■【春夏秋冬別コーデ】新生児服の着せ方
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まだ体温調節がうまくできない赤ちゃんは、その日の気温や室温に合わせて、ママが衣類で調節してあげる必要があります。
一般的に赤ちゃんに着せる服の枚数は、生後1ヶ月までは大人よりプラス1枚、1~3ヶ月頃では大人と同じ枚数、4ヵ月頃からは大人より1枚少なめが目安。あくまで月齢の目安のため、室内の湿度や風通し、日差しなどに加え、赤ちゃんの様子を見ながら、調整するようにしましょう。
▼春生まれの室内・お出かけコーデ
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春は日によって気温の変化が激しいため、厚手のものを1枚着せるよりも薄手のものを重ね着させるのがポイントです。寒さが気になる日は、短肌着に長肌着もしくはコンビ肌着を重ねてたり、ツーウェイオールなどのウェアの上にベストをはおらせたりして、防寒対策を行いましょう。
<室内コーデ>
・基本スタイル:短肌着+ツーウェイオール(カバーオール)
・肌寒い日:短肌着+長肌着+ ツーウェイオール
<お出かけコーデ>
短肌着+ツーウェイオール(+調整用のベスト)
外出するときは、体温調節用にベストやおくるみなどを持参しておくと、夕方から気温が下がったときなども安心です。さらに足元も冷えるので、靴下や場合よってはレッグウォーマーをはせてあげましょう。
4・5月生まれの赤ちゃんは、お出かけを始める時期が初夏にあたるため、念のため暑さ対策も頭に入れておくと、服選びのミスがありませんよ。そのため、ウェアは長そでだけでなく、半そでのウェアも十分用意しておきましょう。
▼夏生まれの室内・室外コーデ
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夏生まれの赤ちゃんは、1年のなかでも特に暑さ対策が必要になります。しかし室内では冷房を使用することが多いため、夏場は室内と屋外の気温差が激しく、その場の気温に応じて柔軟にコーディネートを調整する必要があります。
<室内コーデ>
・基本スタイル:コンビ肌着1枚もしくは短肌着1枚
・調整スタイル:短肌着+コンビ肌着(長肌着)
<お出かけコーデ>
短肌着+ツーウェイオール(カバーオール)
室内でも気温が高く、暑い環境であれば、肌着1枚だけでも十分です。しかし適度に冷房がきいている部屋の場合は、肌着を重ねたり、足元の冷え対策にレッグウォーマーをはかせてあげるようにしましょう。
お出かけするときは、短肌着に夏用の半そでウェアを着せるのが基本スタイルです。日よけ対策に帽子もかぶせるようにしましょう。外出先では、冷房対策が必須のため、カーディガンやガーゼブランケットなどを持参することをおすすめします。
▼秋生まれの室内・室外コーデ
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夏から冬に向けての季節の変わり目に生まれるため、重ね着をうまく活用して、防寒対策を行います。
さらに朝夕の寒暖差も激しいため、都度そのときの気温に合わせて、重ねたり、脱がせたりして調整するようにしましょう。
<室内コーデ>
・基本スタイル:短肌着(コンビ肌着)+ツーウェイオール(カバーオール)
・肌寒い日:短肌着+長肌着(コンビ肌着)+ツーウェイオール(カバーオール)
<お出かけコーデ>
短肌着(コンビ肌着)+ツーウェイオール+防寒着
室内で過ごすときは、肌着1枚にウェアを重ねるのが基本スタイルです。寒さが気になる日は、短肌着に長肌着もしくはコンビ肌着を重ねておくと冷えを防いでくれますよ。
10・11月生まれの赤ちゃんは、お出かけができるタイミングがすでに冬を迎えているため、厚手のウェアを用意したり、ポンチョなど寒さに応じてはおれる防寒着を用意しておきましょう。
▼冬の室内・室外コーデ
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寒さ対策に全力を尽くしたいものの、着せすぎにも注意したいのが冬のコーディネートです。冬は肌着は2枚重ね、ウェアを着させるのが基本スタイルですが、暖房がよくきいた室内では肌着を1枚減らすなどして、調整するようにしましょう。
<室内コーデ>
・基本スタイル:短肌着+長肌着(コンビ肌着)+ツーウェイオール(カバーオール)
・比較的暖かい環境:短肌着(コンビ肌着)+ツーウェイオール(カバーオール)
<お出かけコーデ>
短肌着+長肌着+ツーウェイオール(カバーオール)+防寒着
お出かけするときは、ウェアの上に厚手の防寒着を着用します。しかしベビーカーより抱っこひもメインで移動する場合は、かさばらず、脱がしやすい薄手のカーディガンやベストなどがおすすめです。
逆にベビーカーをメインで使用する場合は、ジャンプスーツが重宝します。ただし、ベビーカーに設置する防寒具「フットマフ」を使用する場合は、ダウンやフリース素材のジャケットがおすすめですよ。
■新生児服についてのまとめ
生まれて間もない赤ちゃんのコーディネートは、体調管理にも重要なため、季節や月齢ごとの目安に加え、赤ちゃんの様子を見ながら慎重に行いたいものです。さらに、出産前に用意しておきたい服の種類や枚数は、生まれてくる赤ちゃんの体型や成長のスピードなどによっても左右されます。
そのため、始めは必要最低限のアイテムだけ準備して、成長に合わせて徐々に買い揃えていくというと、無駄な買い物をおさえられて、経済的ですよ。
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<参考サイト>
・エンゼル110番(森乳コミュニケーション)
・moony(ムーニー)「ママの初めてレッスン:育児編」