2017年8月24日 14:28
夏は健康管理が大変! 感染症、夏バテ、熱中症など、 夏に気をつけたい健康トラブルをご紹介
多動とは、じっとしていられなかったり、極端に活発なことを言います。気温が高いときに活発に動きまわりすぎて疲れやすくなったり、気付いたら熱中症にかかってしまったりします。
また、深く集中しすぎて体調の異変に気付かない可能性もあります。
衝動性とは、自分の感情のコントロールが難しく衝動的な行動をしてしまうことがあります。だめだといわれていても水ぶくれや虫刺されをしつこく引っかいてしまい、飛び火やただれにつながる可能性があります。
夏は屋内外での気温差が激しいために、体温調節に気を配る必要があります。しかし、手先が不器用であるためになかなか自分で衣類を変えることができないことがあり、体温の調節ができずに体調を崩しやすくなってしまうのです。
発達障害のある子どもの中には、言葉の発達に遅れがあったり、言葉は話せるけれど自分の気持ちや意見を相手に伝えることが難しかったりするなど、他人とのコミュニケーションに困難さがある子どももいます。
そうした子どもたちの場合、体調が悪くても、自分でSOSを出しにくいことがあります。
また、指示されたことを理解したり、自分の考えを整理することが難しい子どももいます。そのため「かぜ気味のときは暖かい格好をするんだよ」「体調が悪い時は伝えてね」と言われても抽象的な表現を理解できなかったり、自分の状況を言葉にできないのです。
次の章からは、これらの困りごとを踏まえた、夏の健康管理のポイントを説明します。
特性に合わせた夏の体調管理のポイント
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186007716
この章では、夏バテをはじめとした体調不良を克服するための体調管理のポイントをかいつまんで紹介します!
視覚的な情報の理解が得意で、聴覚情報の理解が苦手な子どもの場合、「体はきれいに洗ってね」「暑いときは涼しい格好をするんだよ」「具合が悪かったら教えるんだよ」などと、単に口頭で伝えるだけでは、指示が通りにくい傾向があります。これは彼らにとって、「きれいにする」「涼しい格好」などの指示は抽象的過ぎて、イメージがつきにくいからです。具体的に説明したり、図や身振り手振りなどの視覚的な情報を付け加えると、伝わりやすくなります。
たとえば先の指示は「お風呂ではこのイラストで色が塗ってある部分を洗ってね」