「母親だから、家事も育児もきちんとやらねば」という見えない圧力に押しつぶされそうになりながら、家事育児に奮闘するなな子さん。一方の夫は、「父親になったのだから、たくさん働いて稼がないといけない」そう思ってがむしゃらに働きます。この思いが、のちに夫婦のすれ違いをうんでしまうとは、2人は知らなかったのです――。積極的に息子の育児を手伝ってくれたお母さんですが、言動のひとつひとつがなな子さんの悩みの種に変わっていきます。 お母さんが子育てをしていた時代と現在では、育児の方法が変わっているのに昔の方法を押し付けようとしてくるのです。 産院で聞いてきたとなな子さんが言っても、お母さんは聞く耳を持ってくれません。意見は食い違うばかりです。母のやさしさがお節介に思えてきて……。 私は母親失格なの!? 思うように母乳が出ず、大泣きするなな子さんの息子。なな子さんは「おなかをいっぱいにしてあげられなくてごめんね」と自分を責めてしまうのでした。 お母さんの「母乳で育ててこそ母親でしょ」という言葉が頭をよぎり、母乳マッサージなどをおこないますがうまくいきません。 「母乳がすべてじゃない! 」と意を決したなな子さんは、育児用ミルクを息子に飲ませることに。ゴクゴクとたくさん育児用ミルクを飲む息子を見て、うれしくなるなな子さんです。 しかし、その現場を見たお母さんは「何やってるの?」と言い、露骨に嫌な顔をするのでした。 赤ちゃんにとって母乳と育児用ミルクのどちらが良いということはありません。ママと赤ちゃんにとって負担がない方法を選ぶことが大切です。お母さんにはなな子さんの意見に耳を傾けてもらい、考え方を柔軟にしてほしいですね。息子を一番近くで見ているなな子さんです。周囲にいる人はなな子さんの意見を尊重しながらサポートすることが需要なのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター みほはは
2023年06月30日出産直後は育児に家事にとやるべきことに追われて、夫婦で話し合う時間が取れなかったり、育児や家事の認識のズレから衝突することもあったり……。でも大丈夫。マタニティ期に産後の子育てについてじっくり話し合えば、同じ方向を見て、お互いの納得のいく形で子育てに挑めるはず。今回、先輩ママ&パパに【マタニティ期に夫婦で相談するといいこと】を調査してみました。ひとり目妊娠中のママは参考になり、ふたり目、3人目のマタニティママは共感することがたくさんありそう。ぜひこの記事をパパ&ママにシェアしてみて!出産前にパパと相談すべきこと01ホルモンバランスが崩れることやガルガル期について事前に共有する出産後は子どもを守りたいという本能やホルモンバランスの影響で、ママの精神が不安定になることも。些細なことでイライラしてしまったり、人に強く当たってしまったり……。そういったことを事前にパパに伝えておくと産後の夫婦間のトラブルを防げるかも!「両親学級に参加した際、NHKの『ママたちが非常事態!? ~最新科学で迫る ニッポンの子育て』という番組を視聴し、産後はホルモンバランスの関係でママの意思とは別に、周りを敵対視してしまうということを知りました。このことを夫にも共有していたので、夫もそういうものか、と受け止めてくれていたように思います」M.Mさん(5歳男の子、0歳女の子のママ)「私は父親ですが、母親がどれだけのダメージを受けて、ホルモンの影響がどれだけあるか勉強するのが大切だと思いました。思い返せばひとり目のときは勉強不足でサポートが足りなかったように思います」F.K.さん(4歳女の子、1歳男の子のパパ)「出産後はいつもの体感2倍くらい気性が荒くなっていた気がします。ママは産後本調子じゃないし、小さなことで夫に強めに当たっていました。『ガルガル期』というものがあると知っておいてもらい、やさしくサポートとケアに徹してもらえると嬉しいかも」E.S.さん(8歳男の子、1歳女の子のママ)出産前にパパと相談すべきこと02子育て中の息抜きの方法を決めておく産後は「赤ちゃんのお世話が想像以上に大変だった」という声が多数! 育児や家事に追われて息抜きの時間が取れないと、夫婦ともにストレスが溜まった状態になる恐れが。それを回避するために、どうやって息抜きの時間を取るかについて事前に話しておくのもひとつの手かも。「四六時中赤ちゃんのお世話をしていると可愛くても疲れ切ってしまうこともあるので、例えば月に1回はママ&パパそれぞれの自由時間をつくるなど、子育て中の息抜きの方法を決めておくといいかもしれません」S.N.さん(7歳&0歳女の子のママ)「夫婦の息抜きの時間を取るために、事前に両親にサポートしてもらいたいことを伝えておくことがおすすめです。わが家は産後1ヶ月は母に来てもらい、精神的にも体力的にもサポートしてもらいました。母という話し相手がいることから孤独感もなく、ある程度まとまった睡眠が取れたのが大きいです。あと夫婦でランチや美容室などの外出もできました」N.K.さん(7歳男の子のママ)「子育てを夫婦で平等にしているので、息抜きも平等感があるようにお互いを尊重して時間を与え合うようにしています。近くのカフェやコーヒーを飲みにいくプチ息抜きから、美容室に行ったり友達と遊ぶ日のような1dayプランまで、自分のやりたいことは我慢せず伝えて実行する。その代わりパパのやりたいことも聞いてやらせてあげる。ギブアンドテイクが大切!」E.S.さん(8歳男の子、1歳女の子のママ)出産前にパパと相談すべきこと03育児や家事の分担について話し合う育児や家事の分担を夫婦間で上手くできていないと、不満が溜まったり喧嘩の原因になることも。産後は夫婦でじっくり話し合う時間やタイミングが取りにくいこともあるから、産まれる前にある程度役割やルールについて話し合い、お互いが納得のいく方法を見つけるといいかも。「夜中の授乳はママ、オムツ換えはパパと連携したおかげで睡眠時間が少しでも多く確保することができました。また、ごはんを頑張りすぎない、なんなら1週間お惣菜でもOKと決めてます。そうするとだいぶ気が楽でした。これは今も継続中です」N.K.さん(7歳男の子のママ)「産後の股関節痛がひどく、車椅子を使わなければならないときもあるほどだったので、夫にミルクをつくってもらったり、家事を代わりにやってもらいました。そのような事態を産前から予測するのは難しいですが、産後のダメージがひどい場合なども想定して、夫には家事や育児の協力など理解してもらうことが大事かと思います」M.K.さん(1歳女の子のママ)「わが家は完全に分担制にしています。気付いたほうがやる、だとお互い気付かないふりしたり、自分のほうが負担が大きくなることも……。分担制にすることで、洗濯とお風呂掃除は夫の担当だから私はやらない! と決めるとすごく気持ちがラクになりました。あと平日は私がメインで食事づくりをしているので、土日はすべて夫が担当してくれているのも助かっています」M.M.さん(5歳男の子、1歳女の子のママ)「子どもが体調不良になったときなどに仕事を抜けないとダメなこともあるので、会社員の場合は使える制度をお互い把握しておくといいと思います。よりフェアになりそうな気がします。家事は、『やろうと思ってた食器洗い先にやってくれてる』とか『ゴミ捨てして帰ってきたら新しいゴミ袋入れてくれてる』など『おっ! ナイス!』みたいな助けあう瞬間をお互いに積み重ねることで夫婦間の家事がブーストされます」E.S.さん(8歳男の子、1歳女の子のママ)「妊娠中、長期で入院していたので赤ちゃんに必要なオムツなどの日用品の購入を任せていました。そのおかげで生まれてからも赤ちゃんのものが切れていたら、買ってきてくれるなどをしてくれて助かりました」C.O.さん(9歳&6歳男の子のママ)出産前にパパと相談すべきこと04産後の生活をイメージしながらパパの育休取得について相談するパパが育休を取れる環境も整ってきているみたい。育休を取得し、家事や育児を分担をするのはもちろん、ベビーとの時間をたっぷり取ることで、パパとしての自覚が育まれるというメリットも。前向きに検討してみてはいかが? 「わが家は2ヶ月間、夫が育休を取得しました。おかげで長男のケアもできたし、私もゆっくりできました。家族の時間が取れて本当によかったです。家族でこんなに長く過ごすチャンスが取れるのはこのタイミングだけなのでは? と思います。収入の面だけちょっと気になって2ヶ月間にしましたが、もっと長くとればよかったなと思います」E.S.さん(8歳男の子、1歳女の子のママ)「ダメ元かもしれないですが育休の話をきちんとしておくべきだと思います。うちは里帰りせず、産後も夫婦だけでしっかり乗り越えられたので、パパに育児の自信がつきました。育休を取ってもらって本当によかったと感じています。ママは妊娠初期からゆっくりママになる準備ができますが、ほとんどのパパは生まれてやっとパパの自覚が生まれます。その差を初めから埋める工夫をすると、産後の夫婦関係も上手くいきやすくなる気がします」A.D.さん(2歳女の子のママ)「ふたり目のとき、主人が育休を2週間取ってくれてメンタル的にも生活的にもすごく安心したし助かりました。パパが育休を取れる環境も整ってきていると思うので育休について事前に相談した方がいいと思いました。また里帰りするかしないかもとても大切なことだと思うのでしっかり話し合って決めた方がいいと思います」M.Y.さん(5歳&3歳男の子のママ)「育休については、社内であまりとっている人を見かけたことがないからか、もともと取らない前提でした。本当にそうなのか、確認だけでもして欲しかったです。実は取ることができたら、もっとのびのびとふたりで育児する時間ができたのではないか、とたまに後悔します」M.W.さん(1歳男の子のママ)出産前にパパと相談すべきこと05産後のサポート制度について確認しておく地域のサポート制度や会社の福利厚生など、産後に活用できる育児の制度がいろいろあるみたい。例えばベビーシッターの割引があったり、育児や授乳の相談ができたり……。産後に調べたり登録をするのは手間になりそうだから、マタニティ期にぜひチェックしてみて。「産後、家事を手伝ってもらう人が近くにいない場合、県のサポートなど生まれる前に調べてすぐに使えるようにしておいたらよかったと思いました」M.K.さん(3歳&1歳女の子のママ)「両親がともに遠方に住んでいるので、ファミサポや病児保育などの制度について情報を集めたり、登録だけしておくと万が一のときに安心です」M.M.さん(5歳男の子、1歳女の子のママ)出産前にパパと相談すべきこと06出産時に必要なものやこと病院へ行くルートをパパに共有する出産は何が起こるかわからないもの。緊急事態も想定して、事前にできること、出産時にやってほしいことなどをパパに伝えておこう。パパは焦らず対応でき、ママは安心材料になるはず。「予定日より3週間前の検診で、そのまま入院し、出産することになりました。体調も良好で特に異変に気付かなかったので、予定より早い出産になってびっくり! 臨月に入る前から入院用のバッグを用意し、夫にも『何かあればこれを持ってきてね』と事前に伝えていたので、スムーズに入院することができました」A.Y.さん(5歳女の子のママ)「陣痛のときや入退院のときに病院へ送迎してくれる陣痛タクシーを夫婦ともに登録しておくといいと思います」N.K.さん(7歳男の子のママ)「出産の立ち会いのときに痛みを和らげる方法を伝えて、実際にやってもらいました。少しですが痛みも和らぎましたし、一緒に乗り越えている感じがあったのでよかったです」M.M.さん(5歳男の子、1歳女の子のママ)出産前にパパと相談すべきこと07両親学級を一緒に受けることを検討する妊娠や出産、育児について、知見のある第3者から伝えてもらうことで、夫婦ともに子育てへの理解が深まり、親になる準備ができる。パパ目線で、育児は“手伝う”ではなく“一緒にやるもの”という認識が生まれることもあるみたい。「妊娠・出産・産後の大変さをママからではなく専門家から伝えてもらうということが大事。オムツ換えや入浴方法など教えてもらえるので、事前知識がある分、実際にパパにやってもらうときに覚えが早いです」N.K.