助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの鼻水について教えてくれました。「病院に行った方がよい?」「鼻水の症状だけで受診するなんてダメ…?」と迷ってしまうママやパパもいることでしょう。鼻水は然るべきタイミングでしっかり受診をしないと、中耳炎や副鼻腔炎になってしまうこともあります。受診が必要な場合の症状や、自宅でできる鼻水のケア方法についてもお話してくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。 赤ちゃんの鼻水が出ていると「風邪を引いたのかな?熱が出たらどうしよう?」、「息が苦しそうで、寝づらそう。」、「母乳やミルクが飲みづらくないのかな?」などいろんなことが心配になりますよね。そこで今回は、赤ちゃんが鼻水が出ている時の受診の目安や、自宅でできるケアについてお話していきます。 赤ちゃんの鼻水の原因赤ちゃんの鼻水の原因は、風邪(ウイルス感染)や、それに伴い鼻水が副鼻腔に溜まっておこる、急性細菌性副鼻腔炎などが考えられます。一方で病気ではなくても、室内・室外の温度差などによって生じる鼻水もあります。くしゃみは、鼻の粘膜が何らかの刺激を受けただけでも出ることがあるので、必ずしも病気というわけではありません。鼻水が多くなることによって、母乳やミルクを飲みづらくなったり、鼻水が寝ている間に喉の奥に落ち込んで咳き込んでしまうことで夜間に何回も起きてしまったりすることがあり、機嫌が悪くなることもあるでしょう。 では、赤ちゃんが鼻水を出している時、どんな症状の場合は受診が必要となるのでしょうか?次の章で詳しくお伝えしていきます。 赤ちゃんの鼻水の観察ポイントと受診の目安赤ちゃんが鼻水を出していて辛そうな場合、ママやパパに注意して見てもらいたいポイントは以下の4つとなります。これらの症状が出ている場合には、かかりつけの病院に受診するようにしましょう。 ①母乳やミルクの飲みが悪くなっていないか鼻水が多くなると、鼻で呼吸しづらくなったり、鼻水が喉の奥にたれこんで咳が出たりして、母乳やミルクを飲みづらくなる場合があります。いつもより母乳やミルクの量が減った、飲んでいるときの勢いが弱くなった、など状態の場合は受診の目安の一つです。 ②昼寝ができなかったり夜間何回も起きる鼻水がひどくなると、息がしづらかったり、寝ているうちに喉の奥に鼻水が垂れ込むことによって咳き込んでしまうことがあります。そのため寝入り辛かったり、夜間に何回も覚醒してしまいなかなか寝てくれないこともあるでしょう。普段に比べ何度も起きてしまうなどの場合も、受診の目安となります。 ③37.5〜38度以上の発熱がある月齢の低い赤ちゃんは、病気でなくても熱がこもって体温が高くなりやすいと言われています。鼻水が出ていて更に37.5度以上の熱が出ている場合でも、元気な様子であれば、部屋の温度を下げたり、洋服を脱がせてあげたりして、少し時間をあけてからもう一度測定してみましょう。もう一度測ってみてもやはり熱が37.5度以上ある場合は、元気な様子であっても念の為、受診するようにしましょう。 ④鼻水の色や性状、どのぐらい続いているか粘っとした鼻水は、外に出てきづらくなるのでたまりやすくなります。また、黄色や緑色など色が付いている場合には細菌などに感染していることがあります。鼻水がたまっていて自宅でのケアが難しい場合や、鼻水が長引く場合は受診するようにしましょう。こまめな吸引が大切!家でできる鼻水吸引のポイント!鼻水を悪化させないためには、普段からのケアも大切となります。鼻水が出てき始めたなと感じたら、こまめに鼻水を吸引してあげるようにしてください。鼻水を取ってあげるのが難しい場合には、電動や手動の吸引器を利用するのも便利です。 赤ちゃんの鼻水は、鼻の穴に対して平行方向の後ろに溜まりやすくなります。吸引器を使用する場合には、鼻の中心に向けて、斜め内側に吸引口を上向きに浅く挿入し、少し水平になるように立てるような角度にしてみましょう。上下にゆっくり動かしながら吸引がしやすい角度を探ってくださいね。鼻翼(びよく/小鼻のこと)横のくぼみに指を押しあてて横に引っ張るようにすると鼻腔が広がり吸引しやすくなります。泣いていれば耳の鼓膜に負担はかかりませんが、吸引時間は一回10秒以内を目安にして、赤ちゃんの状態を見ながら、吸引と休憩を繰り返していきましょう。 まとめ鼻水吸引は嫌がって泣いてしまうことも多く、ママやパパにとっては負担が大きいかと思います。しかし、中耳炎や副鼻腔炎などに悪化していかないようにするためには必要なケアになります。症状が長引いたり、鼻水吸引が十分にできない場合には受診するようにしましょう。 引用参考文献:病気がみえるvol.13 耳鼻咽喉科」|医療情報科学研究所参考記事:「角度」で効果が違う!?赤ちゃんの鼻水をじょうずに吸引するコツ【ラクに楽しく♪特集】|ベビーカレンダー 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年02月23日オーストラリア人の夫・マイケルと結婚し、オーストラリアに在住したサマ子さん。産後すぐに、無遠慮なイタリア系オーストラリア人の義両親と一年間同居し、サマ子さんは身も心も追い込まれてしまいます。義両親からの干渉がストレスになっていたサマ子さんですが、その義両親と同居する日が近づいてきます。引っ越しの準備中にデリカシーのない言葉を言ってくる義父に、サマ子さんの怒りは募るばかりで……。 義母だけじゃない!クセが強すぎる義父に困り果てて…結婚前から誰にでも失礼な言動をしてきた義父。過干渉な義母に、デリカシーのない義父がいる同居生活は先が思いやられることばかりだった。その中でも、どうしても許せないことがあり……。 義父の距離感の近さに困っていたサマ子さん。義父は、セクハラといっても過言ではないほど、異様にサマ子さんとの距離が近かったのです。 ハグ文化には慣れているつもりだったサマ子さん。しかし、義父のセクハラまがいの行為は、許すことができませんでした。 サマ子さんは夫に相談するも、夫は「僕が直接見たわけじゃないからなぁ」と真剣に取り合ってくれません。これにはサマ子さんも「妻が性的に嫌な思いしてるのにスルーするの!?」と夫に強く抗議しました。 誰も見ていないところで、嫁にセクハラ行為をする義父。相手が義父という立場に加え、文化の違う人だとどう伝えるべきか悩みますよね。こういうときこそ、夫が間に入って解決してほしいものですよね。著者:マンガ家・イラストレーター サマ子オーストラリアのシドニーで、イタリア系オーストラリア人の夫と息子(2019年生まれ)、娘(2023年生まれ)とうさぎと暮らす万年ホームシックママ。義両親とのいざこざや子育て、周囲で起こったトンデモ話などのマンガを描いています。
2023年02月23日Instagramにて自身の体験談マンガを投稿されている、松本ぽんかんさん。松本ぽんかんさんは娘さんを妊娠時にかなりひどい「妊娠悪阻(にんしんおそ)」になったそう。今回は、そのときのトラウマを乗り越えるために描かれた、娘さん妊娠時から出産後までのお話をご紹介します!妊娠後期のマイナートラブル杖をつかないと生活できないほど、坐骨神経痛に悩まされた、妊娠中期。紹介されたサロンで施術を受けて、体が少しラクになったかと思いきや……。 妊娠28週目。気がつくと、足がとてもむくんでいた。 妊娠後期になると頻尿や不眠、便秘、こむらがえりなど、さまざまなマイナートラブルに悩まされ、それによって、夫とケンカすることもしばしば……。 そして、体重測定では体重があまり減らず、髪を切る決意をするまでに……? ◇◇◇ 妊娠初期から中期まで妊娠悪阻や坐骨神経痛で苦しんでいた、松本ぽんかんさん。妊娠後期になってからもこむら返りや貧血など、さまざまな症状に悩まされていたそう。みなさんも松本ぽんかんさんのように、妊娠後期になってから出てきたマイナートラブルはありますか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 松本ぽんかんつわりが忘れられないアラサーマンガ家。夫・娘との3人家族。
2023年02月23日■前回のあらすじ「ミヨのことを知っていたのでは?」とサヤに疑問を投げかけるミヨの母親。するとサヤはウソをついたことを認めました。なぜウソをついたのか問われるとサヤは一言「その子がウザかっただけ」と。呆気にとられる中、モンペ母はこの期に及んでも「ウチの子は悪くない」と主張するのでした。■反省の色が全く見えない親子■娘の言葉が胸に染みる…帰り際、話しかけてきた担任。どうしても言いたかったことがあった…というその内容とは?次回に続く「ウチの子は絶対に悪くないんです」(全42話)は17時更新!
