2017年5月3日 11:00
昼間まで寝ている夫にイライラ。その理由がわかって見えてきたこと
なのに、どうして毎日こんなに遅くまで寝ているの!?
そんな子どもたちの声にも、夫は「そうだなぁ」と笑いながら返していましたが、起床時間が早まることはなかったのです。
「夜遅くまで起きている」のも「朝起きれない」のも「特性」!?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021000351
そんな折、SNSで「ADHDの方は放っておくと夜型の生活になる場合が多い」という情報を目にしました。
この情報を見たとき、イライラした感情がすとんと消えてゆきました。
夫の夜型生活は、努力不足ではなく、特性によるものだったのだと理解することができたのです。
アスペルガーとADHDの子どもたちを育ててきた私は、生まれ持った特性を努力で矯正することは難しいと日頃から肌で感じてきました。だから、父親なんだから一般的な生活サイクルで生きなさいというのは、子どもたちに“一般的な子どものような振る舞いをしなさい”と強制するのと同じことだと思ったのです。
むしろ休日に早起きをして家族で出かける際は、夫なりにがんばって早起きをしてくれているのだと認識を改めました。
パパが朝起きてくれないと文句を言っていた子どもたちには「いろんなタイプの人がいて、パパは朝に寝てお昼に起きるタイプの人なんだよ。」と自信を持って言えるようになりました。
私が認識を改めた事で、子どもたちの夫に対する意識も「朝起きられないしょうがない人」から「これがパパ、そういうタイプの人」というものに変わりつつあります。
普通の生活リズムで生きられないことを責めるのではなく、夫の生活リズムを認めて受け入れることで、少しずつ家族関係が良くなっているような気もします。
認めることが、家族一人ひとりへの理解を深めることに
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10518000488
アスペルガーの娘と同じような特性・思考回路を持った私は、その特徴を身をもって理解しているため、娘に伝えたいことがたくさんあります。しかし、ADHDの息子は私とはまったく異なるタイプの人間なので、息子のことを理解できるているかどうか時折不安になっていました。
しかし今回のことをきっかけに、せっかく息子とそっくりの夫がいるのだから、夫の行動パターンから息子を理解する手掛かりを得なければもったいないと思うようになりました。