子育て情報『聴覚障害(難聴)とは?原因、種類や聴覚障害の等級、改善方法、周囲の人の関わり方・支援方法まとめ』

聴覚障害(難聴)とは?原因、種類や聴覚障害の等級、改善方法、周囲の人の関わり方・支援方法まとめ

子どもの聴覚障害の場合には、コミュニケーションや言葉の発達の面に遅れが生じることがあり、それらの遅れが聴覚障害を見つけるきっかけとなることが多いようです。

聴覚障害のサインとしては以下のようなものがあります。

・乳児のとき、一時期は出ていた「あー」「あうあう」などの声が出なくなった
・大きな音がしたときに反応を示さない
・生後6ヶ月を過ぎても、相手の声の真似をしようとしない
・3歳までに単語をしゃべらない
・言葉の代わりにジェスチャーを使う

より年長のお子さんでは、難聴のサインとして以下のようなサインがあります。

・周りの子どもより言葉の数が少ない
・理解しにくい言葉でしゃべったり、非常に大きい(またはか細い)声を出したりする
・何度も聞き返す
・授業中ぼんやりしていたり、読み書きや計算が苦手だったりする

これらの項目に当てはまる場合にも、一概に聴覚障害であると判断することはできませんが、子どもの様子を見て、心当たりのある場合には一度聴覚検査を受けてみるとよいでしょう。

聴覚検査は、病院の耳鼻咽頭科で受けることができます。

聴覚検査で調べることができるのは主に2つです。聞こえの程度と、どこの部位に異常があるかどうかについてです。

聴覚を調べる際には、月齢、年齢に応じた検査が行われます。
6ヶ月未満の子どもによく行われているのは、脳波を測定する検査です。この検査では、小さなイヤフォンで音を聞かせます。子どもの頭の上に、コンピューターに接続されている電極をつけることにより、音に反応して脳波に動きがあるかどうか確かめます。

年齢が上がってきたときには、スピーカーから音を流して何らかの反応があるか調べる検査や、音が聞こえたらおはじきを取ったり、ボタンを押したりする検査を行います。耳の聞こえのチェックは、1歳半、3歳の乳幼児健診のときに行われますが、聴覚障害のある場合には、治療を施す時期が早いほど、聴力が回復しやすく、言葉の学習をスムーズに行うことができます。ですので、定期検診が来るのを待つのではなく、なるべく早い段階で検査を受けるようにしましょう。


聴覚障害の等級

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10158006470

聴覚障害の等級分類は、聴力のレベルと、言葉がどれくらいはっきりと聞こえるかを示す語音明瞭度により決まります。

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