2023年02月23日妊娠中、夫に浮気をされた沙耶子さんが、夫への不信感だけでなく、豹変した義母にも苦悩させられた体験談です。ある日、沙耶子さんの妊娠中、夫が浮気していたことがわかり、沙耶子さんは離婚を決意します。事態を知った義母はひどく動揺したのち、夫とともに土下座で謝罪。さらに義母は夫に平手打ちをして「大馬鹿者!」と叱ってくれました。やがて沙耶子さんは男の子を出産しました。わが子を見つめる夫のやさしいまなざしを見て、沙耶子さんは少しだけ夫への怒りが落ち着いてくるのを感じました。 するとそこへお義母さんがとんでもないことを言いだしたのです……!義母のトンデモ発言 息子を抱く夫を見て、沙耶子さんの怒りは少し落ち着いてきました。するとそこへお義母さんが声をかけてきました。 「この子が生まれてこんなに幸せで、やっぱり離婚なんてしなくてよかったってわかったでしょう?」 沙耶子さんは耳を疑いました。 夫はお義母さんの言葉に「ははは」と笑っています。 お義母さんは続けて言いました。 「赤ちゃんの笑顔にはね、トラブルをすべて解決してくれる不思議なパワーがあるのよ」 どうやらお義母さんは、沙耶子さんがもう離婚を考えていないと勘違いしている様子。沙耶子さんは思わず絶句。そしてひと呼吸したあと、「そうなのかな?」と苦笑いで答えました。 妊娠中の不倫夫に加えて変な持論を押し付けてくるお義母さん。もともと離婚することは決めていましたが、改めて家族としてやっていけないと痛感した沙耶子さんでした。 「離婚なんてしなくてよかったってわかったでしょう?」となんだか上から目線のお義母さん。さらに悪いことをした側の亮太さんが一緒になって笑っているのは、沙耶子さんとしては許せないのではないでしょうか。ただでさえ浮気された事実で傷ついている沙耶子さん。これ以上、沙耶子さんの傷を大きくしないであげてほしいですね。作画:おかまき著者:マンガ家・イラストレーター 沙耶子妊娠中、夫が不倫していたことがわかり、ショックと怒りで離婚を決意。しかし、結婚後に同居していた義母の引き留めで渋々離婚を取りやめます。しかし、出産後、義母はまさかの発言を繰り返し、振り回されることに……。
2023年02月23日へー子さんは出産後、「これから3人での生活が始まるんだ……幸せ……!」と、思っていましたが、深夜に泣き叫ぶフクちゃんのお世話に追われて、毎日ぐったり。夫の帰りも遅く、ワンオペ育児に疲れてしまいます。そんなある日、外へ出たへー子さんは疲れのせいか突然意識を失い、救急搬送! 壮絶な産後のトラブル体験談です。へー子さんの夫は、育休を終えて仕事に復帰。しかし、長時間労働をしていて深夜に帰ってくることが多く、ぐったりの毎日を過ごしていました。しかし、どんなに疲れていてもフクくんの沐浴は毎朝欠かさずにおこなっていたのです。 へー子さんも育児に追われて、いつ寝ればいいのかわからない状態。夫婦で限界ギリギリな生活を送っており、どんどん弱っていってしまったのです……。 はたから見たら幸せそうかもしれないけれど… 夫婦そろって満身創痍の育児。ちょっとしたことでけんかが起きてしまい、けんかをするたびに、夫に申し訳なくなり泣いていたへー子さん。 育児は大変でつらいのに、子どもは愛おしい……。情緒不安定な生活を送っていました。そしてへー子さんは育児でつらいとき、母親から連絡が来ても助けを求められませんでした。本当につらいときほど、気軽に「つらい」「助けて」と言えなかったのです。 ひとりで抱え込むようになってしまったへー子さんは、無意識にきつい言葉を言うようになってしまいました。 ◇◇◇ 医師曰く、症状の強弱に差はあっても、産後うつは誰もに起こる可能性があると言います。ママの性格や環境によって、症状が強く出たり出なかったりするのだとか。気をつけたほうが良いのは、性格面では「真面目」な女性。環境面では、旦那さんの帰りが遅い核家族の場合になる方が多いようです。 へー子さんの旦那さんも、もう少し早く帰ってくることができれば、へー子さんもひとりで抱え込むことなく助けを求められるかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター へー子Instagramで長女・フクちゃんと次女・苺ジャム氏の育児日記や日常を描いているママ。
2023年02月23日私も夫も犬が大好き。結婚してからすぐに待望だった犬を飼い始めました。私と夫に甘え放題のワンコでしたが、私たち夫婦に子どもができてから生活が一変。赤ちゃんと犬の両方のお世話で気づいたうれしい変化や成長、そして大変だったことをお伝えします。 甘えん坊なわが家の犬わが家には、8歳になるジャックラッセルテリアという犬種の犬がいます。この犬種はとても活発なことで知られていて、外ではもちろん家の中でもおもちゃを持ってきては投げてと、元気いっぱい走り回る毎日。性格は甘えん坊の構ってちゃんなのですが、わが家の犬はどうも子どもが苦手なようでした。 お散歩のときに子どもが近寄ってきても、あまり触られるのがうれしくない様子です。そのため、私に赤ちゃんができたと判明したときには、「はたして赤ちゃんと仲良くできるのだろうか?」と正直不安でした。 赤ちゃんとの生活そして出産後、ドキドキしながら初めて犬に赤ちゃんを見せたら、何度かにおいを嗅いだくらいで特に興奮する様子もなく安心しました。しかし産後はどうしても赤ちゃん中心の生活になってしまい、犬を構ってあげられる時間が減り、私はとても心苦しかったです。 さらに赤ちゃんがハイハイをし始めると、追いかけては急に触るので犬はビックリし、唸って逃げてしまうの繰り返し。そんな毎日が続き犬にもストレスが溜まっているのか、今までしなかった無駄吠えをするようになってしまったのです。私は赤ちゃんのお世話に加え、犬のしつけもしなければならず、両方を構ってあげることに疲れていました。 息子と犬に言い聞かせる毎日やがて息子が2歳を過ぎると、だんだん言葉を理解し始めたので「ワンちゃんを触りたいときはやさしく、急に触らないようにしてね」と、常に言い聞かせていました。また犬に対しても、言葉はわからないかもしれませんが「いつもビックリさせてゴメンね。でもこの子はまだ子どもだから、やさしくしてあげてね」と言いながら、息子に手がかからなくなった分の時間を、犬を構ってあげる時間に費やすように。 すると少しずつですが息子も犬に対してやさしく接するようになり、犬も慣れてきたのか触られてもそこまで嫌がらなくなってきました。 今では息子は4歳になり犬が大好きになったようで、積極的にお散歩やふれあいをしたがるように。犬のほうはというと、やはりまだ完全に息子を受け入れてはいないものの、無駄吠えをすることは減りました。今後、犬と子どもが2人で散歩に行ったり、家で仲良く遊んでくれるようになればいいなぁと思う今日このごろです。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:竹の内 由紀4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年02月23日特別障害者手当をもらうには?申請方法や必要書類を解説特別障害者手当の対象は、20歳以上で身体または精神に重度の障害があり、常に特別な介護が必要な在宅で生活をしている人です。身体障害者手帳1、2級程度、または療育手帳1、2度程度の障害が重複している状態、もしくはこれらと同等の疾病・精神障害がある状態が目安といえます。手帳を持っていなくても申請できます。医師の診断書など申請書類にもとづき、自治体が認定します。基準は厚生労働省の「障害児福祉手当及び特別障害者手当の障害程度認定基準」に準じます。以下の方は申請できません。・20歳未満・医療機関に3ヶ月以上継続して入院している・施設等(グループホームは除く)に入所している成人年齢は18歳になりましたが、特別障害者手当の申請は20歳以上で変わりません。月額は27,980円で、障害の重さによる金額の差はなく、一律です(令和5年4月より。手当の額は、物価変動等により毎年見直される)。申請月の翌月分から支給されます。原則として毎年2月、5月、8月、11月にそれぞれの前月分までの3ヶ月分がまとめて振り込まれます。例:5月の支給額=2・3・4月の3ヶ月分83,940円住んでいる市区町村の福祉担当窓口で申請します。医師の診断書などは所定の用紙が必要なことがあるので、事前に窓口に問い合わせておくとよいでしょう。Upload By 発達障害のキホン受給中は施設への入所状況や入院状況などを伝える「現況届」を毎年8月に提出します。この手続きは8月以降も受給するために必要です。また障害の程度が変わることがある場合は通常1~5年の範囲の「有期認定」となります。その場合、再認定期月の約1カ月前に診断書などを再度提出します。提出期限前に市区町村から案内があります。特別障害者手当の注意点はありますか?所得制限や、障害年金をもらっている場合はどうなる?