子育て情報『知的障害の子どもの接し方は?子育ての困難と対処法まとめ』

2017年1月30日 17:07

知的障害の子どもの接し方は?子育ての困難と対処法まとめ

また、今はさまざまな便利なツールがサポートしてくれます。たとえば、かつては電車に乗る、ということも、行き先を路線図から探して窓口で切符を現金で買い、駅員さんに切符を切ってもらうという複雑な能力が必要でした。現在はスマートフォンの音声機能とアプリを使えば経路と乗り場を教えてくれますし、ICカードがあればタッチするだけで改札を通れます。

こういった補助ツールを積極的に使うことで適応度を上げ、社会的経験値を上げていくことができるのです。

スマートフォンの地図アプリや録音機能をメモ代わりに使ったり、デジカメでメモをとるなど、本人がやりやすくなるツールを積極的に使いましょう。


知的障害のある子どもの教育面でのポイントは?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174007506

知的障害がある子どもが受けることのできる特別支援教育には、知的障害特別支援学校、知的障害特別支援学級があります。これらの特別支援教育では、知的障害児に応じた教育課程編成や適切な教科書での学習ができます。通常学級に所属した場合も、困りごとに応じた合理的配慮を受けられるように相談してみると良いでしょう。


できたら通常の学級で…そうお考えの方もいらっしゃると思います。学校に入ってからの経験は子どもにとって非常に大切です。学級規模にもよりますが一般的に通常の学級はクラスの人数も多く、障害の特性に合わせたきめ細やかな支援が受けにくい場合があるかもしれません。一方、支援級の中では出会える友達も人数に限りがあるかもしれません。それぞれのメリット・デメリットや、実際に進学する学区・学校ではどのような支援が行われているかを確認することをお勧めします。

学びの場を選ぶときは医師や専門家の意見を聞くことはもちろん、子ども本人とも相談を重ねることも考慮しながら、子どもにとって学びやすい環境を選ぶのが大切です。

どのクラスに進学しても、学校の先生に協力してもらうことが大切です。例えば、席替えでは静かで気が散りにくい前列にしてもらう、教室移動が苦手な場合は一声かけてもらうなど工夫をお願いしてみましょう。


また先生に家庭での取り組みや、今伸ばしているところ、伸びてきたところなどを知っておいてもらうことで、子ども本人の過ごしやすさも変わるかもしれません。

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