子育て情報『回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説』

2016年9月5日 11:00

回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説

医療機関での受診先は精神科、神経科、心療内科などになります。「相談」のつもりであっても、形式は「受診」になるため、できるだけ本人を連れていくようにしましょう。

いきなり精神科などの病院に行くことには抵抗がある場合には、各市区町村にある保健所の保健センターで相談することもできます。また、各都道府県に設置される精神保健福祉センターでもメンタルヘルスに関する相談事業を行っています。

http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html
全国の保健福祉センター一覧

また、本人が会社勤めの場合や高校や大学に通っている場合、学校や企業専属のカウンセラーに相談することもおすすめです。

企業や学校のカウンセラーは、その人が所属している組織の内情にも通じているため、より適切なアドバイスをもらうことができる可能性が高いです。また、連携している医療機関を紹介してもらえる場合もあります。


回避性パーソナリティ障害の治療法

回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367004151
パーソナリティ障害を確実に根治させる、決定的な治療法はありません。
パーソナリティは一人ひとり異なるものであるため、治し方も人それぞれです。

一般的には精神療法と薬物療法が中心になりますが、必要に応じて家族療法や福祉・医療関係施設で行われるデイケアなどの社会療法が同時に行われます。一人ひとりの治療目的に合わせて、複数の治療を組み合わせます。

医師や心理技術者が患者さんの心理面に様々な働きかけを行い、患者さんの認知や思考、行動パターンなどの偏りを改善して少しずつ社会に適応できるようにしていく根本的な治療法です。

1週間に1~2回、30分から1時間程度、治療者が患者さんと面接する形で行うのが一般的です。内容に関しては個々の治療者の判断によるところが多く、統一のガイドラインはありません。

この治療法においては、以下の3点を患者さんと周囲の人々が理解する必要があります。

・効果が表れるのに時間がかかる治療法であり、一般的には数年かかる
・誰にでも効果が期待できるものではない
・治療者との信頼関係がなければ効果は得られない

個人精神療法は、精神科医が行うもっとも基本的な治療法の1つではありますが、「絶対的な治療法」

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.