特別障害者手当には所得制限があり、本人の前年の所得が一定額を超える場合、または配偶者や扶養義務者の前年の所得が一定額以上の場合、特別障害者手当は支給されません。Upload By 発達障害のキホン障害年金は所得に算入されるので、所得が一定額を超えていなければ、両方をもらうことは可能です。障害がある子どもが対象の手当って何があるの?特別障害者手当は子どもは対象ではありません。障害がある20歳未満の子どもを育てる家庭が対象の手当には、「特別児童扶養手当」、本人が対象の「障害児福祉手当」があります。特別児童扶養手当特別児童扶養手当の対象となるのは、おおよそ身体障害者手帳1~3級(一部4級程度)、療育手帳A・B、愛の手帳1~3度程度の場合です。手帳を持っていなくても、障害や疾病により日常生活が困難で、常に介護が必要な場合は対象になります。特別児童扶養手当は、障害の程度によって支給額が変わります。1級は月53,700円、2級は月35,760円です(令和5年4月より)。支給されるのは4月、8月、11月の年3回で、それぞれ前月までの4ヶ月分が受給者(家族)の口座に振り込まれます。所得制限があり、受給者もしくはその配偶者、または扶養義務者の前年の所得により、支給されないことがあります。受給中は「現況届」を毎年8月に提出します。前年の所得とその年の6月1日時点の児童の養育状況(施設に入所しているか等)を報告します。この手続きは8月以降も受給するために必要です。障害児福祉手当障害児福祉手当の対象となるのは、身体障害者手帳1~2級、療育手帳A・B、愛の手帳1~2度程度です。手帳がなくても、同じぐらいの程度の障害があると認定されると対象となります。支給額は月15,220円です(令和5年4月より)。5月、8月、11月、2月にそれぞれ3ヶ月分ずつ障害児本人の口座に振り込まれます。支給制限があり、児童施設に祐書しているときや、本人や扶養義務者の所得が一定以上の場合は支給されません。このほかにも親に障害があったり、ひとり親の場合などに支給対象となる「児童扶養手当」や、各自治体独自の支援制度があります。まとめ特別障害者手当は、20歳以上の重度の障害がある方の日常生活における経済的負担を軽減するための制度です。該当するかどうか、住んでいる市区町村の福祉担当窓口に問い合わせてみましょう。申請には医師による診断書など、多数の書類が必要になるので、窓口で確認しましょう。
2023年02月23日保育士の中田馨さんが、じいじ・ばあばのちょっと困った行動への対処法について教えてくれました。孫が可愛くて色々なものをプレゼントしてくれるというじいじ・ばあばは多いですよね。ありがたいことももちろん多いですが、中には「家には置き場所がない…」、「子どもはこの服着ないかも…」なんていう場合も。そんな時の上手な対応について、中田先生がお話してくれています。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。今回は、もしかするとおじいちゃん、おばあちゃんが読むと「え?そうなの??」と思う内容かもしれません。私も年齢的には数年後「おばあちゃん」になってもおかしくない年齢。自分自身に言い聞かせるためにも、今回のテーマ「おじいちゃん、おばあちゃんの困った対応」についてお話しします。 今、必要ないものをくれる「今、この子には必要ないんだけどな…」というものをくれる…と悩んでいるママ(パパ)がいます。例えば、サイズが合わない服、年齢に合わないおもちゃなどです。今すぐに使えないものは必然的に押し入れに入ります。押し入れに入れていたら忘れてしまい、気づいたときにはサイズアウト…なんてこともあり得ますね。サイズが合っていたとしても、ママ(パパ)に相談せずに購入したり、リサイクルショップで購入した服だったり。定期的に段ボールで送ってきて困る!なんて話を聞いたこともあります。おじいちゃん、おばあちゃんにとっては、全て「よかれ」と思ってしていることです。きっとお買い物に行ったときに「孫に似合いそう!」と思い、ウキウキして購入しているはず。おじいちゃん、おばあちゃんの気持ちは汲みつつ対応できるとよいですね。 今、必要ないものをくれたときの対応方法では、どうおじいちゃん、おばあちゃんへママ(パパ)の気持ちを伝えましょう?例えば、「買うときは相談して欲しい」と伝えたり「今、これが必要なんです」と明確に“もの”を伝えてもよいかもしれません。それでも必要ないものを買ってくる場合には、もし言えそうであれば、「実は、過去のものもあまり使えていないんです」と事実を伝える方法もあるでしょう。とはいえ、私の場合「実は、過去のものもあまり使えていないんです」とは言えなかったので、「ありがとうございます」と受け取っていました。言った方が楽か?言わずに受け取っている方が楽か?どちらにしろ、ママ(パパ)が一番しんどくならない方法を選ぶとよいと思いますよ。実はこれ、私も姪っ子が生まれたときにしているんです。初めての姪っ子誕生で興奮していた私は、生まれたての姪っ子に有名キャラクターのぬいぐるみ型の大きめなリュックをプレゼントしたんです。今思うと「背負えるのは3歳以上だよね…」というもの。きっともらった姉は「今、これは迷惑だよ!」と思ったはず。 大型のおもちゃ(もの)を買う「○○ちゃんのお誕生日は、これにしたから!」と突然、大型のおもちゃなどを買った報告をしてきたり、「そろそろベッドが必要なんじゃない?」と幼児さんに大人のベッドを買おうとしたり…。これらはきっとおじいちゃん、おばあちゃんにとっては「よかれ」と思って孫のために用意したものでしょう。しかし、サイズの小さなものと違い、大きなものは置き場所に困ってしまう…ということもあるかもしれません。実は、我が家もありました。ジャングルジムとブランコ、滑り台がついた大型おもちゃ。小さな家に置くことが想像できなかったのでこれに関しては、「嬉しいのですが…すみません、置く場所がないので実家に置いてください」とお願いしました。また、息子の初節句のときは、大きな三段のお飾りを購入しようとした私の両親。先に生まれた男の子の孫と同じことをしてあげたい!という思いだったのですが、「買って欲しいけど。小さいもので十分です」と全力で阻止しました。大型のものに関しては、きっぱりと気持ちを伝える方がよいのではないかと思います。そう思うと、初の男女の孫を生んだ私の姉は、桃の節句も端午の節句も、それは大きなお飾りを用意してもらっていました。とても幸せなことですが「収納する場所が大変だっただろうな…」とその苦労も感じてしまいます。 高額のおもちゃ(もの)を買う孫とお出かけしたときにおもちゃ売り場があり、子どもがあるおもちゃの前を離れなかった場合。「これが欲しいの?」とお祝い事でもないのに、高額のおもちゃを買ってくれるおじいちゃん、おばあちゃん。ありがたいことなのですが、ママ(パパ)にも子育ての方針があり、何でもすぐに「はい買ってあげるわよ」は、困ることもあります。こんなときは、「ありがとうございます。じゃあ、これは誕生日にお願いしてもよいですか?」とお願いしてみましょう。もし、すでに買ってしまった場合は「こんなよいものをありがとうございます。じゃあ、少し早いけど誕生日プレゼント!ということでお願いしてもよいですか?」と伝えてみるのもよいかもしれませんね。また、年に数回しか会わないおじいちゃん、おばあちゃんの場合は、それがすでに子どもにとっても“特別”なことなので“よし”とすることもOKだと思いますよ。 先日、私が「素敵だなぁ」と思ったこと。節分の日に最後の時間まで一緒に働いていた職員に「先生、帰ってから恵方巻作るん?」と聞くと、「ふふふ!実はね、義母さんが作ってくれるんです。昨日、“あなた、明日仕事はどんな感じなの?”って連絡があって。“遅いんです”って伝えたら、“じゃあ、作るわね”って。しかも、エビフライ付きですよ!」。何だか素敵な関係ですよね。うらやましいなぁ!と思いましたし、お互いがお互いの適度な距離間で助け合っている証拠ですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年02月23日■前回のあらすじ息子のよいたんが保育園に入園した年。職場復帰早々私はよいたんの病気で会社を早退したり、休んだり…。しかし、先輩ママのアドバイスもあり、いろんなサポートを受けながらなんとか1年を乗り越えるのでした。■息子が発熱すると…■自分らしく働けていた時期よいたんが1~2歳のときは、子どもが熱を出せば基本的には私が休む(または時差出勤という方法で夜中に仕事したり)方法で仕事をしていました。私は(当時)「仕事も育児も頑張りたい!」と言う気概があったので(今はない)、「この仕事は這ってでも捕まえたいぞ」というときは、看病を代わってもらえる手を探して頼んでおりました。そのおかげで、子どもがいても自分らしい働き方ができていたかな、と思います。その一方で、自分の働き方が、次に出産を迎える他のスタッフを苦しめたら嫌だなという葛藤もありました。次回に続く「働く私と病気の子どもたち」(全6話)は12時更新!
