2018年4月24日 12:00
てんかんとは?原因や発作の種類、発達障害との関係や支援制度について紹介します!
急性脳症などと同様に発症要因は異なるため、治療や予防方法が異なります。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/404-bac-megingitis.html
参考:細菌性髄膜炎とは|国立感染症研究所 NIID
てんかんと発達障害の合併
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272005076
てんかんに合併する症状に自閉症スペクトラム障害やADHD(注意欠陥・多動性障害)などの発達障害があります。発達障害は脳機能に先天性の障害があるために、幼児期から発達に何らかの遅れや困難が生じる障害です。
発達障害とてんかんの一部には共通の遺伝子変異があり、脳内の情報伝達を行う神経回路形成に異常が示唆されています。またてんかんを発症していない発達障害者でも発作性の脳波異常が認められることがあります。
脳内の情報伝達は大きく興奮性と抑制性のシグナルによって行われます。てんかんは神経細胞の興奮・抑制バランスが興奮性に傾き、結果として適切な情報伝達が行われず脳波に発作性の異常がみられます。発達障害の場合も同様の偏りが認められています。
てんかんでみられる神経細胞の興奮・抑制バランスの崩れが、どのようにして発達障害を引き起こすのかについて、現時点では因果関係は明らかになっていません。
http://neuronet.jp/pdf/J_024.pdf
参考:自閉スペクトラム症とてんかん|(日薬理誌,2016)
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I9461061-00?ar=4e1f
参考:小児の発達障害とてんかんへの脳波の応用|(臨床脳波,2008)
てんかんで障害者手帳を取得するには
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272001989
てんかんがある方は障害者手帳を取得することができます。合併症がなく、てんかんのみが疾患としてある方は「精神障害者保健福祉手帳」を取得できます。合併症がある場合は、それぞれ身体障害者手帳や療育手帳などと合わせて取得すれば支援の幅が広がります。
精神障害者保健福祉手帳の概要や取得方法はコチラを参考にしてみてください。