子育て情報『ある日突然発症したパニック障害。その日から私の世界は一変してしまい…』

2017年7月13日 16:30

ある日突然発症したパニック障害。その日から私の世界は一変してしまい…

そう思えば思うほど、私の呼吸は荒くなっていきます。呼吸が荒くなっていくと、身体が痺れてきます。私は耐えきれず、お茶を待たずに外に飛び出しました。

そして、外に出て冷たいお水を飲んでしばらく座っているうちに、さっきまでの恐ろしいような感覚はおさまっていったのです。


どうして!?繰り返し襲ってくる発作に追い詰められる日々

ある日突然発症したパニック障害。その日から私の世界は一変してしまい…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10387003131

それからというもの、私はこの「変な症状」に繰り返し繰り返し襲われることになります。

あるときはエレベータの中。あるときは映画館。
あるときは美容院。あるときは車の運転中。(特に右折で待つときが危険)
一番つらかったのは睡眠中にもこの症状に見舞われることがあったことです。

「この状況であの状態になったらヤバいなあ、逃げ場がないなあ」という状況を想像すると、決まってその症状はやってくるのでした。そうして次第に、私は「逃げ場がない場所」を恐れるようになりました。特に、最初に発作が起きた「地下鉄」「電車」は一駅乗るだけで精一杯。自分が乗っているところを想像するだけで、息がきれるようになってしまったのです。


出かけることが怖い。
下された診断は…

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これまで発達障害の息子と一緒に新しい場所で出かけることの大変さは何度も記事にも書いてきましたが、なんともはや、自分のほうが息子よりも出かけられる場所が少なくなってしまったのです。本当にある日を境に、生活がガラリと変わってしまいました。

悩んだ私は病院に行き、くだされた診断名は「パニック障害」。

診断名を聞いた私は「ポカーン」です。だって、「パニック障害」なんて、自分とは遠くかけ離れた病気だとずっと思っていたのですから。テレビで見たり、友達で苦しんでいる人の話を聞いたりしても、「自分はそんな病気になることはないなあ」となんの根拠もなく思っていました。しかし、ある日突然、パニック障害に行動全てを制限されてしまう日がやってきたのです。


海外を飛び回り、育児も友達づきあいもとにかく思いつくままに動いていた私は、「自分に負けた」という気持ちでいっぱいになりました。

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