さん(7歳男の子のママ)「ママは定期健診でほかの妊婦さんと接する機会が多いけど、パパはなかなかそんな機会がないですよね。両親学級で同時期に出産するママ&パパが集まるので、なんだかパパもちょっと緊張した様子でした。これを機会にパパになる自覚が生まれたのでは? と思いました」A.Y.さん(5歳女の子のママ)出産前にパパと相談すべきこと08つわり中にパパにお願いしたいことを伝える妊娠、出産の身体的負担はママが100%背負うもの。そのことをきちんと理解してもらい、特に辛いつわりの時期は、我慢せずパパに甘えてみるといいかも。「つわりのときは、まだ仕事もしていたので仕事と自分の体調の調整で精一杯だった気がします。食べられそうなものを買ってきてもらい、家事や上の子の相手もほぼやってもらいました。ママはお腹の中で赤ちゃんを一生懸命育てているので、その他はすべて任せる気持ちでいてもいいと思います」E.S.さん(8歳男の子、1歳女の子のママ)「頑張りすぎず『ごはんは自分で!』とお願いするといいと思います」N.K.さん(7歳男の子のママ)出産前にパパと相談すべきこと09出産後の家計について話し合うベビーが生まれると必然的に支出が増えるもの。マタニティ期を機に家系の見直しをしてみてもいいかも。「結婚当初は夫婦それぞれ仕事をしていたのでお財布が別々でしたが、妊娠がわかってから、生活に関わる支出額を内訳し、そこからそれぞれ必要な金額を再度想定したり月のお小遣いや貯金額を決めました。出産後は子どものことでかかる費用も増えたので、前回話し合ったものに加えるだけで終わりました。お金に関することは重要なのでできれば早めかつ夫婦間で揉めずにしたいことでした。産後の疲労中に一から話し合っていたらしんどかったと思うので、事前に相談し合っていてよかったと感じています」K.O.さん(2歳&0歳女の子のパパ)「わが家はお金の管理は夫婦でまとめずバラバラにしています。まとめた方が無駄がないのかな? と思いつつ自由がなくなるのもいやで別々に。オムツ・子ども服・ベビー用品など出費のバランスがどちらかに傾きすぎていたら外食時に払うなど、ゆるーくバランスを保っています。貯めたいお金だけはNIISAや積立型の保険に入って強制的に取られる仕組みを整理しました」E.S.さん(8歳男の子、1歳女の子のママ)「わが家はふたりで育休を取得しているので、もう少し細かく家計を見直せたらよかったなと反省してます」T.Y.さん(0歳女の子のパパ)出産前にパパと相談すべきこと10子どもや子育てにまつわる本やネット記事を共有して共通の知識と認識を持つ子育てに関する情報を見つけたら気軽にパパ&ママに共有してみよう。そうすることで自然と育児に関しての共通認識が生まれたり、方向性にズレが生じたらじっくり話すきっかけにも。「ママからの情報だとママの感情や主観が含まれるので、理解してもらいたい内容はできるだけ専門家や医療従事者の文献や本で理解してもらうといいと思います」N.K.さん(7歳男の子のママ)「子育てに対して夫婦で同じ方向を向いていたいので、私が気になって購入した本などを勧めたり、子ども関連のネット記事について話したりしています。方向性が違うときは、じっくり話していい方向に進めるようにしています」M.M.さん(5歳男の子、1歳女の子のママ)「Instagramのアカウントや赤ちゃん情報の定期メルマガなどを共有していました。読んでほしい記事も即コピペで送ったりもします。あとで『あれ見た? どう思った?』など気軽に話すとより認識のズレが解消できます」E.S.さん(8歳男の子、1歳女の子のママ)
2023年06月30日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、産後ダイエットの注意点について教えてくれました。夏が近づき、体型やダイエットなどが気になっているという方もいることでしょう。無理なくダイエットを行うためにもぜひ確認しておきましょう! 妊娠中に増えた体重は、産後に減らしたいと思っても、運動や食事管理などが難しく諦めている方もいるかもしれません。今回は、産後のダイエットで間違いがちなポイントをお話しします。 妊娠中の体重ってどのくらい増えるの?妊娠中の体重増加については、2021年3月厚生労働省において指針の改定がおこなわれました。以前は、妊娠中の体重増加は10kg程度とされていましたが、現在では妊娠前のBMIが18.5未満の低体重の場合は、体重増加が12〜15kgと緩和されています。赤ちゃんの体重、胎盤、羊水、出産に備えて増える血液量などを考えてもこれらの総重量は7〜8kgといわれており、それ以外は妊娠継続に必要な母体につく脂肪などで、産後の母乳分泌や産後の回復を支えるためにも必要になってきます。 母乳育児は自然なダイエットになる?食事で注意することは?授乳中は、成人女性に必要なカロリーの他に350キロカロリーを追加することを推奨されています。母乳は血液で作られているので、母乳分泌をするだけでも約500キロカロリー消費するといわれており、これは2時間程度のジョギングに相当します。そのため、食事など何も気にしなくても自然に体重が減っていくという方もいます。その反面、思いのほか体重が減らない、または増えていってしまうという方もいます。また、産後は、無理な食事制限は体調を崩します。食事はしっかりとるようにして、食事内容を工夫してみましょう。育児中は、おなかが空くものの忙しくてなかなか自分の食事に気が回りにくいものです。ついつい簡単に食べられる菓子パンやお菓子など炭水化物や糖分、脂質に偏りがちで、体重が減っていきにくい原因になることもあります。1食でバランスをとるのは難しいので、1日の3食中でバランスがとれるように工夫していきましょう。赤ちゃんのお世話の間でも手軽に食べられるように、まとめて作っておいたりと工夫してみてくださいね。例としては、以下を参考にしてください。 ①お味噌汁やスープ類を積極的にとる。身体を温めて代謝を上げたり、満腹感を感じやすい。②海藻やキノコ類など低カロリーのものでかさを増やす。③タンパク質もとれるように、鶏肉のササミや卵をプラスする。 産後の運動はいつからはじめられる?どんなものが良い?産後1カ月は、妊娠・出産で変化した子宮や骨盤が正常な位置や状態に戻っていく時です。この時期に、しっかり身体を休ませて、骨盤底筋や骨盤を元の位置に戻すことが大切です。骨盤底筋体操や骨盤ベルトなどで、歪んだ骨盤や緩んだ骨盤底筋を安定させます。1カ月健診が終わって産後の回復に問題がなければ、徐々に体調に合わせて産後2〜3カ月ごろから始めるようにしましょう。手軽に始められるスクワットや散歩など下半身の筋力アップを図ると、代謝が上がりやすく体重が落ちやすくなってきます。産後3カ月ごろまでは骨盤ベルトなどで妊娠中に開いた骨盤を支えると良いといわれています。 まとめ産後のダイエットは、食事制限だけでは難しく、まず1ヶ月間は身体をしっかり休ませて、骨盤の状態を安定させることが基本です。その上で、下半身の筋力アップを図り、代謝をあげていくことで痩せやすい身体になります。 参考記事:母乳育児なのになかなか痩せない。実はそれ間違っているかも?産後のダイエットのポイントは?|ベビーカレンダー監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年06月29日保育士の中田馨さんが、パパ育児の「実はNGな行動」について教えてくれました。パパが育児に積極的なのはママにとってもとても助かりますよね。夏は外で遊ぶことも多くなる時期。パパも一緒に遊ぶ機会も増えるので、どんな点に注意して子どもと遊ぶと良いのかを改めて確認しておきましょう!こんにちは!保育士の中田馨です。今回はパパの育児について。ここ数年で、パパが積極的に育児に参加することが多くなったなと私自身も実感しています。これまで保育園の送り迎え、行事ごとは「ママだけ」が多かったのですが、「ママもパパも」が増えてきました。実際、私の保育所の保育参観では、数年前まで「ママだけ」だったのが、今年は5家庭中、4家庭が「ママもパパも出席」です。そんな、パパも育児に積極的になったからこそ、これからやってくる夏という季節特有の子育ての中で特に「外遊び」に特化して気をつけたいことをお話しします。 時間帯を考えて外出を!「普段からパパが子どもと一緒にたくさん遊んでくれるので、とっても助かるのですが、子どもが「外で遊びたい!!」と言ったから、カンカン照りの日中に出かけてしまって…。倒れていないかしら?と心配だった。」という話をママから聞いたことがあります。いくら子どもが「外で遊びたい」と言ったとしても、夏の外遊びを楽しむためには、遊ぶ時間帯も考えて外出したいものです。特に8月は気温が高くなる日が多くなるので、1日の中でも気温が低めの朝早めの時間帯か、夕方は外遊びがしやすいでしょう。とはいえ、朝早め、夕方と言えども夏はやっぱり暑いので、「1時間だけ遊ぶ」など遊ぶ時間をあらかじめ決めておくとよいでしょう。 服装を考えて外出する。また、外では汗を拭く、着替えはこまめに!以前、「週末、パパと2人で山にお出かけしたんですけど、虫よけを全くしてくれなくて…」と手足に虫刺されをたくさん作ってきたお子さんがいました。夏の外遊びのときは、服装も考えて外出したいですね。例えば、近所の公園に行くときには、半そで半ズボンでよいかもしれません。しかし、山など自然がたくさんあるところに遊びに行くときはどうでしょう?半そで半ズボンでは、このご家庭のように虫に刺されることもあるかもしれません。夏のお出かけはそういった配慮も必要になります。私の保育所は山間にあるわけではありませんが、蚊が出てくる時期から、外遊びの際は「薄手の長袖と長ズボンを持ってきて欲しいです」とお願いしています。虫よけになるだけでなく、日焼け対策にもなります。また、汗をかいたらこまめに拭く、着替えする、帰宅したらシャワーをすることで、肌を清潔に保ってくれます。こちらも「パパに週末見ていてもらったら、あせもがたくさんできちゃって…」なんて聞くこともあります。子どもは大人以上に肌を清潔にしてあげなければいけないということも知っておきましょう。 平日は、お子さんのことを見ているのはママ。パパは週末だけ。というご家庭もあるかと思いますが、普段ママが何に気をつけながら子育てしているのか?をパパに伝えないと伝わりません。「私の姿を見てればわかるでしょ?」「いつも私がしてるじゃない!」では伝わりませんので、ぜひパパにも教えてあげてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年06月28日初めての子どもで、育児休業を取得した夫。育児で疲弊するママとは反対に、夜はぐっすりと寝て、昼はゲームという生活をしている夫に限界を感じたママのエピソードをご紹介します! 育休を取得した夫に…初めての子育てで夫も育休(育児休業)を取っていたのですが、あまり手出しをしてくれず、私はイライラしていました。さらに、夫はイビキも大きく、娘は大きな音にグズり始めるという状況。夫は一度寝るとほぼ起きないので、私があやすしかありませんでした。 また育児で寝られないことは覚悟していましたが、何をしても泣き止まない娘に、私は母親として不出来なのかと、心もつらくなっていました。そんななか、グーグーと寝ている夫をみて「何のための育休か」「夫は夜も快眠で昼間はゲームもしている。私はこんなにつらいのに」と憎しみのような気持ちが湧き上がるように……。 そのまま朝になり、起きた夫は泣き腫らしている私をみてびっくり。「どうしたのか」と聞いてくれ、私は思いの丈をぶつけました。夫は「ごめん、ごめんな」と話を聞いてくれ、夫も私が看護師だから逆に手出しをしづらかったと教えてくれました。 私も心の中で悶々とするばかりで、やってほしいことを口にしていなかったと反省。それからは、やってほしいことは口に出して伝えるようにしています。 それからは夫もできるところまではやってくれるし、できないときは「教えてー」と積極的に家事、育児をしてくれています。コミュニケーションエラーはこういうことかと実感した出来事でした。 (女性 30代看護師) まとめ育児中に、夫婦間でのモヤモヤが溜まることは多いのではないでしょうか。その一つとして、コミュニケーションがうまく取れていないことが原因としてあるかもしれないですね。今後の家族関係をいいものにするためにも、定期的に話し合いの時間をとるなど夫婦間で決めるのもいいかもしれませんね。 作画/加藤みちか
