子育て情報『日常の中には危険はいっぱい!現役保育士が教える!乳幼児が誤飲・誤嚥を起こしやすい環境とは?』

2023年7月10日 15:00

日常の中には危険はいっぱい!現役保育士が教える!乳幼児が誤飲・誤嚥を起こしやすい環境とは?

お兄ちゃん、お姉ちゃんの使っているおもちゃと言えば、ブロック、積み木、磁石、ビー玉、おはじきなどがありますね。シールやクレヨン、粘土なども口に入れがちなものです。

私の保育所でヒヤリとしたおもちゃは、おままごとの半分に切れる食材。中には半分に切ったときに4㎝以下のものがありました。また、車やボールが左右に坂道を下っていくようなおもちゃ。ボールの大きさが4㎝以下でした。ですので、これらのおもちゃは保育室に置かないようにしています。

子どもは成長発達が一人ひとり違いますので、2歳ごろになっても口にものを入れる子もいます。
その子の特性を把握しながら「これは、口に入れないで、こうして遊ぶんだよ」と伝え続けつつ、あそぶものを選びたいですね。

また、子どもの口は直径約4㎝。4㎝よりも小さいものは口の中に入り、誤飲の原因になることがあります。

もし子どもがものをのどに詰まらせたときには、背中を叩く(背部叩打法)や胸を圧迫する(胸部突き上げ法)などの対応をしましょう。どんな方法かを調べて一度ご覧になるのも良いと思います。

もし、「危ない」「ヒヤリ」としたもの(こと)があった場合は、「今回は何もなくてよかった」で済ますのではなく、家族みんなが「これは危ない」と知り、乳幼児の手が届かない場所に片づけるという習慣ができるとよいですね。

参考資料:厚生労働省2018年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告

参考サイト:政府広報オンライン「えっ?そんな小さいもので?」子供の窒息事故を防ぐ

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

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