2023年02月23日Twitterで人気のツボウチさん(@pullalongduck)の育児マンガをご紹介! 2019年10月生まれの男の子のママです。今回は、息子くんの赤ちゃんならではのかわいいエピソードをご紹介します! ウチも同じと叫びたくなる赤ちゃんあるあるお風呂入れない ママとひとときも離れたくない息子くん。 こんなに必死に訴えられたら、お風呂どころじゃなくなっちゃいますよね! 小姑、おる。 「……ハーーー……」というため息が小姑感ハンパないですね!! 髪の毛のほかにも「豆苗1本」拾ってくれたりもしたそうです(笑)。 ツボウチさんのマンガは、このほかにもTwitterで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
2023年02月23日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。あさ子が連れてきた双子たちによって新築の床に傷をつけられたみやこさん。謝罪も弁償もしようとしないあさ子が許せません。わざわざあさ子宅へ夫と出向き、床の傷の補修費用の説明と、費用を請求しました。 あさ子は「証拠なんてないでしょ!」と逆ギレ! しかし、ボールペン型のボイスレコーダーで音声を録音してあることを知り、態度を一転させ謝ってきました。 「ご、ごめんなさい。払いますから……弁護士は勘弁してください。親になんて言われるか」 厳しい父親から叱られるのを避けるために、弁償すると言うのです。そのあと、支払いの期日を決め、みやこさんたちが帰宅しようとすると、あさ子が過去の一件について小声で呟いて……。 ママ友の態度に我慢できなくなった夫がついに…!? 「高校のとき、助けてやったのに」 あさ子の恩着せがましい言葉を聞いた夫は、 「高校のときのことと今回のことは関係ありませんよ」 「高校のとき助けてやったんだから、何でも無条件で許してくれと? そんなの友だちでもなんでもない。友だちってお互いを思いやれる存在なんじゃないですか?」 と、あさ子へ冷静に問いかけます。 「みやこは今まであなたを想いやっていませんでしたか? あなたに子が生まれたから心からお祝いをして、あなたが悩んでいると言ったら相談にのったのでは? でも、あなたはそれを踏みにじった。みやこの思いやりを何度も切り捨てたんです。そんなあなたが、みやこに何か言う資格なんてない」 「もうこれ以上、私の妻を傷つけないでいただきたい」 夫の言葉を聞いて、高校時代を思い返すみやこさん。高校で独りぼっちだったとき、あさ子が声をかけてくれてうれしかった。でも……。 「私があなたに言うことはもう何もない。これで最後、さようなら」 そう言ってみやこさんはあさ子の家をあとにしたのでした……。 みやこさん自身、あさ子に恩を感じていましたが、だからといって嫌なことをされて黙って何でも許すはずはありません。こんな形で友だち関係が終了してしまうのは、みやこさんにとってもつらいはず。しかし、どんなアドバイスをしてもあさ子は変わらなかったので、今回の結果は仕方がないのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月23日ライブドア公式ブロガーでブログやTwitter、Instagramで育児マンガを公開されているちくまサラさんのマンガを紹介します。ママには「チュッ」とするものの、パパへの対応は……!?ママには「チュッ」♪ パパには…? 旦那、ビンタされてもまったくめげずにチューのリクエストを繰り返した結果、数カ月後にはチューして貰えるようになりました! よかったね! でも、したあとに口を拭ってますけどね。 パパからのキスは拒否してます。ヒゲがチクチクするのが嫌なんだそうな。 「パパ、ヒゲじいさんだから」と非情な理由を述べていました。ヒゲはまったく伸ばしてないのに……。でもこれはパパあるあるかな。 私も小さいころは父親のヒゲがジョリジョリしてて嫌だったもんな。 それにしても、娘がこの愛情表現をできるようになってからは本当に、気持ちがラクになることが増えました。 毎日「ムーコ(娘)好きよ」と言い続けていた甲斐がありましたよ! 今まで1000投げていた愛情が、ようやく1個戻ってきた感じ。でもその1個がでかいんですよね~。 愛情、与えたんだから貰って当たり前とは思っていませんが、もらえたらやっぱりうれしいし元気になれる。今後も愛情表現多めの家族でいくぞ! 監修/助産師 松田玲子著者:ちくまサラ2015.4.ムーコ♀と2019.5.ナナオ♂️の育児漫画や、育児の大変さを訴える漫画を描いています。Twitter:@chikumababyInstagram:@chikuma_sara 著者:マンガ家・イラストレーター ちくまサラ長崎県在住、2児の母。ライブドアブログ公式ブロガー。自分のメンタルや、子供との向き合い方を考察した育児漫画、エッセイ漫画を中心に描いています。
2023年02月23日こんにちわ。今日はセリアや楽天で購入して実際に使っているお気に入りのプチプラ食器を紹介します!これが100円!?高級感があっておしゃれなセリアの食器食洗機OK!陶器じゃないので軽くて割れにくい♪子供が使っても安心マットな質感なのも高級感があって良いです!!!!食洗機OKなプラ食器はとても重宝します!このシリーズ今のところ、この1サイズ3色展開のみなのですが、今後に期待ですサイズ違いやカラフルなのも出してくれたら嬉しいですね♪軽くて割れないので、暖かくなってきたらキャンプやピクニックにも持って行きたいです^^薄いので収納時も嵩張らないです☆スタッキングできてコンパクトに収納♪さらに底がフラットで水がたまらない★写真の白黒に加え、くすみグリーンも入れて3色展開、サイズは何種類かあって深いタイプもありました☆こちらは陶器なので少し重さはありますがその分安定感は抜群です。洗った後に食器の裏側の立ち上がり部分に水分が残ってるとストレスなので、食洗機に入れる時にできるだけ垂直に立ててみたりもするんですが、結局少し残っちゃってたりして拭くはめに^^;こちらの商品、裏側がフラット!水が溜まりません。さらにスタッキングもばっちりで収納もしやすいです!見つけたらチェックしてみてください♪こんな風に食洗機に斜めに入れても乾いてるの嬉しすぎます!様々な用途で使える!韓国っぽくてかわいい☆くまの小皿意外とこの小さいサイズが便利でおすすめです♪来客時のお茶菓子を入れたり、角砂糖入れて出したりとか・・・カワイイです♡子供もかわいいーって喜んでくれます^^♪指輪とかの一時置きや小物入れにしても良さそう☆彡器のおかげで一気にカフェご飯☆楽天の窯元ロングアイランドのお皿たち楽天の窯元ロングアイランドというショップで購入したお皿たちです!普段のご飯をこのお皿に盛るだけで、オシャレ感出てカフェご飯みたいになりますよ♪かわいい食器がいっぱいで定期的にまとめ買いしたくなります♡↓ここです☆久しぶりにショップをのぞいたら新しいシリーズ出てました!このお皿かわいい!横長なの使いやすそう!1,000円以下のものも多くて、プチプラだから何枚かまとめて買いやすいのが嬉しいです♡ちなみにこのショップさんのアウトレットコーナーは必見!アウトレットで500円くらいで購入した30センチの大皿はピザの日に大活躍中です♪食器がおしゃれだと、何でもないメニューでもテーブルが華やかになるのでおすすめです♡
2023年02月23日3人の子どもを子育て中のパパ・大地さんは、今でこそ順風満帆な家族生活を過ごしていますが、いっときは奥さんが本気で離婚を考えるほどに夫婦関係が冷え切っていいました。このマンガでは「産後、夫婦のすれ違いはなぜ怒る?」テーマに、大地さん自らの体験を振り返りながら実例を紹介していきます。今回は、大地さんとコトミさんが2人で家計を見直したときのお話です。大地さんが起業して2年。仕事が軌道に乗ったことで、コトミさんを会社に迎えることになりました。しかし、仕事の売り上げの話をしていたら、コトミさんが、「売上もそうだけど、うちの家計大丈夫?」と心配になってしまったのです。 居ても立っても居られなくなったコトミさんは、ファイナンシャルプランナーに、将来の家計について相談しに行ったのでした。 そして帰ってくると、緊急で会議を開催! 結局、支出の見直しを保険の精査などをすることで、加熱していたコトミさんの家計心配熱は引いていったのでした。 「お金」について夫婦で話し合うことの大切さを改めて実感して… 旦那さんが全部家計の管理をしているという、大地さんとコトミさんの共通の知人女性。 「細かくて大変じゃないですか?」 率直に質問をしてみると、女性は「そういうんじゃない」と即答。 どのように旦那さんが家計を管理してくれるのかを教えてくれたのでした。 さらに、何度も家計の見直しをおこない、シミュレーションを重ねるうちに、将来のお金の流れがほぼ狂いのないレベルに達したと話す女性。 「将来の不安をなくしてくれた夫に感謝してるの!」 その言葉に、大地さんとコトミさんは、ただただ驚いてしまったのでした。 「将来のお金の流れがほぼ狂いのないレベルに達した」と知人女性が話していましたが、恐らく1度や2度ではなく、何度も何度も定期的かつ熱心に家計の流れを見直したことで、究極のレベルにまで達したのではないでしょうか。大地さんとコトミさんも家計の見直しをおこなったばかりですが、やはり夫婦で家計を定期的に見直したり、話し合ったりすることって大切ですね。作画:青柳ちか著者:ライター 渡辺大地株式会社アイナロハ代表、札幌市立大学非常勤講師、両親学級プランナー。3児の父。第1子誕生後に離婚の危機を迎える(妻談)も、夫婦会議で危機を回避。第2子妊娠をきっかけに株式会社アイナロハを設立。「産後サポート“ままのわ”」事業では、自治体の産後サポート事業を多数受託。年間1000組以上の夫婦が受講する「アイナロハの父親学級」や、産後の交換日記「めおと産後手帳」は厚生労働白書はじめメディア紹介多数。著書に『産後が始まった!』、『夫婦のミゾが埋まらない』、『赤ちゃんがやってくる!〜パパとママになるための準備カンペキBOOK〜』(以上KADOKAWA)など。
