子育て情報『新生児けいれんとは?症状や原因、対処法、後遺症やてんかんとの関係についてくわしく紹介します』

2017年10月5日 14:00

新生児けいれんとは?症状や原因、対処法、後遺症やてんかんとの関係についてくわしく紹介します

低血糖や低カルシウム血症などの代謝異常は糖尿病母体児や低出生体重児などに多く、先天性代謝異常がある子どもが新生児けいれんやてんかんなどのけいれん症状を起こしやすいと言われています。

・新生児てんかん
新生児てんかんは乳幼児期に発症するてんかんのことで、2つに分類されます。良性家族性新生児けいれんは遺伝性のてんかんです。約4割は生後3日目前後に発作が起こり、そのうちの約7割は生後6週間以内に発作がおさまるといわれています。無呼吸発作が起こることもあります。良性突発性新生児けいれんは、生後5日目前後に間代発作や無呼吸発作を何回も繰り返すものの、明らかな原因がないてんかんです。この時期を過ぎると発作は再発しません。


新生児けいれんとてんかんなどとの関係は?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161018169

新生児けいれんを発症した子どものうちの56%は、てんかんが発症する可能性があるといわれています。


てんかんとは慢性的な脳の疾患(障害)で、大脳の神経細胞が過剰に興奮することで発作症状を引き起こす疾患です。年齢・性別・環境に関わらず発作は発症します。てんかん発作は突然倒れて意識を失い、けいれんを起こすといったいわゆる大発作と体の一部が勝手に動いたり、会話の途中にぼんやりしたと思ったら意識を失っていたりといった小発作などがあります。

てんかん発作はほとんどが完治することはなく、長年付き合い続けなくてはいけない疾患です。現在、新生児けいれんを発症した子どもにてんかんが多い原因は研究中で解明されていません。他にも、子どもに起こりやすいけいれん症状に、熱性けいれんや急性脳症などがありますが、新生児期に発症することはまれです。熱性けいれんは高熱によってけいれんが起こり、急性脳症は代謝異常などによってけいれんが起こります。表出する症状はけいれんですが、原因疾患などによって鑑別され、それぞれに合った治療を行っていきます。


http://www.jsog.or.jp/PDF/57/5707-123.pdf
出典:新生児けいれん|日産婦誌57巻7号研修コーナー


新生児けいれんの診断・検査方法とは

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新生児けいれんの診断にはいくつかの検査を行います。

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