2023年06月28日1歳半の娘は、食べることが大好き。初めての育児だったので、最初は育児書に書いてある通りの食事を与えていましたが、いつからか娘は「まだ欲しい」と食べ終わっても泣き続けるように……。おかわりを与えるたびに、「食べさせ過ぎかな?」と思いましたが、ごはんを食べない子どもに悩む友人を思い出し、自分は考え過ぎかもしれない……と気にしないでいました。しかし、その油断が仇となり、ある日娘に危機が訪れます……。 気が緩んだ結果、娘が苦しむはめに… 義実家で親戚が集まり、食事会を開いた日のこと。義母が娘のために作った筑前煮や炊き込みご飯などの料理がテーブルにずらっと並べられていました。案の定、食欲旺盛な娘は、目を輝かせながら食べ進めました。親戚一同も「本当によく食べるねえ」とびっくりするほどの食べっぷりで、私は食べ過ぎを心配しましたが、「今日くらいいいだろう」と食べ続ける娘を止めませんでした。 そして、大人たちがおしゃべりに夢中になっていたとき、ふと気づくと、デザートに出されていた娘の大好物である苺が1皿なくなっていたのです。「さすがに、これは食べ過ぎ……」と心配したときにはすでに遅く、おなかが痛いのか今までにないほど泣き叫ぶ娘。泣いて暴れる娘を見て、「病院へ行ったほうがいいんじゃない?」とその場は騒然。 私が焦っていると、娘はなんとか自力で排泄し、苦しさが和らいだのかピタッと泣き止みました。私は苦しむ娘を前に何もできなかったこと、まだ食べる加減がわからない子を制止しなかったことに反省。嘔吐や窒息の危険もあったと思うとゾッとします。 その後、数日間様子を見ましたが、おなかを痛がることや、ぐずることもなかったので病院へは行かずに今回の件は落ち着きました。子どもがよく食べるのはいいことかもしれませんが、親が軽視していると、今回のように苦しむのは子ども自身なのだと痛感しました。この件以来、娘が食べ過ぎていると感じたら「これが最後だよ」と声を掛けたり、おかわりの食材は小さく切ったりと、食べ過ぎ予防に気を配っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※1~2歳の子どもが1日に食べていい苺の量6個までと言われています。食べ過ぎには十分気をつけましょう。また、食べ物が喉や気管に詰まり、窒息してしまう可能性があるので、絶対に目を離さないでください。<参考>子どもの目安量(果物) 作画/うめたま堂本舗監修/助産師 松田玲子著者:小山 うみ
2023年06月27日胸が小さいことがずっとコンプレックスだった私。大人になってからはどうしようもないことだと割り切っていました。しかし、出産して授乳をする段階になって、否応なくこの問題に向き合わなければならず……。小胸で挑んだ授乳体験記をお伝えします。覚悟を決めて受けた授乳指導初めての出産後、休む間もなく始まった授乳指導。Aカップにも満たない胸がずっとコンプレックスだった私は、はじめは指導を受けるため助産師さんに胸を見せることも抵抗がありました。 しかし、授乳室に集まり当たり前のように胸を出して授乳をしている他のママたちを見て、母親なのだからと覚悟を決め、授乳指導を受けたのです。 小胸授乳の実態…!そもそも胸がなくても母乳はちゃんと出るのか?という心配もありましたが、助産師さんからは、小胸のほうが出が良かったりもすると励まされ、慣れない授乳に努めました。 しかし、胸の膨らみがないので赤ちゃんに乳首をくわえさせるのもひと苦労。すぐに口から外れてしまい、全然うまくいきません。 胸がある人よりも真下を見なければならないので首や肩も痛く、だんだん授乳が苦痛になりました。 つらいことは止めてみた1人目のときは母乳神話をうっすら信じていたこともあり、生後6カ月までは混合栄養で頑張りましたが、2人目のときには2・3カ月で早々に完全ミルクに切り替えました。 うまくいっていれば母乳のほうがメリットが多いのかもしれませんが、私にとって授乳は苦痛のほうが多く、母乳をやめたことでむしろ気持ち的にもラクになれたのです。 1人目のときは母乳で育てていないことに罪悪感を覚えることもありましたが、振り返ってみると、母親がつらい思いをしてまでこだわることではなかったと感じます。つらいことを頑張るよりも、ストレスを減らして子育てを楽しんで、と当時の自分に言ってあげたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:澤崎 凪
2023年06月27日最近は「イクメン」という言葉が浸透しているように、育児に積極的なパパは私の周りにも多くいます。しかし、パパである自分が1日中育児をする機会はあまりありませんでした。今回はママが不在の日に、私と子どもだけで過ごして気づいた育児の大変さについて話したいと思います。子どもってこんなに泣くの?私が育児の中で1番大変だと感じていたのは、泣いている子どもをあやすことでした。子どもはおなかがすいた、おむつが気持ち悪い、何となく機嫌が悪いなどさまざまなことを泣いて訴えてくるとわかっていましたが、昼夜問わず泣かれるとつらいなと感じていました。 中でも私が特に困ったのは、眠いときに泣かれることです。おながすいているときならば、ごはんをあげるなどして何とか対処できます。でも眠い子どもを寝かしつける方法やあやす方法がいまいちわからず、普段ママが抱っこするとすぐ寝るのに、パパの抱っこは慣れていないのか、なかなか眠ってくれず苦労しました。 子どもってこんなにおむつ替えるの?おむつを替えることも最初は戸惑いましたが、慣れてくるとそこまで大変さを感じることはありませんでした。でも、それが1日中となるとものすごい回数になるのだと気づきました。朝起きてから、ごはん中、昼寝してから、遊んでいるときなど、1日に10回以上は替えました。 それでも家にいるときはまだましです。子どもと2人では時間を持て余すので途中で外出したのですが、外出中が特に大変でした。突然子どもがおむつ替えを訴え泣き始め、おむつを替える場所を探すことから始めなくてはならず、しっかり準備したつもりでもおしり拭きを車の中に忘れたり、場所の使い勝手がいまいちわからず戸惑ったり、外出中のおむつ替えには本当に苦労しました。 子どもってどんなごはん食べているの? 子どもが育児用ミルクを用意すればいい時期はまだよかったのですが、離乳食が始まるとその準備にとても苦労しました。どのような食事形態なのか、栄養は足りているのか、アレルギーはないのか、自分で食べられるのか、何を準備しないといけないかなど、「食事」とひと言で言ってもママに聞かないとわからないことばかり。適当にするわけにはいかないので、ママに何回も連絡をしました。 それで準備万端でいざ食事となると、食べこぼしはするし、近くにコップを置くとお茶をこぼすし、もちろん落ち着いてじっと座っていることもなく、自分の食事をする余裕なんてないので、かなり大変でした。 私自身、育児に積極的だと思っていても実はママにしてもらっていることが多いことに気づきました。ママが外出し、1日子どもと2人で過ごしただけなのに、わからないことがたくさんありました。今回の体験を通してあらためて育児の大変さに気づくことができたので、もっと頑張っていきたいと思います。 イラスト/manami.koiso監修/助産師 松田玲子著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2023年06月27日私たち家族はオーストラリア在住です。2人目出産時、頼れる身内は夫だけという状況のなか、夫婦で育児ノイローゼのようになってしまいました。ここでは、2人目で育児経験があってもうまくいかないと実感したことや、精神的に不安定な状態になってから復活までの体験をお伝えします。オーストラリアでの出産を決意!2人目の妊娠判明後、オーストラリアでの出産を決意。理由は、長女のときは日本に戻って出産したため、夫が初めて長女に会ったのが生後3日目で、貴重な新生児期を一緒に過ごせたのはたったの1週間程でした。仕事があるので仕方のないことですが、私は夫と子どもを引き離してしまっていたことずっと後悔していたのです。日々変化する子どもの成長を夫にも見せたい!と思ってオーストラリアでの出産を決断しましたが、普段あまり娘のお世話をしていない夫と2歳イヤイヤ期真っ最中の娘を抱えての出産には正直なところ不安もありました。 ついに出産!そして…その後、妊娠38週3日の深夜に次女を出産しました。妊娠中の苦しさや、出産での疲労でくたくたでした。「これでやっと数日入院して休める」と思っていた矢先、看護師さんから「少し休んだら帰ってね」とひと言。これには驚愕しました。私は疲労困ぱいでしたし、長女と一緒に帰ったら絶対に休めないと思い、一泊だけでも入院したいと食い下がりましたが答えはNO。沐浴もまだで胎脂をつけたままの次女を連れ、出産から約8時間後に泣く泣く退院することになったのです。 空回る夫、疲れ果てた私。その結果…夫は張り切って家事・育児をしましたが、慣れない家事や2歳イヤイヤ期の娘のお世話は簡単ではなく、次第に夫の様子に異変が。表情には覇気がなく食事をしなくなり、靴を履かないだけで長女を怒鳴ったり、ぼーっとしたりしている時間も増えていき……。それを見た友人が冗談ぽく「育児ノイローゼじゃない?」とひと言。それだ!と心の中で叫びました。私のほうも夫のフォローにまわり、家事も育児も頑張った結果、心身を病み育児ノイローゼのような状態に……。めまい、食欲不振、倦怠感、突然出る涙、娘たちがかわいく思えないという事態にまでなってしまったのです。 一家の危機に救世主現れる!そして出産から2カ月後、わが家へ義母が手伝いにきてくれました。家の空気は一変! 明るくて子どもの面倒もよく見てくれる義母。バランスの良い食事を作ってくれて、家事もテキパキとおこなってくれて助かりました。私は十分に休息でき、仕事に復帰した夫も次第に育児ノイローゼのような症状が治ってよかったです。約3週間滞在してくれた義母と一緒に、私も娘たちを連れて日本に帰国しました。久しぶりの母国、実家、すぐに助けてくれる人たちがいる環境に安堵し、心から娘たちをかわいいと思える余裕が生まれました。 この経験で学んだことは、・誰でも育児ノイローゼのような状態になる・自分の力量を知り、対策する・育児や家事に完璧を求めない・産後は無理してでも休む以上4つです。まさか夫婦で精神的に不安定な状態になるとは思いませんでした。経験者でも育児を甘く見てはいけないと身をもって感じたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2023年06月23日「自分は自然分娩で出産する」と信じて疑わなかった私。しかし、胎児と母体の安全を優先した結果、急きょ帝王切開で産むことになりました。出産直後は分娩の方法などまったく気にならなかったのですが、あることがキッカケで、日が経つにつれてじわじわと悔しさや悲しさが湧き出てきました。今回はそのときの体験談を紹介します。 「もったいなかったね」の言葉出産後は休む間もなく慣れない子育てが待ち構えており、1週間の入院中は「傷あとが痛い」「母乳が出ない」「赤ちゃんが泣き止まない」ということで頭がいっぱい。分娩方法のことでくよくよしている暇はありませんでした。 最初に心に引っかかったのは、1カ月健診のときに病院の母乳外来で出会った助産師さんの「太ってないし背も高いのに、帝王切開でもったいなかったね」という言葉。きっと「分娩異常さえなければ傷あとが残らずに済んだのにね」という慰めの言葉だったのだと思うのですが、そのときからモヤモヤが始まりました。 友人の体験談がつらい「帝王切開で残念だった」という気持ちは日に日に大きくなっていきました。難産で出産した友人の話を聞くことが特につらく、「自分は出産まで72時間もかかった。さっさと帝王切開で産んでしまいたかった」という言葉を聞いたときは、まるで自分が手抜きをしたような気がして引け目を感じました。 