お金だけでは解決しない少子化問題!実は2割以上の夫婦が悩む「セックスレス妊活」に対策はあるの?
ベビーカレンダーは、経産婦さん1162名を対象に『2人目(以降)の壁』についてアンケート調査を行いました(調査期間:2023年3月10日〜3月13日)。調査の結果から、少子化対策にはお金だけでなく幅広いフォローが必要であることが明らかに。さらに、約2割の夫婦が、人に相談しづらい「セックスレス妊活」に悩んでいることがわかりました。
2023年2月に厚生労働省が公表した「人口動態統計速報」によると、2022年の出生数は79万9728人。2020年の出生数は約84万人、2021年は約81万人、そして2022年は初の80万人割れとなり、過去最小の数字を更新しています。
婚姻数の減少や、母親となる女性の人口が減少する「少母化」が人口減少の根源的な理由であり、出生数の減少は以前から予測されていたこととはいえ、少子化に歯止めをかけるべく、政府はさまざまな対策を講じています。
“異次元”の少子化対策として、手厚い経済的支援は引き続きお願いしたいところですが、経済面をフォローするだけの少子化対策では、本質的な問題解決にはならないのではないでしょうか。
ベビーカレンダーは、少子化の背景にはお金だけでは解消しづらい、妊娠・出産への「壁」があるのではないかと、独自の調査及び分析・考察を行いました。
お金だけでは解決しない!? 9割以上が経済的な負担以外にも「2人目の壁」を感じている!
現在妊娠中(第2子以降)または育児中のベビーカレンダー会員のママ1162名に、「現在のお子さまの人数は、もともと希望していた人数ですか?」と質問したところ、59.2%が「いいえ」と回答しました。回答者の現在の子どもの数は、「1人」(52.9%)「2人」(32.8%)という結果で、アンケートの回答者の8割以上が「子どもは2人以下」とわかっています。「子どもは2人以下」の6割近くが、希望の人数を出産していないというのが現状だといえるでしょう。
▼お子さまの人数
そこで、子どもの数が希望した人数ではないと回答したママ(688名)を対象に「経済的な負担以外にも『2人目(以降)の壁』はあると思いますか?」と尋ねたところ、結果は92.5%が「はい」と回答しました。その理由については、多い順から「仕事と家事の両立」