2023年02月23日ポメさん家の日常をリアルに描いた育児マンガ。今回は、なぜか「あかりっちゃん」と連呼する娘さんとそれに怯えるポメさんのエピソードをご紹介します!もしかして、視えてる…?ある日、娘が斜め上を指さして「あかりっちゃんいるのよぉー」と言い出し……。 あかりっちゃん、あかりっちゃ、あかりんちゃ、あかにんじゃ……。赤忍者ー!! 視えてはいけない子の名前を言っているのかと思い、一瞬怖い思いをした、ポメさん。心霊現象でなくて本当によかったですね!みなさんも同じような経験をしたことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ポメ2018年生まれの療育へ通うユーモアセンスあふれる娘と、2020年生まれの暴れん坊な息子のママ。ワンオペ育児な日々をInstagramで描いています。
2023年02月23日Instagramで2人の娘さんとの日常マンガを投稿している、こばぱぱさん。今回は天ぷらを「油っこくて苦手」と言う長女・ゆうなちゃんのエピソードをご紹介します! 娘よ、君が食べているのは…ある日、天ぷらを食べていた娘は……。 なんだかグルメっぽいセリフを言いたい年ごろの長女・ゆうな。「油っぽいのが苦手」といいながら、バクバク衣だけ食べていました。ツッコミたい気持ちを抑えて一部始終見てたのですが、途中でこらえきれず爆笑。子どもってかわいいなぁと思った出来事でした! 「天ぷらの油っぽさが苦手」と言いながら、油っぽい原因の衣を食べ続ける、ゆうなちゃん。その言動の矛盾がなんともかわいいですよね! 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ娘が大好きな2児のパパ。普段は医療関係の仕事をしていて、ママは病棟看護師。読者の体験談や自身の爆笑日常マンガなどをInstagramやブログで投稿している。
2023年02月23日「頭が大きい?」1歳半健診で指摘されて…Upload By べっこうあめアマミ妊娠中から出産時まで、何の異常もなくこの世に生まれた息子は、1歳までは何の発達の遅れも不安もなく、すくすく成長していきました。「あれ?」と思ったのは1歳を過ぎたころ。1歳半健診のチェック項目のほとんどに〇がつかないという事態に陥りました。そしてこのころから息子の発達の遅れが目立つようになっていき、私は大きな不安にかられるようになっていきました。そして迎えた1歳半健診。身体面に異常はなく、分かりやすい困りごともないけれど、明らかな発達の遅れがある息子。そして、頭位(頭の大きさ)が大きいことが気になるという指摘を受けたのです。そこで初めて聞いたのが、「水頭症の可能性」でした。水頭症は、脳脊髄液が頭の内側に過剰に溜まってしまう病気です。まだ頭蓋骨がやわらかく組み合わさっている状態の幼児期に水頭症があるお子さんは、内側からの圧力で頭蓋骨が押し広げられ、頭が大きくなるそうです。ただ、あくまで可能性というだけで、検査しなければ分からないとのことだったので、1歳児の脳のMRI検査ができる大きな病院に紹介状を書いてもらうことになりました。発達の遅れの理由は、発達障害や知的障害だけではないUpload By べっこうあめアマミ大人ならすぐに済ませられるMRI検査ですが、ずっと動きを止めていられない1歳児が受けるとなるとそうはいきません。親子で日帰り入院し、息子が自然に眠っているときか、眠らなければ薬で眠らせて検査する、少し大がかりな検査になります。当日うまく寝てくれるように睡眠時間を少なめにして連れて行ったため、息子は不機嫌で何度も大泣きしました。しかし幸い疲れて寝てしまい、無事に検査を受けることができました。そして検査の結果は異常なし。ここで、息子の発達の遅れの理由から、「水頭症」の可能性が消えました。しかし、発達の遅れの理由として考えられるものは、それだけではありません。耳が聞こえていなくてコミュニケーションがとれない可能性もありますし、主治医はほかの病気の可能性も考えてくれていたようです。脳のMRIのほかに、聞こえの検査と、全身の代謝の検査などをしました。しかしどの検査でも、息子に異常は見つかりませんでした。それでも目の前にいる息子には明らかな発達の遅れがある。そのため、息子の通院は、ここから「様子見」というような形で始まりました。ショックだけれど納得もできた、障害の診断Upload By べっこうあめアマミそれから2年と少し経った4歳のとき、息子に知的障害を伴う自閉スペクトラム症の診断が出ました。そのころには私もさすがに、「何もないということはないだろう」とは思っていましたが、いざ診断を告げられると大きなショックを受けました。何度も泣きましたし、すぐに障害を受容できたわけでもありません。しかし、2年間という長い期間息子を診続けてくれた主治医による診断であること。そして、発達障害や知的障害以外のあらゆる可能性を潰した上での診断ということで、障害名に対しての納得感はありました。もちろん、診断の直接的な材料となったのは発達検査です。しかし、最初から発達障害、知的障害という方向だけで発達の遅れを見る前に、それ以外の病気や聞こえの問題などがないか検査するのは大切なことだと思ったのです。万が一、治療可能な病気などがあったとしたら、早期に手を打たなかったことを後悔したでしょう。ところが息子の場合、身体のどこにも異常はないから治療はできない。それが息子の障害、「知的障害を伴う自閉症」だということに、大きなショックの中でも納得はできました。病院だけでなく、息子は2歳から療育にも通っていましたし、「診断までにやれることはやった感」が、後の私の心の整理には大事だったと思います。通い続けて6年、長く診てもらっている病院がある安心感Upload By べっこうあめアマミ息子のように、服薬がなく身体障害や病気などもないお子さんは、病院にかかるべき明確な理由がないかもしれません。もちろん、必要性がなければ特に通院しなくても全く問題ありません。しかし、息子のように発語がなくて、本人との意思疎通が難しい子どもの場合、定期的に通う病院があると、体調の変化なども相談できて親としては安心です。今後何か病気が見つかったり、服薬の必要性が出てきたときにも病院探しに困らずにすみます。そして、障害がある子どもを育てていると、何かと診断書が必要になる機会がありますが、かかりつけ医があると、診断書のお願いもスムーズです。息子の通院の期間は長いですが、頻度は3、4ヶ月に1回程度です。そんなに低頻度の通院に意味はあるのかと思われるかもしれませんが、長く通い続けている病院は、親にとって頼りになる存在です。きっかけがないとなかなか難しいかもしれませんが、子育てをする上でかかりつけ医があるメリットは大きいと感じています。病院も、できれば自分の子どもと同じような障害がある子どもが多く通っていて、さまざまな検査が可能な設備が整った病院が安心かもしれません。きっかけが脳の検査だったこともあり、息子が通っているのは精神科ではありませんが、発達障害による困りごとをより具体的に相談したい場合、児童精神科を受診するのも良いと思います。地域ごとに評判の良い病院などもあると思いますので、気になる方は、情報を集めて受診してみるのもいいかもしれません。執筆/べっこうあめアマミ(監修:藤井先生より)べっこうあめアマミさんの息子さんが、3−4ヶ月に1回定期的に通院しているのはとても良いと思います。私の勤めているクリニックにも、服薬などは必要ないけれど定期的に通院しているお子さんがたくさんいます。状態が安定している小学生や中学生は、長期休みに受診してくれています。そのたびに、お子さんの成長を一緒に楽しみ喜んでいます。当初はクリニックの診察室に入るのも嫌がっていたお子さんが、診察室に入れるようになり、一人で椅子に座れるように、聴診器も嫌がらずに当てられるようになり、と低頻度の受診でも徐々に慣れてきます。年度変わりで、学校の先生が変わっても、いつもと同じ病院やクリニックに同じ先生やスタッフがいるということで、安心して通えるというお声を聞くこともあります。お子さんの年齢が上がってくると、主治医が見つからないという声を聞くこともあります。べっこうあめアマミさんのように小児神経科に相談するのも良いですが、発達外来のある小児科、児童精神科、精神科などに相談してみましょう。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年02月23日2人の男の子のママ・つつまいさんが描く育児マンガ。2015年生まれのかーくん、2018年生まれのしーくんとの、ほっこり笑える、てんてこまいな毎日をお届けします!目まぐるしく過ぎる毎日。小さな出来事ことほど、忘れずに覚えておきたいですよね。子どもと過ごす平和な日常のひとコマだけど、思わず涙してしまいそうな、かけがえのないシーンをまとめました。いつか忘れてしまいそうなこと掃除に洗濯、ごはん作り、そして子どもたちとの時間。毎日が信じられないスピードで過ぎていきますよね。 しかし、子どもたちと過ごす今この瞬間、どんなにささいな出来事も、かけがえのない宝物になっていくのかもしれません。 日常の風景も、いつの日かきっと、涙が出るほど懐かしく感じるのでしょう。ちょっぴりいたずらな笑顔に、少し困った顔。大好きなおやつに、ぬぎっぱなしの小さな靴下。平和な、小さなことほど、本当は忘れずにいたいーー 「毎日を乗り越えるのに必死で、疲れ果ててしまう日もたくさんあるけど、こういう小さなことがいつか大事な思い出になるんだろうな」とつつまいさん。毎日を噛み締めて過ごすことの難しさを痛感しているそう。 SNSのコメント欄には、 「平和な日常のちょっとした笑えることでも、イライラして怒ってしまっているな〜と思って涙が……。後悔しないように今を大切にしたいと思いました」 「何気ない一つひとつが、幸せですね。忘れていました。」 「私は子どもがいませんが、泣けました。母から見た、忘れられない小さなエピソードは何だったのか、聞きたかったな」 と涙する人が続出。 忘れたくないほどの幸せに囲まれている毎日。たとえ細かなことは忘れてしまったとしても、その瞬間に感じた、あたたかな気持ちはずっと覚えているはず。 ちょっと疲れたな……と思ったら、子どもをギューッと抱きしめて、今ある幸せを感じてみてはいかがでしょうか。 あなたが忘れずにいたいことは、何ですか? 著者:マンガ家・イラストレーター つつまい2015年生まれのかーくん、2018年生まれのしーくんの2児の母。ほっこり笑える息子たちとのてんてこまいな毎日を、マンガにしてInstagramに投稿中!