手術で切ったおなかの傷口は約10cmでしたが、出産の話題で聞かれてそう答えると、「自分は会陰切開だったけどもっと切った」と言われて落ち込んだこともあります。 自分だけじゃない2人目も帝王切開で出産したこともあり、5年ほどモヤモヤした気持ちと付き合ってきました。ある日、帝王切開ママの集まりがあると知り、参加させてもらうことに。そこには私と同じように悩むママがたくさんおり、それぞれの病院での出来事や出産後の体験談などいろいろな話を聞くことができました。 「自分だけじゃないんだ」「悔しい・悲しいという気持ちを人に伝えていいんだ」と思えたことで、とても気がラクになりました。 くよくよしていたせいで、ちょっとした言葉に過敏になっていたように思います。出産は十人十色。どんな出産だって大変だし、どんな分娩方法だって胸を張っていていいんだと今では考えられるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの 著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年06月22日2018年生まれの男の子と2021年生まれの女の子の育児に奮闘中のイラストレーター・あきばさやかさんの連載。育児はいつだって予想外! もはや、笑うしかない育児のエピソードを毎月ご紹介。みなさんのお家でも似たようなこと、起こっていませんか?最初はかわいい「ばぁ!」だったのに、みんなでアレンジしまくったら、娘のいないいないばぁも、クセ強のアレンジバージョンになってしまいました……保育園とかでやったら、先生もお友達もポカーンとしちゃうのでは……!?心配しております笑PROFILEあきばさやかさん2018年生まれの息子「おっくん」と2021年生まれの娘「とりちゃん」の育児中。漫画をブログやInstagramで描いています。書籍『おしゃれなママっていわれたい!』(マイナビ出版)など()
2023年06月21日BabyTech(R) Awards 2023 実行委員会(実務担当:株式会社パパスマイル 所在地:東京都千代田区)は、優れた子育てIT商品、サービス、育児家電を表彰するコンテスト「BabyTech(R) Awards 2023」(以下 BTA2023)を本年も開催。2023年6月12日より審査のご応募の受付を開始しました。BTA2023ロゴご応募はBTA2023ホームページから、Webフォーム記入または応募書式をダウンロードしてメールか郵送で受け付け中。募集期限は2023年8月25日24時までとなります。昨年までの受賞商品(抜粋)■時事的課題に対応した審査部門を新設BTA2023は時事的課題に対応し募集部門の中に小分類を設けました。「安全対策と見守り部門」には一般部門の他に専門分類「送迎用バス置き去り防止を支援する安全装置部門」を設置、「保護者支援サービス部門」には一般部門の他に専門分類「男性育休支援部門」と「キャリア支援部門」を設置しました。これは、「社会的課題に対しテクノロジーが寄り添い、解決への伴走者となる」というBabyTechそのもののあり方を反映し、時事的に多くのソリューションが生まれるタイミングで、同部門他ジャンルの商品・サービスに埋没せず、同じ目的で作られた商品・サービス群の中で公正な審査を行う目的があります。■募集部門の詳細小分類を含め合計12の部門に分類して審査いたします1. 授乳と食事部門子どもの授乳・食事に関するもの2. 子どもの学びと遊び部門未就学児を対象の範囲に含める学び、遊びに関するもの3. 安全対策と見守り(小分類より部門を選択)3-a. 一般部門事件事故や怪我等から未然に子どもを見守るもの、見守る人材や場所を提供するもの3-b. 送迎用バス置き去り防止を支援する安全装置部門送迎バス車内の置き去り事故を防ぐための安全装置限定部門4. 妊活と妊娠部門妊娠を望む人から妊娠中、産前産直後の母体とパートナー、環境に関するもの5. 健康・毎日のお世話部門子どもの健康管理を目的としたもの6. 記念・記録・思い出部門子どもと家族の成長や成果の記念、生活・活動記録に関するもの7. 保護者支援サービス(小分類より部門を選択)7-a. 一般部門妊娠中~乳幼児の保護者を対象とし生活をサポートするもの7-b. 男性育休支援部門男性育休制度の策定や取得支援、育休中の男性を対象とする、男性育児休業を支援するもの7-c. キャリア支援部門人的資本経営支援、妊娠中・育児中の保護者のキャリア支援を行うもの8. 保育ICT部門多人数の子どもを預かる保育施設向けのもの9. 育児家事向け家電部門育児をしながら行う家事を効率化、省力化するもの■審査日程一次、二次審査を経て2023年10月26日に受賞商品を発表。11月21日、22日には東京都立産業貿易センター 浜松町館で開催される「保育博2023」内で大賞授賞式、受賞商品の展示を行います。BTA2023日程■賞について○一次審査BabyTech(R) Awards 2023 Qualified一次審査通過賞および信頼できるベビーテック商品の認定証です。部門ごとに書類による一次審査で優秀な商品を選出し授与します。Qualifiedマーク(参考)○二次審査大賞・優秀賞部門ごとに一次審査通過商品(Qualified)から二次審査を経て大賞・優秀賞を選出します。サンプル商品・アプリを試用の上、各商品のオンラインプレゼンテーションを経て、審査委員が審査基準項目毎に5点満点で採点、合計点数により順位を算出します。大賞は各部門1位の商品、優秀賞は部門2位・3位の商品に授与されます。※部門毎の応募数により、優秀賞の同率順位ランクイン数に変動がある場合があります。大賞トロフィー(参考)■昨年の授賞式、受賞商品展示会の様子BTA2022 授賞式BTA2022 受賞商品展示会詳しくはBabyTech(R) Awards 2023の詳細をご覧ください ■二次審査項目・課題提起、解決方法・新規・独創性、実用性・機能性、使いやすさ・安全性、健康への配慮・将来性、継続性※審査項目に優先順位はありません。それぞれの項目を審査員が採点し、その合計点数で審査を行います■審査委員会・審査員学校法人菊地学園 理事長 菊地 政隆さん(まあせんせい)株式会社 企(くわだて) 代表取締役、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授 クロサカ タツヤさん朝日新聞社 イベント戦略室 次長 鵜飼 誠さん他、学識経験者、ママタレントが就任予定・コミュニティ審査員BabyTechユーザーコミュニティのママパパメンバー投票・審査委員長株式会社パパスマイル 代表取締役 永田 哲也■BabyTechとは「BabyTech(ベビーテック/ベビテック)」は、主に妊活・妊娠期から未就学児までの子育てを支援する、IoT(モノのインターネット)やICT(情報通信技術)関連の製品・サービスの総称です。2016年に米国の電子機器の見本市「CES」で提唱され、日本国内でもさまざまな製品・サービスが展開されています。■BabyTech(R) Awardsとはワンオペ育児をはじめとする育児に対する課題が山積するなか、これら課題に寄り添うBabyTechが普及し、生活者のみなさんに活用いただくためには2つのクリアすべき問題があります。(1)どのようなBabyTech商品を選べば安心して子どもに使用できるか、生活者自身が評価する手段に限りがある(2)BabyTechの普及、社会実装には生活者の皆さんの認知拡大と、そのための伝播力のある応援や協働が必要であるこれらに対し、まず保護者や保育者の皆さんが安心して質の高いBabyTech商品を認知し、活用することができるよう、有識者による公正な審査により優れた商品やサービスを表彰する、BabyTech(R) Award Japanを2019年より開催しました。生活者の皆さんが持つテクノロジーへの不安感、育児をアプリやデバイスに頼る後ろめたさを払拭するために、信頼に足る厳格なコンテストとなるよう尽力し、受賞した商品を安心してお選びいただける環境をつくることができました。昨年度より日本にとどまらないグローバルな賞への発展を目指し、BabyTech(R) Awardsと名称変更しました。また、さまざまな企業の皆さんにご協力いただくことで、伝播力のある協働をしていただき、ベビーテックという言葉が生活者の皆さんをはじめ官公庁自治体の皆さんにも認知いただき、広がりをみせつつあります。ベビーテック商品やサービスを提供されている皆様、今日の育児環境に課題感を持ち、アップデートして行きたいとお考えの皆様、取り組みに関心がある皆様に参加いただきベビーテック業界の発展を支えたいと考えています。■募集要項・応募方法の詳細ページ ■募集要項PDF、申込用紙ダウンロード ■募集要項・応募方法のご案内動画 ■主催者BabyTech(R) Awards 2023 実行委員会BabyTech(R) Awardsをより多くの皆さんに応援いただくため、本年より実行委員会形式による主催に移行をいたします。また、これまで4回の開催運営実績から、審査運営等実務面はBabyTechの商標を持つ株式会社パパスマイルが主体となって行います。■実務担当企業株式会社パパスマイル「BabyTechのパイオニアとして市場を活性化させ、家庭をエンパワーメントすることで子どもの豊かな成長を支える」ことをビジョンとし、子どもの成長に夢を持つ人とともに仕事をする企業です。※「BabyTech/ベビーテック」は株式会社パパスマイルの商標です■お問い合わせ先Webから: お問い合わせフォームをご利用ください メール : btaj_staff@papasmile.jp 電話 : 03-6555-2350 平日10:00~18:00オペレーターがご用件を伺い、順次折り返しご連絡差し上げます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月20日ママ・Aやん、パパ・Pやん、令和元年生まれの愛娘・コチコーちゃんのハートフル育児マンガ。ゆる~い家族の日常に関西弁のツッコミが鋭く光る! 今回は、ネットショッピングで失敗したお話。お家にいながら簡単に欲しいものが買えて便利だけど、”あるある”な落とし穴が……。共感度100%!梅雨に入って外出が億劫になったので久々にネットショッピングしてみたら、見事に失敗しました。そもそも、洋服を着用している20代ぐらいのモデルさんとなぜ肩幅と二の腕が自分と同じサイズだと思って見てたのか……こちらは30代のパンピー主婦。本当に不思議で仕方がありません。連日の雨で脳がおかしくなっていたようです。(梅雨のせいにするな)娘には『そんなに太くないよ』と慰められましたが(そんなにって……笑)、夫からは『ハルクみたいな腕してんな』『武藤敬司かと思った』とさすがに誇張しすぎな固有名詞が出たので「静かにしろ!!」と言っておきました。“これから洋服を購入する時は必ず試着をしてから買おう。絶対に!”と今日もポテチを食べながら誓い、二の腕は痩せる気ゼロの作者であった。PROFILEAやんさん平成元年生まれ兵庫県出身。娘コチコー(2019年5月生まれ)の出産を機に会社員を辞め漫画家へ。インスタグラム(@aandp1989)とライブドアブログ(Aやんのええやん!ブログ)にてほぼ毎日漫画を発信中。KADOKAWAより初書籍「ポンコツ3人家族こんな日常でもええやん!」も発売中!Instagram
2023年06月20日2021年4月に第一子となる娘さんを出産した際、ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんの育児マンガです。今回はもうすぐ2歳を迎える娘さんのお話です。ひとりで静かに遊ぶ娘を見て、「育児がラクになった気がする!」と喜ぶこむぎさん。しかし後日、予想外の出来事が起こって……!? 「育児がラクになってきた!」と思っていた矢先に… 1歳もあとわずかになったころ、娘の後追いが減っていることに気付きました。 以前はトイレにも行けなかったのが、今はひとり遊びをしたり、少し余裕が持てるように。 「こうやってラクになっていくのかな〜」と、友人にウキウキで話した直後……イヤイヤ期が本格的にはじまりました。 「育児とはラクになっていくというより、大変さのステージが変わっていくもの」なのだと、改めて実感しました。 著者:ライター こむぎ イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ
