「書くのが苦手」はディスグラフィア(書字障害)かも?症状、原因、困りごと、対処法まとめ
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ディスグラフィアの治療法はあるの?
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現在、ディスグラフィアの医学的な治療法は確立されていません。一般的には対症療法として読み書きのトレーニングが行なわれます。
ですが、ディスグラフィアも含まれる学習障害は、知的発達の遅れがないことから発見が難しいとされています。そのため、小学校入学後の、実際に読み書きなどの学習が始まる時期に気づく場合が多くなっています。
また、日本での認知度も低いため、まだまだ対応が遅れがちなのが現状です。
気になる症状があったら専門機関へ
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子ども本人が「書き」に困難を感じていたり、同年齢の子どもと比べて著しく書字の習得に遅れが見られるなど、子どもの様子からディスグラフィアかもしれないと感じた場合は、まず学校や地域の保健センター、児童相談所などで相談してみましょう。子どもだけではなく、大人になってから気づく場合もあります。その際、子どもと大人で専門機関が変わってくるので以下を参考にしてみてください。
【子どもの場合】
・保健センター
・子育て支援センター
・児童発達支援事業所など
【大人の場合】
・発達障害支援者センター
・障害者就業・生活支援センター
・相談支援事業所など
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ディスグラフィアに対する専門的な支援は、上記のような相談機関を経て、専門家による検査・診断を受けてから行われることが一般的です。
しかし、医師による診断がつかなかった場合や検査を受ける前であっても、その子に合った環境を整え、学習方法を見つけてあげることが大切です。親が子どもにあった学び方を見つけるケースもありますが、難しい場合は専門機関に相談したり、学校の特別支援教育を担当する先生に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
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ディスグラフィアは、書くことに困難がある学習障害です。