2017年6月15日 20:10
低身長とは?子どもの身長が伸びる仕組みって? 低身長の基準、原因、治療方法を詳しく解説します!
また、保険の適用によって治療費の負担が軽くなることはあるのでしょうか。
身長が-2SD以下で成長ホルモン治療が認められた場合、その治療費に対して健康保険(社会保険、国民健康保険)が適用されます。そうすると自己負担分は治療費全体の3割となります。
http://www.ns-seikeigeka.com/column/child/25.html
西新宿整形外科クリニック
成長ホルモン治療には健康保険が適用され、自己負担は治療費の3割で済みます。ですが実際のところ、成長ホルモン治療の治療費は健康保険の助成のみではまだ高額で、支払いが厳しいと感じる人も少なくありません。成長ホルモン治療は、子どもの体重によって1ヶ月あたりのホルモン剤投与量が決まります。そのため子どもの成長に伴って治療費も高額になってきますし、長期的な治療ともなれば当然金銭的な負担も大きくなってきます。そのため、成長ホルモン治療にはいくつかの補助制度が用意されています。
■高額療養費制度
高額療養費制度とは、病院や薬局で、1ヶ月間に支払う医療費が一定の金額を超えた場合に、超えた分の医療費が返ってくるという制度です。成長ホルモン治療の費用は健康保険のみの助成ではまだまだ経済的負担が大きいことが多いため、高額療養費制度が適用できることがあります。
自己負担限度額は、保護者の所得や生活状況、年齢によって異なります。詳しくは、治療を受けている病院やお住まいの地域の役所窓口などに問い合わせてみてください。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000158838.pdf
厚生労働省保険局高額療養費制度を利用される皆さまへ
■小児慢性特定疾患による医療費補助
骨端線がまだ閉じていない、つまり成長ホルモン治療がまだ有効であるという条件のもと、以下の病気が原因で低身長であると認められると、小児慢性特定疾患による補助が出ます。
・-2.5SD以下の成長ホルモン分泌不全低身長症
・ターナー症候群
・プラダー・ウィリ症候群
・軟骨異栄養症
・慢性腎不全
病気ごとに、補助対象となる身長のSD値や成長ホルモンの分泌量の基準などが異なりますので、詳しい情報は以下のサイトをご覧ください。
http://www.shouman.jp/hormone/
小児慢性特定疾病情報センター小児慢性特定疾病における成長ホルモン治療の認定について
https://www.shouman.jp/instructions/5_4_6/
小児慢性特定疾病情報センター成長ホルモン(GH)