入社半年で退職。産後は焦りと葛藤の日々…。でも、子どもがいるからこそチャレンジできた!
ベビーカレンダーでは、「子どもがいるっていいな」と思えた瞬間について、実際のママへのインタビューをスタート。現在シンガポール在住で、ライターとして活躍している平さんにお話を聞きました。
平理沙子さん
Webライター。特に関心のある領域はフェムテックやジェンダー。ITスタートアップ企業での広報PRも約5年従事し、ライターとしても活動。東京大学卒業後、新卒で娘を出産した一児の母。2020年8月〜夫の仕事の都合でシンガポールに帯同。音楽鑑賞(バンド)としいたけ占いとインターネットが好きです。
妊娠はうれしかったけど、産後は焦ってばかりいました
ー平さんは社会人になって半年後に妊娠がわかったそうですが、とまどいなどなかったのでしょうか?
【平さん】
妊娠が判明したときは、驚きもありましたが素直に「うれしい!」という気持ちでした。夫とはつきあって2年くらい経っていたので、とんとん拍子で結婚の話にはなったのですが、当時、私が大阪にいて遠距離だったことや、つわりで体調がすぐれなかったりなどのことから会社を退職することに決めました。
ただ、仕事を辞めたあとは「今後仕事にまた再就職できるのか」と焦ってばかりいました。「これまで同じようなライフステージで生きてきたはずの大学の同級生である夫は、着実に仕事で成果を出していてどんどん差が広がっている」などとついつい考えてしまい、葛藤もありました。なので、娘が生後3カ月ごろから仕事を探し始めたんです。
ーずいぶん早くからお仕事探されたのですね。
【平さん】
すごく焦っていたんだと思います。生後半年になるころには派遣会社に登録して、仕事を始めました。
派遣先の会社ですぐに正社員になることができ、その会社で2年くらい働いたあと、IT系の仕事に興味が出てきて、ITスタートアップ企業の広報に転職しました。
制約があるからこそ行動的に! 人間関係も行動範囲も幅が広がった
ーすごくアクティブなんですね! 子どもがいるからこそ行動的になれると言うこともあるのでしょうか?
【平さん】
それはあると思います。一般的に子どもがいると人間関係や行動範囲は狭くなるというイメージを持つ人もいるかと思います。たしかに物理的に飲み会に行きづらくなったり、行ける場所が限られたりという側面もありますが、実は自分の意志でだけでは、行動範囲などはそこまで広がらないのかなとも思います。