自閉症で知的な遅れがある息子、何歳まで女湯につれていけるのか
家族風呂などの貸し切り風呂がある温泉旅館も最近は増えてきていますが、お盆休みやお正月休みは予約が埋まってしまい、家族旅行の時に都合よく貸切風呂が使えるとは限りません。
それに、大浴場のほうが広々していて気分がいいです。せっかくの旅行、息子にも大浴場でゆったり温泉気分を味わわせたかったのです。
そこで、放課後ディサービスで普段お世話になっているスタッフにお願いして、近所の銭湯で次のルールを息子に教えてもらいました。
・走らない
・泳がない
・潜らない
・タオルを浮かべない
・身体を洗ってから浴槽に入る
何度か通ううちに息子もだんだんとルールを理解し、守れるようになっていきました。
いよいよ夏の家族旅行、一人で男湯に向かった息子の成果はいかに
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736002214
事前に近所の銭湯で予行練習もして準備万端!
家族旅行で「浴場に一人で行く」ミッション決行の日となりました。
事前練習はしたものの、
「中でパニックを起こしたらどうしよう…」
「奇声を出したらどうしよう…」
「泳いだらどうしよう…」
などと、あれこれ心配になってきました。
かといって、愛の手帳や愛のワッペンを裸の身体に付けることは出来ません。
そこで、もしものトラブルに備えて、こんなものを作って息子に持たせることに。
Upload By 立石美津子
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障害があることを説明するためのネックストラップです。
文房具コーナーの名札コーナーに売っている名札紐に、別で買った白い札を付けて作りました。誰かが引っ張ると紐が外れる安全な構造にもなっています。
もし、何かあっても「親切な見知らぬおじさんが助けてくれる」と願って、息子を男湯に送り出しました。
結果は……無事成功!
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トラブルもなく、息子は30分くらいしてから無事部屋に帰ってきました。
こうして息子は、温泉旅館でも一人で男湯に行けるようになりました。
障害者が生きていく上で、本人が出来ること、社会が出来ること
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250001938
「障害者差別解消法」