2023年02月23日ぱいん子さん(Twitter@pinekomatsu)は2018年2月生まれの男の子、ヨーちゃんのママです。今回は、息子さんの2歳のころのかわいらしい言い間違いに関する育児エピソードをご紹介します。ある日の夜、「そろそろ晩ごはんにしようか」と息子さんに話しかけると、予想をしていなかった答えが返ってきて、ぱいん子さんは衝撃を受けてしまい……!?2歳息子の尊過ぎる言い間違いたち 昨日まで「晩ごはん」のことを「バンホガン」と言い間違えていたのに、なぜか突然言えるようになってしまったヨーちゃん。 これはママ、大ショック……!!!! 子どもは成長とともに言い間違えていた言葉を正しく言えるようになっていきますが、その瞬間は突然訪れるのですね。 2歳児語録の儚さと尊さを感じられるエピソードです。 ぱいん子さんのマンガは、このほかにもブログにも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
2023年02月23日3人の子どもを育てているサチさん。3人とも初めての発熱は突発性発疹が原因でした。なので、1番下の子が発熱したときも安易に考えていたら、まさかの事態になってしまい……?ヒカリちゃんが緊急処置をした次の日の朝、サチさんはヒカリちゃんに会いに病院へ行きました。そしてICU(集中治療室)に入ると、ヒカリちゃんはたくさんの機器につながれていたのです。それを見て涙が止まらなくなってしまったサチさん。初日の面会では、ヒカリちゃんの名前を呼ぶだけで15分が過ぎてしまいました。 そして、ヒカリちゃんの状況が何も変わらないまま3日が過ぎたのです……。 後遺症は重度ではないけれど、軽度でもないようで… ICUに入って3日目。15分の面会が終わって帰ろうとしたとき、サチさんは看護師さんに呼び止められたのです。どうやら主治医からの話があるよう。主治医の丸野先生はヒカリちゃんの病名を教えてくれました。ヒカリちゃんは「急性脳症」という病気になっていたのです。そして、その病気は「まひ」が残るかもしれないとのこと。 すぐに夫に連絡をしたサチさん。すると、夫は会社を早退してきてくれました。そして、サチさんは「ごめんパパ! 私がもっと早く病院へ連れて行っていたらこんなことにならなかったのに!」と夫に言いました。 しかし、いくら後悔をしても時間が戻ることはない……サチさんはその現実に涙が止まらなくなってしまったのです。◇◇◇医師によると「脳症」とは、「脳機能の全般的な機能の低下」のこと。そして、脳機能が急激に低下した状態のことを「急性脳症」と言います。「脳症」は意識の低下、運動機能の低下、けいれん、異常行動などの症状を起こすことがあるようです。発熱など感染をきっかけに症状がでることが多いですが、原因を調べることも大切なので、検査が必要なのだとか。 ついにヒカリちゃんの病名が「急性脳症」だとわかり、まひが残るかもしれないことを主治医に言われたサチさん。病名を言われて、急にまひが残ると言われたら驚いてすぐには受け入れることができないですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター つきママワーママで3児の母。子育て、仕事、マンガを描くこと。どれも全力投球しています!監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
2023年02月22日ミカさんのトラウマは、付き合っている人のお母さんに何か言われること。そのトラウマは10年経った今も消えていません。そんな中、現在付き合っている彼氏の実家に結婚のあいさつに行くことに。はたして彼の義母は……?義実家に到着し、お義母さんに会ったミカさん。それから少ししたころ、ちゃんと自己紹介をしていないことを思い出し焦ってしまいます。 すると、部屋の扉が開きました。義妹がおでんを持ってきてくれたのです。 「みなさんの分のお皿とか持ってきますね?」とミカさんが言うと……。 「うちらはさっき食べ終わりましたよ」と義妹。一緒に食べて親睦を深めると思っていたミカさんは、動揺が隠せません。 「私、もうやらかした?」「自己紹介しなかったのがまずかったのかな……」「非常識な人とは一緒に食卓を囲むのも嫌ってことなのかな……」と落ち込んでしまうのでした。 2人で部屋食って旅館じゃん!! おでんを食べながらミカさんは、自分が至らなかったかもしれないことや、義両親たちと打ち解ける時間を作れなかったことにについて悩み、悲しんでいました。 すると、「至らないとかはわからないけれど、そんなに気張らなくていいと思うけどな……」と、すえぽん(夫)。 続けて、「そもそもうちの親って、俺の連れてきた人、否定するようなことしないんだよね」「部屋食にしたのも、ミカちゃんに気を遣わせたくなかったんだと思う」と言いました。 すえぽんの言葉を信じていいのかなと思いながら、ミカさんは食べ終わったごはんを片付けに廊下を歩いていると……。 お義母さんがちょうど帰ってきました。なんとお義母さんは「麻美がうち寒いのに薄着だからって……Mサイズで大丈夫だったかね?」と、ミカさんが薄着なのを心配して上着を買ってきてくれたのです。 ◇◇◇ 寒さを心配してくれた義妹さんと、服を買ってきてくれたお義母さんのやさしさに触れたミカさん。みなさんは義実家に行ったとき、お義母さんやお義父さんなどにしてもらってうれしかったことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター らっさむ2人の女児を育てる母。ライブドアブログ・Twitter・Instagramで、ほぼ毎日マンガ更新しています。
2023年02月22日5歳の娘・レイカを保育園に預けながら働いている主人公・ヒカリ。ある日、娘から「お友だちに意地悪される……」と相談を受けます。いろいろと対策を練ってみたものの、事態は悪化していく一方で……。保育園の先生に相談したものの、娘への嫌がらせは続いているようでした。そんなある日、保育園から連絡が入ったときのお話。 再びレイカちゃんから「七海ちゃんに意地悪をされる」と相談を受けたヒカリさん。よくよく話を聞いてみると、手をつねられたり仲間外れにされている様子。しかも、先生が見ていない隙を狙っているようでした。そんなとき、保育園から連絡が入って……!? 後ろから押されてケガをした…? しばらくレイカちゃんの様子を見ていたものの、七海ちゃんからの意地悪は続いている様子。何もできないもどかしさで苦しんいた最中、レイカちゃんが鉄棒に頭をぶつけてケガをしたと保育園から連絡が入ります。ところが、レイカちゃんから「七海ちゃんに押されてぶつけてしまった」という話を聞いて、ヒカリさんは担任の先生に事実を確認するも、「見ていなかったので状況を把握できていない」との回答が……。 他の子どもの対応に追われていて、先生の怠慢でないことも平等の立場で見ようとしてくれていることも理解しているヒカリさん。それ以上、追及することはできずに泣いているレイカちゃんと保育園をあとにするほかありませんでした。 悲しい思いをしている子どもの身に何が起きているのか、事実を知りたくても、対応を求めたくてもできない苦しさは耐え難いもの。ですが、まずは先生を信じて、何かあったときのために連携を密に図っていけるといいですね。作画:なっつんxxx著者:ライター ヒカリ5歳の娘・れいかを保育園に預けながら働いている主人公・ヒカリ。ある日、娘から「お友だちに意地悪される…」と相談を受けます。 いろいろと対策を練ってみたものの、事態は悪化していく一方で……。
2023年02月22日田舎の八百屋に嫁いだユメさんは、夫・ダイと義母の言動にずっと我慢していましたが、あるとき自分の人生を生きようと決意。そんなとき、ユメさんの書いたチラシがテレビ局のスタッフの目に留まります。ユメさんはテレビ局の男性スタッフ・コースケと話すうちに、次第に「似顔絵を描きたい」という気持ちが芽生え始めました。こうして、ユメさんは八百屋の店先で似顔絵を描く仕事をスタートさせたのです。取引先であるフクフク料亭の女将・フク美との浮気を続けるダイ。順調に似顔絵の売り上げを伸ばしていったユメさん。しかし、八百屋の店番や似顔絵、家事に育児と、頑張り過ぎたことでユメさんは体調を崩してしまいました。寝込むユメさんを気遣う素振りをまったく見せない夫・ダイとは反対に、お見舞いに来てくれたのはコースケでした。ユメさんは、コースケに何かお礼をしようと考えます。「欲しいもの何でも言って!」そんなユメさんに対しコースケは……?「じゃあユメ」コースケが欲しいもの、それは……。 「いらねぇ」 何か伝えたい様子を見せたコースケですが、ユメさんには絶対に叶えられないことだからと言葉を濁します。 いつも言いたいことははっきりと伝えるタイプのコースケ。 そんな彼の思わぬ返答に戸惑いつつ、ユメさんはコースケへのプレゼントを自分で考えることにしたのでした。 一方、ダイは相変わらずユメさんのことを気にも留めず、友人との麻雀旅行の準備を始めます。 婦人会の温泉旅行で自身の八百屋の好調ぶりをたっぷりと自慢して帰ってきた母親に見送られながら、平然と家を出て行ったのでした。 人妻であるユメさんへの思いをひた隠しながら、立場をわきまえたうえで彼女の体調を気にかけているコースケ。 彼のような男性こそ、本当に相手のことを大切にできる人なのかもしれません。 ともに人生を歩むなら、コースケのように誠実な男性を選びたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター イルカ息子・ウミ君のママで、ブログにて育児マンガや体験談マンガを連載中!