2023年06月18日ママたちの間でもよく話題になる「ワンオペ育児」。夫は仕事が忙しく不在がち、両親も遠方にいて頼れない。育児も家事も仕事も全部ひとりで抱え込んでいっぱいいっぱいになってしまう……。何を隠そう私もそのひとりでした。そんな私の経験から、ワンオペ育児を乗り切るコツを皆さんに紹介したいと思います。 「疲れたら家事を休んでもいい」と思う私にとって、一番悩ましいのが毎日の食事作りだったのですが、ワンオペ育児が始まったころは、毎日食事を作ることに必死で、子どもとの食事を楽しむ余裕もありませんでした。金曜日の夜にくたくたになりながらキッチンに立ち、せっかく作ったのに食べてくれない子どもにイライラしたこともあります。なんとなく「子どもには手作りのごはんを食べさせなくちゃ」という思い込みがあり、それが結局は自分を苦しめていました。 でも、ただでさえ毎日いっぱいいっぱいのワンオペ育児、家事にまで完璧を求めなくてもいいと思い始めました。疲れているときはスーパーで出来合いのお惣菜を買ってもいいし、ファミレスなどで外食をしてもいい。どうしても手作りにこだわるなら、野菜などの食材がカット済みの料理キットを活用してもいいなと思考が変わっていきました。「疲れたら手抜きをしてもOK」くらいの心構えでいるのが、ワンオペ育児に苦しまないコツの1つだと思います。 ワンオペ育児において重要なのは、ママが頑張りすぎないことだと痛感。家電など使えるものは使って、たまには手も抜いて、いつでも子どもと笑顔で向き合っていられるようにしていきたいです。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/星田つまみ著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2023年06月10日子育てをしながら7年間、何度か職場を変えながら共働きを続けてきた私。夜間はほぼワンオペ育児状態だったことに加えて、その大変さが夫になかなか伝わらないことがつらいと感じていたときの体験談です。 不満ははっきりと言葉で伝える夫があとから打ち明けてくれたのですが、「子育てが大変なのはわかっても、何がどれくらい大変なのか、そのために具体的に何をすればいいのか、言ってもらわないとわからなかった」とのこと。 以前の私は、不満やイライラを感情的に夫にぶつけることはあっても、具体的に「何がどう不満なのか」「何をしてほしいのか」をはっきりと伝えていませんでした。不機嫌な表情で「もっと私の気持ちを察してよ!」という態度をとるのは、大人げなかったと思います。お互いに忙しい中、双方が納得できる「落としどころ」を見つけるためにも、やはり不満や改善してほしいことを言葉ではっきりと伝えなければいけない、ということに気づかされました。 わが家では家事や育児を完全に分担することは難しいのですが、夫に大変さを言葉ではっきり伝えたこと、そして夫ができる範囲で大変さを肩代わりしてくれたことが、大きな助けになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/市田スナオ著者:大川香織小学2年生と1歳、2男の母。共働き。編集プロダクションや出版社で、子育て情報誌などの制作に携わった経験をもとに、さまざまなテーマで執筆。
2023年06月05日「母親だから、家事も育児もきちんとやらねば」という見えない圧力に押しつぶされそうになりながら、家事育児に奮闘するなな子さん。一方の夫は、「父親になったのだから、たくさん働いて稼がないといけない」そう思ってがむしゃらに働きます。この思いが、のちに夫婦のすれ違いをうんでしまうとは、2人は知らなかったのです――。毎日、息子と2人だけの状況が続き、だんだんと追い込まれてしまったなな子さん。そんなとき、実家の母から電話があり帰省することに。 実家では両親が食事を用意してくれたり、育児を手伝ってくれたりのんびり過ごしていました。 最初こそ居心地が良い思っていた実家ですが、一緒に子育てをしているうちに、あることが気になってきて……。 お母さんのやさしさがお節介に… 積極的に息子の育児を手伝ってくれたお母さんですが、言動のひとつひとつがなな子さんの悩みの種に変わっていきます。 例えば入浴後にベビーパウダーをつけないのか確認したり、白湯を飲ませようとしたり。なな子さんの子ども時代におこなっていたことを、息子にもやろうとしますが、あまり必要のないことばかり。 産院で聞いてきたとなな子さんが言っても、お母さんは聞く耳を持ってくれません。意見は食い違うばかりです。母のやさしさがお節介に思え、さらにはストレスになっていきました。 孫を思う気持ちからのお母さんの言動です。やさしさだと頭でわかっていても、子育てでいっぱいいっぱいのときは、その行動も迷惑に思えてしまうかもしれません。いつかなな子さんの気持ちを理解してくれる日がくるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター みほはは
2023年05月31日初めての出産後1年間ぐらいは、息子をかわいいと思うことよりもしんどい……という気持ちが大きかった時期でした。夫はほぼ家におらず実家も遠方のため、育児に関して相談する相手もいませんでした。そんなある日、新生児訪問をしてくれた保健師さんから連絡が来たのです。 育児がつらい…待望のわが子を出産してから、待ち受けていたのはとにかく大変な毎日でした。息子はもともとあまり寝る子ではなかったので夜中に何度も起こされ、朝までずっと寝てくれることはなく常に寝不足な日々。さらにこのころ夫が転職し、朝は7時に出勤し帰ってくるのは夜中と、ほぼワンオペの生活を送っていました。 私は初めての育児によるストレスからか、妊娠前より5kgほど痩せてしまい、もうママやめたい、逃げ出したいと思い泣きながら育児をしていて、今考えるとノイローゼ気味になっていたと思います。 保健師さんからの電話そして息子が生後3カ月を迎えようというころ、以前、市からの新生児訪問の際お世話になった保健師さんから連絡が来たのです。息子が生後1カ月のころ健診を受けて以来だったのですが、その当時すでに育児でいっぱいいっぱいだった私を心配して、連絡をしたとのこと。 私が最近の近況を話すと「赤ちゃんの様子を見るついでにママのお話も聞きたいから、よかったらまた訪問させてもらえないかな?」と提案してくれました。 泣きながら相談したら…訪問当日、息子の体重を測ったり栄養状態を確認したりし終わった保健師さんが、私に「最近はどう? ママは大丈夫?」とやさしい言葉をくださり、私は思いきって育児がつらいことや、ママをしていく自信がないことを泣きながら相談しました。 すると保健師さんも涙を流してうんうんと話を聞いてくれて、「私も同じような状態だったから、あなたの気持ちがつらいほどわかるよ。大丈夫! 〇〇君(息子)はとっても元気! ママが毎日頑張ってるからだね」と言ってくれたのです。私は出産してから初めて自分を認めてもらえたような気がしました。 その後も「悩みがあればいつでも相談してね、そのために私たちがいるんだよ」と言ってもらえた私は、その後も育児でパンクしそうになったときに何度か相談相手になってもらい、とても助かりました。保健師さんに自分の話を聞いてもらい、共感や励ましの言葉をもらうことで少し心が軽くなったような気がします。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年05月31日育児中は、お子さんのご飯の食べこぼしやお絵描きの際の汚れなど、片付けが大変な場面がたくさんありますよね。もう少しラクに後片付けができたらいいのに……と悩んでいるママたちは多いのではないでしょうか。そこで今回は、育児中の後片付けを驚くほどラクにしてくれる救世主アイテムを2つご紹介します。それぞれ「貼るだけ」「置くだけ」と、使い方も簡単! 今までの苦労はなんだったの? と思わず感動してしまうこと間違いなしです!食事後のプチストレスが軽減!食べこぼしの救世主!画像提供:@kaoru0958さん さっそくですが、この蚊取り線香のようなアイテムなんだと思いますか? 画像提供:@kaoru0958さん 正解は……! 「マスカーフィルム550mm×14m巻」110円(税込み)です。 画像提供:@kaoru0958さん マスカーフィルムは、ポリエチレンの保護フィルムに弱粘着テープが付いたもの。 本来は、塗装時にペンキなどが壁や窓、床に付いてしまわないよう保護するフィルムとして使われる物ですが、このマスカーフィルムがママたちの間で「食べこぼしの救世主」と言われ話題になっているんです! ママたちの強い味方!離乳食で実際に使ってみると……?離乳食が進んでくると、赤ちゃんは自分の手で食べものをつかんだり、口に運んだり、床にぽとっと落としてみたりして、テーブルや床は食べ物が散乱! なんてことはよくありますよね。赤ちゃんはこれらの動作でいろいろなことを学習しているのだそう。ママとしてはおおらかな気持ちで見守りたいけれど、後片付けのことを考えるとストレス……というのも本音なのではないでしょうか。そこで活躍するのがマスカーフィルム! 使い方はとっても簡単なんです。画像提供:@kuroyagi__sanさん まずは、緑色の弱粘着テープを床に貼っていきます。貼りたい長さを決めたら、テープとフィルムをハサミなどでカットします。お子さんが散らかしそうな範囲をイメージして、椅子の左右にゆとりをもたせた長さにするのがおすすめ。 画像提供:@kuroyagi__sanさん そして、重なっている白いフィルムを引っ張って広げていきます。 画像提供:@kuroyagi__sanさん 最後に、マスカーフィルムの上に机や椅子などをセットすれば準備完了です! これで離乳食の散らかりも怖くありません! ただし、フィルムを伸ばした反対の端にはテープが付いていません。そのため、使用している間にフィルムがぐちゃぐちゃにならないよう椅子やテーブルなどをしっかりと置いて固定したり、養生テープを上から貼っておいたりするとよいですね。ちなみに上記の@kuroyagi__sanさんの写真はマスカーフィルムの横幅が狭いですが、普段はもっと長くしてゆとりを持たせているそうです。 @kuroyagi__sanさんはマスカーフィルムを床に敷くようになってから、お子さんがどれだけ食べこぼしをしてもおおらかな心で見守れるようになったとのこと。親子ともにハッピーですね! 感動すぎて言葉にならない!片付けが数分で…!?「マスカーフィルム」の実力は?このマスカーフィルムですが、多くのママたちの心を鷲づかみにしたのがとくに片付けの工程です。 @mocco_twinsmamaさんは双子さんを育てるママさん。現在双子のお子さんは2歳ですが、0歳で離乳食真っただ中にこの商品と出会ったそうです。そして双子さんの食べ散らかしがすごかったため活用することにしたのだそう。 画像提供:@mocco_twinsmamaさん※食事をするときは、床や足置きに足の裏が完全に着くことで、しっかりモグモグできて、また姿勢も安定すると言われています。必ず赤ちゃんの足裏が完全に床や足置きに着くように環境を整えましょう。 実際、お子さんが食事を終えた椅子の下はご覧の通り。 画像提供@mocco_twinsmamaさん ご飯粒やおかずなどが散乱しています。なお、@mocco_twinsmamaさんは、より広範囲の床をカバーするため、マスカーフィルムを縦に2枚つなげて使用しているそうです。 画像提供@mocco_twinsmamaさん でも、マスカーフィルムが敷いてあるので、片付けはすぐに終わります! 1の方向にフィルムを折りたたんで、2の方向にくるくると巻いていけば……!? 画像提供@mocco_twinsmamaさん コンパクトにまとまりました。あとはゴミ箱に捨てるだけ! 