2021年7月29日 17:00
子どもを望んで数年、夫に原因があることが判明。高額な手術に悩んで… #1
でもその先の詳しいことについて、志保さんは知らない。
「本人が詳しく話したがりませんでしたし、デリケートな問題なので、あえて根掘り葉掘り聞かないようにしました」
手術を受けるか受けないか。問題は経済的な負担だった。手術費用は30〜40万円。住んでいる地域では、夫が対象となっている手術への公的な助成金は得られなかった。しかし目の前に立ちはだかるのは「30の壁」。夫は手術することを決めた。
「2人で未来のことを考えたとき、“今はやれるだけのことはやろう”ってことになりました。
だめならそれなりの幸せがあるじゃんって、2人ともが思えたんです」
そして夫は、また1人で手術へ向かった。
「子どもが欲しい」
夫婦の願いを叶えるため、手術を行うことを決意した夫。果たして結果は……?
監修者:医師 杉山産婦人科 理事長 杉山 力一先生 著者:ライター 大楽眞衣子
社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
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