尋ねてみると、やはり義妹は私を疎ましく思っており、その気持ちが今までの彼女の悪行につながったようでした。 義妹は私が自分より恵まれていると感じ、それに勝つためには自分の娘を完璧に育て上げる必要があると思ったらしいのです。この騒動の後、義妹と弟は話し合いを重ねて離婚することに。 今、姪っ子は弟と暮らし、自分の好きなことにも取り組めるような環境になりました。娘と姪っ子は本当に仲が良く、2人が笑っている姿はほほえましい限り。このまま楽しい毎日が送れるように、見守っていきたいと思います。 ◇ ◇ ◇ 子育てに力が入ってしまうのはわかりますが、子どもの気持ちを無視して何かを押し付けたり、他の子のことを悪く言ったりするのは間違っていますよね。子どもにとっては言われたことが心の傷となり、生涯悩んでしまうこともあるかと思います。子育ては大変なこともありますが、子どもの気持ちに寄り添いつつ、成長を見守っていきたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月14日主人公のさやけんさんは、ある日彼氏のけむりんから突然プロポーズをされました。家事に自信がなく困惑するさやけんさんでしたが、「結婚したらきっと楽しい」と言ってくれるやさしいけむりんと、夫婦として共に歩むことを決意します。結婚後すぐに息子・ことげの妊娠がわかり、苦しい妊娠期を経て無事出産。育児に奮闘し、喧嘩を繰り返しながらも少しずつ同じ目線で育児に向き合えるようになりました。そんな中2人目の妊娠が判明。1人目とはまったく違う過酷なお産となりましたが、無事に娘・まるみが誕生し4人家族となったのです。しかし、母子ともにダウンし、ウイルス感染したまるみは経過が悪く入院。付き添うことになったさやけんさんも検査が必要と言われ、産後貧血と肺炎を引き起こしてしまっていました。周りにもっと頼って休息するのが一番の薬と医師に言われてしまったさやけんさんは……。家族なんだから一緒に頑張ろうよ さやけんさんとまるみの退院に大喜びのけむりんとことげ。しばらく無理は禁物だから休息をとるようにと念を押します。 自分が休むせいでけむりんに負担をかけてしまうことを懸念するさやけんさんですが、けむりんは家族なんだから当然だと主張しました。 その後、自分自身の健康維持のことも考慮し、母乳育児を辞めて頼れる部分はけむりんに頼るようなったさやけんさん。 ときに喧嘩をしながらもお互いに支え合い、少しずつ家族の形が変わっていったのでした。 ひとりで何もかも抱えて頑張りすぎていたさやけんさんですが、家事も育児も家族で分担するスタイルに少しずつ変えていきました。 自分のせいで……と気にするさやけんさんに対して、「家族なんだから当然」と言えるけむりんは本当にやさしくて頼もしいですね。 とはいえ、実際は分担というのはなかなか難しく、悩んでいるご家庭も多い傾向にあります。あなたは抱え込みすぎずに家族で家事や育児の分担はできていますか?著者:マンガ家・イラストレーター さやけん
2023年11月14日夫は普段から仕事帰りや友人と遊んだ帰りに、ケーキやアイスなど私が好きな物を買ってきてくれます。妊娠中までは夫のやさしさを素直にうれしいと思っていました。しかし、産後はその気持ちが一変しモヤモヤ、ときにはイライラが止まらなくなってしまったのです……。産後のホルモンバランスが影響しているわけではなく、私がモヤモヤしたのにはしっかり理由がありました。 ひとり時間が取れない産後私はコロナ禍で第1子となる男の子を出産しました。新型コロナの影響で里帰り出産は断念。義実家は車で1時間ほどの距離にありますが、義両親は共働きのため、頼ることがなかなか難しい状況でした。 夫は育児・家事に協力的なほうですが、平日は仕事があるため、私はワンオペでごはんやトイレの時間さえも取れない状態でした。夫が仕事から帰ってきてくれたときは「やっと帰ってきた!」と少し安心するほど、心身ともに少し追い詰められていたのです。 お土産を買ってきてくれる夫にイラッある日、夫の帰宅がいつもより遅い日がありました。夫の帰宅時間に合わせて作ったごはんは冷め、夫に息子をお風呂に入れてもらおうと計画していた時間は過ぎ……。