落とした食べ物を拾う作業だけでなく、汚れを拭くなどといった作業も省けるので、あっという間に片付けが終了します。 マスカーフィルムを活用することで、ママたちは少しゆったりとした気持ちでお子さんの食事を見守ることができるかもしれませんね! ダイニングテーブルが清潔に保てる!汚れ防止アイテム「リビング学習マット」とは!?後片付けが大変な場面はまだまだありますよね。 お子さんがダイニングテーブルで工作やお絵描きなどを楽しんでいるご家庭は多いのではないでしょうか。ですが、ダイニングテーブルは食事をする場所。できれば清潔に保ちたいし、食事の時間になったらすぐに片付けたいですよね。 そこで大活躍するのが! 画像提供:@kutakutakuuta28さん セリア「リビング学習マット」110円(税込み)です。 画像提供:@kutakutakuuta28さん リビング学習マットは、本来は学習の際の消しカスが散らばらないようにするためのもの。縦32.5cm×横46.4cm×高さ3cmで、A4サイズのノートを見開いても余裕がある大きさです。画像提供:@kutakutakuuta28さん 使い方はとても簡単! 左右2箇所のボタンを留めます。 画像提供:@kutakutakuuta28さん そして、マットが滑らないよう一番下のストッパーを外側に折り曲げ、テーブルのふちに引っ掛ければ準備完了。 画像提供:@kazu.t.0901さん 勉強が終わったら、マットの上に散らばった消しカスをゴミ箱に捨てるだけで後片付けが終了します。 そしてこのリビング学習マット、実は小さいお子さんがいる家庭にもおすすめなんです。どんな風に活用しているのか、さっそくみなさんの使用例をみていきましょう! 工作、粘土遊びなどに大活躍!リビング学習マットは、工作や粘土遊びにもってこいなんです! @kazu.t.0901さんの使い方をご紹介します。 画像提供:@kazu.t.0901さん 画像提供:@kazu.t.0901さん @kazu.t.0901さんのお子さんは、のりを使う工作遊びや粘土遊びで活用しているのだそう。机がのりでベタベタになったり、粘土がこびりついたりする心配はありません。リビング学習マットは水洗いができるので、遊び終わったらマットを洗って乾かすだけ! 細かいおもちゃの散乱防止や作品の一時置きにも便利!画像提供:@kazu.t.0901さん @kazu.t.0901さんのお子さんは、ブロック遊びでリビング学習マットを活用しているそうです。ストッパーがついているので、小さなブロックが広範囲に散乱しません。また、食事の時間になったら、マットごと一時的に他の場所に移動させれば、お子さんの作品を壊すことなくダイニングテーブルの上をきれいにすることができます! 他にもマジックペンを使ったお絵描きなどでも活用しそうですね。マットの上でお絵描きを行えば、ダイニングテーブルにペンがついてしまってなかなか落ちない……なんてことを防げますね。プチリメイクで収納場所にも困らない!さらに、リビング学習マットは少し手を加えれば、収納場所にも困りません。最後に、@ismart_from_eeeさんの簡単な、収納のためのリメイク法をご紹介します。 まずは、ストッパー部分にパンチで穴をあけます。そして、開けた穴に丸いリングを通します。画像提供:@ismart_from_eeeさん 画像提供:@ismart_from_eeeさんあとは、フックなどに引っ掛けてぶら下げるだけ! よく使う場所の近くにぶら下げておけば、お子さんがマットを使いたいときすぐに準備ができてうれしいですね。 今回は、お子さんの食べこぼしや工作などの汚れをカバーし、片付けをラクにしてくれるアイテムを2つご紹介しました。「マスカーフィルム」は貼るだけ、「リビング学習マット」は置くだけなど、使い方は簡単なので、すぐ生活の中に取り入れていただけるのではないでしょうか。 子育てでは、子どもの成長に欠かせないものだとわかっていることでも、ついイライラしてしまったり、ストレスがたまったりする場面がたくさんあると思います。今回ご紹介したアイテムを使うことで、子育てが少しでもラクになり、ママやパパ、お子さんの笑顔が広がることを願っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがありま す。赤ちゃんに渡さないでください。※赤ちゃんが遊んでいるときはママは赤ちゃんから目を離さないようにしてください。 ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 協力/@kaoru0958さん、@kuroyagi__sanさん、@mocco_twinsmamaさん、@kutakutakuuta28さん、@kazu.t.0901さん、@ismart_from_eeeさん
2023年05月31日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「育児休暇を無職の引きこもりと嘲笑する残念な夫と離婚」を紹介します。30歳のパニ子は半年前に双子の男の子を出産し、現在は育児休暇中。毎日の育児と家事に追われています。夫・力也は妊娠が分かったころまでは誠実で優しい人だったのですが…… 育児休暇中、心無い言葉をあびせる夫パニ子が育児休暇を取ったころから性格が変わり、今では冷たく横暴で子育てにも興味がありません。子どもが泣いているときに帰ってきた力也は「あのさぁ~、家に居るくせに出迎えもできないワケ? お前はいいよな~家でのんびり子育てできて」なんて言ってくるのです。 「育児休暇中だけど私だってお給料はちゃんと出てますけど?」と言い返すと、「今は無職の引きこもりのくせに、口答えする権利なんてあんのか!?」と言ってくる始末。 パニ子は結局聞き流すのが一番疲れないと気付き、最近はあまり言い返さなくなっています。 泥酔した夫が不倫を暴露ある夜、泥酔した力也が帰宅。お酒の勢いでいつも増して暴言がひどく、「毎日うるさいし、顔も俺に似てなくてぶっさいくだし! 俺がこの家の主だ! 俺を敬え~!」と子どもが寝ている中大声で叫びます。 その上、力也は自分が他の女性たちと遊んでいたことを語り始めました。すかさずパニ子は力也の声を録音。気分が良くなった力也は、女性たちと高級レストランでデートして、高価なプレゼントを渡し、付き合っていることもしゃべり始めました。 証拠を手に、夫を徹底的に追い詰める最終的に力也は「俺は若くてキレイな子がいいんだよ! お前さ、最近鏡見た? ぼっさぼさの髪の毛、適当な服、ばばくせぇwって事で離婚な」と提案。慰謝料も支払うと言っています。もちろんその前から離婚を決意していたパニ子。録音した音声を手に徹底的に追い詰める覚悟です! その夜、パニ子は荷物をまとめて実家へ。後日、力也からの連絡がきたものの無視し、弁護士を通じて力也と浮気相手たちへ慰謝料と養育費を請求。力也は慰謝料の減額を頼んできましたが、パニ子は拒否。徹底的に絞り取りました。 3年後、自立した元妻が元夫と出会い……離婚後、パニ子は以前からやりたかったアパレル関連の会社を設立し、社長兼デザイナーとして働いています。ある日、会社の社員・明美に偶然道で出会うと、後ろから力也が走ってくるではありませんか! 自立してキレイになったパニ子を見て力也は驚いています。明美に話を聞いてみると、力也とは婚活パーティーで出会い、付きまとわれていると困っています。 「パニ子社長、力也さんとお知り合いなんですか?」と聞く明美に、元夫だと伝えました。すると、「暴言吐いて、他の女性と遊んでいたあの不甲斐ない元旦那さん!?」と驚いています。居づらくなった力也は泣きながらどこかに走って逃げて行きました。 現在、パニ子は仕事も家庭も順調! 優秀な明美が副社長になり、子どもたちもすくすくと育ち、笑顔の絶えない幸せな生活を送っています。 家事や育児には見えない努力がたくさん。相手に対して感謝の言葉を伝えることで、共に支え合えるような素敵な夫婦関係を築いていきたいものですね。著者:ライター パニコレ
2023年05月30日初めての出産後、母乳がよく出た私は、大きな問題なく完全母乳育児をしていました。ところが、息子が生後8カ月ごろの授乳中、胸に激痛が走ります。息子が生え始めの歯で噛んできたのです! たまたまかな? と思いきや、その後は毎回噛むようになり、日を追うごとに傷や痛みが悪化していきました。私は恐怖の授乳時間を打開すべく、ある方法を試みました。 お願いだから噛まないで!尊い授乳が恐怖の時間に… 第1子を出産後、母乳がよく出た私は、完全母乳育児をしていました。夜中の授乳や搾乳などに疲れることもありましたが、おっぱいに関する悩みはゼロに等しいほど。しかし、息子が生後8カ月ごろの授乳時、突然痛みに襲われました。息子の生え始めの歯で噛まれたのです。授乳を中断することで泣かれたり、飲まなくなったりされるのは嫌だったので、私はちくびの痛みを堪え、授乳を続行しました。しかし、再度噛まれると痛みに耐えられず、さすがに授乳を中断。「痛いから噛まないでね」という思いは届かず、その後の授乳でも噛むようになってしまいました。 噛み癖が治ることはなく、日を追うごとに悪化する傷はとうとう出血するまでに。搾乳して哺乳びんで飲ませる方法もありましたが、おっぱいを飲む息子の姿に愛おしさを感じ、直接の授乳をやめたくありませんでした。とはいえ、いつ噛まれるか予測できずそわそわ。突然噛まれては激痛に耐えるのも限界です。 噛み癖の原因を調べると、「遊んでいる」「歯が生え始めて歯茎がかゆい」「空腹ではない」などがありました。早速、息子に歯固めのおもちゃを与え、乳頭のケアオイルで胸周辺を保湿し、柔らかく保つことに専念。 すると、対策したかいがあったのか、1カ月程で息子の噛み癖が解消! ちくびの傷も徐々に治り、以前のように直接授乳ができるようになりました。現在は、痛みも傷もないため「そんなこともあったね」と思えますが、無事卒乳するまで完全母乳育児ができてうれしかったです。 作画/becomachi85著者:上川ようこ
2023年05月29日私は妊娠中に育児の知識を得るために、本やネット記事を読み漁っていました。準備万全の状態で育児生活を送るはずでしたが、産後に待ち受けていたのは、何をやっても泣き止まない娘との生活。妊娠中に得た知識をフル活用しても意味はなく。寝不足と疲労で精神的にも参っていたとき、ふとしたきっかけで娘が泣き止みます……。 何がいけないの? まるで暗闇の中にいるような日々 妊娠中に得た知識は役に立たず、泣き続ける娘に私は途方に暮れていました。ある日、何気なく娘を縦に抱っこしていると、いつの間にかすやすやと眠っていることに気づきます。娘の安心したような寝顔を見て安堵するとともに、一筋の光が見えて泣きそうになった私。ただ、首がすわっていない子どもを縦抱きすることに不安があったため、抱っこする際は慎重に首を支えるように気を付けました。そして、正しく安全に抱っこしたいと思い、すぐに助産師訪問を依頼。しっかりと首を支えて体を密着させるように、足はM字になる形で抱っこするといいと教わります。 それからは日中、娘に負担をかけないようなるべく動かさず、常に縦抱きで過ごします。夜はベッドに下ろしますが、日中に体を休められた分、余裕をもって夜泣きの対応ができました。夜泣きによる睡眠不足は時々あるものの、日中は穏やかに過ごすことができ、生活リズムも次第に整うように。育児に対しても思い詰めることが減ったのです。 言葉が通じない赤ちゃんが泣き続けることで、病気を疑ったり、自分を責めたりして落ち込むこともありました。育児本やネットの知識も大切ですが、わが子の個性に合った育児スタイルを見つけていくのも親の役目であると実感した出来事です。これからも育児を通してぶつかるさまざま試練を、試行錯誤しながらで乗り越えていきたいと思います。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:小山 うみ
