聴覚障害(難聴)とは?原因、種類や聴覚障害の等級、改善方法、周囲の人の関わり方・支援方法まとめ
●ある種類の薬(ストレプトマイシンという抗生物質など)
が難聴の原因となることもあります。また、耳の感染(中耳炎)によっても一時的に難聴となることがあります。耳の感染を繰り返していて、きちんと治療されていないような場合、難聴となってしまう可能性があるので注意して下さい。
http://www.ntmc.go.jp/ntmc2/nancho/syoni/syoni_main.htm#No2
ここで紹介したものは、聴覚障害全体の原因の約6割であり、その他の原因についてはまだ調査が行われている途中です。
http://www.ntmc.go.jp/ntmc2/nancho/syoni/syoni_main.htm
幼少児難聴とは?|独立行政法人国立病院機構 東京医療センター
聴覚障害のタイプ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367004286
聴覚障害は、聞こえを阻害する部位によってタイプが異なり、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴という3つの種類があります。タイプごとに治りやすさや治療、改善の方法も変わってきます。
外耳から中耳の間で、異物などが音の通り道をさえぎることで起こるのが伝音性難聴です。具体的な原因は、以下のような場合です。
・腫瘍や耳垢などにより外耳道が塞がっている
・鼓膜に傷がついている
・中耳に水が溜まっている
・中耳が菌などに感染し、膿(うみ)が溜まっている
これらが原因の難聴は一時的なものであり、ほとんどの場合は薬を飲んだり、溜まった水や膿(うみ)を抜く治療を行うと、聞こえは改善されます。
感音性難聴とは、耳の奥の内耳と呼ばれる部位に障害がある状態を指します。遺伝的な要因や、妊娠中の感染が原因のときには、このタイプの難聴が起こることが多いです。
音を感知する部分、その音を信号に変換する部分に障害が起こっているために、治療や手術によって聞こえを改善することができないことがあります。そのような場合には、補聴器や人工内耳の装着により、聞こえを補うことが必要です。
上記のふたつの難聴が同時に引き起こされる場合が混合性難聴です。
聴覚障害はどうやってわかるの?診断は?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132108325
聴覚の障害が重い場合には、生後間もなく聞こえの問題が発見されますが、中軽度の場合にはその発見が遅れる傾向にあります。