メッセージの返信もなく、何かあったのではないかと思った矢先、夫が帰宅。家に到着するのが遅くなった理由は「嫁ちゃんのためにアイスを探していたから」というのです。 夫の行動にモヤモヤしながらも、ありがとうと私は感謝を伝えると、夫はひとりで先にアイスを食べ始めたのです。「せっかく買ってきたんだから嫁ちゃんも食べなよ~」となんとものんきな夫。 私ももちろん食べたい気持ちはありますが、息子は泣いているし、お風呂に入れて育児用ミルクをあげて寝かしつけてと、やらなければならないことで頭はいっぱい。アイスを食べている暇はないのです。そんなことが何度もありましたが、夫に本音を言えずに月日は流れました。 ついに夫へ本音をぶつける!息子が1歳を過ぎたころです。夫が趣味のジムから帰宅した際、「嫁ちゃんのために買ってきた」と近所のおいしいモンブランをくれました。私は前日の夜泣き対応に加え、早朝に起きた息子の相手をするのに疲れていましたが、モンブランを見て一気にハイテンションに。夫が自分の趣味を満喫したから次は私の番だ、と夫が買ってきてくれたモンブランを食べようとしたとき、息子の甘えん坊が発動。泣いて遊んでほしいと私に言ってくるのです。 夫は気にする様子もなくひとりでゆっくり食べ始めてしまい、ついに私のイライラが爆発。「遠足と一緒で、私に食べさせ終わるまでが『嫁ちゃんのために買ってきた』だからな!」と強い口調で夫に言いました。夫は面食らったようで「そ、そうだよな。ごめん」と謝ってくれ、私が食べ終わるまで息子と遊んでくれました。 不満を溜め込まずにもっと早く夫に本音を伝えられていたら、あそこまで怒るほどのことでもなかったと思います。息子を出産したあとは、夫のやさしさや好意が裏目に出ているなと感じることがありますが、その都度冷静に話し合うことを大切にしようと心に留めた体験でした。 作画/キヨ著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2023年11月14日主人公のさやけんさんは、ある日彼氏のけむりんから突然プロポーズをされました。家事に自信がなく困惑するさやけんさんでしたが、「結婚したらきっと楽しい」と言ってくれるやさしいけむりんと、夫婦として共に歩むことを決意します。結婚後すぐに息子・ことげの妊娠がわかり、苦しい妊娠期を経て無事出産。育児に奮闘し、喧嘩を繰り返しながらも少しずつ同じ目線で育児に向き合えるようになりました。そんな中2人目の妊娠が判明。1人目とはまったく違う過酷なお産となりましたが、無事に娘・まるみが誕生し4人家族となったのです。産褥期を実家で過ごしていたさやけんさんですが、自宅のほうが子どもと過ごす環境に適してると判断し、母の心配を押し切り喧嘩をしてまで帰りましたが……。さやけんさんは子ども2人とともに体調を崩してしまい、自身の不調が長引くことを気にし始めていました。私ってひとりで空回りしてる? 体調悪化の原因は産後貧血であると発覚し、周りに頼らずに抱え込みすぎていると医師から忠告されてしまったさやけんさん。 十分な休息と家族の手助けが一番の薬だと言われてしまいました。 まるみの付き添い入院のため、ことげのお世話や家事を家族に任せ不安ではあったものの、久々にゆっくりとした時間を過ごせていると実感。 そして、日頃の自分を振り返るとひとりで頑張りすぎていたと痛感してしまったのです。 自身の体調悪化の原因は、ひとりで抱え込みすぎていたことが原因だとわかったさやけんさん。 振り返ると産後とは思えないほどのスケジュールでした。 我慢体質であるさやけんさんですが、ダウンしてしまうと元も子もないので、もっと周りに頼って適度に休息をとれるようになるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター さやけん