2023年05月29日2歳と生後4カ月の男の子を育てている私。長男のときは、長男が1歳になるまでつきっきり育児だったため、「いつこの疲労から解放されるのだろう」とばかり思っていました。しかし、次男が生まれ、長男と同じように育児をしているはずなのに、次男はよく寝てよく飲み、まったく手がかからないのです! そこには、本人の性格だけでなく、長男の大きな存在があったからでした。そんな私の気づきを紹介します。 長男の育児は常にヘトヘト長男は生まれたときから泣いてばかりで、夜間の授乳も頻回。日中もそんなに長く寝てくれないため、私自身がクタクタで1歳を境に断乳しました。当時の長男は私から離れると大泣きをしてしまうので、いつも抱っこひもで抱っこしながらの家事。 初めての育児で緊張感も続き、断乳ができるまで「ずっと眠たいし疲れているし、何もする気が起こらない」と、毎日ヘトヘトだったのを覚えています。そして、次男出産後は「またあの恐ろしい日々が来る」と私は身構えていました。 驚くほど大人しい次男身構えていた次男の育児。しかし、次男は長男とまったくの反対! 生後2カ月には夜間起こさないといけないほど朝まで熟睡してしまうし、日中はいつもニコニコなのです。抱っこひもは時々使う程度で、バウンサーに乗せればひとりで静かに遊んでいるほど。 「この差は一体何!?」と思うほど、「次男は親孝行だな」と私は感じていました。同じ2歳差の男の子を育てている姉に次男の様子を話すと、「次男が大人しいのは長男がいるからよ」と意外な言葉が返ってきたのです。 実は長男のおかげだった!?姉は「気づかないところで長男は次男と遊び、長男のおかげで規則正しい生活ができているからよく寝るんだよ」と。私はまったくそのことに気づかず、個人の性格だとばかり思っていました。 その後、2人をよく観察すると、たしかに長男は次男を気にかけて一緒に遊び、次男はいつも長男を目で追いかけていたのです。次男の日中は長男を見て楽しみ、いつも家の中はにぎやかなので眠れても浅い眠り。そのため、夜間にしっかり寝てくれることに気づきました。 子どもの性格や2回目の育児で私の心に余裕があることも次男の育児がラクに感じる要因なのかもしれません。しかし、長男が大きな役割を果たしていたということに気づき、改めて長男の存在の大切さや、お互いに与える兄弟間の影響の大きさを感じました。育児は大変ですが、子どもたちから学ばされることも多いので、2人の成長をしっかり見守っていこうと思っています。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:岩見 エリ2男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2023年05月29日もともと母乳育児に憧れを持っていた私は、「絶対に母乳で育てるぞ」という強い思いを持つようになったのですが、現実は理想とはほど遠く……。そんな授乳に疲れ果てていたときに、友人のひと言が私を救ってくれたのです。母乳育児の現実を知る…母乳育児に憧れ、子どもは絶対に母乳で育てたいと強く思っていた私。しかし、母乳育児の現実は過酷でした。まず、慣れない体勢で腰や首、肩が痛くなりました。そして私は母乳が出にくく、頑張って吸わせたあとに赤ちゃんの体重を測ると、なんと2gしか増えていなかったのです。 それでも吸わせないと母乳が出なくなるし、育児用ミルクを足し過ぎると赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれなくなると本に書いてあったので、とにかく必死でした。母乳が足りないせいで授乳間隔も2時間半、2時間とどんどん短くなり、乳首が切れて痛みも強くなるばかり。寝不足も重なり、授乳時間は私にとって苦痛な時間になってしまいました。 私を救った友人のひと言そんなある日、友人に母乳育児の大変さを話したときのことです。友人から言われてハッとしました。 「母乳とミルク、どっちで育ったかとか、大人になってから関係ある?」 この言葉に、大事なのは母乳か育児用ミルクかということではなく、きちんと授乳して育てるということだと気付かされた私。 それからは思い切って育児用ミルクを足すようにしました。すると、赤ちゃんはしっかり寝てくれるようになり、私も睡眠をとると母乳の出が良くなったのです。両親に預けるときも、育児用ミルクがあるので授乳時間を気にせずに出かけることができました。 その友人は保育園に赤ちゃんを預けるため、哺乳びんに慣れさせる必要があり、大変だったそうです。完全母乳だったときは育児用ミルクを作る手間は省けますが、母親しか授乳できないというデメリットもありました。しかし、母乳でも育児用ミルクでも、自分に合った授乳法を見つけることで、授乳も苦痛ではなく幸せな時間となることを学んだ出来事でした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:桃野ゆか
2023年05月28日私は5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中です。長女を妊娠中に、子育ての思い出になればいいなと思い育児日記を書きました。3人ともが1歳になるまでの1年間、毎日欠かさず書くことは大変だったのですが、日記をつけていて本当によかったと思っていることをお伝えします。 1年間の記録としてまだ妊娠する前に、友だちが出産し育児日記をつけていたのを見て、一生に1回しかない乳児期を忘れないようにしたいと思い、私も育児日記をつけることにしました。長女のときはおむつ替えや授乳のたびに記入していましたが、次女と三女のときはそんな余裕もなく、1日の終わりにその日を振り返ってまとめて記入していました。 できるようになったこと、その日におこなったこと、イベント、そしてそのときに私が感じたことを書くことで、子どもの日記というよりも自分が今日こんなに頑張ったと自分で自分を褒める日記になっています。 心折れそうに…毎日書くことは、正直に言うとそんなに簡単なことではありませんでした。仕事ではないので書かなくてもいいのですが、自分で書くと決めたことなので、その日が無理だったら翌日の朝などにまとめて記入することもありました。 自分自身の体調が悪かったり、疲れていたりして、もういいかな、そろそろやめようかなと思ったことも何度かありましたが、子どもの今は今しかないのでそのときのことを忘れたくないと思い返し、なんとか3人とも1年間記入することができたのです。 ふとした瞬間に読み返すと子どもたちは5歳、3歳、1歳と成長し、もう日記は書いていませんが、急に読みたいなと思うことがあります。読み返してみると、「あーあのときこんなことがあったな」「こんなこと思ったな」と当時の記憶がよみがえってきて、懐かしくなって涙してしまうこともあります。 日記を読み返して、そして目の前にいる大きく成長した子どもたちを見て、このときはいっぱいいっぱいだったけど頑張ってよかったな、あのときがあるからこそ今のこの子たちがいるんだなと思うとうれしくなり、また頑張ろうという活力になっているのです。 毎日書くことは容易ではありませんでしたが、出産したときに自分が感じたこと、新生児と向き合いながら思ったこと、子どもが成長するなかで感じたことなど、たくさん書いたことは私の中でとても良い思い出です。この日記に書いた思いを大切にしながら、これから先の子どもたちの成長を楽しみにして、一緒に過ごしていきたいです。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。
2023年05月28日生後6カ月になった息子に、離乳食を食べさせたものの、なかなか口にしてくれません。育児本を読んだり、人に聞いたり、SNSで調べたりすると「はじめはなかなか食べない」や「そのうち食べるようになる」という情報が。その言葉にひと安心しましたが、離乳食が進まないまま10カ月健診を迎えてしまいます。そこで保健師さんに言われたこととは……? 進まない離乳食がまさかの成長するきっかけに! 息子が生後6カ月になったときに、離乳食を始めました。SNSや本などを参考に食器を揃え、楽しく離乳食作りを開始していましたが息子は一向に食べません。さらに生後10カ月になってもなかなか食べてくれないのです。息子の体重が増えないことにモヤモヤしているとき、10カ月健診が近付いてきました。健診当日、保健師さんから「この子は体重が軽いけど、離乳食進んでいる?」と言われました。保健師さんに離乳食の時間帯や授乳の回数など話していると「離乳食の前に母乳を与えていることが原因かもしれないね」と言われたのです。 その日から、離乳食の前に授乳はしない! と決めました。しかし、いつもは穏やかな息子が怒って暴れて離乳食どころではなくなります。無理やり食べさせて誤嚥につながるのも怖かったので、私は泣く泣く授乳をすることに。すると、さっきまで怒っていた息子が嘘のように穏やかに。息子は離乳食が嫌だから食べないのではなく、“おっぱいが飲みたいから”食べなかったようです。息子の体重は気になりましたが、それよりも息子の情緒が不安定になるほうがつらかったので、いままで通り授乳とゆっくりの離乳食で育てていこうと決意。 それから、ちょうど息子が生後11カ月半になったころ、私は新型コロナウイルスに感染し隔離生活が始まりました。夫が育児を任せたところ、はじめの2~3日は母乳ではなく離乳食ということで怒っていた息子も、ママがいないことを理解して離乳食を食べるように! 夫からLINEで「離乳食を完食したよ」と知らせが来て、とても驚きました。私の療養が終わったあとも、息子は離乳食を食べてくれました。周りから体重や成長について言われて不安になりましたが、子どもの数だけ育児の仕方も違うことを知るきっかけとなりました。 今回の件で、周りの意見や声も受け入れつつ、私たち親子のペースで焦らず成長していこうと思えた出来事でした。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:宮田沙耶
2023年05月27日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの水分補給について教えてくれました。これからの季節、水分補給は欠かせないですよね。月齢ごとのポイントや水分補給の際の注意点についても詳しくお話してくれています。ぜひ参考にしてくださいね。 気温が高くなるこの時期、赤ちゃんの水分補給に迷うこともあるかと思います。今回は、月齢ごとに水分補給のポイントについてお話ししていきます。 生後6カ月未満の赤ちゃんの水分補給生後6カ月未満の赤ちゃんへの水分補給は、母乳か育児用ミルクが最適で、その他の水分は不要といわれています。お茶や白湯などの水分は、赤ちゃんの未熟な消化機能では水分として取り込みづらく、その他の水分を摂ることで必要な母乳や育児用ミルクの飲む量が減ってしまうことがあり、必要な栄養が取れなくなってしまうリスクがあるからです。そのため、生後6カ月未満の赤ちゃんが外出先や野外でなどで汗をたくさんかいた場合には、他の水分をあげるのではなく、授乳間隔を通常よりあけないようにするなど、こまめな授乳をすることが大切です。 生後6カ月〜1歳未満の赤ちゃんへの水分補給生後6カ月〜1歳未満の赤ちゃんは、離乳食を食べるようになってきて、母乳の授乳回数や育児用ミルクの量が減ってくるかもしれません。基本的には生後1歳未満であれば、水分補給の中心は母乳や育児用ミルクがメインなので、無理してその他の水分で水分補給する必要はありませんが、お茶や白湯などの他の水分も離乳食や授乳に影響しない程度にすすめても良いでしょう。最初は、麦茶や白湯をあげるようにすることをおすすめします。ミネラルウォーターをあげる場合は、赤ちゃんの胃腸に負担の少ない軟水にしましょう。また、赤ちゃん用のイオン飲料やジュースは、あげすぎるとそれだけを好んで飲むようになることがあり、糖分の摂りすぎに繋がってしまいます。発熱などの病気の際にもなるべく、母乳や育児用ミルクを与えるようにしましょう。 一気に飲ませるのはNG!与え方のポイントは?麦茶や白湯の赤ちゃんへの与え方のポイントは、いっぺんにたくさん飲ませるというよりは、少量を数口程度にこまめに分けてあげる感じがおすすめです。基本的には、コップやスプーン、ストローなどであげるようにします。哺乳瓶で慣れている場合は、哺乳瓶であげても大丈夫です。