子育て情報『回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説』

2016年9月5日 11:00

回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説

岡崎祐士/監修『ICD-10精神科診断ガイドブック』(中山書店/刊)より引用

http://www.amazon.co.jp/dp/4521737056


回避性パーソナリティ障害の症状

回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11071001527

回避性パーソナリティ障害の症状としては、以下のようなものがあります。

・他人からの批判や拒否を恐れ、大切な用事や面談を避けてしまう
・人と上手く付き合えないと感じているため、新しい人間関係を築こうとしない
・他人より長所が少なく、自分を劣っている人間だと思っている
・恥をかくのが嫌でその不安から新しいことにチャレンジしたりするが苦手である
・自分に好感を持っていると確信できなければ、その人と親密な関係を持たない
・恥や馬鹿にされることを恐れ、親密な関係でも共同作業を断ることがある
・人といる時に、普段通りに自然に振舞うことがなかなかできない

回避性パーソナリティ障害の前兆は、内気さ、孤立、および見知らぬ人や新しい状況に対する恐怖が生まれる幼児期または小児期に始まりますが、ほとんどの人はこれらの傾向は成長・加齢によって消えていきます。

ところが回避性パーソナリティ障害を発症する人は、新しい人との社会的関係が特に重要になる青年期および成人期早期にますます内気になり、回避的になっていく可能性があります。


http://www.co-co-ro.jp/avoidant.php
参照:聖心こころセラピー


回避性パーソナリティ障害の診断基準

回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132107100

パーソナリティ障害の診断は、パーソナリティが形成されていることが前提となるため、一般的には18歳以上で診断が下されることが多いです。診断基準は医療機関によって異なりますが、主に世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)とアメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)に基づいて診断が下されます。

ICD-10による診断基準では、以下から3項目以上が認められれば回避性パーソナリティ障害が診断されます。

(1)持続性で広範な緊張と不安
(2)

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.