2023年02月22日【なんでも横取りする妹が嫌い 第7話】幼いころから容姿をほめられ、ちやほやされてきた妹リカ。自分は姉よりかわいくて、価値のある存在だと思いこみ、「お姉ちゃんはブスなんだから、そんなかわいいもの持ってても仕方ないでしょ」ユイのものを勝手に盗み、手に入らないと壊すようになり、次第にエスカレート。血が繋がっているからこそ、誰よりも嫌いになることもある――。姉のユイ、妹のリカ、2人の姉妹のお話。 中学生のころ、彼氏をリカに奪われてしまい、「これからも一生妹に負け続けていくのかな」という虚しさでいっぱいになったユイさん。その後も、ユイさんの好きな人に近づいては奪おうとしてくるリカに嫌気がさしていました。月日は流れ、ユイさんは一人暮らしを始め、会社で素敵な男性と出会います。しかし、結婚の挨拶で実家を訪れた際、不在だったリカから突然連絡が入り……!? わが妹ながら本当に恥ずかしい… 大事にしていた物や大切な人を、実の妹にことごとく奪われ続けたユイさん。短大卒業後に一人暮らしを始め、社会人になったころに会社で素敵な男性と出会います。プロポーズを受けて実家に挨拶をしに行った際、リカはバイトで不在。おかげで平和な時間を過ごすことができました。ところが、その夜にリカから連絡が入り、散々文句を言った後に自分の彼氏自慢がスタート。よくよく話を聞いていると、その相手は既婚者であることを知ったユイさん。 「ついに人様の旦那まで奪おうとしているの……?」 不安に駆られたユイさんは、リカに事の重大さを伝えるも、本人にはまったく響いていないばかりか、別れてくれない奥さんに一方的に腹を立てているリカに対し、「どうしようもないバカな子だ……」と、何とも言えない感情とともにショックを受けてしまうのでした。 実の姉の物や人を奪うだけでは飽き足らず、人の夫にまで手を出す妹……。家族として、人としてどうにか道を外さないよう導きたいのに、聞く耳をもたない相手ではお手上げになってしまいそうです……。こんなとき、みなさんならどうしますか?著者:マンガ家・イラストレーター しろみ自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)
2023年02月22日夫と小さな娘と暮らすママは子育てで寝不足な日々が続いていました。しかし、寝不足なのは、断っても無視して来訪する義母も関係にも原因が……。鍵を閉めたはずなのに侵入してくる義母に疑問を持ったママは、ついに合鍵が盗まれたことに気づきました。内鍵さえ閉めておけば入られないものの、外出して留守の間に合鍵で入られる可能性を考え、恐怖に怯えるママ。警察へ相談するのを思いとどまり、夫へメッセージを送ると電話がかかってきて……?「大丈夫か? 母さんのこと……本当にごめん」謝るパパは早めに帰宅しようとしますが、義母に合鍵を盗まれているため、その場しのぎではダメだと怯えるママ。すると、「俺がなんとかする!考えがあるんだ」と言ってきて……?パパがついに義母と縁を切る覚悟を…!? 「考えって……何?」「詳しくは帰って話すけど、俺の考えってのは……」ママはパパの義母対策を聞いてもイマイチ納得していない様子……。 「菜々子(ママ)の気持ちを考えたら甘いかもしれないけど……もう一度だけっ! もし失敗したら親父にも話して、すっぱり縁を切るから! 頼むよ!」 縁を切るという覚悟を聞いて、パパの案を了承したママ。 そして迎えた翌日。「な、な、菜々子さーん♪ 今日も来たわよ」ご機嫌で盗んだ鍵を使い、玄関を開ける義母ですが……? ついにパパはママに最後のチャンスを請い、“失敗したら義母と縁を切る”とまで言い切りました。どんな実母でも、縁を切るのはつらいはず……。ここまでの覚悟があるのなら、パパのことを信頼してもいいですね。そうとも知らず、いつものように盗んだ鍵を使う義母。何度ママが強く拒否しても、本当にまったく響いていません……。失敗したら縁を切るというパパが考えた秘策とは、一体どんなものでしょうか? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2023年02月22日Instagramにて自身の体験談マンガを投稿されている、松本ぽんかんさん。松本ぽんかんさんは娘さんを妊娠時にかなりひどい「妊娠悪阻(にんしんおそ)」になったそう。今回は、そのときのトラウマを乗り越えるために描かれた、娘さん妊娠時から出産後までのお話をご紹介します!かさむ出費に…妊娠19週のころに、さまざまな原因によって坐骨神経が圧迫されることで痛みが起きる「坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)」と診断された私。妊娠23周のときには、症状が悪化していて……。 杖をつきながらではないと生活ができず、坐骨神経痛の痛みは悪化する一方。治療法を探し回ったのだが、整体や整骨院、マッサージ店などは妊娠中の人はお断りされることが多かった。 そのとき、病院でお世話になった助産師さんが、知り合いの元助産師さんが「カイロプラクター」として働いていると話していたことを思い出し、電話して行ってみることに。 そこは助産院を間借りしたサロンで、施術は痛いところを押したりはせず、足首や首を回したりした。約1時間ほどの施術で、なんと杖なしで立てるようになった。 妊娠24周目ごろには、出費がかさむことでお金がないことに悩んでおり、復職を決意。 休職していた職場の上司に連絡し、10時〜17時で働かせてもらえることになった。 ◇◇◇ 「カイロプラクター」とは職業の名前で、「カイロプラクティック」が治療法の名前です。一般社団法人日本カイロプラクターズ協会では、カイロプラクティックは『分かりやすく言えば、骨格のゆがみ、特に背骨の機能異常を手技によって調整することで神経の働きが回復するヘルスケア(医療)』と記されています。(引用:一般社団法人日本カイロプラクターズ協会) 妊娠中は体や骨格のゆがみを感じることも多いのではないでしょうか。妊婦さんは施術を断られたり、安定期に入っても「本当に施術を受けても大丈夫なの?」と心配になってしまうこともありますよね。ですが、今回松本ぽんかんさんを施術してくれたのは元助産師さん。妊婦さんの状況を詳しく理解している人に施術してもらえるのは、安心しますよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 松本ぽんかんつわりが忘れられないアラサーマンガ家。夫・娘との3人家族。
2023年02月22日都内で働くシオリさんは、しっかりものでやさしい夫・ケンとの子どもを妊娠中。夫婦仲は良好で、わが子に会えるのをたのしみに穏やかな日々を過ごしていました。ところが宗教の信者だった義母が、孫ができることをきっかけに暴走! 義母の行動は次第に歯止めが効かなくなります。宗教にハマりすぎた義母に振り回される、シオリさんの体験談です。「浄化するため」として、崇拝するセンセイと体の関係を持ったことを認めた義母。 義父はシオリさんと夫のケンに、これまで義母の嫌がらせから助けてやれなかったことを謝罪しました。 そしてケンとシオリさんのこれからの幸せを願い、その場を立ち去ろうとします……。一生添い遂げると、義父の前で誓う二人……。 義父は義母に離婚を突きつけ、今後の連絡は弁護士を通すよう伝えました。そして宗教に使い込んだ退職金は、親戚から集めてでも全額返してもらうとも。 「どうしてママをこんなひどい目に合わせるの……?」うなだれる義母は、涙ながらにケンにすがります。 昔は家族のために料理やパートを頑張ってきた義母ですが、ケンはもう自立した大人です。結婚して子どももでき、ケンの幸せを願うならほかの方法もあるはずでした。 ケンはシオリさんを傷つけたことも、義父を裏切ったことも許すことができないと絶縁を宣言します。義母は最後に、本当に終わりなのか問いかけました。 ケンは育ててくれた義母への想いを飲み込み、義母にさよならを言い渡すのでした……。 義父もケンも離れてしまい、残ったものは義父への借金と孤独だけ……。いい母親だったころの義母を思うと胸が苦しくもなりますが、何度も引き返すチャンスはあったはず。後悔しても取り返しのつかない現実に、義母は何を思うのでしょう。誰も救われない結末に、神様は本当にいるのだろうか? と思わされますね。作画:ya-com著者:ライター シオリ以前から信仰している宗教を息子夫婦に押し付けてくる義母……。宗教にハマった身内の言動を赤裸々に描いた体験談。
2023年02月22日7歳のぷみらさん、専業主婦の母親、父親、2歳の妹は、金銭的援助を受けるため、ぷみらさんの祖母(母方)と同居していました。ぷみらさんの母は、祖母や父とケンカばかり。母はいつも怒っているか泣いているかのどちらかで、家族同士の揉め事が絶えない毎日でした。「ぷみらだけは、お母さんの味方でいてね」と話す母。それに応えるように、ぷみらさんは母の愚痴聞きをしていました。そして、「お母さんにもっと笑ってほしい」と考えたぷみらさんは、学校であったおもしろい話をしたり、プレゼントをしたりと、母を喜ばそうと試行錯誤します。家族の中でも、完璧主義の祖母に目の敵にされていた母。祖母とケンカし、悲しでいた姿を目の当たりにしていたぷみらさんは、母と祖母の仲を取り持つため、「私が祖母と仲良くなれば、母との関係もよくなるかも!」と考えます。 外でいい顔をしていた祖母は、地域の人からの評判はよかったものの、家では地域の人たちを見下していました。そんな姿を見ていたため、祖母に懐くことはなかったぷみらさんですが、「母のため」と行動することに。誕生日が近い祖母にプレゼントを渡すため、何が欲しいか聞いてみると……。 「喜んでもらえた!」と安堵するも… 「ダイヤのネックレスが欲しいかな!」 笑顔で答える祖母に、「それは無理……!」と心の中でつっこむぷみらさん。 「もっと安いもので何かないかな……?」と尋ねると、祖母は「強いて言うなら、ボールペンかな?」と答えます。 お小遣いで買える範囲のリクエストに、張り切るぷみらさん。さまざまな文具店で、使いやすそうなボールペンを探し、祖母の誕生日を迎えました。 「おばあちゃん、誕生日おめでとう!」 プレゼントを渡すと、「ボールペン! わざわざ買ってくれたの? ありがとう」と笑顔を見せる祖母。 「よかった……! 喜んでもらえた……!」 祖母に自分のプレゼントを喜んでもらえたことで、母と祖母の仲が少しは改善されるかもしれないと、期待していたぷみらさん。しかし、その程度で2人の関係が変わるこはありませんでした。 そして、プレゼントしたボールペンはほとんど使われないまま、机の下に落ちていたのです。その後も、ぷみらさんは祖母に何度かプレゼントをしますが、使ってくれることはほとんどなく、そのうちプレゼントをしなくなるのでした。 祖母に「何か欲しいものはある?」と、誕生日プレゼントの希望を聞いたぷみらさん。たくさんあるボールペンの中から、使いやすそうなものを一生懸命、選びました。大切な家族に渡すプレゼントは、考える時間も楽しいですよね。皆さんは、家族にプレゼントをするとき、相手に「何が欲しい?」と希望を聞きますか? それとも、サプライズしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ぷみらHSS型HSP(刺激を求め外交的である一方で、感受性が強く敏感で繊細な気質)のアラサー看護師。Instagramでは、“気にしすぎ体験談”や“HSPあるある漫画”を描いています。失敗だらけだけど頑張って生きてます!
