2017年2月28日 16:30
自傷行動とは?自閉症・知的障害のある人に見られる自傷行動の原因・対処法・相談先まとめ
時間が空いたときには何をして遊びたいかについて、子どもと一緒に話し合ったり、選択肢を提示することも大切でしょう。
・パズル
・ぬり絵やホワイトボードでのお絵かき
・DVDみる
・ゲームなど
自傷行動が起きた、その場ではどう対応すればよい?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10337000962
自傷行動が起きるタイミングは、予測できるものばかりではありません。子どもが自傷行動を起こした時にどのように接するべきか前もって知っておくことで、焦らずに対応しやすくなります。
自傷行動が起きた時は、まずはケガなどをしないように安全を確保します。頭を床や壁にぶつけるなどの自傷行動の場合、クッションや枕を子どもと物の間に挟みケガを防ぐ措置を取りましょう。事前の工夫としても周りに危険な物をおかないようにするなどの配慮をしておくとよいでしょう。
自傷行動は感情の高まりがきっかけとなっていることが多いため、なるべく早く止めるためには、子どもの気持ちを落ち着かせることが鍵となってきます。過剰に大きな声で叱ったり、子どもが痛く感じてしまうほど体を押さえつけて止めると感情を更に刺激してしまいます。
また、自傷行動をしている最中に、それを止めるためにやさしい言葉をかけたり、抱きしめたり、おやつを上げたりして要求をとおすことは、子どもに「自傷行動をするといいことがある」と思わせてしまうので逆効果です。
ここは冷静に、けがなどをしないように安全を確保した上で、先に用意した本人が落ち着けるグッズやリラックスできる場所に誘導し、自傷行動が止まるまで待ちましょう。
自傷行動が止まり、子どもが完全に冷静さを取り戻したタイミングで落ち着けたことをしっかり褒めるようにしましょう。「別の部屋に行って落ち着けたね」「我慢できて偉かったね」などと褒めてあげることで子どもは安心感を抱き、更には「自傷行動をやめた方がいいことがあるんだ」と感じやすくなり、予防にもつながります。
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参考書籍:「発達障害の子をサポートする 「気になる子」の保育実例集」(池田書店, 2015)
http://www.natsume.co.jp/book/index.php?action=show&code=005563
参考書籍:「ケース別気になる子の保育サポート実例集」