子育て情報『回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説』

2016年9月5日 11:00

回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説

環境的要因については、親とのかかわり方や過去の社会的体験などが関係しているといわれています。典型的な環境要因としては、親からの過干渉やあからさまな批判、強制的に勉強や習い事をやらされ続けるといった支配的な教育環境があります。また、いじめ、教師からの強い叱責、人前で恥をかかせられるような体験などの社会的体験も、回避性パーソナリティ障害の一因となりうるようです。

パーソナリティ障害は、複数の要因が複雑に絡み合って起こるものです。パーソナリティ障害の場合、原因が分かったところで、それが治療に直結するとは限りません。

そのため、原因を追求することよりも「これからどうすればよいか」を考えることのほうが重要です。

http://www.e-heartclinic.com/kokoro/senmon/apd01.html
ハートクリニック回避性パーソナリティ障害とは

http://www.amazon.co.jp/dp/4480431950
岡田尊司 『パーソナリティ障害がわかる本: 「障害」を「個性」に変えるために』 ちくま文庫

http://www.amazon.co.jp/dp/4569635253
岡田尊司『回避性パーソナリティ障害いかに接し、どう克服するか』 PHP新書

発達障害がある子どもが周りからの適切な支援や理解を得られないと、周りの大人から注意されることが多くなったり、いじめのターゲットになったり友達から孤立するなど、社会的体験がつらいものになりがちです。この経験の積み重ねが、将来のパーソナリティの形成に大きく影響しています。


発達障害自体がパーソナリティ障害へと発展するのか、それとも発達障害の抱えるハンディが社会的体験を不利にして、パーソナリティ障害になりやすい要因となるのかは未だ解明されていません。

ですが、発達障害がある人に対しては、本人の特性を理解し、できるだけポジティブな社会心理体験が積めるように配慮することが特に重要だといえるでしょう。


回避性パーソナリティ障害の疑いを感じたら

回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10139003023

パーソナリティ障害の診断は、精神科医や専門医にも難しいものです。もしご自身やご家族に回避性パーソナリティ障害の疑いを感じた場合は、一人で悩む前にまずは専門機関に相談することをおすすめします。

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