2017年11月26日 11:00
7歳になっても続くおもらし。負のスパイラルに終止符を打ったのはある日のトイレの惨状だった
長く苦しいトイレトレーニングの日々
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10387000311
上手くおしっこを出せないという体の不便さに加えて、尿意を察知する機能も弱いことがわかってきました。膀胱はパンパンなのに尿意が湧かず、漏れても気づかない。逆に、膀胱はからっぽなのに尿意を感じてパニックに陥る。
本人もどうすればよいのかわからず大変だったと思いますが、私も疲れ果てていました。
「この子の体は上手く機能していない部分があるのだから仕方がない」と頭では重々わかっています。でも、
・ おまたを押さえてぐるぐる回りながら「漏れる!漏れる!」と半泣きになっている息子を抱えて慌ててトイレに走っても出ない
・ 家を出る前にトイレに連れて行ったのに、玄関を出た瞬間に漏らす
・ 夢中になって遊んでいる息子を見ると、服も床も濡れている
・ 30分毎にトイレに連れて行っているのに、合間に漏らす
・ トイレでズボンとパンツをおろした瞬間、泣いた腹圧で漏らす
こんな調子で毎日毎日、何度も何度もあちこちでお漏らしが発生し、私の心はいつも怒りにあふれていました。
頭では「この子のせいではない」とわかっていてもどうすることもできず、その怒りは息子へと向かっていたのです。
荒々しい態度で這いつくばって床を掃除し、洗濯かごに雑巾を投げつけ、「ごめんね、ママ、ごめんね」と必死に謝る息子を黙殺し、罵声を浴びせたこともありました。
ひどい母親だったと思います。
小学生になった息子に聞いてみてもその頃のことはあまり覚えていませんが、「ママ、あの時すごく怒っちゃってね、つらい思いをさせたと思うの。本当にごめんね」と、辛く苦しい日々のことを思い返すたびに息子に謝っています。
負のスパイラルを断ち切ってくれた「ウンチ事件」
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038012542
苦しい日々が何年も続いたある日のこと。用を足そうとトイレのドアを開けてみたら、床にウンチが転がっていました。そのブツを見た瞬間、私の中の何かが崩壊し、気がつくと笑いが止まらなくなっていました。
息子と一緒に何年もがんばってトイレトレーニングをしてきたけれど、こんなところにウンチが転がってる。