子育て情報『「書くのが苦手」はディスグラフィア(書字障害)かも?症状、原因、困りごと、対処法まとめ』

「書くのが苦手」はディスグラフィア(書字障害)かも?症状、原因、困りごと、対処法まとめ

左右がどちらなのかがすぐにわからず困っているようでしたら、まずはお子さんが左右を認識できるようにする必要があります。「右足から靴を履いてみよう」「左手でコップを取ってみよう」など日常生活での声かけを通して、定着を図りましょう。

また、左右の認識が難しかったら、薄く書かれた見本をなぞることも工夫としてあげられます。

鏡文字は必ずしもディスグラフィアのような学習障害の症状とは限りません。幼少期では脳の発達がまだ完全ではないため、左右がどちらかか把握できていなかったり、利き手が分化されていないことがあります。

日本小児神経学会によると、一般的には、小学校1年生が終わる頃でもひらがな文字を書く際に困難がみられる場合や、拗音、撥音、促音の特殊音節につまずきがみられる場合は、小児科への受診をおすすめしています。

ひらがな文字に限らず、漢字や英語に困難が現れる場合もあるので、ディスグラフィアの特性があっても、それに気づく時期はそれぞれです。お子さんがどんな文字を書くことに対して困難を感じているか、まずは様子を見てみましょう。


http://child-neuro-jp.org/visitor/qa2/a38.html
Q.38学習障害について|日本小児性神経学会

黒板の文字をノートに写す際には、黒板とノートを交互に見る必要があるため、焦点を移す目の動き(眼球運動)と記憶が必要になってきます。風船バレーやスーパーボールなど、目の運動を取り入れた遊びを通した訓練が有効でしょう。

また、学校と話し合うことで、マス目黒板を使用してもらったり、iPadなどで黒板の写真を撮ることができるようになる場合があります。


ディスグラフィアに対する合理的配慮

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038011806

こうした家庭での工夫だけでなく、実際の学校などの教育現場では合理的配慮が必要になってきます。教育現場での合理的な配慮とは、障害のある子どもが十分に教育を受けられるために、一人ひとりの障害の状態や教育のニーズに合わせ、本人と周りの人が話し合い納得した上で行われる配慮のことです。

以下、実際にあったディスグラフィアの合理的配慮の体験談をご紹介します。

板書の量が増えてきて娘がついていけなくなり、サポートの先生が手伝ってくれるようになりました。

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