子育て情報『本能の赴くまま食事をしてきたアスペルガーでADHDの私が糖尿病で入院した話』

2017年8月11日 14:00

本能の赴くまま食事をしてきたアスペルガーでADHDの私が糖尿病で入院した話


私が入院生活で困ったこととは…

本能の赴くまま食事をしてきたアスペルガーでADHDの私が糖尿病で入院した話の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186003342

まず困ったのがすぐ迷子になること。入院してすぐに売店に行ったら自分の部屋を忘れてしまって、違う階のナースステーションで尋ねることに。「入院したてなのですが、自分の部屋がどこかわからなくなってしまいました」と聞くと、電子カルテで探してもらってようやく部屋に戻ることができました。

そんな状態なので、検査室に行ったときも、帰り道で方向感覚を失って戻り方がわからなくなり、同じ場所をくるくる回っていたりすることもありました。

それから血糖測定の手順を覚えるのも大変でした。みんな3日くらいで覚えて自分の部屋で測るようになるのですが、私は1週間処置室で測り続けることに。やっと部屋で測るようになってからも、もたもたしてばかりいました。

今思い返せば、イラストにした手順書みたいなものがあったらよかったんですけどね。


入院するときに自分の身体についてのアンケートがあり、私はもちろん「アスペルガー症候群、ADHD」と書いておきました。でも、看護師さんも主治医もどうやら発達障害については詳しくないようです。看護師さんに「ADHDってどう読めばいいんですか?」と聞かれたときは「そこから?」とびっくりしてしまいました。

医療従事者の集まる病院だから大丈夫だろうと油断していましたが、どんな配慮をして欲しいのか、どんなことが苦痛なのか書いておいたほうがよかったのかもしれません。


自分の特性を踏まえ、これまでの生活を振り返ると

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28057000360
入院中は、これまでの自身の生活を振り返る契機になりました。

私は計画的な買い物がとても苦手です。見た目に惹かれて「おいしそう!」とかごに入れてしまったり、値引きシールを見て「これは安い!」とポンポンと衝動的にかごに入れてしまうのです。

冷蔵庫の中身をチェックして、「今必要なものはなにか」と冷静に考えることは、これまでなかなかできませんでした。


食事でも、ついそのときの食欲にしたがって食べ過ぎたり、逆に食べなかったり、衝動的に食べたりしがち。「これくらいにしておこう」

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