子育て情報『夫は知らない「名もなき育児」。子どもの行事、楽しみなはずなのになぜか妻は不満げ。実は夫に原因が?』

2023年11月29日 09:20

夫は知らない「名もなき育児」。子どもの行事、楽しみなはずなのになぜか妻は不満げ。実は夫に原因が?

 

そこで、ケース1でもお伝えしたように、夫婦で役割分担をするとスムーズにイベントの準備が進めていけるのではないでしょうか。役割分担をする際には、見逃しがちな「名もなき育児」を含めてリストアップをして、見える化することがおすすめです。

ここからは、七五三にまつわる「名もなき育児」を例にとって見てみましょう。七五三は、子どもが無事に育ったことに感謝し、これからの健やかな成長をお祈りする行事。男の子は5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いするのが一般的です。七五三に向けての準備としては、子どもの体調管理、神社決め、天気や家族の都合に配慮してスケジュールを立てることなどが挙げられ、やることがたくさんあります。

リストの具体例は次の通り。

七五三に生じる「名もなき育児」
・家族のスケジュール調整(両親や義両親も)、日程決め
・子どもの体調管理
・神社決めと予約
・神社が遠い場合は交通手段や移動時間の選定、座席チケットの取得
・当日の天気のチェック
・写真スタジオの予約
・記念撮影のカメラ準備
・子どもの衣装や小物の準備
・当日の着付けやヘアセットの予約
・食事会のためのお店の予約
・上記に関して、どこまでやるのかの決定(予算決め)
など

このように、やることをすべてリストアップすれば話し合いも効率が良くなりますし、パパも1つのイベントに「名もなき育児」がたくさん存在していることが理解しやすくなると思います。


他の行事の準備が発生した際にも、役割分担をするというルールにしておけば、パパがママだけに準備の負担を押し付けてしまうことがなくなるでしょう。子どものイベント当日を無事に迎えることができるのは、事前の計画やきめ細かな準備があってこそ。ママとパパでしっかりとすり合わせをおこなって、準備の過程も夫婦で楽しめるといいですね。 

ちなみに、日本は子どもの成長をお祝いする行事がとても多いことが特徴です。これは、昔は生まれた子どもの多くが長く生きられず、亡くなってしまうのが当たり前だったということが背景にあります。時代は変わりましたが、こうした行事の背景を理解しつつ、子どもの健康や成長を祝う気持ちをママとパパや家族みんなが持ってイベントに参加できるといいですね。

行事やイベントを大切にすることは家族の絆を深めることにつながる

季節の行事や子どものイベントごとの準備はやるべきことがたくさん。

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