子育て情報『「え。今日何もしてへんの?」どうして自分だけ…不妊治療、一番苦しめたのは心の闇だった』

2021年3月5日 12:30

「え。今日何もしてへんの?」どうして自分だけ…不妊治療、一番苦しめたのは心の闇だった

しかし、妊娠は努力すれば必ず100%妊娠できるというものでもありません。

結果が悪くても決して自分を責めないでくださいね。そして少しでも痛みや苦しみを感じず治療できる環境を選んでください」

安藤さんは昨年、無事女の子を出産した。きょうだい並んで眠る姿、妹の手に愛おしそうに触れる息子を見て思う。あのまま2人目や仕事を吹っ切れずにストレスを抱えて生きていたら……。きっと目の前にある光景は見られなかっただろう、と。

もしも当時の自分に会えるとしたら、掛けてあげたい言葉がある。「あんまり自分を精神的に追い込んじゃだめだよ。
パートナーのことも大切にしてあげて。治療の痛みに耐えた先には、幸せな未来が待ってるんだから」

(※1)厚生労働省 不妊治療と仕事の両立サポートハンドブック

※不妊治療費は病院や患者の状態によって異なります
【調査概要】出産のタイミング・不妊治療に関するアンケート
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2021年1月28日(木)〜2月3日(水)
調査件数:2,868名

取材・文/大楽真衣子

監修者:医師 浅田レディース品川クリニック院長 浅田義正先生
名古屋大学医学部卒業。名古屋大学医学部附属病院産婦人科医員として「不妊外来」および、「健康外来(更年期障害・ホルモン補充療法)」の専門外来を担当後、米国初の体外受精施設に留学。主に顕微授精(卵細胞質内精子注入法:ICSI)の基礎的研究に従事。95年に名古屋大学医学部附属病院分院にてICSIによる治療開始。顕微授精症例の全症例を担当し、同年5月、精巣精子を用いたICSIによる日本初の妊娠例を報告。98年ナカジマクリニック不妊センター開設。2004年浅田レディースクリニック(現・浅田レディース勝川クリニック)開院。
10年に浅田レディース名古屋駅前クリニック、18年には浅田レディース品川クリニックを開院。多くの不妊に悩む女性と日々向き合っている。『不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」』(ブルーバックス、講談社)など著書も多数。

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