しかし、生後1歳未満であれば、水分補給の中心は母乳や育児用ミルクがメインなので、基本的には、無理してその他の水分で水分補給する必要はありません。母乳や育児用ミルクは、通常の授乳間隔よりあけすぎないようにいつもよりこまめにしっかり飲ませるようにすることが大切です。 1歳以降の水分補給のポイントは?1歳以降の赤ちゃんは離乳食も進んできて、母乳や育児用ミルク以外にも、麦茶や白湯を水分補給に取り入れる家庭も多いことでしょう。外出する際にもベビー用の麦茶などを携帯しておくのがおすすめです。母乳を飲んでいる場合には、基本的には欲しがる時にお子さんにあわせて与えれば問題ありません。育児用ミルクの場合も、通常の回数や間隔であげてください。 水分補給を行うタイミング水分補給のタイミングは、通常のお世話のタイミングや遊んだあと、お風呂上がりなどがよいでしょう。春夏の季節の外遊びは気温も高く熱中症の心配も出てくるので、こまめな水分補給を心がけてくださいね。水分補給は、飲ませようとしてもなかなか飲んでくれないというお子さんがいたり、反対に、水分を欲した時に一気にたくさんの量を飲んでしまうこともあるでしょう。効果的な水分補給のポイントは、一気に飲ませるのではなく、少量ずつこまめに飲ませてあげること。1歳をすぎると、赤ちゃん用のイオン飲料やジュースなどを好んで飲む子も多く、水分補給が気になるママとしてはついつい与えてしまいがちにもなりますが、糖分の摂りすぎや虫歯の原因となることもあるので注意しましょう。この頃の水分補給は、ストローマグなどであげることも多くなるかと思います。逆流防止機能のあるストローであっても、口をつけたものを長時間常温に置いておくのは雑菌が繁殖しやすいので避けるようにしましょう。別の容器で用意しておき、少量ずつ新しいものを入れてあげるのも良い方法です。一回に入れる量は、1〜2時間で飲み切る量を目安にして、それ以上の時間になったら破棄するようにしましょう。 まとめ水分補給のポイントをおさえて、赤ちゃんの成長や様子に合わせて対応していけると良いですね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009参考サイト:やってる人多し!体調の急変にもつながるので要注意!乳幼児への熱中症予防対策を現役助産師が教えます|ベビーカレンダー参考サイト:実はお茶や白湯はNGなことも!?助産師が教える暑い季節の体に負担をかけない「水分補給」とは?|ベビーカレンダー 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月26日ママ・Aやん、パパ・Pやん、令和元年生まれの愛娘・コチコーちゃんのハートフル育児マンガ。ゆる~い家族の日常に関西弁のツッコミが鋭く光る! 今回は、こどもの日の”こいのぼりづくり”のお話。幼稚園で日々学習しているコチコーちゃんの完成品を見て、子どもならではの発想にAやんさん驚愕! 目から鱗のこいのぼりとは!?最初、『ビィっていっぱい書いた』と聞いた時に「Bのことか? いや、でもまだ文字は読めへんしな……」と思っていたら!!幼稚園で覚えてきたのか、ABCはいつの間にか読めるようになっているではありませんか。それに1〜10も少し前までは順番がめちゃくちゃだったり、言えるのは5までだったり……といった進捗具合だったのがいつの間にかスラスラと10まで数を数えておりました。すごい、すごいぞ幼稚園…………!!!! オカンは感激です。魚の鱗がBに見えてたのも子どもならではの気づきだなぁと思いました。今日も元気に幼稚園へ行ってる間、母は茎わかめのおやつを食べつつゲームをして好きな時に寝るという大変自堕落な生活を送っています。PROFILEAやんさん平成元年生まれ兵庫県出身。娘コチコー(2019年5月生まれ)の出産を機に会社員を辞め漫画家へ。インスタグラム(@aandp1989)とライブドアブログ(Aやんのええやん!ブログ)にてほぼ毎日漫画を発信中。KADOKAWAより初書籍「ポンコツ3人家族こんな日常でもええやん!」も発売中!Instagram
2023年05月19日初めての男の子育児。男の子の性器はわからないことだらけ。触ったら痛い? むきむき体操って何? やったほうがいいの? やらないほうがいいの?などなど、疑問がたくさん。小児科の医師に聞いたり、夫の体験談を参考にしたりして、わが家ではむきむき体操を取り入れてみることにしました。むきむき体操って何?私には13歳の娘と、3歳の息子がいます。息子を出産する少し前に、子育て相談掲示板アプリを見ていたときに「むきむき体操」という文字を目にしました。「Eテレでやっている体操かな?」と思い、そのときはあまり気に留めませんでした。後日、夫から「男の子のむきむき体操って知ってる? 新生児のころもやってあげたほうがいいのかな?」と聞かれ、初めてむきむき体操を調べてみることに。 むきむき体操とは、男の子の性器の亀頭を包皮からむいてあげる体操のことだそうです。調べてみても、「やるべき」という意見と「やる必要がない」という意見があり、まずは1カ月健診で小児科医に相談してみることにしました。 小児科医の意見は…無事に息子の出産を終え、1カ月健診のときがきたので、小児科医に「むきむき体操はやったほうがいいですか?」と聞いてみました。すると小児科医からは「やらなくていいです」との回答。専門家の意見を直接聞くことができ、息子と言えどデリケートな部分なので、必要以上に触らなくていいんだとホッとひと安心。 むきむき体操をまったくしないまま息子が1歳半くらいになったとき、夫から「俺は物心ついてから自分であそこを触って痛かった経験あるから、息子にも少しずつ慣らしていったほうがいいと思うんだよね。ずっと皮かぶったままだと不潔になるし、無理のない範囲で俺が洗ってもいい?」と聞かれました。正直、男性器のことは私にはわからなかったので「息子が痛がるようならしないこと」を条件に、承諾しました。 自分でむけるようにそれから、夫は毎日お風呂のときに少しずつやさしく息子の亀頭を包皮からむいてあげ、だんだんとスムーズに亀頭が出るようになってきました。幸い息子は痛がったり嫌がったりする様子もなかったので、「ちんちんの中もきれいにしようね」と言って、毎日洗うようにしました。 現在息子は3歳ですが、2歳半ごろからは自分で亀頭をむけるようになり、お風呂のときに「ちんちん洗うよ」と言うと、自分で包皮を下ろしてくれます。先日息子がかかった泌尿器科では、医師から「毎日お風呂のときにむいて洗うように」と言われたので、専門家の中でも意見が分かれていることなのかもしれません。 わが家の場合は、早めにむきむき体操を取り入れることで、痛がったり嫌がったりすることなく自分で包皮をむけるようにまでなりました。たまに、亀頭の部分に汚れがついていることがありますが、普段から毎日亀頭を洗っているので、息子も抵抗することなくスムーズに洗え、清潔を保つことができています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年05月19日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、ママやパパが悩みがちな1歳からの子育てについて教えてくれました。1歳になるとできることも増えてきて、成長も著しくなる時期でもあります。1歳を区切りにする育児もいくつかありますよね。ぜひ参考にしてくださいね。 1歳になると、赤ちゃんではなくなるイメージがあるパパやママは多いようです。離乳食も完了してくるこの時期、ママが悩みがちな授乳に関しての疑問についてお話ししていきます。 母乳は1歳になったらやめた方が良いの?祖父母世代は、1歳になったら卒乳をするというのが一般的で、1歳健診の母子手帳の項目にも離乳の有無の項目がありました。現在は母子手帳が改訂されて、その項目は削除されています。以前いわれていた、母乳の栄養がなくなってくるという事実はなく、1歳を過ぎても栄養や免疫成分は変化することはありません。また、長期授乳は、感染症の重症化リスクを抑えるなどの子どもへのメリットだけではなく、乳癌・卵巣癌の発症リスクが抑えられるなど母へのメリットもあると言われています。WHOと UNICEFなど世界的な機関では2歳までの母乳育児と子どもが欲しがればそれ以降も継続することを推奨しています。また、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると日本では、離乳の完了の時期はエネルギー や栄養素の大部分が母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになる生後12カ月〜18カ月頃と言われています。1歳以降の母乳育児は強制するものではなく、多様性に合わせた柔軟な対応が必要となってくると思います。 1歳になったら育児用ミルクはフォローアップミルクに変えた方が良い?まずは、育児用ミルクとフォローアップミルクの違いを知ることが大切です。育児用ミルクには「母乳の代わり」という目的があります。そのため、成分をできるだけ母乳に近いものになるように開発しており、離乳が完了する目安とされる1歳までが対象となっています。一方、フォローアップミルクには「離乳食や食事で不足しがちな栄養を補うもの」という目的があるため、その目的に合わせた成分が配合されていて、離乳食後期にあたる満9カ月ごろ~3歳までの栄養補助食品として利用できます。フォローアップミルクは母乳代替食品ではないため、離乳が順調に進んでいる場合は、摂取する必要はありません。離乳が順調に進まず鉄欠乏のリスクが高い場合や、適当な体重増加が見られない場合には、かかりつけ医などに相談した上で、必要に応じてフォローアップミルクを活用するなどしてもよいでしょう。また、体重増加などの成長が順調で、離乳食を標準量食べれているようでしたら、母乳や育児用ミルクのままで変える必要はありません。お子さんの様子にあわせて検討しすることが大切になります。 1歳になったら、母乳もミルクもやめた方が良いの?離乳食も標準量食べれていて、体重増加など発育が順調なお子さんの場合、1歳になったので母乳や育児用ミルクをあげるのをやめたという場合もあるでしょう。母乳や育児用ミルクの卒業のタイミングはあくまでもお子さんの発育の状態や、ママの様々な状況によって柔軟に対応するのがよいでしょう。離乳食が順調に進んでいるのであれば、1歳で母乳やミルクを卒業し、場合によってはフォローアップミルクを上手に活用するのも良い方法かと思います。食事をたくさん食べれていても、1歳ごろは食事の固形栄養からとれる栄養は十分ではないこともあり、母乳や育児用ミルクの液体栄養の方が栄養がとりやすい時期とも言われているので、1歳半ごろまでは母乳や育児用ミルクを続けるという選択でももちろん問題ありません。お子さんが飲まなくなって卒乳したり、育児用ミルクを嫌がって飲まないなどであれば、無理にあげなくても大丈夫です。その場合は、食事で動物性タンパク質などを積極的に取り入れて、食事のバランスに気をつけてあげるようにしましょう。「1歳になったから」と区切りをつけるのではなく、子どもの発育状態やママの気持ちを大切にしながら、卒乳のタイミングを検討してみてくださいね。 まとめ1歳ごろは、歩きだしているお子さんもいたり活動量も多くなり、体重増加も横ばいになってきます。そして、離乳食の完了時期や授乳の様子など個人差が大きい時期かなと思います。1歳という年齢だけではなく、悩んだ時は、小児科医や保健師・助産師などの専門家に相談したり、お子さんの様子をみながら柔軟に対応していけると良いですね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009引用参考文献:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)|厚生労働省 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月18日ぽこちゃんです&どんちゃんです
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