低身長とは?子どもの身長が伸びる仕組みって? 低身長の基準、原因、治療方法を詳しく解説します!
子どもの身長の伸びが不安だと、手軽に試せるようなサプリメント・民間療法はつい魅力的に思えてしまうかもしれません。「身長がぐんぐん伸びた、身長が平均に追い付いた」などの体験談があったとしても、それは個人の体験でありすべての人にあてはまるとは限らない、という考え方を忘れずにもつことが大切です。「ぶら下がり運動をすると背が伸びる」「バレーボールやバスケットボールをすると背が伸びる」など、身長と運動に関してはさまざまな噂があります。
無理のない適度な運動をすることは、食欲の増進や質の良い睡眠など正しい生活習慣につながります。また、適度な運動は成長ホルモンの分泌も促されるので、結果として運動が身長の伸びに良い影響を与えるといえます。
ここで注意したいのは、「ぶら下がり運動」「バレーボール・バスケットボール」などある特定の運動が背の伸びに効果があるわけではない、ということです。大切なのは、子どもにのびのびと思いっきり身体を動かす機会を与えてあげることなのです。
日本には「寝る子は育つ」ということわざがありますが、これは科学的にも正しいと言われています。
それは、成長ホルモンの分泌の特性に由来しています。身長を伸ばすために大切な成長ホルモンは、夜寝ている時に多く分泌されます。そのため夜にしっかり寝ることは成長ホルモンのはたらきを最大限得ることができるという意味で、身長の伸びに効果があるとされています。
ですが、だからといって長く寝ればいいというわけではありません。睡眠は眠りに入った直後にもっとも深い眠りとなり、その後は浅い眠りと深い眠り(いわゆるレム睡眠とノンレム睡眠)を繰り返していきます。成長ホルモンは寝入った直後の深い眠りの時にもっとも多く分泌されると言われています。
そのため、子どもがリラックスして寝つけるかどうかが重要になってきます。親は寝る時間が近くなったら照明や電子機器の利用を控える、小言や愚痴など、子どものストレスとなるようなことを就寝前に与えないようにするなど、子どもがぐっすり眠れるよう配慮してあげましょう。
まとめ
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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161002199
低身長とは、-2SD以下の身長の伸びを記録している状態のことです。子どもの身長を成長曲線に書き起こしてみた時に、-2SDを下回る、またはここ数年身長が極端に伸び悩んでいるという場合は、一度かかりつけの小児科医などに相談してみましょう。