子育て情報『「あわてんぼさん」の溢れるエネルギーを有効活用する、接し方と工夫のポイント』

2016年11月26日 17:00

「あわてんぼさん」の溢れるエネルギーを有効活用する、接し方と工夫のポイント

NGなのは、「早く!早く!」と急かすこと。

ただでさえ頭の中は猛スピードなのに、更に急がせてしまうと、事故率がUPしてしまいます。でも、こちらにも都合がありますよね。学校の登校班には集合時刻があり、お仕事には締め切りや納期がありますから。そんなときは、

◇「あと3分しかない!」→「あと3分待てる」
と、伝え方を肯定的に変換するだけで、かえって効率UPできると思います。

また、高速走行では視界が狭くなるのと同じで、「あわてんぼさん」は集中し過ぎると、周りに気付きにくくなってしまいます。
そこで、視野を広げて状況に気づかせたり、一旦停止を促して考えをまとめます。

【左右確認する声かけ】

◇「ちょっとこれ見てくれる?」「今、時計は何時?」「みんな今、何してる?」

「具体的に」視線を動かして視野を広げると、周りに気付きやすくなります。

また、親しい人の場合、肩や頭のつむじを、軽く指でつんつん、トントンとして気づかせる、などの手も使えます。

「あわてんぼさん」の溢れるエネルギーを有効活用する、接し方と工夫のポイントの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017005360

また、「あわてんぼさん」は、いいことを次々と思いつくと、相手が「わかってる・知ってる」前提で夢中で話し、先へ先へと進んで、周りがおいてきぼりになってしまうこともあります。そこで…

【一旦停止する声かけ】

◇「それってつまり、◯◯ってこと?」「~まではわかったんだけど、◯◯っていうのは、例えばどんなこと?」

…と、助手席役の人は、時々話を復唱して要点をまとめたり、内容確認して「具体的に」立ち止まって考えるように質問してあげると、話がわかりやすくなるかもしれません。そして、事故防止に大事なのは、時々休憩させること。
実は、「あわてんぼさん」は集中すると、自分自身の疲れにも気付きにくい場合があります。

本人は、動いていたほうがストレスが溜まらないのですが、いくらタフでも、頑張り過ぎれば疲れが溜まります。
でも、集中し過ぎていると、なかなか自分では高速道路を降りられないんです。そんな時には…

【休憩を促す声かけ】

◇「ちょっとおやつタイムにしようか?」「トイレ休憩、大丈夫?」「どこまでだと、キリが良さそう?」

…など、感覚に訴えたり、相手の世界に話を合わせながら、時々サービスエリアに寄って休憩し、ゲージを確認して給油すれば、突然「ガス欠」

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