11歳がユーチューバーに!動画作りがもたらした驚きの変化
タイトルの『ごくもじゃTV』は、家で買っているプードルの毛が「すごくもじゃもじゃ」、つまり“極もじゃ”だからだそうです。
ウケ狙いではない、ホンモノのほのぼの動画
さて、初めての投稿は「ニトロパフを食べてみる!」に決定。パリパリの小さなケーキのようなパフに液体窒素(のようなもの)がしみこませてあって、食べるともくもくと煙が…という、日本では見かけたことのないお菓子「ニトロパフ」。どうやらこちらはロサンゼルスの人気店の看板メニューのようですが、なぜかマレーシアでは屋台で気軽に食べられます。レオくんがそのおもしろお菓子にトライした体験記でした。インターナショナルスクールに通うレオくんゆえ、おしゃべりは主に英語で、AYAさんが日本語の字幕をつけています。
たとえばフルーツの王様といわれるドリアンを食べる動画では、ドリアンの味や食感について、地元のフルーツ屋さんで食べながら紹介。ドリアン動画というと大げさに「うわぁ~っくさい!!」というリアクションのものがほとんどですが、レオくんは食べ方の注意や「匂いは最初びっくりするかもしれないけど、おいしいからぜひ食べてみて」という内容で、淡々としています。
オーバーリアクションでウケを狙う番組が多い中、実にほのぼの。ふつうにパクパク食べている様子から「ちょっと食べてみようかな…」という気持ちにもなりそうです。
1本の長さは4~5分程度と短くまとめますが、見た目ほど簡単ではなく、せりふを考え、音楽を決め、と1か月に1~2本作れればいいほう。著作権にもきっちり配慮し、音楽やアニメーション、動画なども有料アプリからダウンロードできる著作権フリーのものを使用しています。撮影はAYAさんが担当しますが、“ネタ”を仕込んでいるわけではないのでハプニングなどを撮りそこなうこともしばしば。なかなかうまくいかないことも多いのだといいます。
『ニトロパフを食べてみる!』からの一コマ。屋台で気軽に買えるお菓子、あやしげなニトロパフの作り方も撮影。
なにこれ気になる!
おお、これおいしいのね?ぐっ、とイイネな表情、が、次の瞬間…
一転、「ぶわっあちちちち!」子どもらしい表情豊かなところもかわいらしい!仕込み一切なし!の自然な表情だからいい(上記3枚ともに『ごくもじゃTV』のスクリーンショット)
しばらくすると息子に劇的な変化が…
ユーチューブ番組作りを始めてから、レオくんは生活を惰性で過ごすことがなくなり、一瞬、一瞬に気を配るようになったそう。