2023年02月22日最初は下手で仲間にも雑魚と言われていたのに、それをばねに努力して成長。1番上手だった子とも今や立場が逆転。チームメイトに意見できるようになり、1番上手かった子にも指摘したら泣いてしまい、その子の親がうちの息子が悪いように言う。チームのためになることを子ども同士で話すのってダメなの?とのご相談です。子ども同士のいさかい、悩んでいる保護者も多いのでは?スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、悩めるお母さんに5つのアドバイスを授けます。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<強豪クラブに移籍してすぐにケガ。ひと月離脱の息子の力になりたい問題<サッカーママからのご相談>9歳の息子は地域の少年団のチームで1年生からサッカーをしています。最初は夫の希望で半ば無理矢理始めたサッカーですが本人もとてものめり込み、チーム外のスクールにもいくつか通い本人も自主練をこつこつと頑張りここ1年で目に見えて技術面が成長しました。最初はチームの戦力外で、元々上手な子にプレーのことで散々下手くそだの雑魚だの言われても、何も言い返せず悔しい思いを沢山してきました。それをバネに努力した息子を大変たのもしく誇らしく思っています。技術面や知識面が成長したことでチーム内に気になることも増えてきたようで、チームメイトのプレーに対してあれはこういう風にした方がよかった、と意見することも増えました。息子はとても真面目で気になることを流せないタイプなので時に言い方が強くなることもあります。入部直後1番上手で息子にあれこれと強く言ってきていたチームメイトは逆の立場となり、今は息子に何が言われると泣いてしまうようになりました。泣いた後すぐに親御さんは彼のそばに寄り彼の言い分だけを聞いています。彼の親御さんは「またそんなこと言われたの?ほんとに腹が立つね、言い返しなさい」と言ってまるで息子が間違っているような口ぶりで彼をフォローしていました。息子に話を聞いてみると あの時ああやったほうがチームのためになると思ったから言った。あいつが下手くそとか悪いとか言ってるんじゃないのに何で泣くのか分からない。 とのことでした。私はひとまず、言い方やタイミングを考えなさいとは伝えたものの、また同じようなことがあったときに息子だけが悪者にされる気がしてなりません。何も言うなと言うのは違う気もします。チームのためになると思うことを子ども同士で話すことは、ダメなことなのでしょうか。よく分からなくなってしまいました。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。9歳ということは、3年生か4年生ですね。この年代になると、急に親や教師、コーチの言うことを聞かなくなります。児童心理学でいうところの「ギャングエイジ」です。自我が芽生えてきて、自己主張や衝動性が強く出るなどして、対応する大人からすれば大変ではありますが、子どもの成長発達の観点からみれば非常に重要な時期でもあります。■子ども同士のぶつかり合いは、こころの成長に必要なこと「いい子」でいさせようと押さえつけてはいけませんが、小学1~2年生の低学年時代では難しかった自制心や他者を思いやる気持ちを少しずつ育む必要があります。そのためには、時に仲間と言い合いをしたり、けんかすることも必要なことです。それなのに昨今は、大人たちが子ども同士がぶつかることを良しとしません。すぐに大人が仲介に入り、予定調和的に仲直りさせることが多いようです。子どものこころの成長に不可欠な「いさかい」を前もって大人が止めます。理由は「いじめに発展したら困る」とか「何かトラブルになったら困る」と一見すると子どものためのように映りますが、単に大人が子どもの成長を待てないだけ。結果的に、子どもが成長する機会を大人が奪っているのです。そこで、お母さんにアドバイスを五つ送らせてください。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■親が解決する問題ではないと認識することひとつめ。まずは「これは親である私が解決する問題ではない」と認識しなくてはいけません。いさかいはサッカーコートの中で起きているのだから、これはコーチと子どもたちの問題です。「息子だけが悪者にされるのでは?」と心配したり、「チームのためになると思うことを子ども同士で話しちゃだめなの?」とお母さんがいきり立つ必要はありません。コーチと子どもたちが解決する問題なのですから、放っておけばいいのです。息子さんに意見され泣いた子どものそばに寄って行って「腹が立つね、言い返しなさい」と煽る親に対して、お母さんは不快に感じたはずです。子どものケンカに口を出しても、良いことは何一つありません。そこを理解できるのならば、万が一泣いた子の親に何か言われたとしても「子ども同士のことですし、サッカーの時間はコーチと子どものものなので私は口をはさむのは遠慮します」と言えばいいことです。とにかく泰然自若としていれば良いのです。何度も起きるようならコーチも手当するはずです。それをしないのなら、しない理由があるかもしれません。とにかく任せることです。■この問題に関与するのをやめること二つめ。息子さんにこのことを根掘り葉掘り聞くなどして、この問題に関与するのはやめましょう。ご相談文から、お母さんのほうからやや積極的にかかわっているように見受けられます。冒頭にある「最初は夫の希望で半ば無理矢理始めたサッカーだが、チーム外のスクールにも通い本人も自主練をこつこつと頑張りここ1年で目に見えて技術面が成長」と非常に熱っぽく書かれているのがとても気になります。まだ9歳です。子どものサッカーに入れ込み過ぎてはいませんか?まだ9歳ですから、仲間に誤解を与えたりやいさかいを招くこともあるでしょう。しかしながら、そこから得る学びや成長は大きいはずです。言い方とかタイミングなど細かいコミュニケーションスキルはこれから磨かれます。なにしろシュートを打たなければゴールが生まれないように、コミュニケート(意思を伝達)しなければスキルは向上しません。ただ、上述したように接近しすぎるきらいがあります。彼を伸ばしたいなら、両親ともにもう少し距離を置きましょう。■我が子の話に耳を傾けよう三つめ。親御さんがやったほうがいいことは、彼が仲間とのコミュニケーションで悩んで何か言ってきたら話を聴いてあげることです。ただただ、傾聴する。決して「ああすればいい」「こうすればいい」と指示命令しないほうがいい。お母さんに話すことで、問題が整理されたり、客観的に考えられたりすることもあります。その際、例えば「何で泣くのか分からない」と言った主旨のことを再び言ったり、その話が出てきたら、「分からない、で終わらずに、もう一度考えたらどうかな?」と問いかけましょう。そこで、「その子は自分が責められたような気がしたんじゃないかなあ?君はどう思う?」などとお母さんの意見を言ってもよいでしょう。ここで息子さんが学ぶべきは「他者の気持ちを汲む力」です。それを汲めたとしたら、「じゃあ、次は『君を責めているんじゃない。ミスは誰でもあるから』とか前置きしてから言ってみるね」などと解決策に気づくかもしれません。■子どもが成長するために自分はどうすればいいか、という思考にするこのように、起きたことすべてに対し「息子が成長するには、私はどうすればよいか?」というマインドセットにしておくこと。これが四つめです。子どものピンチは成長のチャンスであることが少なくありません。そのように考えると、息子さんを落ち着いて観察できるかと思います。■こころが乱れているときは動かないこと(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)最後の五つめは、焦って動かないこと。相談文の最後に「よく分からなくなってしまいました」と書かれているように、お母さんは現在大変不安になり、なおかつ混乱しているようです。こころが乱れているとき、要するに感情的になっているときは、絶対に動いてはいけません。まずは様子を見ること。私も、長男も、長女も、いろんなことがありました。しかし、「ま、ちょっと様子を見るか」と眺めていると、ほとんどの場合いつの間にか解決しました。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
2023年02月22日夫婦・子育ていまむかし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
ドイツDE親バカ絵日記