2023年11月13日主人公のさやけんさんは、ある日彼氏のけむりんから突然プロポーズをされました。家事に自信がなく困惑するさやけんさんでしたが、「結婚したらきっと楽しい」と言ってくれるやさしいけむりんと、夫婦として共に歩むことを決意します。新婚生活開始後すぐに妊娠していることが判明したさやけんさんは、つわりや体重管理、長い陣痛に苦戦しましたが、無事に息子・ことげが誕生。さやけんさんとけむりんは初めての育児に奮闘し、喧嘩を繰り返しながら少しずつ同じ目線で育児に向き合えるようになってきました。そんな中、2人目を妊娠。1人目とはまったく違う過酷なお産となりましたが、無事に娘・まるみが誕生し4人家族となったのです。産後の入院生活を終え退院したさやけんさんは、産後養生のためにことげとまるみと共に実家へ里帰りをしていたのですが……。親なんだから大変なのは当然でしょ! ※所謂⇒いわゆる 実家だと思うように休めない環境に限界を感じたさやけんさんは、自宅に帰ることを決意します。 しかし、けむりんの負担が増えることを心配する母親にさやけんさんは怒り心頭し、喧嘩をしてしまいました。 子ども2人を連れて自宅に戻ったさやけんさんですが、自身と子どもの3人まとめて体調を崩してしまい、まるみは入院が必要と宣告されてしまったのです。 さやけんさんは元々体が強いほうではなかったものの、不調が長引くことに疑問を抱きつつありました。 同じ親なのにさやけんさんは休む暇もなく、療養どころではない状況。それでも夫は休ませてあげてと言われては、カチンときてしまいますよね。 新生児のお世話だけでも、なにかとひっきりなしにあるもの。 加えて、幼い息子の面倒も同時に見ているのですから、仕事に行っていないとはいえ、その分さやけんさんが休んでいるのかといえば、そうではありません。 母子ともに体調を崩してしまいましたが、これ以上悪化することなく早く回復して元気になってほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター さやけん
2023年11月12日2児の母であるシオリさんは、結婚が決まっていた20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかり切除する手術を受けました。受診のきっかけは「生理が1カ月に2回くる」ということからで……。 初めての婦人科に不安と緊張 結婚を控えていたシオリさんが気がかりだったこと、それは生理周期が異様に短いことでした。ただ、受診したいと思っていても仕事が忙しく、なかなか病院へ行くことができずにいたと言います。そんなとき、休日にふと「今日、絶対に病院に行きたい」と思ったそう。後の夫となるギンジさんとのデート予定を変更し、急いで休日でも行ける婦人科を探すことに。そして、初めてとなる婦人科を受診し、人生初となる経腟エコーで検査をしてもらったのでした。 婦人科に限ったことではなく、シオリさんのように、体の不調を覚えていても仕事や家庭のことなどで忙しく病院へ行く時間がない……という方も多いのではないかと思います。ただ、心配ごとを放置していてもどんどん不安が増幅していくだけ。シオリさんのように土曜日など休日に診察している病院を探したり、健康診断と合わせて婦人科検診を受けたりして、不安を覚えたことはすぐに解決につなげてもらえたら……と思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月10日産後3日目の夜、胸に激痛が! あまりの痛みに身動きがとれず、ナースコールで助産師さんを呼ぼうと思いましたが、ナースコールは手の届かないところにかけてありました。痛みに耐え胸をマッサージしたのですが、このあと事件が! 私の恥ずかしい衝撃エピソードをご紹介します。あぁ、恥ずかしや…! 無事に出産は終わったのでナースコールを使うこともないと思い、手の届かないところに置いてしまっていました。産後も何があるかわからないと思った衝撃の体験でした。 監修/助産師 松田玲子著者:なかや0歳児の1児の母。看護師として忙しく働く中妊娠し現在は育休中。最近マンガを描き始めたばかりです。職場であった楽しい出来事や妊娠、出産、育児に関する体験をマンガにしています。
2023年11月08日こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん